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2022年7月11日(月曜日) 午前10時

ページID:20220711 掲載日:2022年7月25日更新 印刷ページ表示

 

 

1 知事発言

 それでは、皆様、おはようございます。今日はですね、7月11日月曜日、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)第26回参議院議員通常選挙の結果について

​ 昨日までですね、18日間のですね、参議院(議員)選挙、第26回参議院(議員)通常選挙が行われておりました。記者の皆様もね、取材等々で大変お疲れではないかと。昨日も夜遅くまでということではないかと思いますが、また今日もね、早朝から、8時45分から「夏の交通安全県民運動」の出発式をまた取材していただき、誠にありがとうございます。

 私もちょっと昨日は遅くまでおりましたけれども、結論から言いますと、愛知県選挙区では、私が応援させていただいた4人の方が全員当選をされたということで、この結果は喜ばしいことではないかと思います。

 また、当選された皆様にはですね、頂いた得票、支持をいただいた皆様の御意思を体してですね、しっかりとまずは国政で御活躍をいただくということと、また、私ども愛知の声をね、国政に届けていただけるように、引き続き全力で頑張っていただくように、よろしくお願いを申し上げたいと思います。

 選挙期間中、いつも申し上げましたが、国会、県(議)会、市(議)会ね、皆様としっかりスクラムを組んでね、やっていくということが大事だと思いますので、その先頭に立ってね、頑張っていただきたいというふうに思っております。心から激励、エールを送りたいというふうに思います。

 また、全体の投票率が、愛知県が52.18パーセント。全国が52.16(推定)なので、ほぼ同じということでありますが、前回よりも4ポイント、前回は48.18なので4ポイント上がったということで、投票率が上がるということはいいことだというふうに思います。本当はもうちょっとね、60ぐらいいってほしいということではありますが、とにかく一歩一歩かなというふうに思っております。

 ただ、この選挙期間中ですね、最終盤の金曜日、奈良県でですね、安倍元総理が襲撃されて命を落とされるという、あってはならない、痛ましいといいますか、事件がありました。ただただ、今をもってしてもね、ただただ悲しいということだけですね、私は。ただただ悲しい、ただただ悲しいということであります。長い付き合い、長い御厚情を頂きましたんで、そういう意味では、まだ私自身は受け止められないということでございます。何でこんなことが起きるんだと、何で防げなかったのだという思いが募ってなりません、なりません。ただただ悲しく、悲しいということであります。

 しかしながら、今回の選挙は選挙でね、この選挙で当選された方は全力で頑張っていただきたいというふうに思っております。それから各政党もね、それぞれの皆様の訴えられたことをしっかり実行、実現するように努力をしていただきたい、頑張っていただきたいと。政治は結果でありますから、結果を出すように頑張っていただきたいと、心からお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 それではですね、発表事項からまいります。

 今日は3点ございますが、簡潔に申し上げたいと思います。

(2)「令和5年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/202207kuniyousei.html)

 まず1点目、「令和5年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」についてです。

 毎年、夏と秋ですね、概算要求と本予算のときに、国への要望・要請をしております。

 要請項目がまとまりました。別紙1のとおり、全体で46項目でございます。要請書につきましては、別冊としてですね、「明治用水頭首工で発生した漏水事故に関する緊急要請」、そして「新型コロナ(ウイルス感染症)対策の強化」というのを別冊とし、1から44までの項目を厚い冊子の本冊にまとめております。

 今回、新規項目として追加した項目は「新規」と記載をし、内容を変更したものは「内容変更」と記載しております。

 それでは、新規(項目)と主な変更(箇所)を申し上げます。

 まず、別冊の「明治用水頭首工で発生した漏水事故に関する緊急要請」でございます。緊急要請でございます。

 これですね。

 これは、今年5月に発生した大規模な漏水事故への対応に必要な施策を要請していくこととしております。

 具体的には、農業用水、生活用水、工業用水の本来の必要水量を一刻も早く確保するため、強固な仮設構造物による緊急取水の適正量確保を要請します。

 また、農業者に対する補償・支援として、県が応急的に行う農業用水確保に向けた取組や農業者への支援事業について、全額を国費で負担するよう要請をするというものでございます。

 続いて、「新型コロナウイルス感染症対策の強化」であります。第7波に突入したということでありますので、社会経済活動とのバランスを取りながら感染拡大防止に取り組むために必要な施策を要請していくことといたしました。

