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2022年10月31日(月曜日) 午後3時

ページID:202210031 掲載日:2022年11月14日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 それではですね、10月31日ですね、今日は午後3時ですけれども、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)ジブリパーク開園記念式典及びオープニングセレモニーについて

 いつもは午前10時ですが、今日は、御案内のように午前中ですね、ジブリパークのオープンのですね、記念式典。10時半から県としての記念式典。それから11時半から、これはスタジオジブリさんとジブリパーク社(株式会社ジブリパーク)さんを中心にね、テープカットという形でね、式典とセレモニーで、2回ありましたので。

 皆様もね、あちらの方に取材に行っていただいたんではないかと思いますが、鈴木敏夫(すずき としお)さんもね、来ていただいて。なかなか鈴木敏夫さんがああいう形でメディアの前でインタビューに答えるってあんまりないので、何かたくさん皆様ね、おられまして。ということでございますが、何とか今日、ここまでこぎ着けることができてよかったなと思います。

 明日はですね、特に式典、セレモニーはありませんが、明日午前10時からですね、オープンということでありますので、私も現地に行って皆様をお出迎えしたいと思います。明日は、宮崎吾朗(みやざき ごろう)監督もね、星野(康二。ほしの こうじ)社長もいるかな、ということで、皆様でお出迎えをしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(2)韓国・ソウルのハロウィンイベントで発生した雑踏事故について

 それでは会見を始めますが、その前にですね、この週末ですね、土曜日の夜ですね、ハロウィンで、韓国・ソウルにおいて大変大きな雑踏事故が起きてですね、154人の方が亡くなる。負傷の方も同じぐらいということですか、大変痛ましい事故が起こりました。お亡くなりになられた方に心から御冥福をお祈りしたいと思いますし、また、負傷された方始め関係の皆様には心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。

 かつて日本でもですね、(兵庫県)明石市において花火大会等でそういった雑踏事故が起きましたが、こうしたことは、何で起きたかといいますかね、事の原因究明と再発防止を含めてですね、しっかりやっていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

(3)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

 さて、それではですね、今日、(午後)3時という時間でありますので、まずはですね、本日の(新型)コロナの状況から申し上げたいと思います。

 本日のですね、新型コロナウイルス感染者の状況ですが、10月31日月曜日、お手元の資料のとおりでありますけれども、本日は684人、684人であります。

 内訳です。県所管分が305人、名古屋市242人、豊橋24人、岡崎24人、一宮49人、豊田40人で、684人であります。

 ちょうど1週間前がですね、536人でありますので、148人増えております。これで9日連続、前の週の同じ曜日より多いということでありますので、明らかにですね、下げ止まったということを通り越して、もう明らかにリバウンド状況ということだと思っております。これから冬に、明日から11月ですからね、これから冬に向けて大変厳しい状況に至っているということだと思います。

 去年、一昨年の秋は非常に一旦落ち着いたんでありますけれども、それがなかなか続かないということではないかと思います。なかなか、この今回のオミクロン株というのは、大変手ごわい相手だということだと思います。ということでありますので、感染防止対策の徹底とワクチン接種をですね、是非よろしくお願いいたします。ということでございます。

 そして、資料の裏面のですね、3の(2)、過去7日間平均での新規陽性者が2,010.7人ですが、今日の数値を(入れて)置き換えますと2,031.9人ということでございます。もう2,000人を超えたということで、一旦1,200人台まで落ち着いたのが、2,000人を超えたということでありますので、大変厳しい状況に立ち至っているというふうに思っております。

