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2022年6月13日(月曜日) 午前10時

ページID:202206013 掲載日:2022年6月24日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 それでは、皆様、おはようございます。6月13日月曜日ですね、午前10時、定例会見を始めさせていただきます。

 今日は3点御報告をして、その後、今日のコロナの、今日午前中の入院状況等を申し上げて、ということにさせていただきます。よろしくお願いします。

(1)☆県政150周年記念「わたしの大好き!な愛知」の写真の募集について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/kikaku20220613150thphoto.html

 さて、3点ございますが、まずはですね、1点目、県政150周年記念「わたしの大好き!な愛知」の写真の募集についてであります。

 1872年、明治5年11月27日に現在の愛知県が誕生し、2022年で150周年です。この節目の年を県民の皆様と盛り上げていくためにも、愛知の歴史を振り返り、魅力を再発見していただくため、「わたしの大好き!な愛知」のワンシーンをInstagram(インスタグラム)で募集するキャンペーンを実施いたします。

 キャンペーンのテーマは「わたしの大好き!な愛知」でございまして、県内各所の楽しい場所、安らぎを感じる場所、歴史を感じる場所、感動した景色や体験、住み心地のよい街の風景、グルメスポットなど、広く伝えたい、未来に残していきたい大好きな愛知の写真を募集します。

 応募資格はありません。どなたでも御応募できます。Instagram(インスタグラム)で愛知県政150周年公式アカウントをフォローしていただき、「#(ハッシュタグ)わたしの愛知」を付けて写真を投稿してください。本日から9月30日まで募集しております。

 投稿いただいた写真は県のWebサイトに掲載させていただくとともに、映画監督の堤幸彦(つつみ ゆきひこ)氏に御覧いただき、堤氏が選んだ幾つかの写真については、11月27日に開催する150周年の記念式典の、堤氏が監修する演出映像に活用させていただきます。

 また、式典映像で活用させていただいた写真を応募された方の中から、抽選で10名様に、スタジオジブリ鈴木敏夫(すずき としお)プロデューサーが描いた150周年記念ロゴマークキャラクター「いこまいまい」・「あいちゅん」の縫いぐるみをプレゼントいたします。

 県政150周年を皆様と大いに盛り上げてまいりたいと考えております。たくさんの投稿をお待ちしております。

 ということで、その内容がこちらの資料ということでございます。6月13日、今日から9月30日までということで、Instagram(インスタグラム)で#(ハッシュタグ)を付けて投稿していただくということでございます。よろしくお願いをいたします。

 これはちらしですね。いろんな風景があると思いますのでね、是非多くの皆様にね、素晴らしい感性でね、「えっ、こんなものがあったのか」というようなのを切り取ってですね、どんどん貼り付けていただけたら有り難いなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 これがまず第1点でございます。

 ということでね、堤幸彦監督は、生まれはね、(三重県)四日市市ですけれども、幼少期に愛知県に移り、高校卒業までの学生時代を愛知県で過ごしたということで、日本を代表する演出家、映画監督ということでございます。私どもの「あいち航空ミュージアム」の名誉館長もね、務めていただいておりまして、いろんなことでまたいろいろお世話になっておりますので、またね、今回もお願いさせていただいたということでございます。

(2)スマートシティモデル事業の選定結果について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/smartcity-modelproject/smartcity-modelproject2022.html

 続きまして、二つ目です。スマートシティモデル事業の選定結果についてです。

 急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティの実現がこれからのまちづくりの重要なテーマとなっております。

 そこで愛知県では、スマートシティの取組を広げていくため、県内市町村を対象に、ICT等の先端技術を実用化・事業化できる民間事業者等の方と連携することを条件として、スマートシティの取組のモデルとなる事業を公募いたしました。

