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2022年8月22日(月曜日) 午前10時

ページID:0418118 掲載日:2022年9月1日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 それではですね、8月22日月曜日午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。

 お手元に資料を三つお配りしてありますので、それに沿いまして申し上げたいと思います。

(1)知事のシンガポール渡航の成果について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/singapore0818.html

https://www.pref.aichi.jp/press-release/singapore0819.html

 まず、発表事項に先立ちまして、先週ですね、水木金と3日間ですね、シンガポール渡航に行ってまいりました。その結果につきまして、毎日毎日、状況については御報告をさせていただいておりますが、改めてまとめて申し上げたいと思います。

 まずですね、今回一番大きな目的でありましたシンガポール国立大学とのですね、面談、会見と、そしてまた協定の締結ということで、18日木曜日、タン・エン・チャイ総長、NUS(シンガポール国立大学)総長とですね、面談を行いました。

 私の方から、シンガポール国立大学との連携事業、もうこれで3年ずっとやっておりますので、そうした連携事業、スタートアップ関係のですね、連携事業について、そしてまた成果について説明を行い、その後ですね、あわせてNUSと国立長寿医療研究センターとの連携、イノベーションでですね、高齢化の進展に伴う社会課題の解決を目指す取組について申し上げ、加えてですね、シンガポール国立大学と名古屋大学との連携についてもですね、評価する旨を申し上げました。

 タン総長からは、NUSのグローバルな視点でのスタートアップ支援施策、また、健康寿命の延伸に取り組んでいる状況について説明があり、また、名古屋大学などとのですね、連携が、スタートアップ・エコシステム(の形成)には不可欠だということを言っていただきました。

 その後、NUSのスタートアップ支援機関「BLOCK71」(ブロック・セブンティワン)が、日本で初めてのスタートアップ支援拠点「BLOCK71 Nagoya」をPRE-STATION Aiに開設することに向けた合意書に署名をいたしました。

 この開設につきましては、2019年12月にNUS側とですね、合意をしておりましたが、新型コロナがその直後から世界中にまん延いたしましたので、延期をしておりました。そうした中で、今年4月からPRE-STATION Aiが本格稼働いたしましたので、先方が一日でも早い名古屋拠点の開設を望むということなので、今回、合意書の署名を行ったということでございます。

 まだ時期は決まっておりませんが、PRE-STATION Aiを速やかに開設した後、NUS側からですね、こちらに拠点を設け、そして人も置くと。そして意見交換しながら、情報交換しながらですね、スタートアップの交流を進めていくと。掘り起こしていくということですね。ということでございます。

 このBLOCK71 Nagoyaの開設を契機に、今後もますますNUSと愛知県との交流・連携を深めていきたいということで申し上げ、タン総長からも同意をいただいたということであります。

 そして午後はですね、シンガポール航空を訪問いたしまして、中部国際空港株式会社の犬塚(力。いぬづか りき。代表取締役)社長とともに、エアポートセールスを行いました。

 同社のシェルドン・ヒー副社長、サー・イー・リー副社長と面談をして、私からはですね、セントレア-シンガポール線の早期の運航再開について感謝を申し上げたことと、あわせてですね、ここはハブ空港でありますので、今、週3便のものを週7便に回復していただきたいという要請をいたしました。

 先方からはですね、セントレア線は日本とシンガポールを結ぶ重要な路線だということで、今後も維持したいと。水際対策が緩和されれば利用者が大幅に増加すると考えており、早期回復に向けて前向きに検討していきたいという発言があったということでありますが、現時点ではなかなかちょっと搭乗率は厳しいということでございました。ということで、またこの水際対策の緩和もですね、政府に対して強く働き掛けているところでありますし、これからも働き掛けていきたいと思います。

 続いて、エンタープライズ・シンガポールという、これはシンガポール貿易産業省傘下のですね、政府機関、日本でいうとJETRO(ジェトロ。日本貿易振興機構)のようなところだと思いますが、を訪問し、ピーター・オンCEO(最高責任者)と面談をいたしました。スタートアップ施策についての意見交換、連携について意見を交換をしたということであります。

 そして続いてですね、19日金曜日はですね、まず朝一番で、シンガポール人材開発省のですね、担当大臣、人材開発大臣であり、第二貿易産業大臣であるタン・シー・レン大臣と会談をいたしました。

