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あいちグリーン物流公式サイト
あいちグリーン物流とは
私たちの日々の生活、産業活動を支える大きな役割を担っている物流、その中でも特にトラックなどの自動車は国内輸送の約9割を担っていますが、同時に、私たちは大気汚染や地球温暖化などの環境問題も抱えています。
そういった環境問題への取組の一つとして、「グリーン物流」があります。
「グリーン物流」とは、トラックなどの自動車を使った運送に関わる皆様がそれぞれの立場で取り組むことができる環境改善活動なのです。
グリーン物流には、エコドライブや物流の効率化など、環境によい上、コスト削減にもつながる対策も多くあります。
また、エコドライブは燃費の向上だけでなく事故の低減への効果も期待できます。
グリーン物流に取り組むメリット
○地域の環境対策、そして地球温暖化対策として
グリーン物流は、排ガス中の大気汚染物質を低減させ、周辺地域の環境改善につながり、二酸化炭素の排出低減により地球温暖化防止対策にもつながります。
○コスト削減や事故低減の対策として
グリーン物流には、エコドライブや物流の効率化など、環境によい上、コスト削減にもつながる対策も多くあります。
また、エコドライブは燃費の向上だけでなく事故の低減への効果も期待できます。
○グリーン物流事業者への仲間入り
グリーン物流事業者は、「あいちグリーン物流」の専用サイトで情報を発信することができ、社会や取引先のお客様などに対してのアピールにつながります。
さらに、このサイトに登録されている事業者との積極的な連携などにより、環境に配慮した確かな物流ネットワークを広げていくことができます。
運送を行う事業者の取組メニュー
(1)低公害車・低燃費車の使用
これらのステッカーがある低公害車・低燃費車は、大気汚染物質の排出が少なく、環境への負荷が少ない自動車であり二酸化炭素の排出削減にも役に立ちます。
(2)非適合車の不使用
愛知県の対策地域内(以下図参照)では、平成22年8月に「貨物自動車等の車種規制非適合車の使用抑制等に関する要綱」が制定・施行され、対策地域外から入ってくる流入車も含めて、自動車NOx・PM法の排出ガス基準と照らし基準を満たさない「非適合車」を使用しないことが求められています。
(3)自動車の適切な点検・整備
自動車を適切に点検・整備することは、低公害車・低燃費車を導入するのと同じくらい大切なことです。いくら環境性能に優れた車を導入しても、その能力が発揮できなければ十分な効果は得られません。安全運転のための、当たり前の点検・整備を行うことが、環境に配慮した運行につながっていくのです。
(4)エコドライブの実施
・エコドライブ10のすすめ
エコドライブ10のすすめは、エコドライブ普及連絡会が作成したエコドライブの指針です。
エコドライブを行うことでCO2や大気汚染物質の排出を低減するとともに事故の軽減も期待できます。
(5)輸配送計画の効率化
・車両の大型化
車両の大型化は一時的なコスト負担や荷量の確保など課題はありますが、輸送効率を高める有効な手段です。
・帰り荷の確保
帰り荷の確保は運送コスト低減や環境に配慮した運送につながります。空荷運行を極力少なくする方法の一つとして、インターネット等を活用して、荷物情報と空車情報をマッチングする求荷求車システムと呼ばれるものがあります。
(7)他事業者への働きかけ
運送業務を下請け業者等に再委託する場合は、「グリーン物流」にかかる働きかけを行うこととし、グリーン物流を安心して任せられる、ネットワークの構築が大切です。また、運送事業者から荷主等に対して輸配送計画の見直しなどについて提案を行っていくことも大切な取組です。
荷主等の取組メニュー
(5)輸配送計画の効率化
・自営転換
自家用トラックを利用している荷主の皆様は、運送事業者に運送を委託する「自営転換」も大切な取組です。営業用トラックは、積載率や輸送効率が高いため、環境負荷の低減や運送コストの削減につながる場合が多いと考えられます。
ただし、運送事業者に委託する場合も、グリーン物流になっているかを確認することが大切です。
・調達物流の見直し
少量・高頻度輸送を見直すことなど効率的な運送となるよう改善していくことが、大切です。
着荷主の立場から、発荷主を巡回集荷することを「調達ミルクラン」と呼びますが、荷物が集まる側の着荷主が集荷することで、積載率等が向上し、環境負荷の低減や運送コストの削減につながります。
