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2022年9月5日(月曜日) 午後3時50分

ページID:20220905 掲載日:2022年9月15日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 それではですね、本日ですね、9月5日月曜日、定例記者会見を始めさせていただきます。

 今日はですね、御案内のように午前中から、10時半から東海三県二市知事市長会議ということで、東海三県二市知事市長会議はですね、毎年この秋の時点でですね、1年に1回やっております。あと、中部圏知事会議は春と秋ということでやっておりますが。ということがございましたので、今日は午後と、この時間ということにさせていただきました。

 皆様の中にも、多くの人、取材に金城ふ頭まで来ていただいた方がおられるかと思いますが。ということで御理解いただければと思います。 おはようございます。それではですね、本日、8月29日月曜日、8月最後の月曜日、定例記者会見を始めさせていただきます。

 今日の発表事項は3点ございます。お手元の資料に基づきまして御説明をさせていただきたいというふうに思っております。

(1)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

 それではですね、今日は発表事項が3点ありますが、その前に、最初に、今日の陽性者を申し上げたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 先ほど、愛知県と名古屋市、県と市で2,100ぐらいなので、3,000いかないんではないかと申し上げましたが、残念ながら、ちょっと中核市が多かったので、今日は3,000を超えました。

 9月5日月曜日、愛知県の陽性者数は3,235、3,235であります。県が1,234、名古屋市896、豊橋319、岡崎314、一宮220、豊田252で、3,235であります。1週間前が4,043なので、808、808減っております。ということで3,235。

 明らかにですね、減少傾向にはなっていると。減少傾向は顕著になっているというふうなことは言えるのではないかと思っております。

 お手元の資料ですが、資料の裏面、3の(2)、(過去)7日間平均で入院患者1,325.0人、単日が1,368人で、この金土日でじわっと増えてはおります。多分、病院の方がですね、病院さんの方が、やはり感染者がぐっと、陽性者が減ってきていますので、これまでちょっと待っとってもらった患者さんにも、どうぞどうぞ入ってくれということで入ってもらっているんではないかという感じはしますね。という感じはします。いずれにしても、ほとんどの方が一般病床で対応できる、隔離は必要ですけどね、ということであります。

 それから、新規陽性者は9,232.7ですが、今日の数値で置き換えますと9,117.3、9,117.3ということで、9,100人のところまで減ってきたということでございます。

 それから、70歳以上の方は8.1パーセント、重症(・中等症)の方は1.4パーセントで、ほとんど変わっておりません。

 それから、検査件数でございますが、平日は、月曜日というか週の前半は2万を超え、1万の後半ぐらいまで来ているということでございますね。

 それから、入院状況でありますが、入院状況はですね、お手元の資料に補足いたしまして、先週金曜日の発表が木曜日の数値なので、金土日3日間の変化を申し上げます。

 入院者全体がですね、入院者全体が2,488人から96人増えて2,584、2,584。それから、コロナ病床がですね、コロナ病床が1,287から81人増えて1,368。1,368で、病床使用率は77.9パーセントということで、これは随分上がってきております。重症の方が、23が4人増えて27、27です。

 施設入所はですね、ホテル入所は、金土日で1,128が73人減って、73人減って1,055、1,055人。

 自宅療養が、10万6,511が、1万6,715人、1万6,715人減って8万9,796、8万9,796。今日の数字ですね。

 コロナ病床以外がですね、まず、受入れの医療機関が、40施設が44施設になり、350が45人増えて395人。ですから、93病院のうち、コロナ(患者)を受け入れる93病院のうち44病院がもう満床と。それを更に超えて395人を、一般病床で隔離して受けているという意味ですね。93医療機関以外では84が85になり、こちらは851人から30人減って、減って821人ということでございまして。トータルでは、合計がないんだな、これ。どのぐらい減ったかは。トータルでは15人増えたんですね。増えて1,216人ということですね。というのが入院状況等でございます。

 それではですね、以上、入院状況等でございますが。続いて、毎週の資料でございますが、PCR等無料検査所が19、19か所減って569。2枚目がその実績ですね、無症状の方の検査の実績ということです。これはいつも月曜日に申し上げています。

 月曜日(に申し上げている)次が、あいち旅eマネーキャンペーンとLOVEあいちキャンペーンの実績で、少しずつ増えているということでございます。裏面、2ページがLOVEあいちキャンペーンで、まだ少し予算もありますが、大体、ほぼほぼいっぱいになってきているということでございます。

 以上が、新型コロナウイルス感染症の陽性者と入院状況等ということでございました。

 続きまして、それではちょっとまず先に、中高一貫校はちょっと長くなりますので、二つ目、三つ目から申し上げます。

(2)「STATION Ai Central Japan 1号ファンド」に対する愛知県及び名古屋市の出資について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/stai-fund.html)

 まずはですね、「STATION Ai Central Japan 1号ファンド」に対する愛知県及び名古屋市の出資について申し上げます。お手元の資料を御覧ください。

 愛知県は、スタートアップの創出・育成・展開・誘致を促進し、当地域の事業会社とのオープンイノベーションを推進するための拠点施設STATION Aiの整備を進めております。