 タン大臣からは、愛知県とシンガポール国立大学との連携について全力でサポートするという発言があり、これを機に、本県とシンガポールのスタートアップ分野での交流・連携強化に向けて相互に協力していくことで合意をいたしました。

 続いて、3年前もお会いしておりますが、シンガポール財務省を訪問して、ヘン・スイキャット副首相兼経済政策調整大臣と面談をいたしました。シンガポール政府のナンバーツーということですね。彼が次期首相候補であったんですけれども、何か本人から辞退をしたということでございまして。という、正にシンガポールにおいても大変要(かなめ)の人物ということでございます。大変な日本通でもありますね。

 ということでありまして、ヘン副首相からは、愛知県の取組は非常に魅力的であるとの発言とともに、シンガポールが抱えている問題として、環境問題、新型コロナ対策、高齢化への対応を挙げて、その解決のためには世界が一丸となって取り組む必要があり、愛知県とシンガポールとの連携もその一つとして大変心強いという発言がありました。

 あわせて、こうした課題の解決のためには、ロボット、AI等のテクノロジーの発展が欠かせないとして、そのためには、双方のオープンイノベーションに、互いに連携して取り組んでいきたい旨の発言があり、協力体制を継続させていくことで合意をいたしました。ということでございまして、また引き続き連携をしていくということであります。

 午後はですね、シンガポール貿易産業省が設立したインキュベーション施設である「ACE」(エース)をですね、訪問して、フローレンス・ネオCEOと面談をいたしたということでございます。また双方で連携をしていきたいということを申し上げさせていただきました。

 続いて、世界でもトップのですね、評価のあるビジネススクール、フランスのですね、パリ郊外、フォンテンブローに本拠点があるビジネス大学院である「INSEAD」(インシアード)のですね、アジアキャンパスを訪問いたしまして、フィリップ・アンダーソン教授とサミール・ハシジャ教授と面談するとともに、PRE-STATION Aiとの共同イベントも開催をいたしました。

 私からは、製造業の世界的な集積を誇る愛知の強みを今後も成長させるために、グローバル化、デジタル化、カーボンニュートラルへの対応が不可欠との問題提起をし、両教授も深く同意され、これらの解決のために、スタートアップなど新たな担い手の育成が必要であるとともに、既存の大企業や中堅企業とスタートアップのネットワーキングが効果的という意見もありました。

 これを受けまして、私から、INSEADのグローバルな知見を本県と共有していただきたいと述べ、引き続きINSEADとの連携プログラムを通じて、相互の連携強化を図っていくことを確認をしたということでございます。

 INSEADはパリが本拠地で、ここのシンガポールに今からもう三十五、六年前にできて、そのときは、その費用は半分は日本企業が出したということでございますが、そしてドバイにできて、今サンフランシスコにできて、世界4拠点ということでございます。

 このINSEADプログラム、去年もやりましたが、非常に好評ということで、今年度も、今準備を進めております。引き続きしっかりと連携をしていきたいと思っております。

 最後にですね、結びとして、今回はNUSのスタートアップ支援拠点BLOCK71がこの名古屋に、PRE-STATION Aiに拠点を開設するということでありました。これを起爆剤としてですね、国際的なスタートアップが集積する拠点にしていきたいというふうに思っております。シンガポール航空では、週3便をデイリーにしていただきたいということを要請をさせていただいたと。シンガポール政府要人との面談においては、スタートアップ支援を軸とした本県との連携・交流にですね、協力していただけるという力強いお言葉をいただいたということであります。

 これからもですね、しっかりと、シンガポールは東南アジアの正に拠点でありますので、しっかりとスタートアップも含めて連携をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 まずは、先週までのですね、シンガポール訪問について申し上げさせていただきました。

 さて、続きまして発表事項2点でございます。

(2)防災週間における各種防災訓練等の実施と「あいちシェイクアウト訓練」の参加者募集について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/r4kunren.html)

 まず1点目でありますが、防災週間における各種防災訓練等の実施と「あいちシェイクアウト訓練」の参加者募集についてであります。

 9月1日の「防災の日」を含む、8月30日から9日5日までは「防災週間」ということであります。

 愛知県では、毎年、この防災週間に大規模地震を想定した防災訓練等を実施しておりまして、今年も、職員非常呼出システム及び携帯電話メールによる情報配信テストを始めとして、様々な訓練を実施をいたします。

