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地球を包んでいる大気には、二酸化炭素などの「温室効果ガス」が含まれています。
温室効果ガスは、地球に届いた太陽からのエネルギーの一部を逃がさないようにする働きを持っており、この働きにより、地球は人間や動物、植物が暮らしやすい温度に保たれています。
しかし、産業革命以降、人間活動から排出される温室効果ガスの量が急激に増えています。
この結果、大気中の温室効果ガスが増加し、地球の大気や海水の温度が上昇する「地球温暖化」が進んでいます。
出典:「全国地球温暖化防止活動推進センター」Webサイト
「気候変動」とは、地球温暖化が引き起こす気候への様々な影響のことを言います。
異常高温の出現数や短時間強雨・大雨の頻度の増加、海水温の上昇、海洋酸性化など、気候変動は日本を含む世界各国で既に生じています。
さらに、厳しい温暖化対策を取らなかった場合、21世紀末の地球の気温は20世紀末と比べて2.6~4.8℃上昇、厳しい温暖化対策を取った場合でも、0.3~1.7℃上昇すると予測されています(※)。
出典:全国地球温暖化防止活動推進センターWebサイト
※ 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書(AR5)で用いられたシナリオに基づく予測です。 RCP 2.6、RCP 8.5は各々、IPCC第6次評価報告書(AR6)のSSP1- 2.6、SSP5- 8.5に近いシナリオです。