 STATION Ai株式会社は、このSTATION Aiのオープンに先駆けて開設したPRE-STATION Aiについて、本年4月から運営を担い、スタートアップ支援拠点の運営者として本格始動したところであります。これにあわせて5月に、STATION Ai株式会社と株式会社ディープコアを運営者、GP(無限責任組合員)とし、ソフトバンク株式会社を出資者、LP (有限責任組合員)とするスタートアップ投資ファンド「STATION Ai Central Japan 1号ファンド」が設立をされました。

 これはもう5月に設立が済んでおります。これは、こういう投資ファンドを作るということになりますとね、いわゆる金融庁に届出しなきゃいけません。そういう届出は全部済んだと。実際に(投資ファンドを)作って、(届出は)済んだということでございますね。

 このファンドに対し、これはソフトバンク(株式会社)さんがこのファンドに対しては3億円出資をするということになっておりまして、それに対して行政としてもそれをまた支援するということで、本日付けで、愛知県が2億円、名古屋市が1億円の、合計3億円を出資させていただきました。ソフトバンク株式会社に次いで、愛知県・名古屋市が出資することで、県内の事業会社や金融機関等のファンドへの出資参画を促進してまいります。

 本ファンドは、投資対象をPRE-STATION Aiメンバー及びSTATION Aiメンバーとしておりまして、第1号の投資案件として、2021年1月からのメンバーである、フィットネス施設向けDXに取り組むAIスタートアップの「(株式会社)Opt Fit」(オプト・フィット)、「(株式会社)Opt Fit」に対して、先日、投資が実行されました。

 STATION Aiにおいて、スタートアップの成長を強力に支援し、将来有望なスタートアップを創出していくとともに、本ファンドを通じた投資を加速させることで、次々とロールモデルを輩出し、愛知を中心とした、世界有数のスタートアップ・エコシステムの形成を目指してまいります。

 ということで、本日、県・(名古屋)市で、2億円・1億円の3億円を出資したということでございます。これで、ソフトバンク(株式会社)が3億円ですから、これで6億円の出資。今これにですね、様々な事業会社、金融機関等に出資を、お話をしておりまして、これからまた募っていくということになるわけでございます。

 そして、資料をちょっと御覧をいただければと思いますが、1ページは、今私が申し上げたことですね。

 それから、ファンド規模は10億円程度ということでございまして。

 投資ステージはですね、プレシード、シード、シリーズAということでございまして。プレシードというのはですね、製品やサービスの開発前のアイデア段階ですね、ここに書いてあるように。シードは創業期。それからシリーズAは事業化の初期。いわゆるアーリーステージですね。アーリーステージのものに資金を出して支援をするというもの。なので、私ども県・(名古屋)市でですね、しっかりと応援をするということでございます。

 そして、投資先に対しては、投資による資金提供だけでなく、経営面等におけるハンズオン支援も行うということでございます。

 ということでございまして、こちらに(書いてあるように)、投資する先はですね、PRE-STATION Ai又はSTATION Aiのメンバーを対象とするということで、これは今入っていなくても、新たに入っていただく、登録していただく。いわゆる実際の入居じゃなくてリモートでも、リアルでもリモートでもオーケーということなので、非常に門戸は広いと。別に愛知県には限りません。とにかく全国からですね、多くの有望なスタートアップを、むしろこれでですね、この投資と、そしてSTATION Ai、PRE-STATION Ai、そしてソフトバンク(株式会社)等のですね、メンタリングでハンズオン支援もやりますよと、投資もしますということで呼び集めたいというふうに思っております。

 それと、「Central Japan Startup Ecosystem Consortium」(セントラル・ジャパン・スタートアップ・エコシステム・コンソーシアム)、いわゆる愛知、名古屋、浜松のですね、連合体と連携するスタートアップには積極的に投資をしていきたいというふうに思っているところでございます。

 ということございまして、初めての投資はですね、「(株式会社)Opt Fit」という、フィットネス施設向けにDXに取り組むAIスタートアップということでございまして、詳しくは部局にお聞きをいただければというふうに思っております。

 2021年のスタートアップへの投資金額は、「Japan Startup Finance(ジャパン・スタートアップ・ファイナンス) 2021」という、この調査レポートによれば7,801億円で、80パーセント以上が首都圏のスタートアップへの投資だということでありますので、愛知でですね、しっかりとこうしたことをですね、資金を用意してスタートアップを支援をしていきたいということがこの趣旨でございまして。

 これはもう6月議会で、県も(名古屋)市も、これは予算議案を提出してやっておりますけれども、今日付けで、今日、出資したということでございます。

 それから、資料の3ページにはね、今のPRE-STATION Aiは、今年の8月1日現在、(メンバー数が)119社ということで増えてきております。増えてきております。ここにスタートアップのエコシステムができつつあるということでございますので、また引き続きしっかりとやっていきたいというふうに思っております。

 これがまず二つ目の点でございました。

(3)第14回日台観光サミットの愛知県での開催決定について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/nittai.html)

 続きまして三つ目の御報告でございますが、第14回日台観光サミットの愛知県での開催決定について申し上げます。

 この度、9月1日から4日まで台湾桃園(トウエン)市で開催されました第13回日台観光サミットにおきまして、次回のサミットを愛知県で開催することが決定しましたので、お知らせします。

 開催時期は2023年秋頃を予定しており、具体的な日程や会場等については、今後、決定され次第、お知らせをいたします。

 日台観光サミットは、日本と台湾の観光交流の促進と、交流人口の拡大を目指して、双方の旅行業界・観光業界のトップが集う催事であります。

 2008年に台湾台北(タイペイ)市で第1回を開催して以降、日本と台湾において1年交代で開催されてきました。2020年と2021年は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて中止されましたが、今回3年ぶりに台湾で開催されました。

