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2022年4月18日(月曜日) 午前10時

ページID:20220418 掲載日:2022年4月28日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 おはようございます。それでは、本日、4月18日月曜日のですね、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)書籍「あいちプロジェクトブック2030」の発行について

 (https://www.pref.aichi.jp/press-release/projectbook.html

 書籍「あいちプロジェクトブック2030」の発行についてであります。

 愛知県では、2030年度までに重点的に取り組むべき政策の方向性を示す「あいちビジョン2030」を、2020年の11月に策定をいたしました。このあいちビジョンの目標年度である2030年度に向けては、ジブリパークやアジア競技大会、リニア中央新幹線など、官民の様々なプロジェクトが動き出しております。

 こうしたプロジェクトを紹介し、県内外へ広く愛知の魅力をPRしていくため、株式会社角川アスキー総合研究所に県が協力し、この度、同社から「あいちプロジェクトブック2030」として発行されることになりました。これが「あいちプロジェクトブック2030」でございます。

 愛知県は、県事業に関する情報提供や国・市町村に関する事業の情報収集への協力を行っているほか、私もこの書籍の中での座談会のメンバーとして、フリーアナウンサーの石井亮次(いしい りょうじ)さん、ゴゴスマのね。それからSKE48の須田亜香里(すだ あかり)さん、BOYS AND MENの、ボイメンの水野勝(みずの まさる)さん、リーダーですね、と愛知の未来について語っております。

 この書籍が、多くの方の手に取っていただいてね、本県の魅力を知っていただくきっかけの一つとなれば幸いでございます。

 なお、見本誌を2冊、記者クラブへお届けしますので、御覧をいただきたいと思います。あんまりないのかもしれませんな。すみませんね。ということでございます。

 私もカラー刷りのものを見させていただきましたが、なかなか、まあまあよくできているかなというふうに思いますので、また御覧をいただければというふうに思っております。

 税込みで1,540円というものですね。「あいちプロジェクトブック2030~ジブリパーク誕生や、アジア競技大会開催など、愛知県は大きく飛躍する!!~」というものでございます。

 資料の、そうか、もう15日金曜日に発表済みの資料の2ページですけどね、またお配りしてありますが、裏面にですね、プロジェクトの状況。最初に座談会がありまして、そこではですね、お三方から楽しみだと、期待が膨らむ、わくわくするというような話ね、ジブリパークとかリニア(中央新幹線)とかね、栄の再開発とかスタートアップとかね、いろいろ期待が込められた発言を頂きました。

 それから、そうしたプロジェクトを12のテーマごとに紹介をしておりまして、12のテーマごとに内容がてんこ盛りということでございます。

 テーマ1が、「ジブリパークがやってくる!」ということで、宮崎吾朗(みやざき ごろう)監督への長編インタビューやその中身などを紹介しております。それから、テーマ2の「愛知の産業、新ステージへ」というのは、STATION Aiを始めとしたスタートアップ事業の展開、各産業分野における技術革新などを紹介しております。

 全部で124のプロジェクトを掲載した盛りだくさんの内容になっておりますので、また多くの皆様に御覧をいただければというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。

 それではですね、今日の発表事項は1点です。

(2)2022年度「あいち女性輝きカンパニー」優良企業表彰候補企業の募集について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/r4-company-hyosho.html) 

 2022年度「あいち女性輝きカンパニー」優良企業表彰候補企業の募集について申し上げます。

 愛知県では、「女性が元気に働き続けられる愛知」の実現に向けて、2013年度から「あいち女性の活躍促進プロジェクト」を、全庁を挙げて推進しております。

 このプロジェクトの一環として、2016年度から、女性の活躍に取り組む企業として県が認証した「あいち女性輝きカンパニー」の中から、特に積極的に取組を推進し、他の模範となる企業を表彰しております。今年度も、明日から、表彰候補企業の募集を開始をいたします。

 昨年度からは、常時雇用する従業者数が50人以下の小規模企業を対象とした「奨励賞」を設けました。取組全体としては、惜しくも「優秀賞」に届かなかったものの、採用拡大・管理職登用・仕事と家庭の両立支援など、特定の取組が特に秀でており、他の模範となる企業に「奨励賞」を贈ることで、小規模企業における女性の活躍の一層の取組促進を図ってまいります。是非、積極的な御応募・御推薦をお待ちをしております。

