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2022年3月14日(月曜日) 午前10時

ページID:20220314 掲載日:2022年3月14日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

  それではですね、3月14日月曜日のですね、午前10時、定例会見を始めさせていただきます。

(1)「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2022」の結果について

 まず最初にですね、お手元の資料の前に、昨日まで、金土日でですね、「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2022」第11回大会が開催されました。

 もう既に、結果は御案内のとおりでありますが、昨日は「名古屋ウィメンズマラソン」、それから「(名古屋ウィメンズ)ホイールチェアマラソン」、そして「名古屋シティマラソン」と行われまして。結果はですね、名古屋ウィメンズマラソンは、出走者、実際に走った方がですね、8,698人ということで、1年前は4,704人ですから、そのほぼ倍ということですね。倍近くということでございまして、完走者が8,503人で、完走率が97.8パーセントということでございました。

 エントリーが1万6,000人ぐらいおられまして、オンラインでね、(名古屋)ウィメンズ(マラソン)は5,328人が参加予定ということでありましたので。ですから、実際(コースを)走るというエントリーした方が1万人ぐらいで、実際に走った方が8,700人ということですので、やはりこの時期なので、エントリーしたけど直前でキャンセルというのは、他のところも結構あると聞いておりますが、一応そういうことでありました。

 (名古屋ウィメンズ)ホイールチェアマラソンは、(出走者)10人全員が完走と。

 そして、(名古屋)シティマラソンも、(出走者が)7,476人で(完走者が)7,270人、97.2パーセントの完走ということでありました。昨年の(名古屋)シティマラソン(出走者は)4,113人なので、(今年は)7,476人と、これも倍。倍というか、8割増っていう感じですかね。

 あわせまして、実際に名古屋の町を走った方は、全部で1万6,184(人)。昨年が8,824なので、ちょうど倍近くということでございます。完走が1万5,783、完走率97.5パーセントということでございました。

 結果ですね、救急搬送が16件あった。実際に走って、どうしてもフルマラソンなので、それはもう目いっぱい走られますのでね、あと気分が悪くなったという方などなどで、16件の救急搬送がありましたが、いずれも軽度で、重篤な事案、それからコロナの感染疑いによる搬送はありませんでした。ということで、やれやれということでございます。

 走られた方全員に、事前にですね、木金土でPCR検査を義務づけさせていただきましたので、若干、それで陽性で(参加が)駄目という方が何人かおられたとは聞いておりますが、1パーセントもなかったと聞いておりますけどね。0.何パーセントだったと聞いておりますが、いずれにしてもそういうことでありました。

 結果はですね、(名古屋)ウィメンズマラソンは、チェプンゲティッチ選手、ケニアの方が2時間17分18秒ということで、大変立派なタイムで優勝と。日本人選手では、安藤友香(あんどうゆか)選手が2時間22分22秒ということでありました。岐阜出身ですけども、豊川高校の出身ということなので、愛知にもゆかりがあるという方でございます。それから(名古屋ウィメンズ)ホイールチェアマラソンは、正に日本のね、この分野の代表・トップ選手である土田和歌子(つちだわかこ)選手が優勝ということでありました。

 大いに盛り上がった大会ではなかったかというふうに思っております。陸競(日本陸上競技連盟)の強化の責任者である瀬古(せこ)副会長も非常に喜んでおられました。

 ということで、このコロナ禍でありますので、何とか無事に終了して、やれやれという感じでございます。関係者の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

(2)北京2022冬季パラリンピックにおける愛知県ゆかりの選手の活躍について

 そして続いてですね、北京冬季パラリンピックが昨日閉幕をいたしました。その結果をお手元に、愛知県ゆかりの選手などの資料をお配りをしてあります。

 日本選手のメダル獲得は、金銀銅合わせて7個、金4個、銀1個、銅2個ということでありました。連日の活躍に、大きな感動と勇気、そして元気をいただいたということでございます。

 本県ゆかりの2名の選手も、大変素晴らしい成績を残していただきました。お手元にA4とA3の資料をお配りをしてございます。御覧をいただきたいと思います。

 小栗大地(おぐりだいち)選手は、スノーボードクロスで5位、バンクドスラロームで7位に入賞。佐藤圭一(さとうけいいち)選手は、バイアスロン12.5キロで7位に入賞ということでありました。お二人とも、世界の舞台で大いに健闘されました。心から拍手を送りたいと思います。

