2011年度の展覧会
マイセン、ロイヤル・コペンハーゲンを中心に
モダン・ヨーロッパの名作食器セット

ディナーセット
《ブルー・フルーテッド》
ロイヤル・コペンハーゲン、デンマーク
愛知県陶磁資料館蔵
2011年10月8日(土)から12月18日(日)
毎週月曜日休館
【同時開催】
開窯300年 マイセン 西洋磁器の誕生
※同時開催の企画展「開窯300年 マイセン 西洋磁器の誕生」と併せてご覧いただくと、18世紀から現代まで続くヨーロッパの食器デザインの多彩な魅力と歴史をご堪能いただけます。
展覧会のみどころ
ヨーロッパの食器-それは同じ文様のうつわでテーブルを統一するセット(一式)の世界です。
食器(テーブルウェア)の素材には陶磁器製のみではなく、ガラス製、木製、また銀・錫・ステンレスなどの金属製、さらにプラスチック製や合成樹脂製などがあります。
こうしたさまざまな素材の食器は、国や時代の流行、食生活の変化、また素材加工技術の向上を背景に、文様や形状を変化させてきました。
このテーマ展示では特に20世紀の工場制生産のなかで生み出された陶磁器製の名作食器セットの数々を、機能と装飾のバランスという観点から紹介します。
主な展示作品
展示構成
第一章 スタンダード・クラシックス Standard Classics
マイセン(ドイツ)の「ブルー・オニオン」シリーズや、ウェジウッド(イギリス)の「ユーランダー」シリーズ、ロイヤル・コペンハーゲン(デンマーク)の「フロラ・ダニカ」シリーズをご紹介します。
装飾的なデザイン、フォルムと量産のための規格性が融合した、永遠の「古典」食器デザインです。
第二章 北欧モダニティ Nordic Modernity
1950年代-1970年代にかけて、機能的なフォルムと繊細なカラーセンス、シンプルで素朴な絵付で独自のセンスを確立したスウェーデンとフィンランドのデザインを紹介します。
この地域では1930年代以降、中央ヨーロッパとは異なる独自のモダニズムを展開しました。それは豊かでありつつも過酷な自然環境の中で育まれた、人の体温を持つ機能性です。
第三章 ローゼンタール社とデザイナーたち Rosenthal Products and Designers
最後にローゼンタール(ドイツ)のデザイン食器セットを紹介します。ローゼンタールは陶器メーカーの中でもっともフォルムとファンクションに高い美意識を持ち、各国の著名デザイナーに制作を依頼しています。それぞれに妥協なき、個性的な名作食器デザインです。
出陳リストをこちらからダウンロード頂けます。[PDFファイル]
関連イベント
■カルチャー・トーク 「北欧のやきもの」
日時:11月3日(木・祝) 午後1時30分-3時
講師:長久智子(本展示担当学芸員)
開催概要
会期
2011年10月8日(土)から12月18日(日)まで
会場
愛知県陶磁資料館 本館1階 特別展示室
開館時間
午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
休館日
毎週月曜日
観覧料
一般400円(320円)・高校/大学生300円(240円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※開窯300年 マイセン 西洋磁器の誕生」展のチケットで観覧いただけます。
主催
愛知県陶磁資料館
お問い合わせ先
愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:長久、田村
報道機関の皆様へ
展覧会・イベントなどの情報詳細、 画像は担当までお問い合わせください。