 まず、「ワクチン接種の円滑な実施」です。6月30日に4回目接種について厚生労働大臣に文書を出しましたが、改めて、医療従事者、高齢者施設等の従事者を始め、3回目接種を終えた全ての国民に接種対象を拡大するよう要請いたします。

 「地域経済への影響を踏まえた対策」として、感染症の影響に加え、原油価格の高騰、円安等により厳しい状況にある事業者を支援するため、幅広い経済対策や為替の安定化対策などを働き掛けてまいります。

 続いては、明治用水に関する緊急要請、感染症以外の項目でございます。

 この赤い表紙でございますね。ということでございますが、資料としては、こちらの資料をね、開きながら御覧をいただければというふうに思っております。お手元の、この赤でない、こっちのまとめた資料ですね。

 まずはですね、今回大きく変更した主な内容といたしましては、四角囲みでありますね、この1ページですがね、別紙1のところ。「1 空港・港湾等の物流拠点と生産拠点を結ぶ広域道路ネットワークの整備推進」であります。

 一宮西港道路の国による路線検討の推進、名古屋三河道路の県が行う路線検討の支援を要請するものでございます。これは、もう既にやっておりますがね、今年3月に国の方が発表したことを受けてということです。

 「4 中部国際空港の第二滑走路の整備を始めとする空港の機能強化」です。

 これは、昨年12月に「中部国際空港の将来構想」をまとめて、内側のところにですね、誘導路を活用して第二滑走路を造ると、2027年度にね。今年度から環境アセスメント調査を始めるということでありますので、それに向けた取組をしっかり加速をしてほしいということでございます。

 次に、「7 持続的な経済成長の実現と産業競争力の強化」です。

 自動車電動化により影響を受ける自動車サプライヤーへの人的・財政的支援の強化、及び自動車諸税について税負担の一段の軽減と簡素化を要請するものでございます。

 また、税制のみならず、日本の基幹産業である自動車産業をどう位置づけていくか、産業・雇用政策、エネルギー、カーボンニュートラルの政策も含めた骨太の議論を求めてまいります。

 この点はですね、この間も、全国知事会(地方)税財政常任委員会でも申し上げました。シェアリングサービスで保有から利用へと、サブスクリプションというのがどんどん進んでいくと台数が減ってくる。電動化が進めば、エネルギー、燃料課税の分が減ってくる。ほっとけば、自動車の関係諸税は減るんですね。だからといって、税金を増やすということになると、自動車産業は、ふざけるなと、そんなことがあったら日本から出ていくぞということになるので、そこをどうするんですかということを、本当に、税の議論だけではなくて、初めに税収ありきじゃなくて、しっかり議論しないといけませんなということをですね、今度の7月末の全国知事会でも言います。問題を投げ掛けていきたいと思います。

 次に、「9 イノベーション創出に向けた支援の充実・体制の強化」であります。

 当地域を始め、(首都圏以外の)有力なスタートアップに対して十分な資金供給を要請するというものも入っております。

 「13 MICE(マイス)誘致と国際観光の推進」。

 これは、「グローバルインダストリー日本版」を2024年3月にやるということを、この間、5月にフランスで発表してきましたが、こうしたことについての支援。それから、ツーリズムEXPO(エキスポ)ジャパンについても誘致を行っておりますので、こうしたものについての支援をお願いをするものでございます。

 次、「15 農業の生産力強化」です。

 燃油・配合飼料の高騰に関する支援、それから「施設園芸セーフティネット構築事業」の加入要件緩和、「配合飼料価格安定制度」の制度拡充ということで、こうしたものを要請してまいります。もう既に我々も講じておりますけどね、更にということです。

 それから、「19 学校教育の充実」です。

 これはですね、愛知県では、教員の大量退職に伴って新規採用者を増やしてきたので、若年層の教員が多くて、近年、育児休業取得者が増加している。これは大変結構なことでございます。それに伴い、育児休業者の代替となる臨時的任用教員が不足し欠員が生じておりまして。この育児休業代替者についてはですね、いわゆる臨時任用でやってくれと、こうなっているんですよ。おかしくありませんかね、これ。おかしいんですよ、これ。なので、要は、集まらないんです。なので、正規教員を充ててくれと。正規教員を充てた場合はですね、国庫負担にならないっていうんだね、今の制度は。これは余りにもおかしいので、これはですね、しっかりそれは対象にしろということを言う。これも(全国)知事会に言ってね、(全国)知事会の共同要望にしたいと思いますね。

