あいち商店街活性化プラン2025の策定について

　愛知県では、商店街活性化施策を戦略的・総合的に実施するための指針及び計画を2007年から策定し、切れ目なく商店街支援を行ってきました。
　この度、ウィズコロナ・ポストコロナの視点から商店街の姿、あり方を展望し、商店街を活性化するための新たな計画となる「あいち商店街活性化プラン2025」を策定しました。
　このプランは、学識経験者、有識者、支援機関等からなる「愛知県商店街活性化プラン策定委員会（委員長：鵜飼宏成（うかいひろなり） 名古屋市立大学大学院教授）」での検討をもとに、パブリックコメントを経て、県が策定したものです。

　本県の経済労働施策の基本方針を示す「あいち経済労働ビジョン2025」の個別計画として､「『暮らし』の、『まち』の、あったらいいな」を実現する商店街への変革を目指し、商店街関係者に対して、県の商店街振興の基本的な考え方や具体的な施策などを示すもの。

　2022年度（令和4年度）から2025年度（令和7年度）までの4年間

　○　「『暮らし』の、『まち』の、あったらいいな」を実現する商店街への変革

　○　多世代が買い物、交流を通じて触れ合える「心かよう」人情商店街を再生

(1) 横断的な視点
　　ウィズコロナ、ポストコロナによる新しい生活様式や新たな社会課題への対応
(2) 5つの視点
＜視点1＞
　商店として「稼ぐ力」を強化
　個店の差別化、高付加価値化等により、売れる・儲かる店舗に転換し、商機能（稼ぐ力）を強化
＜視点2＞
　「地域コミュニティの担い手」としての機能強化
　商店街が「地域コミュニティの担い手」としての役割を果たせるように支援
＜視点3＞
　担い手育成と外部人材及び多様な主体との連携促進
　色々な知見を有する域外人材の活用等によって担い手を育成するとともに、大学、地域住民、ＮＰО等と連携する取組を支援
＜視点4＞
　市町村、地域住民、事業者、支援機関等で商店街を中心としたまちづくりの地域プラットフォームを構築
　目指すべき街や商店街の未来像を話し合う場を設け、商店街を中核としたまちづくり推進のための地域プラットフォームを構築
＜視点5＞
　生活やまちの課題解決、新たな就業・創業の場としての機能整備
　コロナ禍により外出を控える高齢者の買い物代行やデリバリー、空き店舗を活用した起業意欲旺盛な人材等による就業・創業を支援