 また、愛知県ゆかりの選手の活躍は、この地域の盛り上げ、元気につながります。2024年のパリオリンピック・パラリンピック、そして2026年の愛知・名古屋のアジア(競技)大会に向けて、更に選手の強化をして、また盛り上げていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 なおですね、こうしたオリンピックや国際大会等で活躍された選手には、愛知県スポーツ顕彰ということで、その規程がございまして、それぞれに、こうして栄誉賞とか栄誉大賞、功労賞などを贈らせていただいておりますが、例年、やはりシーズンが終わってから、まとめて差し上げるということにいたしております。

 前回、平昌(ピョンチャン)オリンピックのときはですね、5月の21日にオリンピック・パラリンピックの関係の皆様を表彰させていただきました。今年もそのくらいではないかと。やはりね、アスリートファーストなので、まだ競技をやっているシーズンに来てくれっていうのは、これはいかがなものかと思いますね。東京オリ・パラのときも、私どもから表彰させていただいたのは12月でありましたからね。ここ(講堂)でね。ただ、シーズンオフなので、そうそうたるメンバーに来ていただけましたので、そういうふうにしていければというふうに思っております。

 ちなみにですね、前回ですね、小栗選手も佐藤選手も平昌(パラリンピック)にも出ておられますが、小栗選手は、平昌の時はスノーボードクロスが6位で、今回5位。バンクドスラロームは7位で、(今回)7位と。佐藤選手は、バイアスロンで(前回)8位が(今回)7位ということで、一つずつ(順位が)上がっているということでね、大いに頑張っていただいたのではないかというふうに思っております。これからの活躍に大いに期待をしたいというふうに思っております。まだシーズンは続くということでありますので、更に頑張っていただきますように期待を申し上げたいというふうに思っております。

(3)中部国際空港島及び周辺地域における5G提供エリアの拡大に向けた通信事業者との連携に関する協定の締結について

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kikaku/aichi-tokoname-5g.html

 まず1点目、申し上げます。中部国際空港島及び周辺地域における5G提供エリアの拡大に向けた通信事業者との連携に関する協定の締結についてです。

 愛知県と常滑市は、中部国際空港島及び周辺地域を中心に、最先端技術やサービスの社会実装フィールドとすることで、イノベーション創出の拠点化を進める「あいち・とこなめスーパーシティ構想」の実現を目指しております。

 自動運転などを速やかに社会実装させていく上で、第5世代移動通信システム、5Gの提供エリアを早期に拡大することは不可欠でありまして、そのためには、各通信事業者による5G基地局の整備を加速することが必要であります。

 加えて、従来の4Gよりも高い周波数帯域を使う5Gでは、より多くの基地局が必要となることから、効率的にエリアを拡大するには、アンテナや無線設備などのインフラをできる限り共用化していくことも重要であります。

 こうしたことから、本県の呼び掛けにより、通信インフラの共用サービスを提供する株式会社JTOWER(ジェイタワー)と、(株式会社)NTTドコモ・KDDI(株式会社)・ソフトバンク(株式会社)・楽天モバイル(株式会社)の通信キャリア4社と、地元自治体である常滑市とともに、中部国際空港島及び周辺地域における早期の5G提供エリア化を目指す連携協定の締結式を、3月16日の水曜日に開催する運びとなりましたので、お知らせをいたします。明後日ですね、開催をするということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 協定では、各主体が連携して2023年度前半を目標に対象地域を5G提供エリアにしていくとともに、5Gを活用した先端サービスの社会実装に向けた取組を推進していくこととしております。

 なお、屋外の5G提供エリアの面的整備に当たって、官民連携によりアンテナ共同化などを進めていく取組は全国初となります。

 この協定の下、中部国際空港島及び周辺地域における通信環境の整備を促進し、先端サービスの社会実装に向けた取組を積極的に展開をしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということでございまして、今申し上げたことが資料になっております。

 3月16日水曜日の午後2時半から、(県議会)議事堂の1階ラウンジで、こういうメンバーで開催をさせていただきます。

 対象地域は、(中部国際)空港島とりんくう町ということですね。そこに5Gを共同でどんどん引いていくということにしたいということでございます。

 5Gアンテナ基地局の整備は、(通信)キャリア4社がやると。共用アンテナの整備は、JTOWERが主体となってやると。県はですね、通信事業者間の協議の促進、間を取ったりするということと、あと、共用アンテナの設置場所の候補地として、県有地や常滑市有地ですね、公共の用地を提供するということでやっていきたいと。県有地はね、県道、それから県の道路公社の有料道路。あの橋(中部国際空港連絡道路)もそうですな。あの中の道路もね、(中部国際)空港島の中で、県道と市道が混ざっているんだな、確か。なので、そういう道路は対象にする。それから、空港島の中の企業庁の用地、売地・貸地ですけども、あとりんくう町もね、これも県の土地ですから、そこを使いたいということであれば、お貸しをすると。市有地は、市道と、あとりんくう海浜緑地。(りんくう)海浜緑地は、県が整備した海浜緑地ですけれども、管理は常滑市さんがしておりますので、常滑市ということですね。そういったところにどんどん建てていければというふうに思っております。