 それから、70歳以上の方は8.0パーセント、重症の方は0.1パーセント。

 そして、検査件数でございますが、やはり休み明けの月曜日というのは、この(資料を)見ても、8,000、7,000というのがあるということでございます。

 そして、入院状況でございますが、先週の金曜日は木曜日の数値で発表しておりますので、金土日3日間の変化を申し上げますと、入院全体がですね、421人から1人増えて422人です。それからコロナ病床が、347人から3人減って344人ということで、入院はほぼ横ばいということですね。それから、重症の方が8人から1人減って7人ということです。それからですね、愛知病院の入院が8人から1人増えて9人。ホテル入所が30人増えて282人。自宅療養が1,829人増えて1万3,091人。1万人を切ったときもありましたけれども、1万3,000人というところまで増えてきております。

 というのが入院状況等でございます。

 それから、その次の資料は市町村別の陽性者数。

 それから、月曜日でありますので、PCR(等)検査無料化事業の(登録)検査所数が621か所と、その後ろが実績でございます。

 そして続いてはですね、全国旅行支援「いいじゃん、あいち旅キャンペーン」でございまして、全国旅行支援の状況で、1週間の推移ということでございます。

 資料を御覧をいただければと思いますが、今日の午前9時半までの状況ですが、もう(約)30万人が宿泊をして、利用していただいておりまして、1週間で(約)12万5,800人増えているということで、クーポン(利用額)と合わせると(試算で約)24億3,380万円(宿泊支援額とクーポン利用額として)出ているということでございます。この1週間で(約)10億円出て、(これまでの合計で約)24億円ということになっております。

 割引原資の予算は96.5億円ありますけれども、12月20日までの販売状況は、予算額の上限に近づいております。各県でももう予算の上限になったというところが何県かありますけれども、私どもも、ほぼほぼ予算の上限に近づいていると。要は、今朝までで(約)24億円ですけども、もう予約がありますのでね。予約で入っているので、ほぼ上限に来ていると、近づいているということでございます。

 こうしたことから、今後、旅行業者や宿泊施設での新規予約の受付が、この「いいじゃん、あいち旅キャンペーン」、全国旅行支援割を使った予約はですね、順次停止していくと。宿泊施設なり旅行業者で順次こう、もう上限に達しましたということで、停止していくと。これは他の県でもやっているとおりでありますが、ということになってまいります。ということなので、その点は御承知おきをいただきたい。

 それぞれのホテル、宿泊施設なり旅行業者で違いますのでね、たくさん入っているところは早く終わっちゃうということでございますので、これは先着順ということですから。ということでございます。

 なお、具体的な状況は各旅行業者、各宿泊施設にお問合せをいただきたいと思います。

 これは各県別ですけれども、国の方がですね、観光庁の方が(全国旅行支援統一窓口を通じて)個別の事業者といいますか、そういう予約業者を指定をして、そちらの方に予算を振って、そちらの方が登録をして支払うと、こういう形になっておりますので、具体的な予約状況等は私どもはタッチしておりませんので、個別にお聞きをいただきたいというふうに思っております。

 次に、下段の加盟施設等の登録状況でありますが、参考として示している「あいち旅eマネーキャンペーン」、10月10日までのね、「(あいち)旅eマネーキャンペーン」の登録事業者数と比較してもですね、増えておりまして。

 宿泊(施設)が、599者が672者。地域クーポン店が特に、2,528者が5,135者と約2倍となっていると。要は、この事業が非常に浸透しているということだとは思っております。ということでありますので、早くからこれが大分もう予約が入って、いっぱいいっぱいになってきているのかなということでございます。いずれにしても、クーポンを保持している旅行者の皆様にとって、利用先が大幅に増えて利便性が高まっているというふうに考えます。

 ということで、状況は以上のとおりでございます。

 なので、私どもとしてはですね、順次、これがいっぱいになってきます。いっぱいになったところへは、うちから通知するのか。

【観光コンベンション局観光推進監】 事業者へは通知しますが、公表はしません。

【知事】 県から通知するんだよな、それぞれの事業者にね。

【観光コンベンション局観光推進監】 はい。

【知事】 それはもう他県も一緒ですけども、個別には通知しますが、それは公表するということはしないということになっております。

 国に対してはですね、これについて、もうすぐいっぱいになりそうなので、また予算の追加配分をこれは要請をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。という状況でございます。