 台湾から愛知県への来訪者は、2019年には約34万7,000人と、大変多くの方に来ていただいております。その数は中国に次いで2番目、2番目ということでございます。本県としても、台湾は非常に重要なインバウンドマーケットであると認識しております。これでジブリパークができますので余計かなと思っておりますがね。

 愛知県では初めてとなるこのサミット開催を機に、改めて台湾観光関係者との関係強化を図り、本県の魅力や観光資源をPRし、台湾からの誘客促進を行うことで、ウィズコロナ・アフターコロナにおける観光産業の活性化を図ってまいります。

 ということでございまして、今私が申し上げたことがこの資料になっております。

 資料の2ページでですね、日台観光サミットの概要がありますが、大体、日本側100人、台湾側100人で、旅行・観光・運輸関係の事業者ということで、1年置きに日本と台湾で開いておりまして、来年は愛知県ということで決定をしたということでございますので、またしっかりと準備をして盛り上げていきたいというふうに思っております。ということでございますね。

 今回(第13回)はね、今回は台湾で、普通は100名・100名で200人ですが、今回はちょっとコロナ禍の影響などで、100名ぐらいで開いたということでございますが、来年は是非、この100名・100名といわず、もうちょっと大きくしていけたらいいかなというふうに思っております。

 台湾からの訪日客さんのね、傾向は、個人旅行が7割超、リピーターが全体の8割ということなので、もう通(つう)な方が来ますのでね。滞在日数も、7割以上が4日から6日ということで。リピーターが8割で、個人旅行が7割以上。でもって、(滞在日数も)4日から6日ということで少しやはり長くおられるということで、大変有望なインバウンドのマーケットではないかというふうに思っておりますし、これでジブリパークがオープンして、段々インバウンドが解禁してくれば、特に個人旅行(者)さんなんで、ネットで予約となると一番なじむ話なので、それは大いに期待をしたいなというふうに思っております。

 というのが二つ目の発表事項ということでございました。

(4)中高一貫校の中学校施設の整備等について

 それでは最後にですね、ちょっと長めなので後にしましたが、お手元の資料で、中高一貫校の中学校施設の整備などについて、それとまた、尾張北西地区における知的障害特別支援学校の校舎増築についてですね、これは9月議会に提出する補正予算にですね、盛り込んでいくものでありますが、やはりこれはちょっと大部になりますので、分量が多いので、今日、先駆けてですね、今日発表させていただくということにさせていただきました。お手元の資料を御覧をいただきながらお聞きをいただきたいと思います。

 まずは、こちらのですね、中高一貫校の中学校施設の整備について、このA3の5枚紙を御覧をいただき、その後ですね、(知的障害)特別支援学校の校舎増築の資料について申し上げたいというふうに思っております。

 それでは、資料を御覧いただきながらお聞きいただきたいと思います。

 県立高校での中高一貫教育制度の導入に当たりまして、中学校用施設の整備内容等が取りまとまりましたので、お知らせをいたします。

 A3判資料を御覧ください。

 1です。「併設型中高一貫教育制度の導入」については、明和(めいわ。高校)、津島(高校)、半田(高校)、刈谷(高校)の4校を第一次導入校として、2025年4月に併設中学校を開校する、3年後ですね、開校するということで、去る7月26日にその方向を決定したというふうで記者発表いたしました。

 そして、スーパーサイエンスハイスクールの探究的な学びを中心に幅広い探究学習に取り組むなど、「チェンジ・メーカー」として、これからの愛知・日本・世界を切り拓(ひら)き、支える人材を育成していくこととしております。

 明和高校併設中学校の音楽コースにつきましては、7月26日の発表時点では、「5人から10人程度の少人数による中高一貫教育を導入」としておりましたが、その後検討を進めまして、普通コースとは分けて20人で1学級を設置することといたしました。公立の中高一貫教育校の中学校で、専門的に音楽を学べる音楽コースを設置するのは、全国初となります。

 20人1学級の音楽コースを設置することで、子供たちが楽しく学びを進めるとともに、様々な教育活動が充実し、教育効果が高まることを期待しております。

 次に、「2.中学校用施設の整備」についてであります。

 各高校の敷地内に、中学校用の校舎及び小体育館を整備いたします。

 このうち、明和高校は、今年度からデザインビルド方式で高校校舎の建て替えに着手しております。これに、中学校用の教室等を含めて、当初予定の4階建てを6階建てに変更し、「新教室棟」として整備します。校舎内には、普通教室のほか、少人数授業教室、理科室等の特別教育、職員室、保健室等を設けてまいります。

 また、明和高校では、「3.音楽棟の整備(西館の建て替え)」、そして「音楽ホールの新設」をいたします。

 音楽科のレッスン室等がある老朽化した西館は、「音楽棟」として建て替えます。中学校用レッスン室を「音楽棟」内に設置をし、音楽科関係施設を「音楽棟」に集約をいたします。

