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うつ病と自殺
うつ病と自殺
自殺危険率の高いうつ病患者の特徴
(1)基本的特徴
・男性(女性に比べ5~10倍)
・65歳以上
・単身者(特に子どもがいない)
(2)病歴・家族歴
・自殺企図の既往あり、精神科入院歴あり
・自殺の家族歴あり
(3)合併疾患
・アルコール・薬物依存の併発
・パニック障害の併発・不安の強さ
・重症身体疾患の併発
(4)薬物による自殺の25%が飲まずにためていた抗うつ薬による
自殺:13の危険信号
(1)自分の内にひきこもり、まわりの人とかかわりを持てない。
(2)家族の誰かが自殺している。
(3)自殺を試みたことがある。
(4)自殺の方法を決めている。身辺整理をしている。
(5)憂鬱な状況を不安な口調で訴える。
(6)アルコールや薬物に依存している。
(7)肉体的苦痛を伴う病気にかかっている。長期にわたる不眠を訴えている。
(8)役に立たない無用な人間だと感じている。年配の人では、引退を認めたくない気持ちがある。
(9)疎外感、孤独感、根なし草のような漂流感に悩んでいる。
(10)人との接触がほとんどない。
(11)自分なりの人生哲学を持っていない。
(12)金銭上の心配事がある。
(13)気分が上下している。特に気分が少し好くなりかけた時に、自殺を実行するエネルギーが生まれる。