 この度、応募があった8市町村から、実施市町村として、岡崎市、半田市、刈谷市の3市を選定し、今月末から順次、事業をスタートさせてまいります。

 岡崎市では、次世代パーソナルモビリティを活用した中心市街地の渋滞緩和に取り組んでいただきます。この取組は、来年、大河ドラマ館が開設することにより懸念される中心市街地の渋滞対策として、公共交通の利用促進や車アクセスを駅周辺駐車場へ分散誘導し、その際、来街者、街へ来られる方のね、移動起点となる東岡崎駅から大河ドラマ館へのアクセスに、次世代パーソナルモビリティを活用して、利便性の向上を図るものでございます。

 ということで、こちらですね。この資料ですね。半ぴらで、ちょっと字が細かくなっておりますが、またこの資料、それぞれ各市で一つ、1枚1枚付けてありますが、これが岡崎の資料ということで、御覧をいただきたいと思います。

 今申し上げたようにですね、東岡崎(駅)から大河ドラマ館、岡崎城公園のね、大河ドラマ館まで行くモビリティというようなものを、パーソナルモビリティを活用して利便性の向上を図るなどなどということでございます。

 推進体制は、ここにありますように、岡崎市さんとかですね、テルウェル西日本(株式会社)、西日本電信電話(株式会社)さんなどなどということでございます。

 続きまして二つ目、半田市でございます。

 半田市では、稲作を中心とした水確認モデルと収量等予測モデルの構築に取り組んでいただきます。この取組は、農家数の減少や農業就業人口の高齢化が課題となる中、中核的担い手農家による集積化が困難なほ場の利用を促進し、効率的な農業の推進による収穫量向上を図るため、効率的な水の管理や収益の最大化、労力、負担感の軽減に資するほ場における水確認モデルや米の各品種における収量等予測モデルの実証、農家が使いやすいインターフェイスの構築を図るものでございます。

 ということで、こちらは農業ですね。農業の稲作、水田農業についてのこうした水確認モデルと収量等予測モデル(の構築)ということでございます。

 続きましてですね、三つ目が刈谷市。

 刈谷市では、刈谷スマートウェルネスプロジェクトに取り組んでいただきます。この取組は、5Gを活用した救急医療分野でのリアルタイム映像等によるフィールド実証や睡眠センサー、デジタル聴診器などを活用したスマートデバイスによる遠隔診療、パワーアシストスーツや歩行訓練ロボット等のフィールド実証により、地域医療・介護のスマート化のモデルケースの構築を図るものです。

 これらのモデル事業の成果については、成果報告会などを通じ、全市町村で共有するとともに、優れた取組については県全体に広めていきたいと思っております。こうした取組を通じ、県内市町村のスマートシティ化に向けた取組をしっかりとサポートをしてまいりたいというふうに思っております。

 刈谷スマートウェルネスプロジェクトについては、ここにありますようにですね、この5Gを活用した救急医療分野のフィールド実証、スマートデバイスによる遠隔診療、それからパワーアシストスーツ、歩行訓練ロボットのフィールド実証ということで、医療(分野)から介護・在宅(につなげる)など福祉分野のスマート化ということで。この資料の右上ですが、構成団体としては、(刈谷市、)医療法人豊田会、これは刈谷豊田総合病院ですね、NTTドコモ、NTT西日本(西日本電信電話)、NTTビジネスソリューションズ、パラマウントベッド、ジェイテクトといった皆様が参加をされるということでございます。

 なおですね、8市町村、大変素晴らしい提案がたくさんありましたが、これはですね、とりあえず今回、予算的に三つということでありましたんで、こうして選定をさせていただきました。これは、外部有識者も含めてですね、いろいろ御意見を頂いて、しっかりこの地域の課題解決につながるかどうかといった取組内容、また先進性、それから民間企業等と連携できているかどうかといった実施体制、将来性、また、他の市町村への横展開がどうかといったような観点から評価を頂いて、こういう形で選定をさせていただいたということでございます。

 がですね、大変素晴らしい提案をたくさん頂いたということでありますので、更にですね、個別に、これはとりあえず三つ選ばせていただいて事業を進めていきますが、更に個別にもですね、また引き続きヒアリング等、お聞きをしながらですね、そうした各市の皆様がですね、更に意欲がおありだということであればですね、また個別に相談をしてまいりたいというふうに考えております。