 今後とも、企業トップの「女性の活躍促進宣言」、「あいち女性輝きカンパニー」の認証、「あいち女性輝きカンパニー」優良企業表彰という、宣言・認証・表彰の3段階のステップにより、企業の皆様に一層の御理解・御協力を頂きながら、働く場における女性の「定着」と「活躍」の拡大に向けて取り組んでまいります。

 ということで、次、資料にね、この募集ということでございますが、書いてあります。

 応募期間はですね、4月の19日の火曜日、明日から6月10日の金曜日まででありまして、選考委員会は9月の上旬、表彰企業の発表は10月の上旬、表彰は11月の上旬で、「あいち女性の活躍促進サミット2022」の場で表彰する。大体いつもそういうスケジュールでやらせていただいておりますので、是非、御応募いただければというふうに思っております。

 3ページに2021年度の表彰企業が書かれてあります。「301人以上の部」と「300人以下の部」と、そして「奨励賞」ということですね。よろしくお願いをいたします。

 ちなみに、この「あいち女性輝きカンパニー」はですね、2016年度以降やりまして、これまで30社を表彰しております。表彰区分は、「優秀賞」と昨年度に新設した「奨励賞」の2区分でありまして、「奨励賞」はここに書いてある1社ですね、まだ1社。あとは「優秀賞」ということでございます。

 ちなみに、「あいち女性輝きカンパニー」の登録をいただいた企業さんはですね、現時点で、この4月1日時点で1,045社。2025年度末の目標で1,200社でありますので、目標は達成できるんではないかというふうに思っております。

 要件はですね、「女性の活躍促進宣言」の県への提出、それから女性の活躍に向けた具体的な取組。所定の項目数を幾つかお示ししておりますので、それを実施しているという文書を出していただき、登録をしていただいた会社ということでございます。

 メリットとしては、認証ロゴマークを使える。また、県の公契約(に係る)入札などにおける社会的価値を有する企業としての評価、協賛金融機関における融資金利の優遇、そしてウィルあいちの利用料の優遇といったものでございます。

 ちなみに、「女性の活躍促進宣言」は、現段階では2,126社が宣言を出していただいているということでございます。

 以上がですね、今日の発表事項ということでございました。

(3)新型コロナウイルス感染症について

 (https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

 それではですね、続きまして、本日の感染者、入院状況等ですね。感染状況はまた今日午後に申し上げます。

 まずは、70歳以上の方の割合は7.3パーセント。それから、重症(・中等症)の方の割合が1.4パーセント、ほぼ変わらず。

 次は、検査件数が大体6,000件から7,000件ということですね、平日。

 そして入院状況でありますが、この金土日、休みがありましたので、金曜日の発表は木曜日の(数値の)資料なので、この金土日3日間の変化を申し上げます。

 入院者がですね、505から535、30人増えて535です。重症の方が、18から3人減って15であります。コロナ病床以外が52から1人減って51。なので、コロナ病床は453から31人増えて484。病床使用率が28.4パーセント。また上がってきております。上がってきております。400人ちょっとぐらいまで下がったのか。400切ったっけ、一時(いっとき)。一時(いっとき)切ったな。だから、ちょっとやはり増えているということでございます。20パーセントちょっとぐらいまでいったんだな、確か。なんですが、やはりまたちょっと、この状況ですから増えているということでございます。

 それから、名古屋市内の入院もですね、182が7人減って175ですが、コロナ(病床)以外が、30が29なので、コロナ病床では152が6人減って146。名古屋市内は減っていますね。146でありました。

 それから、愛知病院が、14が6人増えて20人。

 ホテルが、827が38人減って789。

 自宅療養が832人増えて2万2,120。やはり自宅療養は増えるということですね。

 それから、亡くなる方は大分減ってきております。やはり高齢者のワクチンが大分行き渡っているということもあるかと思いますが、金土日で4人亡くなっておりますが、70代が1人、80代が1人、90代が2人ということです。合計が1,998ということでございます。

 それから、クラスターでありますが、四つ出ておりまして。高齢者施設で、21B、23人、岡崎市の高齢者施設。それから21C、名古屋市の高齢者施設10人。それから下で21A、長久手市の保育施設、14人。21D、日進市の大学の運動部、11人。ということでございます。