 その中で、発表資料を見ていただきますと、今申し上げたように、1(1)が職員非常呼出システムと(携帯電話メールによる)情報配信テスト、(2)が安否・参集情報収集訓練、それから、(3)が愛知県災害対策本部の運用訓練をやると。それから、(4)でですね、「あいちシェイクアウト訓練」ということでございまして、これは9月1日の正午の時報を合図に、大規模地震を想定して、一人一人が、職場や学校など、それぞれの場所で自らの身を守るための“姿勢を低く、頭を守り、じっとする”行動を取っていただく訓練であります。

 愛知県では、2013年に稲沢市で実施した総合防災訓練で初めて導入をいたしまして、これは県と市の、1年に1回、この9月1日前後にやっている防災訓練で初めて実施をし、今年が10回目でありまして、訓練に参加していただく方は年々増加傾向にあります。

 防災週間は、広く国民が災害についての認識を深め、災害への備えに取り組んでいただく契機とするために設けられたものであり、その中でも、子供からお年寄りまで、多くの方が気軽に参加でき、防災意識の高揚につながるシェイクアウト訓練は、防災週間の趣旨にふさわしい訓練だと考えます。

 既に5月16日の月曜日から参加者の募集を開始しており、参加登録は8月31日まで、専用の申込サイト又はFAXで受け付けております。個人のほか、職場や学校のグループ単位での登録も可能でありますので、一人でも多くの御参加をお待ちをいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。

 さて、防災週間というのは、1982年5月の閣議了解で、9月1日の防災の日を含む1週間を「防災週間」としたということでありまして。その翌年、1983年に、毎年8月30日から9月5日までというふうに、これもですね、中央防災会議が決定をしたということであります。

 今年はですね、9月4日の日曜日に、豊川市と共催で、陸上自衛隊豊川駐屯地訓練場をメイン会場として実施をいたします。

 豊川市さんではですね、内陸もそうですが、臨海地区で、御津町(みとちょう)にですね、避難用高台を整備されましたので、これを使った津波避難訓練も実施する予定だと聞いております。

 また、豊川市では、2017年度から防災ドローン航空隊を結成をして、災害情報収集能力を強化しているので、そういった訓練も行うということでございます。

 そして、シェイクアウト訓練というのはですね、2008年に南カリフォルニア地震センターが主体となって、ロサンゼルスを中心に始まった訓練でありまして、日本では、2012年の3月に東京都で初めて開催をされ、私どもは2013年のこの秋のですね、県の防災訓練から開催していると。

「シェイクアウト(Shake Out)」というのは、「地震をぶっとばせ」、「地震に負けるな」という意味でございますね。

 昨年度のあいちシェイクアウト訓練の参加申込者は90万3,990人で、過去最多でございました。ということでございまして、シェイクアウト訓練の認定事務を行っている「シェイクアウト提唱会議」というのがありまして、その公表によりますと、2020年度から引き続き、愛知県が最も多い参加者だということでございます。2021年度は、1位・愛知県が90万、2位・広島が51万、3位・岐阜が38万と。2020年度は、1位・愛知が54万、2位・広島が51万、3位・岐阜が38万ということで、愛知だけちょっと、2021年度は大分増えたということですね。

 今のところですね、現段階で、8月22日の午前9時、今日の(午前)9時の時点でのお申込みは、参加登録者数は62万4,000(人)ということでありまして、去年のもの(参加登録者数)にはまだちょっと届いておりませんが、あと1週間ありますので、是非ね、また更に我々はPRをしていきますが、多くの皆様に御参加をいただけるようにお願いをしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

 私は、今年はもう、この間の土曜日ですね、知立の夏祭り(知立よいとこ祭り)というのがありまして、そこでもシェイクアウト訓練をステージでやりましてね。ああいうところでもやっていただくというのはいいことかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(3)「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」の開催について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/artbrut-arts.html)

 続きましてですね、二つ目の発表事項でございます。「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」の開催についてであります。

 愛知県では、県内の障害のある方から寄せられた作品の展示や舞台発表など、障害のある人のアートイベント「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」を開催いたします。この度、その詳細が決まりましたので、お知らせをいたします。