 この三つと一緒に、同じようにスタートするというわけにはなかなかいかないかと思いますが、また更に、いや、どうしてもこれはやっていきたい、ということであればですね、別にこれで、しゃくし定規に三つで、あとはもう知りませんよ、というわけにはいきませんのでね、やっぱりそこは個別にまた相談をさせていただいて。

 どちらかというと、是非そうした皆様ともですね、また更に進めていって。とにかく私どもは、やっぱり愛知県内全域でですね、こういういろんな地域の課題に向けたスマート化をね、進めていくということが必要でありますので、そういうふうに取り組んでいきたいというふうに思います。個別にまた相談をしていきたいというふうに思っております。

 あと、資料の方ではですね、選定結果で、さっき言った岡崎市の(事業のコンソーシアム)構成団体ですね。それから、2ページの(2)半田市の(事業のコンソーシアム)構成団体。これは、半田市、常滑市、知多市、南知多町とListenField(リッスンフィールド)株式会社という会社さんですね、とで組んだということでございます。ということですね。それと、刈谷市は、先ほど申し上げたそういう、NTT関係と刈谷豊田総合病院(医療法人豊田会)を中心にということでございますね。ということでございます。

 以上がですね、スマートシティモデル事業の選定結果ということでございました。

(3)Aichi-China Innovation Program 中国支援機関連携事業の成果について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/chugokuseika2021.html​)

 それでは最後にですね、中国支援機関連携事業の成果について申し上げたいと思います。三つ目の資料を御覧いただきたいと思います。

 愛知県は、2018年10月に策定した「Aichi-Startup戦略」に基づいて、本県産業の成長を拡大させるスタートアップ・エコシステムの形成に向けた取組を進めております。

 海外の連携としては、フランス、アメリカ、シンガポール、中国に、先日の渡航で覚書を締結したイスラエルを加えた、エコシステム先進地5か国と共同事業を実施しており、その成果を順次報告しております。

 4回目となる本日は、中国の支援機関との連携事業であります。

 記者発表資料1ページには、概要を記載しております。

 愛知県は、世界でも有数のスタートアップ育成の取組を行っている中国・清華(せいか)大学及び上海(しゃんはい)交通大学と連携協定を締結し、2020年度から、連携プログラムとして、「Aichi-China Innovation Program」(アイチ・チャイナ・イノベーション・プログラム)を行っております。

 まず、清華大学とは、大学傘下の企業で、これまで5,000以上のスタートアップ支援実績があるTUS(タス)ホールディングスと連携したプログラムを2020年度から実施しております。

 また、上海交通大学とは、2021年度から連携事業を開始をいたしました。

 記者発表資料2ページには、連携機関の概要を記載しております。

 参考2に記載いたしました清華大学とは、スタートアップ支援人材の育成を図るため、昨年度、本県職員1名をTUSホールディングスのグループ会社に派遣をいたしました。要は、受け入れてくれたと。実質、研修のような感じでございますが、1名受け入れていただいて、1年ですね、しっかりと研修をしてですね、そこで事業を学んできてもらったということでございます。これは2021年4月から2022年の3月末までですね、ということでございまして、1名。

 今年はまだ。

【経済産業局長】 今年はまだです。

【知事】 結局、まだちょっとコロナで。コロナでちょっと。2年目も受け入れてくれるという話でやっていたんですけども、ちょっとこのコロナの状況で。

 行って何か月も待たないかんのだろう。入れないのか、現地に。

【経済産業局長】 入れないです。

【知事】 ということなんですね。

 行ったのがね、派遣先が、とりあえず中国国内のTUSホールディングスの傘下のサイエンスパークというのが中国国内に10以上あるんですけどね、私どもの職員があれなのは、その中の一つのスタートアップの拠点、蘇州(そしゅう)であります。上海のこっち側ね。上海-南京(なんきん)の新幹線に乗っていくと、巨大な駅がありますけれども、蘇州は。もう完全に中国を代表するスタートアップといいますか、そういうベンチャーといいますかね、そういった拠点が蘇州でありますが、そこの蘇州啓迪時尚教育発展有限公司(そしゅう・けいてき・じしょう・きょういく・はってん・ゆうげんこうし)というところに派遣をしたということでございます。コロナのロックダウンが解ければ、また送りたいというふうに思っております。