 以上が入院状況ということでございました。

 今日の陽性者数はまた今日の午後ですね、申し上げたいと思います。

 昨日もですね、1,854。1週間前が2,254ですから、ちょうど400減っていますね。その前の土曜日が、2,474が2,725なので300減っていると。金曜日も2,853が2,531ということで、350減っていると。350だな。350ね。350減っているということで、300、400ぐらい減っているということなので、今日も、月曜日なのでですね、減るんだろうとは思いますけれども、まだちょっと状況はですね、注視をしていきたいというふうに思っております。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナについてですが、間もなく「まん延防止等重点措置」が解除されて1か月を迎えることになります。この1か月間のコロナの感染状況の受け止めと、今後、連休を迎えると思いますが、県民への呼び掛けなどがあれば、お願いします。

【知事】 ちょうどですね、「まん延防止等重点措置」が解除になって1か月、もうすぐ1か月ということでありますが、なかなか厳しい状況だというふうに考えております。

 この数日はですね、300、400という形で少し減っておりますが、やはり基本ですね、2月の、いや、3月の半ばが大体2,100ぐらいに7日間平均がなったのが、2,700ぐらいまで増えてですね、またちょっとここに来て減ってきているということもございますが、正直言って下げ止まり、下げ止まり状況であります。

 やはりですね、オミクロン株、非常に感染力の強いオミクロン株がですね、広がっている。直近の数値でも、愛知県でも60パーセントでありまして、大阪が70、東京が80ですかね。ということで、連休前には、ほぼほぼ置き換わるだろうというふうに言われております。そういう感染力の強いオミクロン株のBA.2が広がっていることと、現役世代、20代・30代の方を中心に、若年層のワクチン接種がですね、まだ30パーセントぐらいだということ、それから、5歳から11歳の小児の接種が8パーセントぐらいだということで、高齢者はですね、もう90パーセント近いワクチン接種(率)になっておりますので、そういう意味では、重症化、重篤化する人は少なくなり、亡くなる方もですね、相当減ってきたということは事実でありますし、高齢者のクラスターも大分減ったということもありますが、やはり現役世代と若い方、子供さんでですね、ワクチン接種が進んでいかない。そして、そういう中で感染力の強いオミクロン株BA.2が広がっているということで、これはやはり感染症、病気の話でありますから、とにかくそういった客観的なデータが積み重なればですね、そういった形で結果も出てくるということではないかというふうに思っております。

 ということでありますので、私どもとしてはですね、少し減少ぎみになってきたということはいい兆候だと思いますが、ただ、やはりこれを更に減らしていくためには、若い世代の方に是非ともですね、ワクチン接種を一人でも多くの方に一日でも早く打っていただくということをですね、お願いをして、そして、感染防止対策の徹底と併せて、このコロナのですね、感染症を抑え込んでいきたいというふうに考えております。是非ともよろしくお願いをします。

 ということで、愛知県は、引き続きですね、「まん延防止等重点措置」は解除、区切りになりましたが、「厳重警戒」、「厳重警戒」ということでですね、引き続き警戒をしていただきたい。感染防止対策の徹底とワクチン接種の加速をね、是非ともお願いしたいということを申し上げておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。

 

【質問】 今少しお話にもありましたが、ここ数日、前の週と比べて感染者数が少し減っているものの、まだ「減少した」とはなかなか言い切れない状況でしょうか。その辺りはどのように受け止めていますでしょうか。

【知事】 ですから、1週間前よりも減少したといっても、これは金土日なんですね。木曜日は増えておりますのでね。木曜日まで8日連続か。木曜日まで8日連続増えて、この金土日3日間減ったということでありますので、そこは本当に減少傾向にまた入ったのか、それともまた一旦、とりあえずこう、何といいますかね、凸凹(でこぼこ)があったのがこうならしてきて、もう一回また同じように横ばいになるのか。これは、今日は多分、月曜日なので減ると思うんですが、明日以降ね、明日以降の今週半ば、火水木金をちょっと見てみないと分からないと思います。

 ということでありますので、足元で3日連続ですね、300、400と減ったと。少しまとまった数字ですからね、それは大変有り難いことだなというふうに思いますが、傾向として本当に減り出したのか、それともとりあえず踊り場的になったのかは、これはちょっと分かりません。ちょっと注視をしなければいけないということだと思います。

 状況的にはですね、先ほど申し上げたように、やはりワクチン接種、現役世代の方が、8月・9月の1回目・2回目のときに比べて、特に職域接種ではスピードが半分以下だということもありますので、なかなか状況としてはそう容易なことではないのではないかと、なかなか厳しいのではないかというふうに思わざるを得ません。