 それから、「31 アジア(競技)大会・(アジア)パラ(競技)大会の開催に対する支援」ということで、宝くじ、toto(スポーツ振興くじ)による支援、それからまた(組織委員会への寄附金について、法人)税法上の指定寄附金などへの指定ということをお願いをするというものでございます。

 その他、多くの要請項目を取りまとめておりますが、これは全て大事なものでありますので、積極的に要請してまいります。

 そして、曜日はですね、7月21日・22日の木・金。来週ですね、来週の木・金で予定をして、今、日程調整しておりますので、また決まり次第、直前になろうかと思いますが、御連絡をさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 これがまず第1点ということでございます。

(3)愛・地球博記念公園におけるユニバーサルサービスボランティアの募集について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/koen0711.html)

 続きまして二つ目です。愛・地球博記念公園におけるユニバーサルサービスボランティアの募集についてです。

 愛・地球博記念公園は、愛知万博の理念である「県民協働・県民参加」を継承する公園でありまして、愛知万博開催時からボランティアの皆様に支えられ、共に歩んできた公園です。今後も、将来に向けて「県民協働・県民参加」による「おもてなし」の精神を育て、つないでいきたいと考えております。

 本年11月には、この愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」が開園をし、国内外から多くの方が来園されます。そこで、愛知県では、「ジブリパーク」の開園に向けて、ユニバーサルサービスを担うボランティアの募集を開始します。

 募集期間は、本日から9月11日までで、募集人数は100名を予定しています。

 活動期間は、10月12日から今年度中、3月末までで、その後は、年度ごとに募集をしていきます。ボランティアさんということでありますので、毎年毎年ね、お願いをしていこうということです。

 活動場所は、万博公園(愛・地球博記念公園)の北口・西口の案内所周辺を予定しておりまして、ジブリパークエリア外での活動となります。

 活動内容は、言語、手話、筆談対応、介助の必要な方のお手伝いなど、お困りになっている方に応じたサポートを行っていただきたいというふうに思っております。

 言語能力を生かしてみたい方、ボランティア活動に興味のある方など、多くの皆様からの御応募をお待ちをしております。

 ということで、今私が申し上げたことがこの資料でございます。

 ということで、何とぞ多くの皆様のね、御支援をお願いをしたいということでございます。これがそのお願いの資料ということでございます。

 そしてですね、ちょっと補足いたしますと、ユニバーサルサービスボランティアということでございまして、この資料の1ページの「5 活動内容」で、多言語対応ですね。英語・中国語等による施設案内や誘導ということですが、これは英語・中国語「等」。「等」というのは、韓国語も想定しております。多分、ジブリパークが開けば、やはり東アジア圏の方がね、多く来られるんではないかと思いますので、そうした方。また、英語・中国語以外の言語でも、施設案内ができる方がいれば随時受け入れていきたい。それはポルトガル語というのもあるかもしれませんね。スペイン語というのもあるかもしれませんけれども、随時受入れをしていきたいと思います。

 それからですね、周辺の大学ということで、すぐ隣の愛知県立大学と包括連携に関する協定を締結しておりますので、公園の活性化や教育での協力体制を県大とはやってきておりますので、授業の一環としてフィールドワーク実習の実施、児童総合センターでの保育実習や研究ロボットの展示など、今既にやっていただいていますので、県立大学の学生さんにもね、やっぱり参加をしていただければ有り難いなとは思いますね。

 何で10月12日からということですが、11日1日からですね、(ジブリパークが)オープンします。10月は内覧会をね、10日ほどやりますから、その間にいろいろ慣れていただくということが必要ではないかということでございます。ジブリパークのエリア内は、パークの中の案内スタッフが対応いたしますので、現時点ではその外側ということですね。

 活動人数はね、来園者が多い土日と休日は、1日当たり延べ16人。北口案内所周辺で6人、西口案内所周辺で6人、公園の中の巡回対応で4人という予定です。平日は、1日当たり延べ8名で、北口が4人、西口が4人ということですね。6名というのは、朝8時から(午後)2時(まで)の6時間、(昼の)12時半から(午後)6時半(まで)の6時間というのをシフトでということですかね。