 ただ、中国語でビジネスができるのが条件ということなので、それを一応、県庁内で募集したら、いたんですね。ちょっと驚きましたけど。全然、仕事は(中国と)関係ないんだよ、今まで。何やっとったんだって(聞いたら)、いや、趣味でずっとやっていましたと。県庁に入って二十何年も、ずっと趣味で中国語をやるのかと思いましたが、こういうときに役に立つということかなと思っております。

 ちなみに、今年の1月からは、アメリカのですね、テキサス大学には1人送っております。1人送っております。

 そういう形でどんどん送っていきたいというふうに思っております。

 パリも送っているんだっけ。

【経済産業局長】 パリは送ってないです。

【知事】 あれ、違ったっけ。あれは何だ。これからか。

【経済産業局長】 ジェトロ(独立行政法人日本貿易振興機構)へはこれから。

【知事】 ジェトロか。そっか。

 ということで、やっぱり人材を育てていかないとね、いけませんので。これは1年、2年、3年という話じゃありませんのでね。これは5年、10年、15年、20年。やっぱりこの地域というかね、この地域というか、愛知・名古屋というか、この地域を変えないといけませんのでね。ビジネルモデルを変えるというのがこのスタートアップの大きな目的だというふうに思っておりますので、これは変えていきたい。ひいては日本のビジネスモデルを変えていきたいというふうに思っております。

 さて、ということで、それが2ページということでございますが、続いてですね、資料の2ページですが、今年度も4月から1名の派遣を予定(していたが)、これがそうだな、コロナの影響で延期だと。中国でのコロナの感染状況が安定し、出発に向けた手続が整い次第、渡航する運びとなっているということでございます。

 また、参考4に記載しました浙江(せっこう)大学とは、覚書を締結することについて合意しておりまして、締結に向けた準備を進めてまいります。

 浙江大学はね、浙江省の杭州(こうしゅう)にあります。アジア(競技)大会がちょっと今年、残念ながら9月(から)延期になりましたが、アリババの本拠地でもありますしね。やっぱり日本でいう古都、日本の京都みたいなところですね。ということでありますので、そういったところともしっかり結んでいきたい。今はアリババを中心とした完全にIT都市ということでございますね。

 それからですね、続きまして、記者発表資料の4ページでございます。中国の支援機関との連携におけるこれまでの経緯であります。

 2019年5月に私が中国を訪問し、清華大学、上海交通大学、浙江大学を訪問して、各大学と相互に連携していくことについて合意をいたしました。その後、同年9月に清華大学の邱勇(きゅう ゆう)学長、11月に上海交通大学の黄震(こう しん)副学長にそれぞれ愛知県にお越しいただき、各大学と「スタートアップ支援」を対象分野として含む包括交流に関する覚書を締結をいたしました。この覚書を基に、清華大学とは2020年度から、上海交通大学とは2021年度から、スタートアップ支援に関する連携プログラムを実施しているということでございます。

 いろいろ、それぞれ御縁がありますが、上海交通大学は、元名古屋大学総長の平野(眞一。ひらの しんいち)先生がですね、退官されてから請われて上海交通大学で、全て向こう持ちで研究室を開いてですね、学生なり教官の育成もされておられたという御縁。もう10年以上やっておられるんですね。という御縁で、そんなことで橋渡しもしていただいたということでございます。

