2013年度の展覧会
開館35周年記念
茶人のあそび心 形物香合番付の世界

2013年4月20日(土)から5月26日(日)
毎週月曜日休館
【同時開催:テーマ展示】
2013年4月20日(土)から7月28日(日)
開館35周年記念
コレクションでたどる愛知のやきもの
―学芸員の眼と、想い―
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展覧会概要
この展覧会では、茶道具の中でも人気の高い形物香合を紹介します。
これらの多くは、中国の景徳鎮や漳州窯において、型を用い作られた小さな蓋物です。それを香の器に見立てたのは茶人たちであり、その作行きや種類の多さを楽しんで、安政2年(1855)「形物香合相撲」の番付表が発表されました。
これは江戸・名古屋・京都・大阪・金沢の茶道具屋と目利きによって作られたと伝えられ、名物香合の格付け一覧として、当時の評価や知名度を率直に反映しています。
「形物香合相撲」には230点の香合が掲載されていますが、本展では約150点の香合により、この番付表を再現します。いずれも茶人の心をとらえた香合であり、掌上の玉手箱として愛玩されてきた品々です。
相撲番付にみる茶人の遊び心をお楽しみください。
展覧会のみどころ
◆番付表とは、相撲人気にあやかった江戸時代後期の一枚摺り情報紙であり、各地の特産品や名所・旧跡、料亭などをテーマとした様々な種類が作られました。 東西に配された大関から関脇、小結、前頭とそれぞれが評価され、これを手がかりに人々が買い物や旅行などを楽しんだ様子がうかがわれます。
◆展示室では、この「形物香合相撲」を再現。東西の大関から、関脇、小結・・・と当時の人気順に香合を展示します。行司や勧進元などもあり、番付も茶人の遊び心あふれる凝ったものとなっています。
主な展示作品
展覧会関連イベント
■記念講演会
「見立番付研究からみた形物香合番付」
講師:青木美智男 氏(専修大学教授)
日時:5月12日(日)
「香合という茶道具」
講師:谷晃 氏(野村美術館館長)
日時:5月19日(日)
いずれも午後1時30分-3時
会場:愛知県陶磁資料館 本館地下講堂
予約不要・参加無料
■学芸員による展示解説
会期中の毎週土曜日
いずれも午後1時30分から1時間程度
会場:本館第1展示室前にお集まりください。
予約不要・参加無料 ※ただし観覧券が必要です。
展覧会図録ご案内
出陳作品の図版・解説の他、専門家による論文を収録しています。
※好評のため、図録は売り切れとなりました。
ミュージアムショップに香合コーナーが登場
本館1階ミュージアムショップにて展覧開会期中、香合コーナーが登場します。“掌上の玉手箱”をぜひお楽しみください。
開催概要
会期
2013年4月20日(土)から5月26日(日)まで
会場
愛知県陶磁資料館 第1展示室
休館日
毎週月曜日
観覧料
一般900円(720円)・高校/大学生700円(560円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
割引制度
リニモ「藤が丘」「愛・地球博記念公園」「陶磁資料館南」「八草」各駅に設置の割引チラシ(リニモ利用者に限ります。)/リニモ「一日乗車券」/名古屋市交通局「一日乗車券」及び「ド二チエコきっぷ」/モリコロパーク駐車場再入場券/名都美術館有料観覧券の半券(2か月以内)を持参の方は、観覧料が2割引となります。
チラシ等の割引引換券又はJAF会員証を持参の方は、観覧料が100円引となります。
さまざまな割引制度がございます。割引一覧はご利用案内の割引制度をご覧ください。
※各割引制度の併用は不可。
主催
愛知県陶磁資料館・野村美術館(京都市左京区南禅寺下河原町61)・中日新聞社
後援
愛知県教育委員会・愛知高速交通株式会社(リニモ)
お問い合わせ先
愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:神崎かず子・小川裕紀
報道機関の皆様へ
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