2013年度の展覧会
開館35周年・新名称記念
―日本・中国・韓国― 陶磁の名品、ここに集う

2013年6月1日(土)から7月28日(日)
毎週月曜日休館
※ただし、7月15日(月・祝)開館、翌16日(火)休館。
【同時開催:テーマ展示】
2013年4月20日(土)から7月28日(日)
開館35周年記念
コレクションでたどる愛知のやきもの
―学芸員の眼と、想い―
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展覧会概要
愛知県陶磁資料館は、本年6月に開館35周年を迎え、名称を「愛知県陶磁美術館」に変更します。
これを記念し、国宝・飛青磁花生(大阪市立東洋陶磁美術館)をはじめ、日本・中国・韓国で生み出された名品60点を一堂に会し特別企画展「?日本・中国・韓国? 陶磁の名品、ここに集う」を開催します。
やきものの歴史は新石器時代の土器の発明から今日まで、1万数千年以上に亘ります。世界各地で長く作り続けられてきたやきものは、人々の生活に欠かすことのできない実用的な容器であるという性格を持ちながらも、一部の上質の製品は奢侈品として特別な位置づけを与えられてきました。
そのため、各地域、各時代の最上質な陶磁器には、地域ごと、時代ごとの美意識が、当時の最高の製陶技術によって端的に表されています。こうした最高質の陶磁器を通じて、世界各地の美意識とその変化、技術の進歩、デザインや技術の交流などを知ることができるのです。
本展覧会は、中国、日本、韓国の陶磁器の名品60点を選び、その一点一点を丹念に鑑賞しながら、東アジアの人々の美意識の変化や交流の歴史を紹介する内容になっています。陶磁器を通じた美の旅を楽しんでいただければ幸いです。
■出品目録
本展出品目録はこちらからダウンロードいただけます。[PDFファイル]
■【ご注意】 展示期間について
以下の作品は展示期間にご注意ください。
6月1日(土)から6月16日(日)
・重要文化財《曜変天目》 中国 南宋時代 MIHO MUSEUM
6月4日(火)から7月28日(日)
・重要文化財《青磁水注》(京都府宇治市木幡金草原出土) 中国 越州窯 五代 京都国立博物館
6月1日(土)から6月30日(日)
・重要文化財《鼠志野亀甲文茶碗 銘 峯紅葉》 日本 桃山時代 五島美術館
・重要文化財《青磁鳳凰耳花生》 中国 龍泉窯 南宋時代 五島美術館
7月2日(火)から7月28日(日)
・重要文化財《金襴手透彫花鳥文仙盞瓶》 中国 景徳鎮窯 明時代 五島美術館
・重要美術品《井戸茶碗 銘 美濃》 韓国 朝鮮時代 五島美術館
展覧会のみどころ
◆古くから陶磁文化が花開いた日本・中国・韓国で生み出された屈指の名品を通して、東アジアの美意識の移り変わりや地域間の交流の姿をご紹介します。
◆日本伝世の中国陶磁を代表する国宝・飛青磁花生(大阪市立東洋陶磁美術館)をはじめ、重要文化財26点、重要美術品4点が一堂にそろう稀有な機会です。展示点数の約半数が国指定文化財で占められます。
◆ゆったりとした空間で一点一点をじっくりとご覧いただけます。
主な展示作品
関連イベント
■記念講演会
「やきものの美を語る」
講師:林屋晴三氏(東京国立博物館 名誉館員)
専門:東洋陶磁史。1948年、国立博物館(現・東京国立博物館)に入る。
1988年、次長。2003年、旭日小綬章受章。
現在、東京国立博物館名誉館員、頴川美術館理事長、菊池寛実記念 智美術館館長。
日時:6月16日(日)午後1時30分から3時
会場:愛知県陶磁美術館 本館地下講堂
事前予約不要・聴講無料
■担当学芸員による展示解説
2013年6月2日(日)、6月8日(土)、6月23日(日)、6月30日(日)、
7月7日(日)、7月14日(日)、7月21日(日)、7月28日(日)
いずれも午後1時30分から(約1時間)
会場:本館第1展示室前にお集まりください。
申込不要・ただし本展観覧券が必要です。
展覧会図録ご案内
本館1階ミュージアムショップにて、本展覧会図録を販売します。
価格:1,800円(税込)
出陳作品の図版・解説の他、専門家による論文を収録しています。本図録に掲載されている図版のうち、当館、愛知県美術館・木村定三コレクション、大阪市立東洋陶磁美術館、および個人蔵の作品は、フォトグラファー・六田知弘氏によって新規撮影されたものです。
六田知弘氏
フォトグラファー。奈良生まれ。1988年、ネパールのシェルパの生活とヒマラヤをテーマにした写真集『ひかりの素足―シェルパ』でデビュー。2008年、外国人として約70年ぶりに中国三大石窟のひとつ雲岡全窟立ち入り許可を得て撮影。また、2007年に国立西洋美術館で開催した展覧会「祈りの中世―ロマネスク美術写真展」は6万人を超える入場者を数えた。古美術を撮影できる国内有数の写真家として知られている。作品集多数。
開催概要
会期
2013年6月1日(土)から7月28日(日)まで
会場
愛知県陶磁美術館 本館 第1展示室
開館時間
午前9時30分から午後4時30分まで(6月30日まで)
午前9時30分から午後5時00分まで(7月1日から7月28日まで)
(いずれも入館は閉館の30前まで)
休館日
毎週月曜日
※ただし、7月15日(月・祝)開館、翌16日(火)休館。
観覧料
一般900円(720円)・高校/大学生700円(560円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
割引制度
リニモ「藤が丘」「愛・地球博記念公園」「陶磁資料館南」「八草」各駅に設置の割引チラシ(リニモ利用者に限ります。)/リニモ「一日乗車券」/名古屋市交通局「一日乗車券」及び「ド二チエコきっぷ」/モリコロパーク駐車場再入場券/名都美術館有料観覧券の半券(2か月以内)を持参の方は、観覧料が2割引となります。
チラシ等の割引引換券又はJAF会員証を持参の方は、観覧料が100円引となります。
さまざまな割引制度がございます。割引一覧はご利用案内の割引制度をご覧ください。
※各割引制度の併用は不可。
主催
愛知県陶磁美術館
※「愛知県陶磁資料館」は、平成25年6月1日に「愛知県陶磁美術館」に名称変更いたします。
共催
中日新聞社
後援
愛知県教育委員会・愛知高速交通株式会社(リニモ)
助成
芸術文化振興基金
お問い合わせ先
愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:森達也・小川裕紀・長久智子
報道機関の皆様へ
展覧会・イベントなどの情報詳細、画像貸出は担当までお問い合わせください。
プレス・リリース資料はこちらからダウンロードしてください。(2013年4月19日(金)発表)