 さて、そして、このプログラムの事業概要につきましては、記者発表資料5ページから7ページにかけて記載しております。

 まず、TUSホールディングスとは、(1)中国市場の理解促進やマーケティング、知的財産面での知見等などを学ぶ「中国市場理解連続セミナー」、(2)TUSホールディングス関係者、中国関連法務エキスパートの弁護士、中国展開を達成している先輩起業家などがメンターとなり、個々のスタートアップの中国へのビジネス展開を支援する「県内スタートアップ支援プログラム」、(3)TUSホールディングスが選定したAI・IoT、モビリティ、環境・エネルギー、新素材などの分野における最先端の中国スタートアップと県内企業との協業を目的とする「マッチングプログラム」、の三つのプログラムを展開をしてきました。これも具体的に2020(年度)・2021(年度)と、ここにあるようにやってきたということでございます。ということでございますね。

 6ページの(2)(県内スタートアップ支援プログラム)は、こういった企業さんもですね、サポートをしてきたということでございます。

 (3)は、こういった、2020・2021(年度)と、企業さんも参加してマッチングプログラムをやったと。

 それから7ページがですね、上海交通大学との連携プログラムということでございますが、これは(上海交通)大学と在上海日本国領事館が共催で開催したセミナーに本県がパネリストとして参加し、スタートアップ戦略の紹介をしたということでございます。

 これらの事業の成果につきましては、7ページの「3 これまでの成果」に記載しております。

 また、2021年度の具体的な成果事例については、8ページの(2)に記載をいたしております。

 まず、「(1)中国市場理解連続セミナー」では、延べ204名の方に御参加をいただき、中国の最新のビジネス環境や知的財産等に関する知見を習得することができました。また、このセミナーに参加したスタートアップが「(2)県内スタートアップ支援プログラム」への参加を決めるなど、具体的な中国展開の動きにつながりました。

 次に、「(2)県内のスタートアップ支援プログラム」では、参加スタートアップ3社のうち2社が、中国の企業との秘密保持契約、NDAの締結に至り、開発や販路拡大に向けた提携の検討を開始をいたしております。ということで、実績も上がっているということでございます。

 さらに、「(3)マッチングプログラム」では、中国スタートアップと県内企業との協業に向けた個別面談が17件実施され、現在、共同開発や出資など具体的な協業について検討されているところであります。

 最後に、今年度の事業について、8ページのですね、「4 2022年度事業について」を御覧ください。

 TUSホールディングスとの連携プログラムとしては、引き続き、「中国市場理解連続セミナー」、「県内スタートアップ支援プログラム」、「マッチングプログラム」を実施することといたしております。

 今年度は、新型コロナウイルス感染症の状況によっては、県内スタートアップ支援プログラムにおけるピッチイベントを中国で開催することにより、直接、現地での具体的な商談につなげていくことを検討しております。コロナが収まれば、是非、中国でやるということで、準備は進めてまいります。

 それから、上海交通大学との連携事業としては、交流セミナーを愛知と上海で開催することを予定をいたしております。

 引き続き、こうした中国の支援機関・大学の先進的なノウハウやネットワークを活用し、スタートアップ支援に取り組むとともに、愛知独自のスタートアップ・エコシステムを推進していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 ということで、8ページ・9ページに(あるように)、今年もこういった形で事業を進めていきます。浙江大学とは、まずは協定を結ぶということで、今、準備を進めているところでございます。着実にやっていくということだと思っております。

 我々が先行してやっていけば、必ず県内の企業さんといいますか、県内といわず、いろんな、多様な企業さんと一緒にやっていけるということになろうかというふうに思っておりますし、いろいろな外交関係等があるにしてもですね、やっぱりあの巨大な中国マーケット、中国市場と、躍動する中国の企業の活力といったものはですね、やはり連携をしていく、マッチアップしていく必要があるというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございますね。

 というのが発表事項でございました。

(4)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

 そして、最後に、今日の感染状況はまた午後に申し上げますが。入院状況ですが、いつもの資料。70歳以上の方は6.8パーセント、重症(・中等症)の方は1.3パーセント。

 そして検査件数は、先週は平日が、先々週だね、6,000件、7,000件という状況でございまして。

 入院状況は、今日の資料がありますが、金土日の3日間の変化を申し上げますと、入院者がですね、333人から22人減って311人。金土日3日間でね。コロナ病床は、222がですね、25人減って197で、病床使用率が11.5パーセント。重症の方が1人減って4人ということです。