 それと、やはりデルタ株ではなくて、オミクロンも、それもBA.2がどんどん広がっていると。これは若い世代等に、子供にもかかるということでありますので、今後の見通しといいますかね、状況はなかなか厳しいのではないかというふうに思わざるを得ないと思っております。

 ということでありますので、引き続き毎日、日々の状況を注視しながら、また、感染防止対策の徹底とですね、ワクチン(接種)を是非お願いしたいということを、引き続き私どもは働き掛けていきたいというふうに思っております。

 

【質問】 今のお話にありましたけど、3回目接種について現役世代で少し接種率が伸び悩んでいるというようなところで、知事として、考えられる要因というか、伸び悩みについての分析と、それから、今後いつまでにどれぐらいの接種率の水準に持っていきたいかなどの目標みたいなものがあれば、併せて伺いたいと思います。

【知事】 私どもは、前から申し上げているように、12月・1月ですね、3回目のワクチン接種に当たって、とにかく全国のどこよりも先駆けて、全ての年代層について6か月間隔でね、打ってほしいということで、市町村の皆様にも大変御苦労をお掛けしましたが、接種券をですね、一旦8か月とか7か月でセットしたものを6か月に前倒しでやってくれということで大分御苦労をお掛けしましたが、2月中には全てのところで、大体6か月間隔で接種券が届くという形になりました。ということなので、若い方にもどんどんどんどん接種券はね、2月の後半ぐらいから届いているんですね。なので、3月末までに一気にいくかと思っておりましたら、なかなかそれが十分進んでいかない。

 それからまた、現役世代が多い職域接種もですね、夏秋のですね、1・2回目のときの進捗に比べて半分より少ない、1週間単位でね、という状況でありますので、なかなか厳しい状況だなと思います。

 これはですね、やはり一つ、今のオミクロン株の、特にBA.2(の症状)は軽症が多いということと、前回のワクチン接種で若い方は、特に発熱とかの副反応が多かったということもあって、ちょっと様子を見られているということがあるのではないかというふうに思います。

 それは、状況は分かりますが、ただ、ワクチンを接種していただかないとですね、社会集団としては集団免疫の獲得が遅れていきますので、そうなりますと、やはり感染がなかなか減っていかないということに結果なりますから。そういう意味では、是非ですね、ワクチン接種を、今のこの段階でね、もう予約もなくても私どものところは打てますし、企業・職域接種もどんどん進んでいますので、どこでも打てますのでですね、是非、ワクチン接種を御検討いただきたい、お願いをしたいというふうに思っております。

 

【質問】 ちょっと早いですが、来週末から大型連休にも入りますけれども、この間、コロナの状況を見ながら、県民にどのような行動をした方がよいとか、呼び掛けることがあれば、お願いいたします。

【知事】 大型連休の前にはですね、私どもの方からメッセージを出していきたい。特に私ども愛知県だけではなくて、愛知・岐阜・三重、東海三県でですね、また東海三県知事共同でですね、県民の皆様に向けてのですね、メッセージを出していければというふうに考えております。

 その内容はね、基本的に、一つは、やはり県間の移動といったことについてですね、これを控えていただきたいとかそういうことは言いませんが、言いませんが、やはりそうした場合、県をまたぐ移動や、長距離・長時間の移動なりの場合はですね、やはり感染防止対策の徹底を今一度ね、しっかりとやっていただきたいということをしっかり申し上げたいということ。それからまた、春休み前も三県知事共同メッセージで申し上げましたが、あわせてやはり長時間の飲食・会食というのはちょっと控えていただきたいということ。それからまた、あわせてですね、ワクチン接種ですね。若い現役世代の方々、そしてまた小児のワクチン接種を含めてですね、これを是非進めていただきたいということなどを中心にですね、この愛知・岐阜・三重、三県の共同メッセージなどを発出してですね、県民の皆様には、感染防止対策を今一度ですね、しっかりやっていただきたいということのメッセージを出していきたい。そのように考えております。

 

【質問】 今月12日から受付が始まった3回目接種の副反応に対する医療費の見舞金のことですが、今のところどのぐらいの受付があるのでしょうか。

【感染症対策局長】 まだ頂いてはおりません。

【知事】 まだないの。

【感染症対策局長】 ええ。(受付開始日より)前に出された方については、こちらから働き掛けてはいるのですが、まだ。

【知事】 ということです。まだない。

 ですから、12日以降に来たやつは、国に申請するときに、併せてこっちにも同じ書類というか、同様の書類を出してくださいということなんですね。あれは県を通じて出ていきますから。ということなんですが、それがまだ来ていないのと、去年の2月以降のね、やつだと何百件だったっけ。

