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「青少年の非行・被害防止に取り組む県民運動(冬期)」を実施します
青少年の非行情勢については、刑法犯少年の検挙・補導人員は毎年減少していたが、令和4年から増加傾向が続き、令和6年9月末時点で前年同期に比べ6.2パーセント増加(暫定値)している。
傷害などの粗暴犯の増加のみならず、青少年による、いわゆる「闇バイト」と称されるSNS上で実行犯を募集する手口による犯罪への加担や大麻乱用のまん延が社会問題となっている。
青少年の被害状況は、SNSを通じて面識のない相手と児童が知り合い、性犯罪等の被害にあった児童数が高い水準で推移しており、特に小学生の被害が近年大幅に増加している。
また、SNS等を通じて出会った者やコミュニティに居場所を求めたりする背景がある中で、それぞれに事情や問題を抱えた青少年が、リスクを十分認識しないまま自分の居場所を求めて繁華街に集まり、犯罪被害にあっている。
加えて、青少年のインターネットを利用する時間が増加傾向にあり、不適切な受発信により犯罪やトラブルに巻き込まれる機会の増加が、引き続き懸念される。
次代を担う青少年の育成は、社会全体で一体的に取り組む課題であり、国、地方公共団体、関係団体等が、それぞれの役割と責任を果たしつつ、相互に協力しながら、地域が一体となって青少年の非行・被害の防止のための取組を進めることが必要である。
このため、多くの青少年が冬季休暇に入り、イベントも多く行われる12月から1月にかけて、「インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止」を最重点項目とした「青少年の非行・被害防止に取り組む県民運動(冬期)」を実施することとする。
期間
令和6年12月20日(金曜日)から令和7年1月10日(金曜日)までの間
スローガン
非行の芽 はやめにつもう みな我が子
主催
愛知県・愛知県教育委員会・愛知県警察本部・愛知県青少年育成県民会議
運動の重点項目等
- 最重点項目
インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止 - 重点項目
・有害環境への適切な対応
・薬物乱用対策の推進
・不良行為及び初発型非行(犯罪)等の防止
・再非行(犯罪)の防止
・重大ないじめ・暴力行為等の問題行動への対応