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「身体障害者補助犬法」について
身体障害者補助犬法の概要
- 補助犬とは、目や耳、体が不自由な方のために働く盲導犬、聴導犬、介助犬のことです。しかし日本ではまだ理解が十分ではなく、レストランなどで補助犬同伴での入店を断られるということもしばしばありました。
- そこで、平成14年10月1日に施行されたのが「身体障害者補助犬法」で、公共施設や公共交通機関に補助犬を同伴することができるようにするための法律です。
- さらに、平成15年10月1日からは、レストランやホテル、デパート、飲食店などの一般的な施設にも、同伴できるようになりました。
- また、「身体障害者補助犬法」の一部が改正され、平成20年4月1日からは、都道府県や政令市、中核市に補助犬の同伴又は使用に関する相談窓口が設置されています。
補助犬に関するリーフレット(厚生労働省作成)
身体障害者補助犬の種類
盲導犬
視覚障害のある方が歩行する際に付き添って目的地まで安全に誘導する犬
聴導犬
聴覚障害のある方のため、ブザー音、電話の呼出音、呼び声、危険を意味する音などを聞き分けて、必要な情報を伝えたり、必要に応じて音源への誘導を行う犬
介助犬
肢体不自由の方のため、物の拾い上げや運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立や歩行の際の支持、扉の開閉、スイッチの操作、緊急時の救助要請などを行う犬
介助犬の例
ドアを開ける訓練をしています。
(社会福祉法人日本介助犬協会提供)
身体障害者補助犬の貸与を希望される方
身体障害者補助犬の貸与は無償ですが、飼料費や予防接種代など飼育にかかる経費は貸与を受けた方が負担します。
- 盲導犬
盲導犬総合訓練センター(社会福祉法人中部盲導犬協会)にお問合せください。
電話番号 052-661-3111
- 介助犬
介助犬総合訓練センターシンシアの丘(社会福祉法人日本介助犬協会)にお問合せください。
電話番号 0561-64-1277
- 聴導犬
訓練事業者にお問合せください。
訓練事業者のリストは厚生労働省のホームページにあります。
「厚生労働省 補助犬」でご検索ください。
海外から来日される補助犬使用者への対応について
平成30年11月に、厚生労働省から、海外から来日される補助犬使用者への対応について、ガイドラインが示されました。
身体障害者補助犬に係る相談窓口(平成20年4月1日開設)
身体障害者又は施設等の管理者は、身体障害者補助犬の同伴又は使用に関する苦情を、県(障害福祉課)に申出することができます。
なお、名古屋市、豊橋市、岡崎市、豊田市、一宮市に在住の身体障害者及び所在する施設等の管理者は、それぞれの市に申出してください。
なお、名古屋市、豊橋市、岡崎市、豊田市、一宮市に在住の身体障害者及び所在する施設等の管理者は、それぞれの市に申出してください。