 それが全国旅行支援も含めた(新型)コロナ対策の状況ということでございます。

 それではですね、続きまして、本日、定例会見でありますので、2点発表事項がございますので、お聞きをいただきたいと思います。

 「令和5年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」についてが一つ、それから、自動車諸税の抜本的見直しに係る要請についてが一つということで、二つでございます。

(4)「令和5年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/202211kuniyousei.html

 まず一つ目です。「令和5年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」についてです。

 来年度の政府予算(案)編成に向けまして、県の要請事項を取りまとめました。

 これは、本年7月の概算要求時の要請事項につきまして、その後の状況等を踏まえて修正を行うとともに、必要な内容を追加しております。

 要請項目は、別紙1のとおり全体で46項目でありまして、要請書につきましては、「明治用水頭首工で発生した漏水事故に関する要請」及び「新型コロナウイルス感染症対策」は別冊といたしまして、1から44までの項目は、厚い冊子の本冊にまとめております。ですから、3分冊ということになりますね。

 今回、大きく内容を変更しました項目につきましては、「内容変更」と記載しております。

 それでは、主な変更箇所について説明をいたします。

 まず、別冊の「明治用水頭首工で発生した漏水事故に関する要請」については、本年5月に発生した大規模な漏水事故への対応に必要な施策を要請していくこととしております。

 10月から頭首工機能の本復旧に向けた対策工事が着手されましたが、対策が長期にわたることが予想されるため、対策が完了するまでの間、農業用水、工業用水、水道用水の必要水量が確実に取水できるよう、万全の対策を講じることを要請するものであります。

 また、漏水の原因について、国の復旧対策検討委員会において発生のメカニズムなどが検討されているところですが、原因を徹底的に究明し、本復旧に生かしていただくように要請をしていきます。

 次に、別冊の「新型コロナウイルス感染症対策」についてでありまして、社会・経済活動との両立を図りながら感染拡大防止に取り組むために必要な施策を要請していくことといたしました。

 まず、「検査・医療体制等の充実・強化」として、9月に感染者数の全数届出の見直しが行われたところですが、引き続き感染動向の把握方法について検討いただいて、医療・保健の現場に沿った実効性のある感染症対策を要請をいたします。

 また、社会経済活動の維持・継続に支障が生じている濃厚接触者に対する対応の在り方についても、具体的な対策を早急に示していただくように要請をしてまいります。

 また、「ワクチン接種の円滑な実施」につきましては、10月の13日からBA.4/5対応型ワクチンの接種が開始されましたが、年内に希望する全ての方に対して接種を完了するために、BA.4/5対応型ワクチンを十分に供給していただいて、接種を加速するように要請をしてまいります。

 ということで、まずはですね、この明治用水の頭首工の漏水事故に関する要請と、そして新型コロナ感染症に関する要請ということで、この2分冊ということでございますし、そしてもう一つが、今から申し上げますが、こちらが44項目を入れた「(令和5年度)国の施策・取組に対する愛知県からの要請」、赤表紙ということで、これはいつもの様式ということでございます。

 こちらの赤表紙の方でございますが、この項目について申し上げます。

 今回大きく変更した主な内容は、「7 持続的な経済成長の実現と産業競争力の強化」であります。

 令和5年度税制改正に向けて、自動車産業の国際競争力強化や国内市場活性化の観点から、「保有時を含めた税負担の一段の軽減と簡素化など、より相応(ふさわ)しい税体系・負担水準の在り方」を検討するように要請をいたします。

 次に、「28 就業支援・職業能力開発等の推進」についてです。

 本県は、モノづくりで日本をリードし続け、「産業首都あいち」を世界に発信するため、技能五輪国際大会の招致を目指しております。招致の実現に向けて、候補会場であるAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)を技能者の甲子園としてアピールするため、当面の間、技能五輪全国大会を愛知県開催にするよう要請をさせていただきます。