 記者発表資料の1ページを御覧をいただきたいと思います。

 作品展は、9月15日(木)から19日(月・祝)まで、名古屋市東区の名古屋市民ギャラリー矢田(やだ)で、舞台企画は、9月15日(木)から17日(土)まで、名古屋市東文化小劇場で開催をいたします。

 毎回毎回この(名古屋)市民ギャラリー矢田をお借りをいたしておりましてね、大変御理解いただき、御協力いただいていることに感謝を申し上げたいというふうに思っております。

 作品展につきましてでありますが、資料の2ページ、裏面ですね、御覧をいただきたいと思います。

 今年で9回目の開催となる作品展「あいちアール・ブリュット展」では、公募作品展として、755点の作品を展示するとともに、「あいちアール・ブリュット美術館」と称して、これまでの「あいちアール・ブリュット展」で複数回入選された方や、「絵を描くこと」を仕事として企業に就職して活躍されている方など、愛知を代表する作家49名の作品を展示をいたします。

 あわせて、障害のある方の芸術的な才能の発掘に御協力いただいている一般社団法人アティックアートと連携をし、「あいちアール・ブリュット展」の展示作品から原画を選定して、マスクケースやボックスティッシュなど、企業がノベルティグッズを制作するということでございます。

 ということでございまして、これはですね、作品展、「あいちアール・ブリュット展」でございますが、これは2014年度からやって、これで9回目ということでございますが、作品はですね、公募作品の応募が、2014年度は、1人が複数点出していいと言ったので835(点)。2015年から1人1点ということにいたしまして415(点)。それが500、600、700と増えてきて、今755(点)で、ずっと増えてきているということでございます。

 そして、紹介作品展(「あいちアール・ブリュット美術館」)ということでね、愛知を代表する作家49名の方の作品展も併せてやりますが、この中にはですね、今回、国際芸術祭「あいち2022」の、今のこの国際芸術祭の参加アーティストに選ばれた小寺良和(こでら よしかず)さん・陶芸、升山和明(ますやま かずあき)さん・絵画、この2人の作品も加えまして、こうした国際芸術祭に参加する映像記録も上映するということでございます。

 それからですね、今回のテーマはですね、2022年度のテーマは「アートで伝える 生きるよろこび」ということでございますね。ということでよろしくお願いいたします。

 このアール・ブリュット展の関係をちょっと申し上げますと、今回、御応募いただいた作品の中から選考した優秀作品30点を展示する「あいちアール・ブリュット・サテライト展」と「(あいちアール・ブリュット)優秀作品特別展」を今後開催をいたしまして、来年、年明けですね、優秀作品特別展は来年3月14日から19日に愛知芸術文化センターで開催するということでありまして。あと、東三河でもですね、(サテライト展を)豊川市桜ヶ丘ミュージアムで開催しておりまして、来年1月31日から2月5日に開催をする予定でございます。

 それからですね、アート雇用。障害のある方が「絵を描くこと」を仕事として、一般企業に広報担当等として就職する、在宅勤務、パート雇用もありますが、そうしたアート雇用を2016年度に初めてですね、2人の方がですね、就職をして以降、順次増えておりまして、現在では、11社が19名の方を雇用をしていただいているということでございます。今回の美術展(紹介作品展「あいちアール・ブリュット美術館」)では、そのうち11名の方の作品も展示をいたしているということでございます。それが一つ。

 それから、(一般社団法人)アティックアートと連携した取組として、今年度は19社が参加をして、あいちアール・ブリュット展の展示作品から原画を選定し、企業がノベルティグッズですね、ボックスティッシュとかクリアファイルとかね、そうしたものを作って、企業のPRに使っていただくということでございますが、今回もですね、19社が参加をしていただいていると。いわゆるこの作品を買ってもらうんだね。ということでございます。

 続いて、舞台企画ですね。舞台企画は、障害のある方の社会参加と障害への理解促進を図るため、様々なプログラムを実施をいたします。

 舞台企画は、9月の15日は、ハローワークと共催で「2022障害者雇用促進セミナー&障害者アート雇用セミナー」を開催をし、障害者雇用の現状や民間企業の取組を御紹介をいたします。

