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【知事会見】水インフラの空間をフィールドとした民間の技術開発支援に向けたサウンディングを行います
矢作川・豊川CNプロジェクト
愛知県では、矢作川流域及び豊川流域をモデルケースとして、“水循環”をキーワードにカーボンニュートラル(CN)の実現を目指す「矢作川・豊川CNプロジェクト」を2021年から推進しています。
当プロジェクトにおいては、発電施設のないダムへの小水力発電施設の設置、遊水地や下水処理場への太陽光発電施設の設置など、水循環に関わる未利用エネルギーや水インフラの空間を最大限に活用する取組を進めていますが、カーボンニュートラルの実現に向けては、従来の取組の延長に留まらないイノベーション、ブレイクスルーが必要です。
このため、河川管理施設などの水インフラの空間をフィールドとして提供し、民間企業等によるCNに関する新しい技術・システムの開発のための実証実験を支援していくことを検討しています。ついては、対象となる技術・システムの開発状況や実証フィールドのニーズ等を把握し、効果的な支援の仕組みづくりを行うため、以下のとおりサウンディング型市場調査(以下、「サウンディング」という。)を実施します。
質問及び回答(2024年4月26日掲載)
1 サウンディングの概要
(1) 対象者
水インフラの空間を活用し、(2)に示す技術・システムの実証実験を行う意欲がある法人(大学、研究機関等を含む)又は法人のグループ。
※実証実験には、現場作業を伴わない調査研究を含むものとします。
(2)対象とする技術・システム
水インフラの空間を活用した再生可能エネルギーの創出又はエネルギーの省力化に関する技術・システムで、国内での実用化・普及が進んでいないもの。既存技術の高効率化を図るものや、水インフラの空間では実用化されていないものなども対象とする。
(技術・システムの例)
・河川内の小規模な落差で小水力発電を行い、地産地消の電力を供給する技術
・開発中の太陽電池を堤防などの河川管理施設に設置して発電する技術
・河川水や農業用水などの水の熱エネルギーを活用して、建築物の空調等を行う技術
・流域の水利用を一元管理し、効率的な水利用の推進を図るシステム
・このほか、揚水発電、地中熱なども対象
(3)対象とする水インフラの空間・資源
ア 河川管理施設(別紙1 [PDFファイル/403KB])
・河道、堤防、ダム、遊水地、排水機場、水門などの空間
・流水
イ 上工下水道施設(上水・工業用水・下水)(別紙2 [PDFファイル/409KB])
・浄水場、下水処理場、ポンプ場、取水施設、管路などの施設空間
・水道水、工業用水、下水、下水処理水等
ウ 農業水利施設(別紙3 [PDFファイル/429KB])
・用水路、頭首工、調整池、揚水機場、ため池などの空間
・農業用水
エ 砂防施設(別紙4 [PDFファイル/486KB])
・砂防堰堤等
・流水
※サウンディングにおいては、活用する水インフラの施設管理者(国、県、市等)を問わず、また、愛知県全域を対象とします。
※各施設のイメージについては別紙1~4を参照してください。
(4)参加方法
アの期間内に「エントリーシート」を提出の上、イの期間内に「提案書」を提出してください。
ア 2024年3月18日(月曜日)から2024年5月17日(金曜日)午後5時まで
イ 2024年6月3日(月曜日)から2024年6月14日(金曜日)午後5時まで
「エントリーシート」、「提案書」の提出先(メールで提出)
愛知県建設局河川課 メールアドレス:kasen@pref.aichi.lg.jp
(5)説明会の開催および質問の受付について
サウンディングの実施に先立ち説明会(オンライン形式)を開催します。説明会への参加は任意です。
また、サウンディングに関する質問を受け付けます。説明会に参加していない場合でも質問書の提出は可能です。
(6)今後のスケジュール
日程 |
項目 |
---|---|
2024年3月18日(月曜日) |
実施要領の公表 |
2024年3月18日(月曜日)から 4日1日(月曜日)まで |
説明会申込受付 |
2024年4月9日(火曜日) |
説明会(オンライン形式) |
2024年4月9日(火曜日)から 4月22日(月曜日)まで |
質問受付 |
2024年4月26日(金曜日) |
質問に対する回答 |
2024年3月18日(月曜日)から 5月17日(金曜日)まで |
エントリーシート受付 |
2024年6月3日(月曜日)から 6月14日(金曜日)まで |
提案書受付 |
2024年7月末まで |
サウンディング(個別ヒアリング)実施 |
2024年8月 |
サウンディング結果概要の公表 |
※必要に応じサウンディング実施後も提案者との対話を継続します。
※結果の公表時期、方法については現時点での予定です。
(7)サウンディング後の流れ
サウンディングの結果を踏まえ、公募条件、支援内容等の仕組みの検討を行った上で、実証実験の公募等を実施する予定です。
(8)その他
説明会の参加申込み方法や提案に当たっての留意事項など、詳細は実施要領を御確認ください。
2 実施要領及び提出様式
以下からダウンロードしてご利用ください。
(参考1)
矢作川・豊川CNプロジェクトについて、詳しくは矢作川・豊川CNプロジェクト・ポータルサイトを御覧ください。
(参考2)
サウンディング型市場調査とは、事業発案段階や事業化段階において、事業内容や事業スキーム等に関して、直接の対話により民間事業者の意見や新たな提案の把握を行うことで、対象事業の検討を進展させるための情報収集を目的とした手法です。
このページに関する問合せ先
愛知県建設局河川課
企画グループ
担当:森、野村
電話:052-954-6553
内線:2724,2736
メール:kasen@pref.aichi.lg.jp