【感染症対策局長】 86件ほど。

【知事】 86件か。それもですね、もう既に国には出ておりますが、その申請の費用の半額、2分の1は県が出しますからということでお知らせしておりますけれども、現段階ではまだ出ていないということね。今、周知をしているところであります。

 なかなか最初の1週間ですぐというわけには。すぐはなかなか。すぐに出てくることはないかもしれませんね、やっぱりね。ちょっと時間がかかるかもしれません。

(2)電気代の高騰について

【質問】 ここ最近の電気代の高騰について、二つお願いします。元々の世界的なLNG(液化天然ガス)不足に加えて、ウクライナ情勢によって電気代が高騰しています。ここ最近、中堅・中小・零細(企業等)の方々から結構、経営を圧迫しているという声を聞いています。産業県である愛知として、現状をどう認識されているかですとか、受け止めを教えてください。

【知事】 電気代。

【質問】 はい。電気代が今、ウクライナ情勢とかで高騰していて、中堅・中小(企業)とかの経営を圧迫している。

【知事】 電気だけでいいんですか。それとも、石油だとかそういったエネルギー全体。

【質問】 電気です。

【知事】 電気もそうですし、やはりこの点は、去年の秋からのまず原油のね、原油というか石油の、燃料の高騰ということでありましたので、私どもは去年の12月、ですから11月議会ですね、バス、タクシーといった車の、いわゆるガソリンを使うような会社、交通事業者、それから医療機関、介護施設、障害者施設といったですね、福祉施設の送迎のバスやタクシー、そうしたものの燃油のですね、補助をいたしました。それからまた漁船ですね。漁師さんの漁船の燃油の高騰分を、去年の秋から今年3月までのその高騰分の補助をですね、いたしました。それからまた農家のですね、ハウスでの油をたくやつの燃油高騰対策。それからあと、海の交通事業者ですね、篠島(しのじま)とか日間賀島(ひまかじま)に行く海上フェリーだとか伊勢湾フェリーとか、そういったものの高騰対策もやり、また、街中でのですね、銭湯の油の高騰対策もやり、その1年前と1年後のこの秋冬のですね、燃油のですね、差額分を補助ということもやりました。

 今言われた、そういう流れの中で、今回、電気代が上がっているということでありますので、これはですね、大変大きな課題になろうかと思います。なので、燃油に続いて、こうしたことについてもですね、この電気・エネルギーの高騰対策というのも、これは考えなきゃいかんことだと思いますので、一つは、やはり国がどういう施策を打っていくかということをですね、こういった対策についても、そこは注視をしていきたいというふうに思っておりますし、また、現実に私ども県のですね、施設ですね、県や市町村の公共施設の電気代も上がっていますので、その多くの施設をですね、いわゆる指定管理ということで民間企業に委託をしておりますから、これがそもそも、もう既に予算がですね、まだ始まって1か月ですから、すぐなくなることはありませんが、基本、電気代は倍近くなっているというか、倍を超えているというところもあるのかな。なので、そうなると年度の途中でお金が足らなくなりますのでね。そうした場合は、やはりそれで県の施設が止まるなんてことはあり得ませんので、そこは考えていかないかんというふうに思っております。

 様々なそうした文化会館とかスポーツ施設みたいなやつは指定管理で委託している。そこを、その事業者さんに見ろというわけにいきませんのでね。それは誰の責めにも帰せられない事由でのコストアップなんで、行政でしっかりそこは見ていかないかんだろうということが一つと、もう一つは、やはり県の施設。我々、こういうところもそうだし、警察署とか、あと学校とかね、たちまち、それは全部足すと相当な額になりますから、それはやはり見ざるを得ないので。そこはただ、まだ始まって1か月たっていませんのでね、今年度内。昨年度の3月までは既存の予算で大体それは対応できますけど、この4月以降はまだ始まって2週間ちょっとでありますから、そこはちょっと状況を注視していきたいというふうに思っておりますが、情報を注視というか、今、県庁の各部局においてそのリサーチをね、かけております。かけております。その上でですね、必要に応じてというか、必要だろうと思いますので、しかるべき対応はしていきたいというふうに思っております。それは何かというと、追加の予算手当てをせないかんということだと思います。県の施設とかはね。

