ホーム年間スケジュール 桃山・江戸の華やぎ 古唐津・古武雄

2014年度の展覧会

桃山・江戸の華やぎ 古唐津・古武雄
KOGARATSU and KODAKEO
―The fascinating ceramics in Momoyama and Edo periods―

桃山・江戸の華やぎ 古唐津・古武雄
特別企画展

2014年4月12日(土)から6月15日(日)


毎週月曜日休館

※ただし、5月5日(月・祝)、5月6日(火)は開館、5月7日(水)を休館。

【同時開催:テーマ展示】
2014年4月26日(土)から6月15日(日)
寄贈記念 世界をみる眼
古陶磁とガラス:西垣千代子コレクション



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展覧会概要

桃山期(16世紀末~17世紀初頭)に九州の肥前地方(現在の佐賀県西部及び長崎県北部)を中心に焼かれた「古唐津」は、長く日本において愛されてきました。鉄絵、朝鮮唐津など基本的にはモノトーンで表されるのびやかな装飾は、いまでも多くの人を惹きつけてやみません。

そして、江戸時代前期(17世紀前半)から19世紀にかけて武雄地域で「古武雄」というやきものが誕生しました。生き物のように躍動する松、今にも飛び立とうとする鶴、釉を掛け流しただけの力強い文様・・・器をキャンバスに、様々な技法を用いて、大胆な文様を絵画のごとく描いたこれらの陶器は、現在、その魅力と重要性が再評価されています。
日本各地の江戸時代の遺跡から多く出土する「古武雄」は、これまで唐津焼の日用品として位置づけられ、「二彩唐津」、「武雄唐津」、「弓野」、「二川」などと呼ばれていました。しかし、近年では東南アジアでも出土し、輸出されていたことが分かってきました。さらには、豪快な筆使いの魅力と現代アートにも通じる斬新な文様にますます注目が集まり、「知られざる唐津」「江戸のモダニズム」などと称され、高い評価を得るようになりました。

本展では、「古唐津」と「古武雄」の名品を選りすぐって展示し、それぞれの魅力を紹介します。なお、17世紀を中心に19世紀前半までの「古武雄」がこれほどまとまった形で公開されるのは、中部地方では初めてです。

展覧会のみどころ

◆重要文化財2点をはじめ、「古唐津」の名品を厳選して展示
国内屈指の古唐津の名品コレクションを誇る出光美術館より、重要文化財「鉄絵柿文三耳壺(絵唐津)」(出光美術館蔵)が出品されます。そして近年、指定を受けた注目の重要文化財「鉄絵芦文大皿(絵唐津)」(国(文化庁)保管)が、東海地域で初出品されます。


◆中部地方で初の規模!近年、急速に注目を集める「古武雄」を一堂に会し紹介
生き物のように躍動する松、今にも飛び立とうとする鶴、釉を掛け流しただけの力強い文様・・・器をキャンバスに、様々な技法を用いて大胆な文様を絵画のごとく描いた「古武雄」。現在、その魅力と重要性が再評価されています。 日本最大の「古武雄」コレクションより、歴史的・芸術的に優れた70点近くが出品されます。 これほどまとまった形で公開されるのは、中部地方では初めてです。


     

主な展示作品

展覧会関連イベント

■記念講演会Ⅰ・鼎談会「古武雄を知る ―その歴史的展開、そして魅力」

講師: 中島宏氏(重要無形文化財保持者)
東中川忠美氏(前佐賀県立名護屋城博物館 館長)
仲野泰裕氏(前愛知県陶磁美術館 副館長)

日時:4月12日(土)13時30分から15時30分
会場:愛知県陶磁美術館 本館地下講堂
事前申込不要・入場無料

講師による古武雄についての記念講演に加え、他地域のやきものなどとの比較も交え、古武雄の魅力を掘り下げる鼎談をお楽しみいただきます。

■記念講演会Ⅱ「古唐津の楽しみ方」

講師:荒川正明氏(学習院大学教授)

日時:4月26日(土)13時30分から15時
会場:愛知県陶磁美術館 本館地下講堂
事前申込不要・入場無料

古唐津のみどころや古唐津を愛好した著名人のことなどをお話いただきます。

■記念講演会Ⅲ・スペシャルギャラリートーク「古唐津を知る―肥前陶器のながれ」

講師:德永貞紹氏(佐賀県立九州陶磁文化館 学芸課主幹)