 今年度、募集・広報・研修などの活動マニュアルを作って、(次に、)募集・研修などのプログラムや資料を作って実施して、次年度以降は、今年度に作ったいろんなマニュアルとかね、そうしたものを使って、そういうシステムを作って、毎年毎年そうして新たにといいますか、継続していただいてももちろん有り難いんですが、そうした形で募集をして、回していこうということでございます。

 それが2点目ということでございます。

(4)あいちマッチング事業の成果について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/matching-report2022.html

 それで、最後でございますが、あいちマッチング事業の成果について申し上げます。スタートアップですね。

 愛知県は、2018年10月に「Aichi-Startup戦略」を作りました。スタートアップ・エコシステムの形成に向けた取組を進めております。その一環として、既に御報告済みの海外のスタートアップ・エコシステムの先進地との連携事業に加え、国内事業として、スタートアップの各成長ステージで生じる経営課題の解決に向けた支援プログラムを展開しております。

 今回は、その国内事業の成果報告第2弾として、「あいちマッチング事業の成果」について御報告をいたします。

 愛知県では、2019年度から、スタートアップ支援に造詣の深いコーディネーターが首都圏等のスタートアップと愛知県企業のマッチング等を行うことで、オープンイノベーションを促進する「あいちマッチング」を実施をしています。

 本事業では、記者発表資料4ページの「2 事業概要」に記載してありますとおり、(1)首都圏等のスタートアップと愛知県企業の協業を目的とした「マッチングプログラム(商談会)」及び事業化の加速を図る「アクセラレーションプログラム」、(2)愛知県企業のオープンイノベーションの機運醸成を目的とした、首都圏等のスタートアップと愛知県企業のネットワークづくりを活性化させる「ネットワーキングイベント」の二つを展開をしております。

 ということで、資料のね、1ページは、このあいちマッチング事業の内容ですね。それから2ページが、国内事業では、ここにあるように六つの事業をやっておりますよということの、この(4)(あいちマッチング事業)ということですね。3ページが(あいち)マッチングの成果レポートということで、これまでずっとこういう、2019年からやってきております。ということで、その事業概要が4ページで、(1)(マッチングプログラム(商談会)及びアクセラレーションプログラムの実施)と(2)(ネットワーキングイベントの開催)ということでございます。

 そのうちの(1)ですが、4ページですが、マッチングプログラムでは、コーディネーターのサポートの下、愛知県企業がスタートアップの選考を行い、マッチングにつなげます。今年度からは、マッチング後に、アクセラレーションプログラムを新たに実施し、コーディネーターが事業共創に係る伴走支援を両者に対して行ってまいります。

 ネットワーキングイベントでは、オープンイノベーションに関心のある愛知県企業や首都圏等のスタートアップを対象に、オープンイノベーションの成功事例や課題、具体的なプロセスなどを学ぶ勉強会を開催をしております。

 事業開始からこれまでの成果については、具体的な成果事例も含め、記者発表資料5ページ、「3 これまでの成果」に記載をいたしております。5ページですね。

 「(1)支援概要」の一覧にありますように、「(1)マッチング(商談)件数」は、2019年度から2021年度までの3年間で、計407件となりました。商談から協業や事業化に至った「(2)協業件数」は、3年間で19件です。「(3)ネットワーキングイベント参加者数」は、3年間で311名です。

 具体的な協業事例については、その下の「(2)具体的な成果事例」を御覧ください。

 一つ目の事例では、ロボットソリューションやマシンツール事業を手掛ける企業と、画像AIソリューションを開発する東大発スタートアップがタッグを組み、物流業界における課題解決のためのシステム開発を実施し、製品化に向けた協業を行ったということですね。2021年度、株式会社FUJI(フジ)とbestat(ベスタット)株式会社との協業の事例。

 それから、それから二つ目の事例はですね、居酒屋チェーンを展開する企業と店舗向けプラットフォームを展開するスタートアップが、ミニアプリを活用した定量的分析による来店頻度、顧客体験の向上に向け協業を行ったというものですね。二つ目です。ヨシックスホールディングスと(株式会社)トイポというところでございますね。