 経済対策、企業さんの対策について何ができるかは、先ほど(申し上げたとおり)燃油対策はやりましたよ、やりました。県、国からちょっと財源が来て、県の単独事業でやったのかな、あれ大体ね。なんですが、そういう何かある程度分かりやすい指標が出てくればあれですが、電気代となると全ての事業者が対象になってくるので、そこはどこまでできるかはですね、これはちょっとですね、県単独ではやり切れないかもしれませんので、そういう意味で、国の対策をね、しっかりそこは注視をしていきながら、必要に応じてしかるべき対策をしたい、そういうふうに思っています。

(3)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 先ほどのお話にもありましたが、20代・30代の3回目接種が今、多分30パーセント弱か30パーセントちょうどぐらいかなと思うのですけれど、いつ頃までにどのぐらいに持っていきたいみたいな数字の目標というのは、今のところ、あるのでしょうか。

【知事】 これはですね、あまり数値的な目標を言っても、何ていいますかね、それに持っていく何か、後押しする具体的なツール、対策があれば別ですけれども、なかなかそれは難しいかなと思います。

 私は、3月の段階ではですね、3月の頭とか3月の半ばぐらいまでは、3月中、年度末までに全体で50パーセントはいくんじゃないかと、是非いかせたいと申し上げてまいりましたが、結果そこまではいかない。VRS登録にプラス職域接種だとか県の大規模会場など(の分)を入れてもですね、あの段階で四十四、五パーセントぐらいだったかなということでありました。明らかに2月の後半というか、3月に入ってから少しスピードが鈍化したのは事実なので、なかなか、いつまでにどういう目標をということはありませんが、前回、職域接種の加速をですね、通知も出させていただきましたが、毎週水曜日には、企業・団体の職域接種の実績を聞き取りしておりますので、そこと前回、8・9月の1・2回目のときの進捗で、やっぱり半分もいかないということもありますので、状況を見て、またそういったところに働き掛けはしていきたいというふうに思っております。ただ、なかなか、いつまでにどのぐらいというのを申し上げるところまでは、まだいかないのではないかということかなというふうに思います。

 是非、できましたらね、やっぱりワクチン効果がある程度効いてくるのは、年代別にしてもやっぱり50パーセントぐらいはいってほしいと。前回、1・2回(目)のときは、20代・30代も75(パーセント)ぐらいはいったんだな、確かね。もっといったのか。そのぐらいだよな。75はいったな。10歳代でも73.7パーセントでしたかね、12歳から17歳まで。

 なので、そういう意味で、やはり当面は、やはり50パーセントはいってほしいというふうには思いますが、職域接種が、多分20代・30代は五、六ポイントぐらいはVRSに入っていませんので、実際はもう30パーセントは超えていますけども、ただ、それでもまだ40はいかないというので、まだまだ、先はまだ遠いかなという感じなので、若い現役世代の方、そして企業・団体の皆様、是非ですね、現役の方へのワクチン接種をですね、進めていただくようにお願いを申し上げたいというふうに思っています。

 ですから、逆に言うと、去年の10月・11月・12月の3か月にぐっと減ったのは、明らかにワクチン効果だと思いますね。全体で、愛知県で78(パーセント)までいきましたから。高齢者は九一、二ぐらいまでいったかな。なので、そうするとですね、現役世代もやはり75は超えたということでありますから、そうなると効いてくるんですね。ところが、まだその30パーセント台、30パーセントちょっとぐらいだとですね、なかなかワクチン効果が効いてこないということなので、是非ですね、当面は、やっぱり50は目指したいというふうに思っておりますが、しかし、じゃあどうやったらそこを推し(進め)ていけるのかということについては、なかなか特効薬があるわけではないので、日々日々、状況を注視して働き掛けをしていくと、お声掛けをしていくということだと思っています。

 すみません、今、手元に(資料が)来ましたけど、2回目の接種でですね、年代別でいくと、10代が73.8パーセント、20代が74.6パーセント、30代が76.3パーセントということ。大体合っているな、やっぱりね。

 ということなので、基本は、一番いいのはそこに近づけるということですが、まずは、やはり50パーセントというのはですね、目指したいと思っております。なので、まだそこに、まだまだ遠く及ばないという状況なので、それも感染力が非常に強い変異株に置き換わっているということは、非常に厳しい状況が続くということだと考えておりますので、何とぞ感染防止対策の徹底とですね、ワクチン接種をよろしくお願いしたいというふうに思っております。

 以上です。