日時:5月24日(土)
  講演会 13時30分から14時30分
  ギャラリートーク 15時から(30分程度)
会場:愛知県陶磁美術館 本館地下講堂および展示室
事前申込不要・入場無料(ただしギャラリートーク参加には観覧券が必要)

古唐津が誕生した時代背景を含め、肥前の陶器のながれを専門家にお話いただきます。

■特別鑑賞会「触れて楽しむ古唐津―陶片の魅力」

講師:荒川正明氏(学習院大学教授)

日時:4月27日(日)13時30分から15時
会場:愛知県陶磁美術館 本館1階展示説明室
※お申込受付は締め切りました※
事前申込制・定員20名
・参加には観覧券が必要

窯跡から出土したさまざまな古唐津の陶片を、講師とともにじっくり触り、愉しむ会です。お申込方法は下記をご覧ください。

特別鑑賞会のお申し込み方法

(1)参加ご希望全員のお名前・ご年齢
(2)返信先ご住所(メールお申込みの方はメールアドレス)
(3)当日連絡のつくご連絡先(携帯電話など)

以上をご記入の上、「往復はがき」または「メール」にて下記の宛先までお申込みください。


【往復はがき】
〒489-0965
愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館「特別鑑賞会 触れて楽しむ古唐津」係

【メール】
touji@pref.aichi.lg.jp
件名を「特別鑑賞会 触れて楽しむ古唐津」と記入してください。)


4月20日(日)必着 ※お申込受付は締め切りました※

※定員を超えた場合は抽選となります。ご了承ください。
※ご応募の方には締切・抽選後、参加の可否をお知らせいたします。
※メール申込にて、4月22日(火)までに当館から「返信メール」が無い場合、必ずお電話にてお問い合わせください。送受信エラー等の発生が考えられます。

■当館学芸員による展示解説

4月19日(土)、5月3日(土)、5月17日(土)、5月31日(土)、6月14日(土)
いずれも午後1時30分から(1時間程度) ※事前申込不要(ただし観覧券が必要です)

■県民茶室「陶翠庵」特別企画

展覧会会期中、加藤唐九郎、荒川豊蔵の唐津茶碗(いずれも館蔵)が茶室の月替わりの茶碗に加えてご利用いただけます。(午後4時オーダーストップ)

■レストラン「とうじ」特別企画

展覧会会期中の土・日・休日のランチタイム(11時から14時)限定で、展覧会コラボランチをご用意。

展覧会図録ご案内

本館1階ミュージアムショップにて、展覧会開催初日より販売します。

価格:1,850円(税込)
出陳作品の図版・解説の他、専門家による論文を収録しています。

図録表紙

開催概要

会期

2014年4月12日(土)から6月15日(日)まで

会場

愛知県陶磁美術館 本館1階 第1・第2展示室

開館時間

午前9時30分から午後4時30分 (入館は閉館の30分前まで)
※4月12日(土)は開会式のため、観覧は11時から。

休館日

毎週月曜日
※ただし、5月5日(月・祝)、5月6日(火)は開館、5月7日(水)を休館。

観覧料

一般900円(720円)・高校/大学生700円(560円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※上記観覧料で常設展示も併せてご観覧いただけます。
※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください。

割引制度

リニモ「藤が丘」「愛・地球博記念公園」「陶磁資料館南」「八草」各駅に設置の割引チラシ(リニモ利用者に限ります。)/リニモ「一日乗車券」/名古屋市交通局「一日乗車券」及び「ド二チエコきっぷ」/モリコロパーク駐車場再入場券/名都美術館有料観覧券の半券(2か月以内)を持参の方は、観覧料が2割引となります。

チラシ等の割引引換券又はJAF会員証を持参の方は、観覧料が100円引となります。

さまざまな割引制度がございます。割引一覧はご利用案内の割引制度をご覧ください。
※各割引制度の併用は不可。

主催

愛知県陶磁美術館

共催

中日新聞社

後援

愛知県教育委員会、愛知高速交通株式会社(リニモ)

助成

芸術文化振興基金

お問い合わせ先

愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:佐久間真子、森達也

報道機関の皆様へ

2014年2月20日(木)県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表
プレスリリース資料(2014年2月20日付)のダウンロードはこちら