 なお、西館内の図書室、視聴覚室等の普通科が利用している施設は、今回整備する「新教室棟」内に設置をいたします。

 西館は、通常は築30年で実施する大規模な改修工事をやっておりません。ジャンプしておりましてね。結構お金がかかるということと、やっぱりレッスン室は、明和高校はね、音楽科は(1学級)40人掛ける(3学年で)、120人いますから、レッスン室は、だから直したらいいってもんじゃなくて、仮設(校舎)が要るんですよ。じゃあどこでやるんだって話になると、それは、普通の教室じゃなくてレッスン室が命なんで。隣で工事をやっていたらこっちは使えませんからですね。それでなかなか、多分、うーんと。ちょっと触って、何とか、言葉は悪いですけど、だましだまし使っていたというのを、さあどうしようと。結局、今回新しいやつを造ったらですね、もう大改修をしようということだったので、大改修をすると、それはまた仮設(校舎)を造らないといかんのでですね。そういうことなら、40年ですからね、40年なので、相当直さないと、手を入れないといかんのでですね、だったら、仮設ではなく一気に造るかということにいたしました。後で言いますが、ここに、次に出てくるね。

 次、3ページの上ですけれども、西館を建て替えずに改修した場合の総事業費は、防音対策を施した仮設校舎が多額となるなど、46億円かかると試算されると。一方、今回、西館を建て替えて「音楽棟」を新たに整備した場合は約53億円で、改修に比べて7億円の増額だということだとですね、40年たったやつを今から五、六年後に改修しますから、45年ぐらいで改修して、その後30年使う。30年使うと75年。だったら、建て替えて新築してやった方が、その後のメンテ(ナンス)も含めたら、ちょっとその方がお得ではないかということで、今回そういうふうに踏み切ったということです。

 しかしながらですね、音楽科関係を「音楽棟」に集約して整備することで、比較的狭い明和高校校地の有効活用を図ることができるということと、一方、西館を建て替えない場合には、校地いっぱいに校舎が建設されますので、西館の将来的な建て替え先(地)の確保が難しいということから、以上のことから、西館を建て替えて「音楽棟」を整備することといたしました。

 さらに、明和高校には、広い空間での音楽技術を学べるよう、300人程度の観客席を設けた「音楽ホール」を新設いたします。

 現在、明和高校には「音楽ホール」がなく、西館内の演奏室、158平米で合奏・合唱の授業や実技試験の練習等を行っており、広い空間の後方まで音や声を届ける感覚を身に付けることが難しい状況にあります。

 極端な話、大編成の合奏・合唱をやると、壁に向かってやっているということになって、壁に向かって演奏したり声を出しますと跳ね返ってきますから、その広い空間での、何といいますか、そういうのが身に付かないということなので、それはやはり致命的な点があるんではないかという御意見も頂いております。

 一方、音楽科のある全国の公立高校22校のうち、名古屋市立菊里(きくざと)高校始め14校には「音楽ホール」が設置されており、その高校の生徒はコンクールで好成績を収めるなど、「音楽ホール」の教育効果は高いというふうに考えるというか、言われております。

 このため、中高一貫教育の導入を機に、「音楽ホール」を整備することとしたものです。充実した教育環境の中で生徒個々の力を更に伸ばし、全国・世界で活躍できる音楽専門家を育ててまいります。

 中学校(から)、(1学級)20人で中高一貫、高校入試なく6年間で、そうですね、12歳でここを目指すという子供たちですから、6年間の時間を得てですね、心置きなく修行していただいて世界を目指してほしいと、世界を目指してほしいというふうに考えます。

 次にですね、2ページを御覧ください。「4.施設整備スケジュール」であります。

 明和高校は、今週金曜日の9月9日に入札公告を行い、速やかにデザインビルド方式により、新教室棟、小体育館、音楽棟、音楽ホールを整備してまいります。「新教室棟」は、既設校舎の解体後に着工することから、供用開始は2026年11月頃となりますので、2025年4月の中学校開校時には、グラウンドに設置する仮設校舎でのスタートとなります。後ほど図面を見ていただければと思いますがね。

 「音楽棟」と「音楽ホール」は、今の正門の、本館の手前のところの駐車場側のそういったところに空地がありますので、そこに新設しますので、できるだけ早くやって、2025年の7月。2025年の7月っていうのはもう3年ありませんのでね、とにかくやると決めたらさっさとやって、使ってもらうということではないかと思っております。

 津島・半田・刈谷高校の3校は、今年度から基本設計を進め、2025年4月の中学校開校までに、校舎、小体育館を整備します。

 ですから、これも2年半ですから、どちらかというと突貫工事に近いという。今、更地のところにどんと造るのでですね、それで間に合うということでございます。3校ともやはり敷地が広いのでですね、名古屋市内でありませんので広いので、それができるということでございます。

 次に、「5.9月補正予算(案)」であります。

 今回の9月議会には、中学校用施設等の整備関係の補正予算案を提出いたします。

 明和高校は、当初予算に、高校校舎をデザインビルド方式で建て替えるためのアドバイザリー委託費2,496万8,000円と債務負担行為18億2,140万3,000円を計上をいたします。

 そして、9月補正予算では、中学校教室、小体育館、音楽棟、音楽ホールの整備に加えて、一括してデザインビルド方式により、今年度中に入札・契約するため、債務負担行為52億6,992万8,000円を増額いたします。