 それから三つ目は、製パン会社、敷島製パン(株式会社)ですね。農業を通じた地方創生事業を手掛けるスタートアップに対して2,000万円を出資し、「キッチンカー」を活用し地元野菜の商品の販売を行う新規事業を展開をしたということですね。企業はYui support((ユイサポート)株式会社)さんということですね。

 いろんなパターンがあるということでございます。

 今年度の施策につきましては、次の6ページ、「4 2022年度事業について」を御覧ください。今年度のマッチングプログラムでは、参加する愛知県企業のパートナーとなるスタートアップの募集を8月から開始し、選考の上、ビジネスマッチングを行います。マッチング後には、アクセラレーションプログラムを実施し、協業・出資等の具体的な成果の拡大を目指してまいります。

 また、年2回のネットワーキングイベントを開催し、スタートアップと愛知県企業間のオープンイノベーションの機運醸成を図ってまいります。

 引き続き、国内事業の充実を図ることで、愛知発スタートアップの創出を促すとともに、愛知独自のスタートアップ・エコシステムの形成を推進をしてまいります。ということでございます。

 海外の企業との連携といいますかね、海外の大学との連携もダイナミックにやっていきますが、やはり国内のこうしたですね、着実な取組も併せて進めていくということで、スタートアップの推進。

 これを見ると、明らかに企業誘致、企業立地の正に今版という感じがいたしますね。こういったのをどれだけやっていくかということではないかと。もちろん、我々は通常の企業立地、企業誘致も、企業庁で用地を造ってね、どんどんやっております。非常に引き合いは強いですよ。非常に引き合いは強いということなので、どんどん進めていきたいというふうに思っております。

 こうした形で着実に進めてきているということでございます。引き続きこうした形で、今年度もしっかりとやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(5)「令和5年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について

 なおですね、先ほどの最初の国への要望等でございますが、昨年度のに例えばやったことでね、今年度もう事業化になっているものについてちょっと申し上げますと、道路ではね、西知多道路については、これは要望しましたけど、昨年12月に有料道路事業が許可をされまして、今年1月に東海市の大田インター(仮称)を新規事業化をいたしました。

 それから、一宮西港道路は、国により概略ルート・構造の検討が始まり、名古屋三河道路は、県により概略ルート・構造の検討に着手。これは今年3月に名古屋都市圏環状機能検討会が開催されてね、中部(地方)整備局で。というか、これは国か、道路局か。道路局だな。道路局の方ですね、そっちで、これも具体的にスタートをしたと。

 さらにね、名神高速道路の一宮インターから一宮ジャンクション、東海北陸(自動車道)から名古屋高速一宮線のジャンクションまでが慢性的に渋滞しておりますので、今年1月からあれを両方とも3車線化する、2車線を。ちょっと狭いですよ、3車線だから。

 昔、第二東名、新東名ができる前に、岡崎から東のところを3車線化したのを覚えていませんかね。暫定的にね。そうすると大分、今の道路幅の中でですよ、1車線を小さくして、結構てきめんに効くんです。岡崎のやつ、東名のやつは、あのまま3車線で残せって言ったんですけど、「いや、元の基準に戻します」とか言って戻されちゃいましたけど、こっちは、当面はやはり、名岐(めいぎ)道路ができるまでは(上り)3車線・(下り)3車線をやってもらうということになります。

 それから、中部(国際)空港ではね、昨年12月に将来構想を取りまとめて、2027年度までに2本目を造るんだということで、もう今年度から環境アセスメント調査が始まっているということで、着実にそうした成果は上げてきているということを申し上げたいと思います。

(6)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

 それが発表事項でございますが、続きましてですね、今日のコロナの関係だけ、今の入院状況だけ午前中に申し上げます。

 今日(の新規陽性者数が)何人かはですね、今日午後に申し上げますが、70歳以上の方の割合は、これで5.9パーセント。それから、重症(・中等症)の方は1.0パーセントで、やはり第7波、6月21日以降の第7波は非常に軽い、若い人が多いという特徴です。

 検査件数も6,000件台、平日が出ております。

 それから、入院ですけれどもね、入院は、金土日3日間の変化を言います。入院がね、やっぱり増えてますよ。やっぱりこれだけ、(新規陽性者数が)1日3,000人を超えていますから、入院も増えます、やはり。後ずれして増えると申し上げたとおりなんで、金土日で110人増えて366人、366人。110人増えて366。