 9月16日金曜日は、「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展舞台発表」と題して、障害のある方を交えた創作演舞や、舞台パフォーマンスなどを行います。

 そして9月17日土曜日は、「愛知県立芸術大学のフレッシュアーティストによるトリオで魅せる不思議な世界」と題したコンサートを開催いたします。ふだんは、コンサートに行くことを遠慮してしまう障害のある方や御家族、支援者の方にも、気兼ねなく本格的なクラシック音楽をお楽しみいただけるプログラムをお届けをいたします。

 なお、作品展、舞台企画とも無料でお楽しみいただけますが、舞台企画は、事前申込みが必要で、申込期限は9月9日までとしております。

 御来場に当たっては、入場前の検温、マスク着用、手指消毒をお願いするなど、新型コロナウイルス感染防止策を徹底してまいります。

 私も毎年欠かさず、作品展に足を運んでおりまして、個性豊かな多くの作品に出会い、感銘を受けてまいりました。今年も、たくさんの力あふれる作品を拝見することを楽しみにしております。是非、多くの皆様に御来場いただいて、障害のある方の「芸術のチカラ」をじかに感じていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。

 ということで、資料でございますし、これがパンフレットでございますね。ということで、また多くの方にお越しをいただくようにお願いを申し上げたいと思います。

 ということで、15(日)が障害者雇用促進セミナーなど(2022障害者雇用促進セミナー&障害者アート雇用セミナー)、それから、16日が(あいちアール・ブリュット)障害者アーツ展の舞台発表。ダンスとかね、和太鼓演奏とか、エイサー(沖縄伝統芸能)とか、ピアノ演奏、歌唱などをやっていただきます。それから、県立芸大(愛知県立芸術大学)のコンサートとしてですね、楽しんでいただきたいと、気兼ねなく楽しんでいただきたいというふうに思っております。ということでございますので、よろしくお願いいたします。

(4)新型コロナウイルス感染症について

(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 最後に、新型コロナ感染者の状況等でありますが、先週申し上げましたが、入院状況ですね、前の晩のやつを集計をして夜までやって、また、資料を作るのに朝、早出をして職員が作っておりますので、ちょっとそれはもうなかなかなもんですから、資料は大体昼前にはできますが、朝はちょっと、これから朝一(番)は御勘弁をということにさせていただければということでございます。

 なお、私のところには一応、速報的なものは来ておりますが。なので、午後の会見でね、申し上げますが、今日時点でですね、コロナ確保病床での病床使用率は74.1パーセントというところまで、また週末ちょっと増えているということですかね。ということでございます。

 なお、重症の方の入院が35人で、病床使用率が20.3パーセントという状況ということだけ申し上げておきます。

 また午後にですね、また詳しい状況を申し上げ、そして今日の感染者(数)も申し上げたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 昨日、新型コロナの感染者数が日曜日としては過去最多を更新しました。また、今日から「BA.5対策強化宣言」の延長期間に入りました。その辺りの御所感をお願いします。

【知事】 先週ですね、先週また、残念ながら、お盆休み明けですね、お盆休み明けで、8月16日の火曜日からですかね、大体、医療機関、病院等が開いて、大体13、14、15がお休みのところが多かったと思いますが、(お盆休みが)明けて、やはり増えてきていますということで。

 昨日は日曜日としては最多ということでありますが、私どもはですね、前から申し上げておりますように、とにかく検査はもう、とにかく漏らすことなく追っかけているということでありますので、とにかく増えてくるとですね、きちっと全部追っかけますから、ちょっとどうしても1日、2日とまで言いませんが、1日や2日って言った方がいいかな、少し、1日ずつずれていく感じがありましてね。この土日が多いのはやはり明らかに、やはりお盆休み明けのものが段々、ちょっと後ずれをしてきているというのがあります。

 ということなので、傾向的にやはり大変厳しい状況は続いていると。私は、お盆休み前が大体ピークではないかと思っておりましたが、やはりほぼ同じ傾向で、増えているということではありませんが、大体同じような状況で推移しているということで。

 昨日の時点でのですね、昨日の時点での(過去)7日間平均の新規陽性者(数)が1万4,926.7人ということで、この(過去)7日間平均で新規陽性者(数)は、昨日の時点で過去最多を更新をいたしております。