 津島・半田・刈谷高校の3校につきましては、校舎等の整備に向けた基本設計費として、7,742万9,000円を補正予算に計上いたします。

 なお、中高一貫校関係の総事業費は、明和高校が52.8億円、津島・半田・刈谷高校3校が50.8億円、合計で103.6億円と見込んでおります。

 (津島・半田・刈谷高校)3校は、教室棟と小体育館、高校の体育館の半分ぐらいってやつですけどね。ですから、これを3で割っていただくと、1校17億円弱という感じですかね。ということでございます。

 次は3ページを御覧ください。「明和高校の校舎改築・併設中学校整備の全体イメージ」でございます。

 これを御覧ください。今、教室棟と西館のそれぞれ取壊し費用がありますが、これを新教室棟でですね、6階建て・6,500平米で36億5,000万円で、ここに教室棟と、西館から図書室、視聴覚室、それから併設中学校の普通教室、特別教室、管理諸室を入れて、6階建てで36億5,000万ということでございます。

 多分、あんまり高校で6階建てってないよな。しようがないですね。これは、明和高校の敷地はですね、次に出てきますが3万3,900平米で、名古屋市内だと広い方、広いというか、そうむちゃくちゃ狭いとは思いませんが、それでもね、広がるわけじゃありませんので、こうしてやると上に積んでいくしかないと。

 中学校の小体育館は520平米で、天井高2階の2.5億円。

 それから音楽棟。西館は今、音楽教室とこういう図書室、視聴覚教室などで複合的になっていますが、今度は専門の音楽棟をですね、1,355平米・3階建てで、8.9億円。

 それから、600平米の天井高2階の音楽ホールを造ると。(収容)300人の音楽ホールを造るということでございまして。

 それにですね、仮設の校舎(設置費)、それから、西館を壊したので(その跡地での)ロータリー整備(費)など、設計費等で、全部で(総事業費)71億4,000万ということで。もう既に高校のですね、教室(棟)の建て替え、4階建て分で18.6億円が当初予算に組んでありますので、それに加えて、補正で債務負担行為52.8億円を入れるということでございます。

 それから、4ページを御覧ください。「明和高校の配置図」でございます。左側が整備前、右が整備後でございます。

 3ページ左側に記載してありますように、既設の高校用教室棟と西館を建て替えて、真ん中から右側に記載の施設を整備をいたします。

 「新教室棟」は、既設の教室棟の建て替え分のほか、西館の図書室、視聴覚室、更に併設中学校の教室を加え、6,511平米の6階建て、建設工事費36.5億円を見込みます。中学校用の小体育館は、520平米、天井高2階、2.5億円で新たに整備ということです。

 それから次に、「音楽棟」は、西館にある演奏室、レッスン室等のほか、中学校用ピアノレッスン室を加え、1,355平米、3階建て、8.9億円で整備いたします。

 (音楽棟の)西側には、観客(席)300人程度の「音楽ホール」を、600平米の天井高2階、8.5億円で整備をいたします。

 ということで、右側の図が、こういうふうになるということで、すっきりはするかなというふうには思いますけどね、ということでございます。

 ということでございまして、以上、明和高校ですね。

 それから、次に5ページですね、5ページを御覧いただきたいと思います。「半田・津島・刈谷高校の中学校用施設の整備候補地」であります。

 今後、設計を進める中で詳細に検討していきますが、現段階では、津島高校は、体育館の南側に「中学棟」と「小体育館」を、半田高校は、既設校舎の北側に「中学棟」、グラウンド南側に「小体育館」を、刈谷高校は、既設校舎の南側に「中学棟」、プールの北側に「小体育館」を整備することを考えております。

 これは、いずれも高校からの希望を聞いてやっております。ですから、明和高校も他の3校も、これで確定ということでなくて、やはり整備費をはじいて、やっぱり計画を作っていくために、それと2年半しかありませんのでね、(明和高校は)デザインビルドで設計・施工一体でやりますから、ここが候補地と(いう形で)やらないと入札がかけられないので、一応こういう形で分かりやすく計画をお示しをして、議会に説明をするということにしたいということでございます。

 これを見ていただきますとね、やはり明らかに他の3校は敷地は広いですね。だから、これを建てる十分余裕があるということでございます。

 以上がね、この三つの資料ということでございまして。ということでございますね。

 今回の中高一貫教育の導入によりまして、子供たちは、中・高の6年間を通じて、伸び伸びと学び、知るを楽しみながら、より深い探究的な学びが可能となると考えます。愛知の未来を支える子供たちのために、魅力ある併設型中高一貫教育に取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということですが、少し補足をいたしますとね、2025年4月開校のためには、これで2年半しかありませんので、今回9月補正でやっていく。特にですね、明和高校は、もう高校の教室棟を建て替えるということで設計に入っていきます。この9月で直さないと、ずるっと遅れてしまいますので、今回、これでですね、やらせていただくということでございます。

 音楽ホールなり音楽棟を造るということについては、先ほど申し上げたとおりでありまして、やはり生徒のですね、そうしたレッスンなり授業のね、やっぱり課程にするためには、こうしたホールが、やはりある程度の空間を持ったホールが必要だということでございます。

 現在はですね、例えば実技試験、定期演奏会などは民間の広いホール、「(三井住友海上)しらかわホール」などを借りて実施をしたりですね、やっているということでございますし、また部局に聞いていただければと思いますが、全国のですね、他のところでも、やはりこのぐらいの規模のもの、ちょっと東京は、都立総合芸術高校なんかはもうちょっと大きなものがありますが、大体600平米あればそこそこかなという感じですね。菊里高校が425平米で120人か、音楽ホールは。なので、それよりはずっと大きくなるということなので、関係者も喜んでもらえるんではないかというふうに思っております。