 2023年の秋ですね、来年秋ですが、技能五輪の全国大会と障害者技能競技大会の全国大会をAichi Sky Expoで行うということになりまして、これは会場の関係等でありますが、これで私ども、2014年、2019年、2020年、2023年と、10年で4回やっておりまして。

 これまでは、(直近では、結果として)奇数年が地方でやり、偶数年は(国等の主催で)幕張メッセを中心にやるということでありましたが、それをですね、この際、別に関東でやる必要はないのでですね。むしろ出場する選手、技能者、選手のですね、選手は中部地区と関東地区といいますかね、ほぼうちの方が多いぐらいじゃないかな、確か。中部地区の方が多いぐらいで、関西も入れたら圧倒的に多いんですね、こっちの方がね。やっぱり産業地帯でありますので。

 ということでありますので、別に東京でもなくてね、幕張メッセでやる必要もないのではないかと。大きな機械が要るやつは幕張じゃなくて、もっと分散してやっていますから、それはうちも同じなんでね。

 ということで、そうした要請をね、この際、むしろ固定してやってくれないかと。高校野球の大会は別に東京でやっていませんからね、甲子園でやっているわけですから。ということでね、その点を要請をしたいというふうに思います。

 そして最後に、「41 デジタル社会の実現に向けたDXの推進」についてでありまして。

 アナログ規制の見直しに関する法令等の見直しが検討されており、あわせて、11月に地方公共団体に対するマニュアルの公表が予定されております。

 現在の目視、実地調査などのアナログ手法をデジタル化する場合にも、地方自治体が業務の目的をしっかりと果たすことができるよう、国の検討過程における技術的な情報の積極的提供など国の積極的な支援を要請をしてまいります。ということで、DXの推進を要請をいたします。

 その他、多くの要請項目を取りまとめております。これらは、全て愛知県の取組を推進する上で、重要な項目ばかりでありますので、愛知県の実情や課題をしっかりと伝え、必要な支援や協力が得られるよう積極的に働き掛けてまいります。

 私が大臣等に対して行う要請活動は、11月8日火曜日及び9日水曜日に実施をいたします。現在、日程を調整しておりますので、決まり次第、改めてお知らせをいたします。

 ということで、今私が申し上げたことが資料でありまして。別紙の1ね、柱立て、これが全体項目ですね。そして、別紙の2がその内容ということでございまして、また御覧をいただければというふうに思います。

 基本的に、7月にやったものに、国に対する要請をしたものに、時点修正で追加などをしたものということでございますので、また詳細等々につきましては部局の方にお聞きをいただければと。

 日程は今調整をしているところでありますので。なかなかね、国会開会中でもありますので、大臣始め三役等の日程はなかなか直前まで分かりにくいということがありますので、固まり次第といいますか、直前になろうかと思いますが、その段階でお知らせをさせていただきたいというふうに思っております。

 なおですね、昨年度の要請活動においての成果ですが、例えばですね、昨年度、「広域道路ネットワークの整備」ということで、西知多道路について要請をしたところ、昨年12月に有料道路事業が許可されて、今年1月に大田インター・仮称を新規事業化しました。

 それから、一宮西港道路、名古屋三河道路については、今年3月に概略ルート・構造の検討に着手ということが決定をいたしました。

 それから、慢性的に渋滞している名神高速道路の一宮インターから一宮ジャンクションの間については、今年1月に渋滞対策工事が着手をされたということでございます。

 そして、中部国際空港については、昨年12月に「中部国際空港の将来構想」を取りまとめ、それを受けてですね、現空港(用地)内に第2二滑走路を作るということで、今年度から環境アセスメント調査が始まっているということで。