 ということでありますのでですね、今日、休み明けということで、今日は月曜日なので、少しやはり新規陽性者(数)は少なめになるんだろうとは思いますけれども、それはそれとして、やはり傾向として非常に厳しい状況であります。(過去)7日間平均では過去最多を更新しておりますので、引き続きですね、8月31日まで「BA.5対策強化宣言」であるということでありますので、どうかですね、県民・市民の皆様には、毎日毎日1万7,000とか(1万)8,000とかですね、昨日は1万4,000という状況でありますから、こういう状況の中でですね、大変厳しい状況だということを御認識いただいて、感染防止対策の徹底を今一度お願いを申し上げたいというふうに思っております。

 よろしくお願いいたします。

 

【質問】 8月16日の知事記者会見で、コロナ患者を受け入れている91の受入病院のうち、31の病院で定員を超えて、245人が一般病床で入院されているという状況について触れられていて、病床使用率の計上方法の見直しがありました。お盆が明けた今、その受入機関のうち、一般病床で入院している患者が増えている機関が当時の31よりも増えているでしょうのか。具体的な数値など、最新のものがあれば教えてください。

【知事】 すみませんね、ちょっとなかなかこの会場が反響するというのと、ちょっと広く取らなきゃいけないので、この会場にしておりますが。それと、マスクをして言われるとなかなか聞き取りにくいと。

 なので、すみません、ちょっとできるだけはっきり言っていただきたいのと、すみません、ちょっと解釈しながら申し上げますので、またちょっと、少しお答えがちょっと違ったら、また御質問いただきたいと思います。

 先週申し上げましたのがですね、(新型コロナウイルス感染症患者の受入病床を設けているのが)91医療機関。(そのうち、定員を超えて一般病床で受け入れている)31(医療機関)は変わらず。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 31は変わっていますが、人数は。

【知事】 違う。人数じゃなくて、医療機関(数)は分からない。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 医療機関数はちょっと分からないです。

【知事】 そうか。今ちょっとデータがありません。手元に数値はありませんが、91医療機関のですね、いわゆるコロナ患者さんを受け入れている一般病床で、8月16日の火曜日で240人。あの時点、あれは8月15日(の時点)を言ったのか。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 そうです。

【知事】 あれが何人だった。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 245人です。

【知事】 245、245でいいね、8月15日。

 これは昨日の数値でありますが、8月21日、昨日の人数でいうと、(8月15日の)245が250人ということでありまして、病院が増えたか減ったかはちょっと今、今日は担当者がいませんので、いてもデータを持っていないので、また午後にでもね、申し上げますが。という状況でございまして、ほぼ横ばいかなということですかね。

 91医療機関以外、コロナ患者さんを受け入れる以外の医療機関(新型コロナウイルス感染症患者の受入病床を設けていない医療機関)は、8月15日時点でですね、74病院、病院というか医療機関、クリニックも入れてね、74施設で(新型コロナウイルス感染症患者の入院者数が)646人でありましたが、そこが増えております。

 昨日、21日日曜日時点で82施設。だから八つ増えたんだな。82施設で782人で、136人(増えた)ということでありまして、コロナ病床以外でですね、現時点で、250足す782で1,032人、1,032人(の新型コロナウイルス感染症患者が入院されている)ということでございます。

 ですから、8月15日の月曜日時点では、(新型コロナウイルス感染症患者の入院者数は)891か。891人が1,032人ということで、やはり、若干ではありますがこれも増えていると。

 基本ですね、毎日毎日、どこの地域でどういうクラスターが発生をしたということを発表しておりますが、基本やはり一番多いのは、圧倒的に多いのが高齢者施設ですね。高齢者施設であり、そしてやはり医療機関。基本、療養型の医療機関で、何らかの形でウイルスが入ってきて広がっていくということで。

 だから学校・保育施設は休んでおりますので、この1週間は(クラスターが)出ておりませんが、もう圧倒的にですね、この高齢者施設、医療機関ということになっております。あっ、そうか、学校・保育施設では一つ出ただけだな。もう高齢者施設と医療機関がほとんどということでございます。

 私から以上です。

 

【質問】 先日、岐阜県と三重県で、「BA.5対策強化宣言」を来月4日まで延長すると発表されましたが、愛知県は8月31日以降の延長について、どのようにお考えでしょうか。

