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森林・林業研修の実施状況について

ページID:0259901 掲載日:2023年11月30日更新 印刷ページ表示
8 働きがいも経済成長も12 つくる責任 つかう責任15 陸の豊かさも守ろう

令和5年度の森林・林業研修の実施状況について

愛知県森林・林業技術センターで実施している森林・林業研修の様子について掲載しています。
当センターでは、森林環境譲与税を活用し、森林・林業研修を実施しています。

林業従事者研修(あいち林業技術強化カレッジ研修)

<基礎コース>


A1【林業就業支援研修】

日時:令和5年4月12日から5月26日にかけての8日間

1 林業・木材製造業労働災害防止協会(以下、林災防)愛知県支部による伐木等の業務に係る特別教育(4月12日から14日まで)
業務でチェーンソーを使用する場合、事業者は労働者に特別教育を受けさせる必要があります。
この特別教育を受講後でないと仕事でチェーンソーを使うことができないため、早期に実施しました。

2 労働安全衛生教育(4月28日)
林業はケガや死亡事故が多い産業です。事故事例、危機管理やリスクアセスメントについて学びました。
VRによる林業の災害の体験、高性能林業機械のシミュレータ操作も体験しました。

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3 道具のメンテナンス方法(5月11日)
日頃から林業機械の修理等を行っている講師から、刈払機やチェーンソーの構造・メンテナンス方法について学びました。

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4 チェーンソー操作基本トレーニング(5月12日、19日、26日)
チェーンソー操作の基本、伐倒のための受け口・追い口を正確に作る練習を行いました。

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A2【林業安全技術訓練(1)初級】

日時:令和5年7月3日から5日まで(1日×3回実施)

内容:チェーンソーのメンテナンス、過去の経験による事例についてのリスクアセスメント、ロープワーク、狙った方向へ木を倒すための受け口・追い口の作り方、安全な枝払いのための訓練等を実施。チェーンソーの基本操作を再確認し、自分の知識・技術をチェックし、日頃慣れなどによる自分の癖を改善しました。

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F1【刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育】~F7【伐木等機械運転業務特別研修】は林災防愛知県支部と共催しています

 林業・木材製造業労働災害防止協会愛知県支部 (server-shared.com) を参照ください

 


<中堅コース>


B1【林業安全技術訓練(2)中級】

日時:令和5年10月2日・3日(1日×2回実施)

内容:樹木の特性、木を伐採するにあたり受口・追口がどのように働くのかを座学で学び、道具のメンテナンスも確認。研修生同士で教える側・教わる側になり、実際に相手を指導しながら、立木を伐り、お互いに教え方の工夫などを学びました。

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B2【林業現場技能者育成研修】

日時:令和5年9月1日から11月29日にかけての11日間

1 目標林型と育林技術(9月1日)
目指す森林を作るために、その森林を構成する要因は何があり、どのように施業をするとどう影響があるかについて講義。試験林にてグループごとにプロット調査を行い、調査結果をもとに、その森林の目指す姿とそのための施業を各グループにて検討し、発表しました。

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2 高性能林業機械(9月4日)
高性能林業機械の活用とメンテナンスについての講義と現場見学を実施。自社で所有する機械に合った作業システムを組むこと、メンテナンスの重要性、コスト意識、劇的な変化でなくとも機械の一部をリモコン操作可能にするなど改良することで作業効率が上がることを学びました。

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3 伐木技術の向上(9月13日、14日)
安全で確実な伐倒を行うために、道具のメンテナンスと自身の技術のチェックを実施。確実に伐倒するために気を付けるポイントなど現地で伐採しながら学びました。

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4 木材生産コストの分析(9月20日、21日)
木材生産を行う上で必要なコストを把握し、何が利益に影響しているのか講義。試験林でのプロット調査を行い、その結果をもとに調査した森林で木材生産を行う場合の売上げ見込、必要経費等を算出し採算がとれるのか、考慮すべき項目を確認しながら、試算を行いました。

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5 林業架線技術(10月5日、6日)
機械集材装置(集材機)特別運転教育を受講し、林業架線についても学びました。