 それから、ホテル入所は62人減って280人。大分減ってきましたね。

 自宅療養も587人減って7,567人。これは金土日3日間でね。

 この金土日でお二人亡くなっておられますが、このお二人は70代の方ということでございます。

 クラスターが二つ出ております。24U、江南市の高齢者施設38人。24V、安城市の障害者施設17人ということで。どうしてもそういったところに入るとですね、入所系でだと、やはり広まってしまうということでございますので。なので、やはりスクリーニング検査はしっかりやりたいということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上です。

(5)明治用水頭首工の漏水について

 それでは、最後にですね、明治用水頭首工について、今朝の状況をちょっと申し上げますと。

 昨日、(東海)農政局が、夜ですね、地元説明会をやり、右岸堤の工事の状況といったことを説明をし、取水口から導入する矢板と後ろの土のうの100メーターはもうできたと。できたと。あとは、水門を上げ下げをして、その取水口から取り入れられるかどうかを試験的に何日かやって、ということでございます。

 それから、左岸堤の方の工事もですね、全部、大型土のうですね、鉄で巻いたような大きな、中に土を、土というか砂だな、というか土を入れる大型の土のうですね。マックスウォールという、これは商品名だな。これをどんどん積んで、そしてそこの鋼矢板で囲ってですね、頭首工のところで穴が空いたところを囲ってドライにしてということを、こういう工事をやりますよということで説明会をやり、この7月末を目標に締切工を完成するという地元説明会をやられたとお聞きをいたしました。

 何か、そういった状況のスケジュール等々についてはですね、今日の午後2時にですね、(東海)農政局さんが会見するというふうに聞いております。

 とにかく着実にやっていただくようにですね、これは強く申し上げていきたいというふうに思っております。

 なお、今日の朝、午前7時現在の流量は毎秒8.36立米ということで、安定して取れているということでございます。できるだけ早くですね、この右岸堤の明治用水の本体の取水口から自然に取水ができて、ポンプはもちろん予備で残しますけれども、ポンプによらずに自然の取水ができる、そうなるとほぼ普通に供給できますのでね、ということを期待したいというふうに思っております。

 あと、いろいろ工事でですね、夜とか朝とかやっているので、結構いろいろ地元の皆様にも大変御迷惑をお掛けしていることかと思っておりますが、またそうした点もですね、きめ細かく丁寧に対応をしていきたいというふうに思っております。これは(東海)農政局、それから中部(地方)整備局、それからまた豊田市さんともよく連携をして、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。

 私から以上でございます。

 そうだ。ちなみに、土曜日に雨が降ったから大丈夫かなと思ったんですけど、あんまり大したことなかったんで工事は進んだと、土日もなく進んだと、こういうことでございました。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)明治用水頭首工の漏水について

【質問】 (東海)農政局の所管かもしれませんが、まだ自然取水が始まったわけではないですよね。

【知事】 違います、違います。

【質問】 ですよね。工事がある程度終わって、今、調整中というような(状況)。

【知事】 ですから、工事がある程度終わってきたので、次はあれですね、今はだから、何ていいますかね、そこまで水をためているんじゃなくて、水門を開けて流していますから、それを徐々にせき止めて、水位を一遍に上げるとあれですね、水漏れが起きたり、崩れちゃっても困るので、少しずつ上げていって、大丈夫だというのを確認してですね、取水口のところまで持っていくと。それをやるのに何日かかかると。それはそうだと思いますね、やっぱりね。せっかくここまで来たんでね、ということでございます。

 だから、今日の午後の会見で(東海)農政局の方も、いつ頃をめどにとはなかなか言いづらいんじゃないでしょうかね。やっぱり試験やってみないとね。水位を上げていったら、何か思わぬところから水漏れするってあり得ますからね。なので、そこはこれから。

 一応、でも、しかし、その矢板のあれですね、10メーター(長さ)の矢板を打ったと、100メーター(距離)。ということなので、1週間たたずに打てたということですかね、やれやれといいますか、よくやっていただいたかなというふうに思います。