自動車に青色回転灯等を装備した自主防犯パトロール

　平成16年12月1日から一定の要件の下、自主防犯パトロールに用いる自動車に青色回転灯等を装着することが認められ、現在県内においては、多数の自治体、ボランティア団体の皆様がそれぞれ青色防犯パトロールを実施しています。

青色防犯パトロールの心構え

(1)交通事故防止に最大の注意を

　青色防犯パトロールは、不審者や不審な車がいないか見回る活動なので、どうしても脇見運転になりがちです。青色防犯パトロールを実施するときは、必ず複数で行い、運転手はあくまでも運転に専念し、警戒については、助手席などに乗る人に実施してもらうなど、交通事故の当事者にならないよう最大の注意を払いましょう。

(2)複数で任務分担を確実に実施

　全体をまとめるリーダー、運転係、記録係、警察に通報する係など役割分担をし、効率よく防犯パトロール活動をするとよいでしょう。あらかじめ任務分担をしておけば、事件を目撃した場合などに、素早く正確に、警察への通報ができます。

(3)模範運転の心掛け

　青色防犯パトロールを行っているからといって、特別な権限が与えられているわけではなく、青色回転灯等を点灯したとしても、普通の車と全く同じ扱いです。道路交通法等の法律をしっかり守り、他の車の模範となるような運転に心掛けましょう。

(4)心に余裕を

　悩み事などがあり、イライラして心に余裕がないときには、防犯パトロール活動に集中できず、事故を起こしてしまうということになりかねません。心に余裕がないときや調子の悪いときは防犯パトロール活動をやめる勇気も必要です。

青色防犯パトロールで期待できる点

（１）青色回転灯等を点灯することによる強力な防犯効果

　夜間に青色回転灯等を点灯してパトロールすると、非常に目立ちますので、犯罪者に対する強力な犯罪抑止効果が期待されます。

（２）広範囲な活動

　徒歩や自転車に比べて、より広範囲な防犯パトロール活動ができます。

（３）青色回転灯等を点灯することによる地域の安心感

　青色回転灯等を点灯して地域をパトロールすることは、地域の方に、より一層の安心感を与えます。

（４）地域の連帯感の醸成

　地域でパトロール活動を実施することで、地域の連帯感を醸成することにつながります。

（５）パトロール活動参加者の増加

　青色防犯パトロールを目にし、耳にしたりすることで、防犯パトロール活動に参加していない方でも参加しようと思っていただける一つのきっかけになり、参加者の増加につながると思われます。

青色防犯パトロール実施上の注意事項

1. 自主防犯パトロール中以外では青色回転灯等は点灯させないこと
2. 青色回転灯等は、その直射光又は反射光が、当該青色回転灯等を備える自動車及び他の自動車の運転操作を妨げるものでないこと
3. 自動車の車体に団体の名称及び自主防犯パトロール中であることを表示すること
4. 青色回転灯等を点灯させて運行する場合は、警察本部長が交付する標章を掲示すること
5. パトロール実施者証を携帯すること
6. 指定された地域内で青色防犯パトロールを実施すること

青色防犯パトロールを行うことができる団体

1. 県又は市区町村
2. 県知事、警察本部長若しくは警察署長又は市区町村長から防犯活動の委嘱を受けた団体又は委嘱を受けた者により構成される団体
3. 地域安全活動を目的とする一般社団法人又は一般財団法人
4. 地域安全活動を目的として設立されたNPO法人
5. 市区町村長から認可を受けた地縁団体
6. 1から5と同等に自主防犯パトロールを適正に行うことができると認められる団体
7. 以上1から6までのいずれかから防犯活動の委託を受けた団体

青色防犯パトロール実施までの流れ

手続きの流れ

警察への証明申請に必要な書類等

申請窓口は、各警察署の生活安全係です。