 そういった形でですね、成果も上がってきております。ということが1点目。

(5)自動車諸税の抜本的見直しに係る要請について

 (https://www.pref.aichi.jp/press-release/221031yousei.html

 そして二つ目でございます。自動車諸税の抜本的見直しに係る要請についてであります。

 私は、これまで、2011年から8年連続で、関係道県・市との連携の下、自動車諸税を抜本的に見直すことを求める緊急声明を取りまとめ、政府・与党に対し、ユーザー負担の軽減や簡素化など、よりふさわしい税体系の実現について要請をしてまいりました。

 その結果、平成31年度与党税制改正大綱における自動車税の制度創設以来初めての恒久減税や、消費税率引上げの反動減対策として、環境性能割の税率1パーセント分軽減を始め、ユーザー負担の軽減を勝ち取ってまいりました。

 しかしながら、現在、自動車産業はCASE(ケース)に代表される100年に一度ともいわれる大変革に直面するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響、世界的な半導体不足による減産や原材料・原油価格の高騰等により、厳しい状況が続いております。

 このような中、本年は、来年度にエコカー減税等が期限を迎えるとともに、令和3年度与党税制改正大綱において、車体課税について自動車産業の大変革に対応した見直しを行うこととされる年となっております。

 さらには、来月から、官邸主導の下、首相や関係閣僚と自動車会社首脳による会議が開催をされ、税制も含めた自動車産業の未来について議論する予定となっており、自動車諸税は、今、正に抜本的な見直しを行う時期に来ております。

 自動車産業は、愛知県のみならず日本の基幹産業として、高い生産水準を維持し、我が国の経済と550万人の雇用を支えてきました。

 加えて、自動車産業は、その製造拠点の多くが地方に立地する地方の産業でもあります。地方で作り、地方で付加価値を加え、地方で雇用を生み出し、地域の産業と雇用を支えております。東京の産業ではないということでございますね。

 そのため、自動車諸税の見直しに当たっては、税制や税収の議論にとどまらず、産業・雇用政策、エネルギー、カーボンニュートラルの政策も含め、自動車産業に関わる諸政策について、大局的な視点から、総合的・戦略的に議論を行わなくては、よりふさわしい税体系を実現することはできないと考えます。

 また、10月25日火曜日には、本県に対し、地域の産業界・ユーザー団体・労働界の皆様から、自動車ユーザーの負担軽減を求める切実な要望を頂いております。

 このため、こうした思いを共有する知事・市長に、改めて呼び掛けを行い、今般、「令和5年度税制改正において自動車諸税の抜本的な見直しを求める緊急声明」を取りまとめ、連名・賛同する自治体及び業界団体、ユーザー団体の関係者と共に、4年ぶりに、政府及び与党に対し要請活動を行うことといたしました。

 税制改正をめぐる議論は、今後、山場を迎えます。日本経済の持続的な成長の実現と地域の産業と雇用を守るため、関係者と共に、政府・与党に対し、地方の思いを強く訴え、「自動車諸税の抜本的見直し」を強力に働き掛けてまいります。

 ということで、これまでですね、自動車税制の見直しということでですね、これまでやってまいりまして、平成31年度、2019年度の税制改正大綱ですから、ちょうど4年前のね、2018年の12月でいいんだな。(2018年12月)に決めたときに、ある程度の方向性が出たものですから、ここのところですね、しばらくそうした要請ということ、連名での要請ということを控えておりましたが、今回、抜本的な税制の議論をするということでありますので、4年ぶりにですね、有志の県・市連名で要請をしていきたいというふうに思っております。

 日時、要請先。関係方面には、この11月8日、9日の関係省庁への要請と合わせて、11月15日に自民党の税調(税制調査)会長のですね、宮沢(洋一。みやざわ よういち)税調会長の時間が取れておりますので、併せて要請をしていきたいと思います。

 なお、緊急声明につきましては、お手元にお配りをしている資料でございまして、この9県2市の知事・市長で、連名でしていくということにさせていただきます。これにあと複数県の、この趣旨に賛同と、連名はしないけど賛同というところを頂いておりますので、そうした点でですね、お願いをしていきたい。