 これで5Gを使ってね、自動運転とかドローンなどの次世代モビリティ(サービス)、またAIカメラによる人流解析、映像コンテンツの配信といったことでやっていければというふうに思っております。

 現時点ではですね、私どものAichi Sky Expo(アイチ スカイ エキスポ)は、もう全部5Gを引いてありますけれどもですね、それを(中部国際)空港島全体に広げていくということが望まれるということであります。通信キャリア4社の、この2月時点、現時点での(5G提供エリアの)カバー状況は、NTTドコモは空港島と対岸部の約3分の2をもう既にカバーをいたしております。それから、ソフトバンクは空港島の約3分の1をカバーしていると。KDDIや楽天モバイルは、まだその(5G提供)エリアはないということでございますが、そうした形でどんどん進めていければというふうに思います。

 インフラ共用会社が、鉄塔やアンテナ、無線設備を設置して通信キャリアに使用させる事業形態を想定をいたしております。ということで、しっかりやっていきたいというふうに思っております。

 株式会社JTOWERは、2012年の創業で、株主がNTTドコモ、KDDI、楽天モバイルなどなどでありまして、現時点では、Aichi Sky Expoとかイオンモール常滑で屋内の4Gのインフラ共用を展開をしているということですね。ということでございます。

 いずれにしてもですね、国の方は、2023年度中に5Gの人口カバー率を現在の3割から9割へ引き上げると。なかなか難しいとは思いますがね。ということで考えているということなので、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。

(4)ウクライナ侵攻犠牲者への哀悼と国際平和への願いを込めた刈谷ハイウェイオアシス観覧車のライトアップについて

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai/ukraine20220314.html

 続きまして、ウクライナ侵攻犠牲者への哀悼と国際平和への願いを込めた刈谷ハイウェイオアシス観覧車のライトアップについて申し上げます。

 愛知県では、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、ウクライナ侵攻犠牲者への哀悼と国際平和への願いを込めて、刈谷ハイウェイオアシスの観覧車を、ウクライナの国旗の色である、青色と黄色にライトアップを行うことといたしました。

 ライトアップは、本日3月14日の月曜日から3月31日、今月末までの18日間、毎日午後9時から(午後)11時までといたします。

 なお、営業時間が、今はまん延防止等重点措置なので午後9時までとなっておりますが、これが(午後)10時までとなった場合は、10時から午前0時ということで、1時間延びるということでございます。

 ということで、今、ライトアップはですね、まん延防止等重点措置ということでありますが、今はレッドでやらせていただいておりますが、これを今回、この期間に限って、青と黄色の、ウクライナの国旗の色にしたいということでございます。

 改めて申し上げますが、今回のロシアによる行為は、ウクライナの主権と領土を踏みにじる明らかな侵略であります。力によって、国際秩序を破壊する暴挙でありまして、断じて容認できるものではありません。平和を取り戻すため、国際社会が結束して行動することを強く望んでいきたいというふうに思っております。

 ということでございまして、今日の夜からライトアップをしたいということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 なお、先週申し上げましたが、2021年の6月時点での外国人登録でですね、(国内の)在住者の状況は、ウクライナの方は全国で1,860人。愛知県は134人で、東京都の532人、神奈川の211人に次いで、大阪と並んで3位ということでございますので、私どもも、仮にウクライナの方が来られれば、先週申し上げましたが、県営住宅は常に40戸はリザーブで、災害用にですね、被災者用に置いてありますので、すぐに入っていただけるということだと思いますし、また、様々にですね、生活、それから就労などでですね、御希望があれば、そういうあっせんもしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 なお、ウクライナと私ども愛知県で、姉妹都市などの市町村はありませんが、2005年愛知万博の時の一市町村一国フレンドシップ事業のパートナーは、ウクライナは今の西尾市でありました。ということでございます。