 それから、コロナ病床が74人増えて302、302であります。

 重症の方は、1人増えて3人、1人増えて3人です。

 要は、コロナ病床以外も増えておるんですよ。やっぱり高齢者施設とかね、いわゆる療養型の医療機関で、やっぱり1人出るとわっと出ちゃいますから。ということで、コロナ病床では302。病床使用率は24.9パーセントということです。

 それから、ホテル入所は、これが207人増えて814。

 自宅療養が4,735人増えて1万6,190人、1万6,190人。2月の半ばのですね、ピークだったときは、自宅療養は4万人までいきましたんで。でも、自宅療養が1万6,190人で、今毎日3,000人見当で出ていますからね。ほとんどの方が軽いとなるとこうなりますから、自宅療養がまた増えてきているということで、大変厳しい状況だと考えております。

 金土日で5人亡くなっておられまして、80代の方が4人、90代がお一人ということでございます。

 それからまた、クラスターがたくさん出ております。クラスターがたくさん出ておりまして、金土日で九つ。

 まず医療機関、二つ目の欄ですが、26Y、南知多町の医療機関35人。療養型でしょうね、これはね。続いて、27A、一宮市の医療機関12人。27B、名古屋市の医療機関11人。

 そして高齢者施設。26Z、一宮市の高齢者施設10人。27D、田原市の高齢者施設11人。27E、名古屋市の高齢者施設10人。

 そして、27C、豊川市の高校の運動部14人、14人。高校野球は大丈夫かなと思いますが。それから続いて、27F、岡崎市の保育施設10人。27G、豊橋市の保育施設22人ということでございます。

 やはりこういうときは、今申し上げた高齢者施設と医療機関、それから学校、保育園というところでですね、出ているということでございまして、大変特徴が出ているということでございます。

 とにかく感染防止対策の徹底、「厳重警戒」。特にこの第7波は警戒をお願いをしたい。どんどん増えておりますので、警戒をお願いしたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

 最後にですね、この資料があります。明日午前10時から11時まで1時間、第39回愛知県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催をし、この増えている状況を率直に申し上げ、そして、夏休みを前にして私から県民の皆様にはメッセージを発出していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)第26回参議院議員通常選挙の結果について

【質問】 選挙の結果についてお伺いします。全国では立憲民主党ですとか国民民主党が票を減らす中、愛知県選挙区では2議席を守りました。また、全国で日本維新の会が躍進する中、愛知県選挙区では落とされているわけですが、その点をどういうふうにお考えでしょうか。

【知事】 というか、全国の傾向と基本変わらないと思いますよ。やはりトレンド的には、やはり全国比例についてはですね、自民党が強く出て、維新も結構強く出た。だから、当初の予定よりも何か全体的にはちょっとばらけたっていう感じがあるのはありますけどね。自民党も、何か20議席、21いくんじゃないかということも、何か出口調査などなどで言われておりましたが、結果18と。あれですね、当初の出口(調査)だと、立憲が野党第1党ではないかって(言われていたが)、やっぱり結局、維新が第1党だったということなどなども。

 ただ、全体的には、やはり当初言われていた議席よりはちょっとやっぱり減ってきたと。公明党も7ではなくて6だったとかね。その代わり、他の政党さんが取られたということも。全部国比例は、トレンド的には少しばらけたという感じはあるんではないかと思います。

 一方でね、やはり維新は、でも、東京でも取られませんでしたしね。関西以外だと、ですから、東京も愛知も京都も取れなかったと。その中で一番、京都が一番接戦だったですかね。ということだと思いますが、私は、この愛知県の中でいえば、あれですね、当初、事前のいろんな想定、世論調査等々でいろいろ言われておりましたが、やはり国民民主党の候補の方が少し準備がですね、立ち遅れたということは言われておられたかと思いますけれども、やはりその支援母体となる労働組合、民間労組の方が最後はまとまって、押し上げてくれたんではないかなというふうには思いますね。

 なので、そういう意味では、結果を見ると、愛知県の中だけで見れば順当だったんではないのかなというふうには思います。

 ただ、選挙というのは、その都度その都度、本当にその情勢次第でね、全く別物でありますので、その都度その都度、やはり国民、県民、有権者の皆様の民意にやっぱりしっかりと耳をそばだててね、的確に政治活動をするということではないかというふうに思います。改めてそういうふうに思わせていただきました。