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6 植栽と獣害対策(10月10日)
植栽した苗を成林させるために、今は獣害対策が必要です。確実な防護のための獣害対策のポイントを座学と実習で学びました。

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7 木材市場(11月10日)
新城市内にある木材市場にて、木材販売の流れ、出荷時の工夫について学びました。

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8 危機管理(11月29日)・修了書交付
林業の現場には危険が伴うため、リスクアセスメントの基礎知識を学び、事例をもとにどんなリスクがあるか、またその重要度はどうか検討しました。林業現場技能者育成研修の全ての科目を修了された方に修了書を交付しました。

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B3【枯損木等特殊伐採技術向上研修(1)アーボリカルチャー技術習得研修(初級)】

日時:令和5年4月17日から4月21日にかけての5日間

内容:樹木の基本特性やロープワークを学んだ後、専用のロープにて樹上に上がる基礎技術の習得、グループワークにて樹上での伐採計画を立て発表し、実際にその計画に基づき受講生が枝の伐採を行いました

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B4【枯損木等特殊伐採技術向上研修(2)アーボリカルチャー技術習得研修(中級)】

日時:令和5年5月15日から5月17日にかけての3日間

内容:B3【枯損木等特殊伐採技術向上研修(1)アーボリカルチャー技術習得研修(初級)】受講済み者を対象に、基礎の徹底と現場での応用力を身に着けるため、樹木を見るポイント、ロープワークの確認、グループワークにて伐採計画を立て、受講生が実際にアーボリカルチャーを用いた樹木の伐採を行いました。

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B5【枯損木等特殊伐採技術向上研修(3)枯損木等伐倒技術研修】

日時:令和5年6月5・6日、7・8日(2日×2回実施)

内容:1日目はマツや広葉樹の枯損木の状況、腐食の程度の判断ポイントを確認。伐倒技術を学び、実際に枯れたマツ、枯れた広葉樹を受講生1人1本以上伐倒しました。2日目はスギ・ヒノキ林でのかかり木処理の方法について、わざとかかり木を作り、その処理方法(外し方)を受講者が提案し、また受講生同士が協力してかかり木処理をしました。

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F8【危機管理リスクアセスメント】~F10【高性能林業機械運転業務講習会(再教育)】は林災防愛知県支部と共催しています

 林業・木材製造業労働災害防止協会愛知県支部 (server-shared.com) を参照ください


C1【路網作設技能者育成研修】※令和3年度までの研修名は路網作設高度技能者育成研修

日時:令和5年8月22日、8月23日、11月7日から11月9日までの5日間

内容:効率的な作業搬出システムを念頭におき、簡易で丈夫な森林作業道を作るための知識と技術を身に着けます。作業道設計の仕方、作業道作設時に押さえるべきポイント、視察、現地での踏査、支障木伐採、重機を用いた作業道作設を行います。

1 森林・林業業務推進研修3「路網整備の技術や実務」(8月22日)
森林作業道とは何か、ルートをどう決めるか、踏査では何を見るか学び、勾配を計算しながら森林作業道のルートを考え等高線図に落とし込みました。その後、試験林にて班ごとに森林作業道の高さを決める高振りとルート選定演習を行いました。

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2 現地視察(8月22日)
森林作業道を作設している先進的事例の現地見学し、森林作業道を作設する上でのポイントを学び、施工中・施工後数年経過した現場も見学しました。

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3 森林作業道作設実習(11月7日から11月9日までの3日間)
小型建設機械を使って実際に森林作業道を作設。今回は林道からの取り付けがあり、まずは取り付け部から既設までの踏査と高振りを行いました。支障木を伐採し、林道脇に集材してから作設を開始しました。ルートに水が湧きぬかるむ場所があったため、いかに渡るか講師から現場での工夫の説明・実演があり、森林作業道を作設しながら具体的な対策を学びました。