 2011年の秋からやって、今回で10回目ということになります。連名の要請は10回目ということになりますので、よろしくお願いをいたします。ということですね。

 2013年は(1月と)11月に2回やっているということか。ということですね。ですから、2011年からずっと2018年までやって、2013年に2回なので、9回やって、2019年・2020年・2021年と、とりあえず今の税制で折り合いがついたということで、やっていなくて、今回また抜本的な税制改正があるということで、4年ぶりにですね、こうした要請をするということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)ハロウィンなど多数の人が集まる行事への参加に関する県民への呼び掛けについて

【質問】 本日はハロウィンということで、韓国での事故もありましたが、県民に対して呼び掛けがあれば、お聞かせください。

【知事】 ちょうど先週のですね、火曜日だったかな、ハロウィンの呼び掛けはね。

 違ったっけ。

【防災安全局長】 火曜日です。

【知事】 火曜日だよな。

 先週の火曜日にですね、ハロウィン、また秋の行楽等についてですね、密になることを避けて、そして感染防止対策の徹底をお願いをしたいという私からのメッセージをですね、県民の皆様に対するメッセージを出させていただきました。

 ということでありますので、その内容でですね、改めてまた県民の皆様にはお声掛けをしたいと思います。これは県のホームページにも載っておりますので、また是非御覧をいただきたいと思いますし、ちょうど1週間前、先週火曜日に私からメッセージを出させていただいております。

 とにかく新型コロナ感染症の状況はですね、8月のピーク時に比べればやっぱり下がってきているということではありますが、やはりこの9日連続でですね、前の週の(同じ)曜日よりも増えているということなので、明らかにリバウンド傾向になっている。

 それから、これからですね、秋冬、やはり気温が下がり乾燥してきますとね、どうしても喉、鼻のですね、粘膜がダメージを受けて感染症がはやりやすいということになります。

 なので、そういう季節でやはり、そして、はやってきているということもありますので、是非、今日がですね、10月31日、今日がハロウィンということでありますが、是非、若い人を中心にですね、楽しみたいという気持ちは分かりますけれども、そのこと自体を制限をするものではありませんが、やはりですね、今の新型コロナの状況を踏まえですね、感染防止対策をしっかりやっていただいた上で楽しんでいただきたいというふうに思いますし、やはりどういう場面でも、密になるような場面はね、できるだけ避けていただいて、感染拡大のリスクは避けていただくように行動をお願いをしたいというふうに思っております。

 あわせてですね、やはり先ほど冒頭に申し上げましたが、一昨日、29日ですね、土曜日に韓国・ソウルでああいう、何ていいますか、群衆雪崩っていうんですか、ああいう大変大きなですね、痛ましい事故も起きました。名古屋であそこまでぎゅうぎゅう詰めになるようなところはですね、あんまりないかなとは思うんですけれども。それも、あれは坂でこうなっているということでありますから、ということはないかとは思いますが。ただ、やはり新型コロナ感染症の拡大防止という観点からもですね、やはり密になる場面は避けていただいて、マスクの着用も含め、また手洗い・手指消毒、感染防止対策の徹底をね、改めてお願いをしたいというふうに思います。

 今日は月曜日なので、どこまで人出が出るかっていうのはちょっと分かりませんが、節度を持ってね、節度を持って行動していただきたいというふうに思っております。

 ああいう大きな事件・事故が起きますと、事件・事故を避けるためにも、楽しみたいのは分かりますけれども、関係の皆様にね、迷惑をかける、地元の皆様に迷惑をかけるとかね、いろんな警備に当たっている人たちに負担、負荷をかけるといったことのないようにね、節度を持って楽しんでいただきたい。それからまた、節度を持って行動していただきたい。あわせて感染防止対策をしっかりとやっていただきたい。このことをお願いしたいと思います。