 全国初の音楽コースの中高一貫校、それから県立高校で唯一、音楽科を持つ明和高校ということなので、音楽ホールを整備をし、将来ね、世界に羽ばたけるような音楽家ですね、そういう育成にね、力を入れていければというふうに思っております。

 また、この音楽ホールの使用方法としては、定期演奏会、サマーコンサートなどで使用する予定でありますが、ステージ演奏のリハーサルとか、プロの演奏家による公開講座とか、合奏・合唱の合同授業などでも使えるということでございますし、(名古屋)市立の菊里高校では週30時間ですね、5日掛ける6時間だと、30時間のうち17時間使っていると、ホールを。ということなので、結構使うと。多分、相当使うんではないかと思いますし、またこれは、そういうことができますので、生徒さんのね、発表会で、地元の皆様とかね、そういう御父兄の皆様とかも来ていただいての演奏会なんかもできるということだと思いますし、学校の中でもね、子供たちを入れてできると。体育館じゃやっぱりね、とてもそれは音が違いますのでね、そういうこともできるということかなというふうに思っております。ということでございました。

 あとはですね、個別のことについては、また更にあれば、またお聞きをいただければというふうに思っております。

 それからですね、今後でございますが、今後、これは今回4校を第一次導入校というふうにいたしましたが、第二次以降ではですね、第一次導入校と同じように探究学習を重視する高校、いわゆる進学校タイプの高校からも希望は来ておりますので、地域バランスを考慮しながら追加導入を考えていきたいと思います。今回は尾張3校、三河1校なので、三河地区の追加導入も考えていく必要があるというふうに考えております。

 それから、こうしたですね、進学校タイプだけではなくて、地域の教育課題に一緒になって取り組んでいけるような中高一貫校も検討する必要があると考えます。例えば、不登校を経験した生徒や、外国にルーツのある生徒さんなどが通うような学校もですね、例えば、全日制高校の卒業目標、いわゆる通信とか定時制ではなくて、6年間あれば全日制が通えるというような中高一貫校も考えられるんじゃないかということ。また、都市近郊では、地元から多くの中学生がそのまま地元の高校に行くといったところの連携、そうした高校も考えられるんではないかと、いろいろ声を頂いておりますので、そういった声に応えていけるようにしっかりとやっていければというふうに思っております。

 いずれにしても、これは今年の11月、様々に関係者の御意見を頂いて、今年の11月をめどに検討を進めて、中高一貫校のですね、導入の全体的な方向性をまとめていきたいと考えておりますので、そこまでに議論をしていきたいというふうに思っております。

 以上が中高一貫校の関係でございました。

 次はですね、尾張北西地区における知的障害特別支援学校の校舎増築について申し上げます。A3判資料を御覧いただきたいと思います。

 「1.これまでの取組と現状」ですが、2011年に私が知事に就任して以来、特別支援教育には注力いたしまして、特に、特別支援学校の過大化による教室不足と長時間通学が大きな課題であると考え、2014年の「いなざわ特別支援学校」の開校を皮切りに、これまで4校を新設し、分教室を山間部に1教室、半島部に1教室、それぞれ設置するとともに、1校の校舎増築など、7校の取組を進めてきたところでございます。

 これにさらに、豊橋の「(豊橋市立)くすのき特別支援学校」でありますとか、名古屋市内のですね、守山と港か、(養護学校)の増築だとか、刈谷の肢体不自由の分教室のですね、設置などを入れますと、11になるんだな、11。それぞれには県から相当補助しておりますから、そうした形で11校の新設、分教室を造ってきたということでございます。

 ここにありますように、市立の特別支援学校も県からの特別財政支援を行い、「豊橋市立くすのき特別支援学校」始め2校の新設、2校の分校の設置、そして1校の校舎増築。5校だから12か、12だな、12ですね。

 これは、豊橋ともう一つは、どこだったっけ。

【教育委員会事務局次長】 豊橋、刈谷と、それから名古屋市立守山(養護学校)です。

【知事】 守山と。

【教育委員会事務局次長】 南です。

【知事】 港養護(学校)だろ。

【教育委員会事務局次長】 名古屋市立南養護学校です。

【知事】 南養護な。

 新設はどこだったっけ。南養護か。

【教育委員会事務局次長】 南養護は分校新設です。

【知事】 分校新設だな。分校だね、あれもね。

 ということで12校でございます。

 しかしながらですね、一部の学校におきまして、再び教室不足が生じてきておりまして、とりわけ、尾張北西地区の知的障害特別支援学校におきまして、一宮東特別支援学校が13室、いなざわ特別支援学校が11室、教室不足により授業に支障が生じているという状況でございます。これは、特別教室を潰してそっちに振り替えないといけませんのでね。ということで、なかなか十分な授業ができていないという状況なので。

 まず、一宮東特別支援学校の教室不足への対応となります「小牧特別支援学校の校舎増築」についてであります。

 一宮東特別支援学校は、敷地内に校舎を増築する余裕がありませんので、同じ地区内にあり、敷地に余裕のある肢体不自由の小牧特別支援学校に、知的障害のある児童生徒に対応する校舎を増築をいたします。