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C2【林業架線作業主任者養成研修】

※令和5年度は最少催行人数に満たなかったため中止

日時:令和5年6月20日から8月4日にかけて、学科8日間、実技9日間の予定。

学科では、林業架線、運材策道、関係法令についての8日間の学科講習。最終日には学科試験を実施あり。
実技講習では実際に受講生がエンドレスタイラー式の架線を設置し、運転操作を行い、撤去作業まで行います。


​C3【航空レーザデータ活用技術習得研修】※意欲と能力のある林業経営体に限る

日時:令和5年6月29日

内容:愛知県のシステムを実際にパソコン操作し、航空レーザデータにより得られたオルソ画像、赤色立体図、レーザー林相図(樹頂点)などを用いて、図の作成の仕方、資源状況の把握方法、作業道作設を計画する方法を学びました。

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​C4【森林施業プランナー育成研修】

※令和5年度は最少催行人数に満たなかったため中止

日時:令和5年8月17日から令和5年11月1日にかけての8日間

内容:森林施業プランナーに必要な知識・技術を習得し、資格認定を目指すため、提案型集約化施業の進め方、路網配置計画、森林づくりの構想、利用間伐のコスト構造とコスト把握・分析、森林経営計画の作成演習、工程管理、木材流通・販売、コミュニケーション等について学びます。


<指導者コース>


D1【伐倒技術指導者育成研修】

日時:令和5年5月22日から5月24日までの3日間

内容:まず指導に生かすため自分自身のキャリアや傾向を把握し、自己理解を深めます。
安全に作業をするために、今一度、関係法令チェーンソーの構造・整備・取り扱いについて確認します。
指導者になる人自身(受講生)がチェーンソーで受け口・追い口を作り、客観的に評価できるよう計測・観察を行い、改善する練習をします。その後、指導対象者(後輩)にも研修に参加してもらい、指導の方法を学びます。
指導の仕方などは講師から指導者(受講生)にアドバイスを行いました。指導対象者(後輩)に指導するのはあくまで指導者(受講生)です。

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D2【意欲と能力のある林業経営体育成研修】

日時:令和5年11月2日

内容:林業経営体の役職員を対象に、最新の林業に関する労働災害を再確認し、労働安全衛生マネジメントについて講義。経営陣を含めた全員の安全意識の向上、防護ぐ含め安全資材・機械の導入、現場の作業計画の改善が重要なことを学びました。

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<救急救命>


E1【野外レスキュー研修】

日時:学科(E-ラーニング)令和5年6月8日から6月13日のうち4時間
   実技 令和5年6月14日

内容:林業は事故が多いため、万が一事故が起こった時に現場で対応できるように、学科では街中とは少し異なる野外救急法の必要性や人体に関する知識、命の緊急事態に対応する応急処置法を学びました。
実技では応急処置に必要な道具、骨折時・大量出血時の応急処置方法、傷病者がどういった状況か本人から聞き取る練習、事故現場を想定したロールプレイングを行いました。見ただけ、聞いただけでは相手のケガや病気の状態を正しく把握できないことを実際に体験し、身体を見る際のポイント、聞き取る際に押させるべきポイントを学びました。

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行政職員研修

<一般行政職員>


G1【測量等基礎研修】

日時:令和5年8月8日

内容:座学では測量に関する基礎的な知識を学び、実習では森林整備・林業関係では面積確認の検査等に使われるコンパス測量を行いました。計算方法等の内容を理解するために、自分たちの測量結果を手計算で誤差(閉合比)を算出し、補正しました。時間が取れる場合は図面作成まで行います。

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<市町村職員技術習得>


G2【森林・林業等基礎研修】

日時:令和5年6月1日

内容:県職員から「森林経営管理制度」「森林環境譲与税」「あいちのスマート林業」「木材利用促進条例と木材利用」についての座学を行いました。制度や仕組み、取り組むうえでの注意点の説明や、県内での取組事例や木材活用事例を紹介しました。