【知事】 今日は22日の月曜日なので、今週いっぱいぐらいのですね、数値を見て、また来週前半、早々には判断をしたいというふうに思っております。

 ということでありますが、今の状況からしていきますとね、この8月31日、月末をもって、あとまだ10日ありますけれども、月末をもって「BA.5対策強化宣言」がですね、解除になるということはなかなか難しいんではないかというふうに思います。今がピークぐらいではないかとは思いますけれども、やはり、これが急激に減少していくということはなかなか。多分、徐々には減っていくとは思いますけれども、急激に減少に転じていくということはなかなか難しいかなと思いますね。

 ちょうど1年前はね、1年前は今頃、8月末ぐらいがピークで、その後、8月、いや、9月に入って急激に減少しましたが、その折はですね、やはり明らかにワクチン効果。1年前はね。1年前はワクチン効果が大きく寄与していたというふうに思われます。

 というのは、ちょうど8月末で大体、ワクチンの接種率が、全体でですね、もう60パーセントを超えて、65パーセントぐらい確かいったかと思いますけれどもね。なので、そうなってくると、やはり急激に、やはりワクチン効果でこう、減っていったということがあろうかと思います。

 今回はですね、ですから1回目(・2回目)のワクチンを打った人は、愛知県で大体、ほぼ80パーセント。1回目・2回目でね。3回目を打った方がやっぱり六十二、三パーセントということで、まだの方がやはりそこそこ。特に若い方というか、現役世代の方は半分ぐらい、半分もいってないかな。高齢者の方は、3回打った方がもう90パーセントを超えていますのでね、愛知県の場合。

 ということなので、なかなか今回は、1年前のワクチン効果が劇的に効いたということの要因がなかなか見つからないしですね、この今の状況をね、見ていただいても、基本は、ほとんどの方が軽症・無症状であるということで、若い方がかかるということなので、なかなかこれは。それでもって若い方のワクチン接種率がなかなか上がっていかないということなので、劇的にこう減っていくというのはなかなか難しいかなという感じはいたしますので。

 そういう意味では、今週の数値を見て、来週早々にはですね、(来週の)前半、早々には判断したいと思いますが、なかなか、8月31日、月末をもって、この「BA.5対策強化宣言」を解除していくというのは、なかなか難しいんではないかというふうに思っております。

 ただ、しっかりと状況は注視をし、何といっても、私はずっと申し上げておりますが、先ほど報告した入院患者さんのですね、数値も、先ほど申し上げましたが、それとも関連しますが、やはり医療がちゃんと持ちこたえられるかどうか。医療のオペレーションをですね、毎日毎日、日々状況を注視して、しっかりやっていきたい、そういうふうに思っております。

 

【知事】 (二つ前の【質問】について)分かった、分からない。

【政策企画局政策調整課長】 分かりました。37機関です。

【知事】 ああ、そうか。増えているね。

 すみませんね。コロナ病床(を設けて)コロナの患者さんを受け入れている91医療機関のうち、8月15日、1週間前が31だったね。31が、37に増えています。

 ただ、入院患者さんは、31(医療機関)で245人だったのが、37(医療機関)で250人ということなので、広がっているけど減っているということなのかな。そこにはあんまり意味はないのかもしれませんけどね。

 ただ、やはりそれはあれですね。ですから、何でしょう、コロナ病床(を設けて)コロナの患者さんを受け入れているところでですね、要は、コロナ病床を超えて一般病床も使っているという意味ですね、こちらの方はね。

 基本、91(医療機関)は療養型ではなくて、総合病院。救急もやる総合病院ですから、そういう意味で、患者さんがコロナ病床で受け切れなくなって。ただ一方で、入っている方が基本、7割以上というか、ほとんど軽症の方なので、というか重症ではないと、基本。ということなので、薬を投与して、そして寝ていてもらうということですね、ベッドで。隔離をして、養生してもらうということなので、医師、看護師、いわゆる医療人材、マンパワー的には、そう手間がかかるわけではないということなので、一般病床でも受けられるので受けているというところ。

 ですから、37の病院が、逆にいうと、このコロナ病床を超えて、一般病床も使っているという意味になろうかと思います。

 以上です。