(2)ジブリパークの開園について

【質問】 今日の午前中のジブリパークの式典などでもお話があったかと思いますが、いよいよ明日開園です。鈴木(敏夫)さんからは、「知事が何度も足を運んで」といったお話も出ていましたし、(愛知県議会議長の)須﨑(かん)さんのコメントの中では、「あまり観光の名所が愛知にはなかったけれども、これが起爆材になれば」といったお話も出ておりました。その辺りも含めて、改めて今回のジブリパークの狙いですとか期待をお聞かせください。

【知事】 もう何度も私も申し上げておりますが、今日、10月31日ですね、明日からのジブリパークのオープンを控えて、今日、私ども愛知県として、行政としてのですね、この開園記念式典を行わせていただきました。あわせて、スタジオジブリさんとジブリパーク社さんとがですね、中心になって、テープカットのセレモニーも行わせていただきました。スタジオジブリ及び鈴木プロデューサーの御案内で、名古屋だけでなく、東京からも多くのね、メディアの関係者、またスタジオジブリの関係者も、今日はそのテープカットセレモニー、オープンセレモニーにね、立ち会っていただいて。

 その後、今日はあれですね、短めで、「(ジブリの)大倉庫」は午後3時まで、他のところは午後4時までという、それも12時からですから、時間がちょっと短い、関係者の、本当小ぢんまりとした内覧会をね、今日はやっておりまして、もうそろそろ終わるのかな。ということでありますが、いよいよ明日オープンということで、ここまでよくこぎ着けてきたなというふうに思います。

 鈴木敏夫さんも、そして宮崎吾朗さんもね、星野社長さんもね、みんな言われますけれども、この5年5か月で本当にできるのかという思いでスタートし、関係者の知恵とね、知恵とそしてまた熱意をぶつけて中身を練り上げてきて、この短期間でオープンまでこぎ着けたということでありますので、大変喜ばしいことであり、大変うれしいことだなというふうに思っております。

 また、10月に内覧会をですね、全部で11回やりましたが、いろんな課題もね、やはり多くの皆様に来ていただいて、数万人の方に来ていただきましたので、いろんな課題もね、やっぱり見えてきたのがあります。なので、そういったものを改善、改良しながらですね、明日から本当に多くの皆様にね、県民・市民、それから全国の皆様、それからインバウンドがね、再開してくれば、世界中の皆様にね、来て楽しんでいただける、そういうジブリパークを作り上げていきたいというふうに思っております。

 ハード施設、それからコンテンツ的には申し分ないと思いますので、あとは私どものね、やはり運営にかかっていると思いますから、しっかり運営をして、しっかりおもてなしをしてですね、本当に子供さんから大人までね、老若男女、そしてまた国内外、全ての人にとって楽しいジブリパークをね、作り上げていきたい、運営をしていきたいというふうに思っております。

 それが一番のポイントですが、私は今日の挨拶でも申し上げましたが、まずは一つはね、やはり宮崎駿(みやざき はやお)監督の作品始め、やはりスタジオジブリさんのコンテンツをぎゅっと濃縮したね、どっかの外国のメディアだな、どこか外国のメディアの言葉からすれば、もう宮崎駿監督及びジブリの作品のね、コンテンツをぎゅっと濃縮した、宝石のようなものができたというふうに評していただきましたが、そういったものだと思いますし。

 それを称して私は、やっぱり戦後の現代日本の文化のね、象徴だと。正に現代日本が生んだ文化の最高峰がね、このジブリのコンテンツであり、ジブリパークにぎゅっと濃縮されたと思っておりますから、日本を代表する文化の拠点だと、文化事業だということを申し上げたいというのが一つ。

 それともう一つは、やはりそういうことで、世界中からこのジブリパークを見に日本に来る、愛知に来るという、正にデスティネーションが出来上がったというふうに思いますので、そういう意味では、集客面、観光面でもですね、やはり拠点ができたと。やっぱり一つ拠点があると、それに付随していろんな所を見て回ろうということになりますので、そういう意味では、私は、文化事業の拠点だという面と、もう一つは、やはり観光集客の拠点だということも言えると思いますので、そうした両面についてね、しっかりとPR・周知しながら、楽しいものにね、していければというふうに思っております。