 あわせて、通学区域を見直し、一宮東特別支援学校の児童生徒の一部を小牧特別支援学校に移行することで、一宮東特別支援学校の教室不足の解消を図ります。

 これにより、小牧特別支援学校は、にしお特支(特別支援学校)に続き、県内2校目となる知的障害・肢体不自由の併置校となります。

 また、これを機に、地域エリアが近い豊山町を、いなざわ特支から小牧特支の通学区域に変更をいたします。

 次に、9ページですが、校舎は、既存校舎のうち、以前寄宿舎として利用していた多目的棟を取り壊して、鉄骨造3階建て4,518平米で建設し、校舎内には、普通教室37室のほか、被服室や職業室の特別教室、プールは屋上に。これはにしお特支と同じですね。職員室の上に、2階にプールを造ってありますが、同じようにそうした形で屋上に造る。バスステーション、職員室や相談室等を設けていくということでございます。

 次にですね、「3.いなざわ特別支援学校の校舎増築」です。

 いなざわ特支は元平和(へいわ)高校の跡地に造った学校で、敷地に余裕がある。広いんですね、高校ですから。ということで、敷地内に校舎を増築して対応します。

 校舎は、鉄骨(造)3階建てで1,928平米、校舎内には、普通教室20室のほか、第2職員室、生徒更衣室、多目的室を設置して、今ある校舎とは渡り廊下を設けて行き来できるようにいたします。

 次に、「4.9月補正予算(案)」であります。

 今回の9月議会には、2校の特別支援学校校舎増築関係の補正予算案を提出いたします。

 9月補正予算では、地質調査や土壌汚染調査などの各種調査費と、基本設計費を合わせまして、小牧特支5,408万1,000円、いなざわ特支3,049万3,000円をそれぞれ計上いたします。合計で8,457万4,000円であります。

 総事業費は、小牧特支は31.1億円、いなざわ特支は15.5億円を見込んでおります。

 というのが1ページ目ということでございます。

 そして、次に2ページを御覧ください。「施設整備スケジュール」です。

 小牧特支は、既設校舎のうち、多目的棟の取壊し後に着工するとともに、児童生徒は、年度が替わるところで移行する必要がありますので、知的障害部門の開設は、2026年4月の予定となります。

 いなざわ特支は、実施設計後、すぐに工事に着手をし、2025年9月頃の供用開始となります。

 (いなざわ特支は)同じ学校なんでね、同じ学校なんで。小牧は移ってもらわないかんのでちょっと4月。いなざわの方は同じ学校なんで、もうできたらすぐ使えるようにするということでございます。

 その下、「参考1」の表は、児童生徒の移行と校舎を増築することによる不足教室の改善状況を表でまとめたものでございます。

 御覧のとおり、教室不足の状況は今後も悪化していくことを見込んでおりますので、一旦ちょっと余裕を持って、一宮東は17減っている(足りない)のが、小牧に(児童生徒を)移して5教室空くんですが、段々段々使っていくと。いなざわもですね、15マイナス、足りないんですが、20作りますので5室余りますが、3年後にはもう全部埋まると。ということで、3年、4年後を見越して少し(余裕を持って)。当然分かりますのでね、どのぐらいの子が来るかは。それで作っておいて、教室不足にもうならないようにしていくということでございますね。

 一宮特支は、不足教室のうち、現在、授業に支障が出ている13室について、2026年(度)で一部の児童生徒が小牧特支へ行くので、5室の余裕ができると。いなざわ特支は、現在、11室不足しているが、20室増築するので、5室の余裕ができると。新たに(知的障害部門を)開設する小牧特支も、開設後の児童生徒の増加を見込んで37室で、二つ余裕があるということで。

 右の「参考2」の表につきましては、先ほど説明した通学区域の変更ですね、地図で表したもので、こういうふうに、下のように通学区域を変えるということですね。

 それから、3ページが図面です。

 小牧特支、いなざわ特別支援学校の「校舎増築の配置図」でありまして。小牧の場合はですね、上の赤点々が書いてあるところが古い、これは昔の寄宿舎、寮か。寄宿舎、寮だったので使っておりませんので。それと、ずっと給食を作るやつがあるのかな。だから、それを壊して建て替えるということでございます。

 それから、いなざわはですね、これは広いので、こうして南側にどんと造るということでございますね。ということでございます。

 以上の取組によって、尾張北西地区における知的障害特別支援学校の教室不足について解消を図っていきます。

 今後も、障害のある子供たちの教育環境の充実を図るため、しっかりと取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします。

 なお、最後、4ページが、これは「公立特別支援学校の教室不足調査」、文科省(文部科学省)の調査ですが、2019年度、愛知県は85室の教室不足で、2021年度は71。今年にしお(特別支援学校)ができましたので、その後ね、もっと減っているということで、これでもっと減らす。

 で、それを、もう一度1ページに戻っていただきますと、左側の表ですが、2021年度の愛知県教室不足数は、これは文科省調査で71。全国3,740ですが、うちですね、2021(年度)に安城特支が八つ不足数があったのが、にしお特支で解消。今度は、一宮東といなざわ特支の13と11、この24がこれで解消。ですから、あとは大府で三つ、佐織(さおり)で一つ、四つだけ県の所管分は残るということで、これもそのうち何とか対応していきたいと思っております。市立の方はまた、これはよく各市と相談をしていければというふうに思っております。ということでございます。

