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モニターツアー第1回 in西三河 開催レポート
日本のほぼ真ん中に位置する愛知県は、名古屋市や中部国際空港があり、日本の東へも西へもアクセス抜群。
温暖な気候と豊かな水に恵まれ、実は、農林水産業が盛んな地域でもあります。
「名古屋めし」「赤味噌」などの独特の食文化はもちろん、ぜひ、「食材」そのものも美味しい。
今年は、そんな愛知の農林水産物の魅力を体感いただくツアーを2回開催。
1回目は、2019年10月5日土曜日に開催。西三河を中心に巡りました。
岡崎市にある男川やなでそば打ち体験と清流やなの見学、岡崎駒立でぶどう狩り、最後に刈谷ハイウェイオアシスにある産地直売所「おあしすファーム」で地元食材を見てお土産購入するという、盛りだくさんの内容です。
9時10分 名古屋駅集合
10時15分 男川やな(おとがわやな 岡崎市淡渕町日向23)
13時00分 岡崎駒立ぶどう狩り(愛知県岡崎市駒立町アマヤケアマヤケ62)
15時20分 刈谷ハイウェイオアシス(刈谷市東境町吉野55番地)
参加者は、日本に在住のブラジル人、ベトナム人、ペルー人のみなさま。日本人顔負けに日本語が話せる方や、片言でもどんどん発言してくれる方たちで、語学に疎い事務局は脱帽でした…!
バスの道中では、普段の食生活や日本の食材について思っていること、自国の食文化などの話で盛り上がりました。
「日本の果物は総じて甘い」
「日本の食材は、農家さんがいろんな工夫をしていることが伝わってくる」
「普段、野菜を買う時に見た目はまったく気にしない」
「家庭ではどうしても自国の料理をつくることが多い。調味料がなくて困る」
などなど…。
行き先での様子はこんな感じです。
1. そば打ち体験(男川やな)
地元、額田産のそば粉を使ってそば打ちを体験!全員が初体験でした。
そば打ちは、そば粉と小麦粉を水で混ぜ、練って、広げて、切るだけ…なんですが、これが意外と難しい!
「性格が出る」と女将。
そば打ちには、お国柄というよりも性格が出るようです。
(蕎麦の香りを堪能)
(コネて伸ばすのも、正座も意外と難しい)
(ベトナムでもお正月には、生地からつくる料理があるそう。でも日本と同じく、
核家族化やスーパーでの惣菜が増えたことで、生地からつくることが減ってきているそうです)
(包丁さばきが難しく、蕎麦というよりうどんやきしめんに近くなる参加者も)
(できたての蕎麦を堪能した後は、清流やなを見学)
ぶどうの甘さに一同感動していました。
品種は、ウインク、赤嶺。ウインクの方が人気で、理由は「甘いから」とのこと。
ベトナムやペルー、ブラジルにもぶどうはあるそうですが、「ぶどう狩り」のような体験はないそうで、「楽しかった」「思っていたよりもたくさん食べられない」とのことでした。
(豊田の桑茶を紹介。養蚕業の盛衰の歴史から、桑の利活用、
日本の農業が抱える課題や6次産業化について紹介しました)
3. 産地直売所見学・お土産購入(刈谷ハイウェイオアシス おあしすファーム)
ハイウェイオアシスは知っている方が多かったですが、産地直売所があることは知らなかったようです。
入り口の花の安さ、キレイさに驚いていました。
また、野菜も果物も、種類の多さにも驚きの声がありました。
果物が人気。スーパーに行くより楽しいとの声がありました。
魚の安さに感動していました。
みなさんに好きな日本食を尋ねると…
日本食ブームと聞くので、寿司が人気かと思いきや、
全員が「ラーメン!!」
豚骨、しょうゆ、塩…好みはそれぞれですが、日本食を楽しんでいるということがよく分かりました。
それから、日本の肉は美味しいそうです。
今回は蕎麦とぶどうという草食系のツアーだったけど(笑)。
みなさん、ありがとうございました!
次回は2019年12月8日 日曜日に開催を予定しています。
愛知県の重要な食文化である、「醸造」について知ることができるツアーです。
また、日本でバナナやパパイヤなどの南国フルーツを育てている農家さんを訪問します。
ぜひお楽しみに!