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G3(1)【森林・林業業務推進研修(調査方法)】

日時:令和5年7月10日

内容:森林経営管理制度の中で森林環境譲与税を活用して、市町村等自治体が森林整備工事を発注する際には事前に森林の調査が必要となるため、その調査方法についての研修です。
座学では森林整備・間伐とは何か、間伐等を行うために必要な調査はどんなことがあるか、調査に使う道具や手順について学び、実習では実際に森林整備が発注されている森林において、プロット調査を行いました。プロット設置のポイントや方法、胸高直径・樹高の計測、間伐する木の選定を行い、野帳へ記載し、室内に戻って号地別集計表(成立本数や形状比、伐採率など)の作成を行いました。

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G3(2)【森林・林業業務推進研修(検査・設計業務)】

日時:令和5年7月18日

内容:森林経営管理制度の中で森林環境譲与税を活用して、市町村等自治体が森林整備工事を発注する際には工事の設計や完了時の検査が必要になるため、その設計・検査についての研修です。
座学では1事例として、愛知県が行っている森林整備工事の積算の仕方、監督業務、書類管理(必要な書類)、施工管理(工程や現場の管理)、安全対策のポイント、検査方法や検査時のチェックポイントについて学びました。実習では令和4年度に県が発注した森林整備工事現場にて検査の仕方、確認すべきポイントを確認しました。

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G3(3)【森林・林業業務推進研修(路網整備の技術や実務)】

日時:令和5年8月22日

内容:効率的な作業搬出システムを基本として簡易で丈夫な森林作業道を作るため、森林作業道とは何か、ルートをどう決めるか、踏査で見るべきポイントを学び、その後、各人で勾配を計算しながら森林作業道のルートを等高線図に書き込み、他の研修生のルートの違いやその理由を比較しました。試験林にて、班に分かれ、路盤の高さの目安を現地に入れる高振りを行い、目的地までのルートを決めました。

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G4(1)【森林経営研修(森林経営管理法)】

日時:令和5年7月7日

内容:林野庁職員より森林経営管理法の制度説明や取組事例の紹介、また森林環境譲与税の全国の取組事例などをご紹介いただきました。

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G4(2)【森林経営研修(航空レーザデータ活用技術の習得)】

日時:令和5年6月22日

内容:愛知県では令和3年度末に森林のある県内市町村の航空レーザデータの解析が終了しており、オルソ画像・赤色立体図・レーザ林相図が整備され、これらのデータを活用して森林資源の把握、林道・作業道の開設計画等ができるようになりました。航空レーザデータを活用するためのシステム(ALANDIS+)の操作方法や何ができるかを学びました。

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G5【地域林政アドバイザー研修】

日時:令和5年7月7日から8月22日にかけての4日間

内容:市町村はじめ地域の森林・林業行政を支援するアドバイザーとなる方を育成する研修です。
基本的な知識となる「森林計画業務研修」「G3(1)森林・林業業務推進研修(調査方法)」「G3(2)検査・設計業務」「G3(3)路網整備の技術や実務」「G4(1)森林経営研修(森林経営管理法)」を一連で受講して、基礎的な知識を学びました。
全ての研修を修了した方には修了証が発行されました。


※なお森林・林業研修のうち「林業普及指導研修」及び「林政研修」は県職員対象研修のため掲載を省略しております。

 

 

 その他の研修


【あいち伐木競技会2023】

日時:令和5年10月18日

内容:林業労働安全の意識向上とチェーンソー操作技術の向上のため、愛知県内で働く林業従事者15名が参加して、初の伐木競技会を実施しました。目標数値を決め、「伐倒競技(簡易方式)」及び「丸太切り合わせ輪切り」を行い、その精度を競いました。
競技参加者を対象に、伐木競技会の意義やルールを学ぶ事前講習会も8月から9月にかけて実施しました。

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【林業体験研修】

日時:令和5年7月30日、11月18日

内容:林業就業に興味のある方を対象にあいちの森林・林業の講義、ハーベスタシミュレータの操作体験、チェーンソーの操作体験を実施しました。参加者募集等は公益財団法人愛知県林業振興基金が実施しています。

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【個別研修】

森林・林業技術センターにて、伐倒練習機を用いての練習やハーベスタシミュレータの操作研修など、ご希望がある場合は研修担当までご相談ください。

対象:愛知県内で林業・森林整備等を行う林業経営体等

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