 補足はですね、ちなみにですね、小牧特別支援学校はですね、2014年度から2020年度までですね、春日台(はるひだい)、春日井の春日台特別支援学校が教室不足で、2019年4月に瀬戸つばき特別支援学校が新設開校するまでの間、2014年から2020年度までですね、知的障害の子は引き受けておりました。一番多かったときが2018(年度)で21人受けていたので、比較的そういう、肢体不自由の特支ですが知的の子も受けていたので、それでもってスムーズに移行できるんではないかということで考えたということでもございますし、できるだけ長時間通学を解消する意味でも、できるだけきめ細かくね、学校行けた方がいいということで、この通学のエリア、通学範囲も見直させていただいたということでございます。よろしくお願いいたします。

 私からは以上でございます。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 今日の5首長の東海三県二市知事市長会議の中で、コロナの「BA.5対策強化宣言」の解除について、三重は9月11日で解除、岐阜も状況が好転すれば解除の前倒しがあり得るという話が出ましたが、愛知県の状況を見て、大村知事の考えを改めてお願いします。

【知事】 基本的にはあれですね、私ども愛知県と岐阜県とでですね、9月30日までということにしてありますのでね、それは同じことだと思いますね。やはり1か月という形で、なかなか延長を決定する8月の末の段階では非常に厳しい、1万数千人を超えていましたので、やはりある程度の期間は必要ではないかということで、1か月の延長ということに決定いたしましたが。この間にですね、今日古田さんも言っていましたけど、この間に劇的に減っていくということで、もうそれは必要ないということであればですね、それは一区切りで解除ということはあるかもしれませんが、私はそう簡単ではないんではないかなと。

 今日も、減ったとはいいながら、やはりね、3,000を超えていますし、今日で(過去)7日間平均ではまだ9,100ありますから。9,100ですから。入院状況も、ベッドの使用率が78パーセントなのでね。これはなかなかそう簡単にはいかないと。

 本当に解除といったら、これは9,100とかが1,000、1,000どころか、もっと、500とか400とか300ぐらいまで減って、入院状況も病床使用率が、やっぱりあれじゃないでしょうか、もう20パーセントを切ってですね、というような感じにならないと。もう200か300人ぐらいだと、入院患者さんがね。ということにならないと、それはなかなか解除ということにならないんじゃないでしょうかね。

 だから、そういう意味では、我々としても、とにかくぐっと急激に減ってですね、一区切りで解除というふうにしたいとは思いますが、そう簡単ではないというふうに思っております。

 今、現状を見れば、やはり(過去)7日間平均でも新規陽性者9,100、コロナ病床の使用率が78パーセントということで、まだまだ厳しい、本当に厳しい状況ですから。まだ引き続きですね、この「BA.5対策強化宣言」は9月末日までなので、県民・事業者の皆様には、感染防止対策の徹底をね、引き続きお願いをいたしますということです。

(2)安倍晋三元内閣総理大臣の国葬について

【質問】 安倍元首相の国葬について、質問が何点かございます。まず、政府から案内があった場合の出席について、現時点での知事のお考えをお聞かせください。

【知事】 これはあれですね、いろんな御意見がね、賛否両論あるというのは承知をいたしておりますが、我々は行政機関でありますから、政府、国の方でですね、このように決めたということであればですね、それはやはり行政の長としてね、やはり出席をして、弔意を表するということは自然ではないかなというふうに考えております。

 

【質問】 出席なさるということだと思いますが、その場合の費用というのは、県で出すのでしょうか。その理由についてもお聞かせください。

【知事】 出張費ということですか。

【質問】 そうです。国葬に出席するための費用です。

【知事】 それは政府の決定で国の行事として行うということになればですね、私は、私人、私(わたくし)のね、立場で出席するわけではありませんので、行政の長として出席いたしますので、これは公務出張ということになるのが自然だというふうに考えています。

 

【質問】 県によっては、半旗の掲揚だとか黙禱(とう)だとか、弔意についてそれぞれトップの方がお考えを表明していますが、この辺りについて現時点で何かお考えはありますか。

【知事】 何ていいますか、現時点ではまだ正式にそうした御案内とかそういったものは来ておりませんしね。国の方で、これは閣議了解、決定というか閣議了解ということになるんでしょうけれども、政府全体でどういうふうにするかということが、いろいろ報道では言われていますけど、まだ正式な決定を見ているわけではありませんので。それが正式に、それは決めるんでしょうね、政府としてはこういうふうにしますよと。

 ただ、いろいろな報道を見ていると、政府としてはこういうふうに決めますよと、政府機関はね。ただ、各自治体とか学校、教育機関などには、そこはもう、これまでの例のように働き掛けはしないというような報道が出ておりますけど、まだ正式にそれは我々は聞いておりませんので、それはその段階までにね、考えたいというふうに思っております。それはまあ、その時点で適切に判断するということになろうかと思います。

 

【質問】 そこが正式に決定してから、どうするかについては考えるということでしょうか。

【知事】 正式に決定する前に報道がありますので。こういうふうに決定したということになったら、それは同じく、こうしますと言わないといけませんのでね。それまでに検討して決めたいというふうに思います。

 

【質問】 現時点では、例えば半旗を掲げるとか、そういうことはまだ県としては特に決めていないということでしょうか。

【知事】 だから、正式に決定するまでに検討して決めたいと思います。