・共同輸配送
共同輸配送は、複数の荷主等の荷物を積み合わせて輸送効率を上げる取組です。荷主の皆様にとっては、他社との話し合いが必要ですが、積載率の向上と輸送距離の削減により、環境負荷の低減とコスト削減という大きなメリットがあります。
(6)配送品の形状、施設面の工夫
・規格寸法の適正化
輸送効率を高めるには、運送の効率(運送しやすい荷姿)を考えた製品設計や梱包材図の適正化も大切な取組です。製品を作る段階・梱包する段階から、物流における環境負荷を考え、「環境にやさしい商品づくり」を行っていくことが必要です。
・施設面の工夫
複数のトラックが荷捌き場にスムーズに出入りできる動線設計や、荷物待ちで待機中のトラックがアイドリングをしないように、ドライバーが休憩できる休憩所の設置、冷凍冷蔵庫のための給電スタンドの設置などが挙げられます。
(7)他事業者への働きかけ
運送の委託者となる発荷主や物品等の発注者となる着荷主は、運送事業者に対してや仕入先等を通して「グリーン物流」を働きかけることをが大切です。平成22年8月に制定・施工された「貨物自動車等の車種規制非適合車の使用抑制等に関する要綱」においても、発荷主・着荷主は、対策地域内では、自動車NOx・PM法の非適合車の不使用とエコドライブの実施を働きかけていくことが求められます。
共同で行う取組メニュー
(5)輸配送計画の効率化
・物流拠点の整備・集約による一括物流
物流拠点を整備、集約することで便数削減や積載率の向上などを図ることができます。
自社倉庫などを物流拠点として提案していくことで、効率のいい運送体系の構築につながる可能性があります。
・3PL(サードパーティロジスティクス)
3PLとは、荷主企業の物流機能である輸送、保管、荷役、情報サービスなどを、荷主に代わり一括提供、または機能をいくつか組み合わせて提供する効率的な物流サービスのことです。
・モーダルシフト
遠隔地への運送については、トラックに比べ、鉄道や船舶による輸送の方が効率的な場合があります。
トラックから鉄道へのモーダルシフトにより、CO2は約7分の1の減少につながり、NOxやPMの排出量も削減できます。
(8)グリーン物流ネットワークの構築
グリーン物流は、他事業者との連携により取組の幅が広がるとともに、業務実施においても、環境にやさしく安心安全で確かなネットワークを築くことにつながります。
「あいちグリーン物流」の専用サイトなどを利用して環境に配慮した物流ネットワークを広げていきましょう。
グリーン物流事業者の登録 登録事業者一覧
「グリーン物流事業者」への登録を行いたい場合は、下記の様式に記入の上、問合せ先に記載のメールアドレスに送付してください。
「グリーン物流事業者」登録事業者一覧
事業者・事業所名 | 住所 | 代表電話番号 |
---|---|---|
株式会社 竹豊物流 | 愛知県安城市和泉町大海古6-2 | 0566-92-0390 |
株式会社 アテックライン | 愛知県小牧市小牧原新田1137-4 | 0568-24-5481 |
株式会社 ホーコー 小牧営業所 | 愛知県小牧市村中字池田1075-1 | 0568-74-7377 |
丸共通運 株式会社 | 愛知県碧南市港本町1-19 | 0566-48-3214 |
大洋陸運 株式会社 | 愛知県名古屋市港区空見町1-2 | 052-651-5521 |
株式会社アガガスネットワークサービス | 愛知県名古屋市港区大手町6丁目23番地 | 052-651-5521 |
西濃急送 株式会社 | 岐阜県岐阜市柳津町本郷3丁目143番地 | 058-388-2213 |
大進運輸 株式会社 | 愛知県名古屋市西区枇杷島4-17-13 | 052-521-9167 |
事業者・事業所名 | 住所 | 代表電話番号 |
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三ツ星化成品 株式会社 | 愛知県小牧市大字西之島字高拍子1818番地 | 0568-72-4121 |
弥富建設 株式会社 | 愛知県弥富市鯏浦町西前新田67 | 0567-65-3300 |
問合せ先
宛先 | 住所 | 電話 | メールアドレス |
---|---|---|---|
愛知県環境局 |
〒460-8501 |
052-954-6217 (ダイヤルイン) |
ondanka@pref.aichi.lg.jp |