 以上、2点目がライトアップでございます。

(5)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html

 それから、本日の感染状況などはですね、また午後、いつもの時間に申し上げますけれども、昨日までといいますか、今日の午前中ですね、現時点でのデータを申し上げますと、70歳以上の方は8.4パーセント、重症の方は1.6パーセントということです。

 それから、検査件数も、2月28日の週が入りました。1万件を切っているような状況なので、もっともっと、これは検査はやっていかなきゃいかんということだと思いますが、しっかり督励をしていきたいと思います。

 最後に、入院状況等でございますが、金土日3日間ありましたので、その間の変更を申し上げます。入院状況は、全体がですね、金土日3日間で56人減って1,428人となりました。そして、コロナ病床以外が11人減って419人なので、コロナ確保病床は1,009人。3日間、金土日で45人減って1,009人ということでありますので、病床使用率は53.4パーセント。50パーセントに近づいてきているということでございます。正直に言って、ちょっと減り方は本当にゆっくりではありますが、50パーセントに近づいてきていると。まん延防止等重点措置を解除する目安が50パーセントということでありますし、最近では、もう先週も(解除の)基準を少し動かして、(病床使用率が)50パーセント(以上)あっても、下がっていくということが見込まれていればいいよと。こういうことでありますが、そういう意味では下がってきているということでございます。

 それから、重症の方が5人減って35人、病床使用率は19.1パーセント。これはもうずっと下がっているということです。

 名古屋市内の入院者は25人減って393人で、コロナ病床はですね、13人減って318人ということでございます。こちらの方も減ってきているということです。

 それから、愛知病院の入院者は、9人増えて25人。

 ホテルはですね、67人増えて701人。

 自宅療養は、3,820人減って2万3,507人ということです。

 この金土日3日間で、43人の方が亡くなっておられまして、合計で亡くなった方は1,839人です。43人のうち、70代以上が38人で88.4パーセント。70代が9人、80代が20人、90代が9人ということで、38人ということでございます。高齢者の方が圧倒的に多いという状況でございます。

 それから、下のクラスター(の表)でございますが、新たに確認をされているクラスターですが、医療機関でまず三つ。18Z、名古屋市内の医療機関12人。19E、稲沢市の医療機関11人。19F、北名古屋市の医療機関15人。

 それから、高齢者施設で六つ。19A、名古屋市の高齢者施設10人。19B、西尾市の高齢者施設13人。19C、愛西市の高齢者施設13人。それから19D、岡崎市の障害者施設32人。それから19G、日進市の福祉施設13人。それから19H、名古屋市の高齢者施設11人。というのが、クラスターの状況ということでございました。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 まん延防止等重点措置の期限まであと1週間となりましたが、週末をまたいだ現時点での感染状況の認識と、措置の取扱いについて、お考えを教えてください。

【知事】 先週からずっと申し上げているとおりでありますが、先週の前半ぐらいまではですね、これ(解除)はなかなか容易ではないと。解除というのはね、なかなかそう簡単ではないと。やはりこの(新規陽性者数の)減り方がですね、非常にゆっくりだということを申し上げておりましたが、先週の半ばというか、前半ぐらいからですね、やっぱり減り方がぐっぐっと(下がってきて)、5,000(人)ぐらいだったのが3,000ぐらいになってきたと。昨日も2,500ですかね。1週間前より500減っているということなので、明らかに減少幅が大きくなっているということと、入院状況もですね、もう少しで50パーセントを切るというところぐらいまで来ているということでありますので、こうした状況を見ればですね、解除できないこともないかもしれないというところまで来ているかなというふうに思っております。

 なので、私どもといたしましては、その可能性がないでもないという状況まで来ていると思いますので、休み明けのね、今日の数値、また明日の数値などを見ながらですね、今週の週半ばには判断をしていきたいというふうに考えております。

 今日は月曜日なので、多分、今日の新規陽性者は、そこそこ少ないのだろうというふうに思います。そうなりますと、今日の入院状況も今よりは少し減るかなという感じはいたしますので、そうすると、新規の陽性者は大分落ち着いてくるということと、そして、入院状況が、病床使用率が50パーセントに段々近づいてくるし、あと1週間あれば50パーセントは切るかなという感じがありますので、そういったところを総合的に見て、適切に判断をしていきたいというふうに思っております。

 なので、現時点では、あと1週間、来週21日月曜日で、まん延防止等重点措置を解除できないこともないのではないかというところまでは来ているというふうに思っております。いずれにしてもですね、今日・明日の数値、今週前半の数値、新規陽性者数と入院状況・病床使用率を見てですね、適切に判断をしていきたいというふうに考えております。