 私は応援をした方ですから、私は皆様の応援団ですから、やはり当事者である、やっぱり候補者及びその支援をされた方々がみんな、この暑い中でね、頑張っていただいた結果だというふうに思って、全てのこの選挙戦を戦った皆様にはね、通った方、惜しくも涙をのまれた方も含めて、全ての方にね、敬意を表したい。正に選挙というのは民主主義社会、民主主義でのですね、一番の基盤でありますのでね、その選挙において一生懸命汗をかかれた皆様には、全ての皆様に敬意を表したいというふうに思っております。

 なので、その民主主義の基盤である選挙活動のですね、選挙戦の最終盤に安倍元総理がですね、ああいう形でですね、全くあってはならない襲撃を受けてですね、それも、理由もよく分からないような襲撃を受けてですね、命を落とされるということは、もう本当にあってはならないことであります。民主主義の基盤である選挙活動中にあったということも含めてですね、到底許すことはできない蛮行だというふうに思います。

 こんなことは絶対、二度と繰り返してはいけない、二度と繰り返してはいけない。我々、社会全体でですね、こういったものはもう排除していかなきゃいけないということだと思っております。そのことと併せて、本当にただただ悲しいと。ただただ悲しい事件だと思います。

 とにかく絶対に許せない、絶対二度とあってはならないということの決意をみんなでしてですね、こういうことがあっちゃいかんということをですね、みんなで言っていくと、言っていくということではないかと思います。

(2)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナについて伺います。第7波での警戒をお願いしていくということですが、具体的にどのようなお願いをしていくのか教えていただきたいです。

【知事】 これはですね、先ほど申し上げましたように、県民・事業者の皆様に「厳重警戒」ということで、とにかく警戒をお願いをして、感染防止対策の徹底をお願いをするということをですね、この「まん延防止等重点措置」が解除になった3月の22日、それからまた4月の連休の前などなどにですね、メッセージを発出させていただいて申し上げております。それはもうマスクの着用、手洗い・手指消毒から、密になることを避ける、換気ということを中心にね、お願いをしているところであります。引き続きそれをお願いをしていかざるを得ないというふうに思います。

 新たな規制とか制約はですね、これは今の制度的なあれでいくと、「まん延防止等重点措置」がないとですね、できないんですね。県がやれんことはないけど、それでは、しかし、そのときはお金は出ませんよということだと、それはやれませんのでね、実質。ですから、そこは、今の感染状況が、更にこれが噴き上がっていくようなことがあればですね、これはもう私のところだけじゃなくてね、愛知だけじゃなくて、それは要請をしていかざるを得ない事態もあるかもしれませんが、まずは感染防止対策をしっかりやっていただくということをお願いをする。

 それから先週ね、先週金曜日だったかな、医療機関に通知を出したのは。医療機関に通知を出させていただいて、とにかくどんどん拡大しているので、正にリバウンドではなくて第7波だと。急拡大しているので、医療提供体制の確保についてはですね、万全を期していただけるようにしっかりやっていただきたい、準備をおさおさ怠りなきようにしてもらいたいという通知は出せていただきましたね。市町村長さんにも出させていただきました。それから高齢者・介護施設の事業者の方にも出させていただきました。高齢者・介護施設の事業者の方には、この感染拡大の防止に気を付けていただきたいということと、ワクチン接種をね、急いでいただきたい、それからスクリーニング検査をお願いしたいということを出させていただきました。ということでありますので、引き続きですね、こうしたことで呼び掛けをしていくということになろうかと思っております。

 そしてまた、そういった今申し上げたことを改めてね、共通認識にするために、明日午前10時から、この第39回愛知県新型コロナ(ウイルス感染症)対策本部会議を開催するということでありますので、よろしくお願いを申し上げたい。

 その折に私からのメッセージもね、改めて。そんなに難しくない、1枚紙のね、いつも私が出すメッセージは。前は、連休の前だったかな。なので、これから夏休み前でありますから、出せていただければというふうに思っております。

 今回は、改めて、やはり熱中症についてもね、お気を付けいただかないかんので、そのことも触れさせていただきながら、感染防止対策の徹底をお願いをしたいというふうに思います。