 なので、明日のオープンを踏まえて、改めてその決意をね、新たにしているということであります。

 なお、明日は朝10時に私も、先ほど申し上げた宮崎吾朗監督、星野社長始め、皆様とね、ジブリの皆様及びジブリパーク社の皆様と一緒に、特にセレモニーはありませんが、来たお客様のお出迎えはさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

【質問】 最後の方に、「観光集客の拠点だということも言える」というような御発言があったと思います。これまで愛知県には全国的に有名な施設とかテーマパーク的なものというのはなかったと思うのですが、その辺りにはついてはどうでしょうか。今回の施設が、初めてできる全国的に有名な施設になるとか、もしお考えがあれば、お聞かせください。

【知事】 よく言われるんですけどもね、やはり愛知県で、観光のね、私どもは観光のPR事業とか観光施策も、これもずっとね、やっております。2015年に観光局というのを作ってですね。ともすれば、これまで愛知県は産業県なんで、観光集客といいますかね、そうした面はちょっと二の次ではないかというようなことも言われたこともありますが、そうではなくて、やはり観光事業、観光施策もしっかり充実していこうということで、取組をずっとさせていただいております。

 ということでありますので、例えばですね、この名古屋の街、名古屋城、それからラグーナ蒲郡、そしてまたいろんな三河湾・太平洋、それからまた三河山間部の山、そしてまた犬山城もあれば、いろんなお祭り、山車祭りもありますしね。そういう意味での、観光面でのですね、コンテンツというのは豊富にあると思いますし、やっぱりグルメもあるということなので、そういったことをやっぱりしっかりPRをしてきたというつもりはあります。

 が、例えばですね、じゃあ北海道の雄大な自然だとか、国立公園である北アルプス、中央アルプスのような、ああいう雄大な眺めとかね、富士山といったようなところとか、そういうもう何ていいますかね、アメリカでいうグランドキャニオンみたいなね、ああいう雄大な自然という面では、そこまではいかないと。それから、じゃあ日光東照宮のようなね、きらびやかな国宝、また京都の町並みのようなね、日本の伝統・歴史にあふれるような、そういう建造物群があるということでもないということでありますので。

 そういう意味では、そういう中で、今回、ジブリパークが完成してオープンするということになりますと、やっぱり人を引きつける魅力という点でですね、その内容、コンテンツ力という点ではですね、日本国内にあるものとしてはですね、超一級だなというふうに思います。正に日本を代表するコンテンツだと言えると思います。

 なので、そういう意味では、このジブリパークを見に日本に来るんだと、ジブリパークを見に愛知・名古屋に来るんだということがもう言えると思いますのでね。そういう意味では、この圧倒的なコンテンツ力を持つジブリの魅力をね、しっかり前面に出して、そして、その魅力が色あせることなく、未来永劫(えいごう)ね、多くの皆様に楽しんでいただけるように、しっかりと運営をしていきたいと思います。

 そしてまた、今日、宮崎吾朗監督が言われましたが、実は今、2期工事の真っ盛りということでありますので、佳境に入っておりますのでね。そういう意味では、この1期オープンはもちろん大きな節目でありますけれども、また来年度の2期オープンに向けてですね、引き続き更に、更にですね、しっかりと緊張感を持って取り組んでいきたい、そういうふうに思っております。

 そうだ。明日は、いつも午後ね、いつものあれですが、明日は、何度も申し上げましたが、午前10時にジブリパークがオープンいたしますので。皆様は多分その前に取材に行かれるだろうと思いますけど。

 ということで、ちょっと明日、天気はね、どうも雨っぽいかなということでありますが、その点がちょっとね、心配ではありますが。とにかく、いの一番に予約して、抽選で当たった方が明日来られますので、多分相当、熱量は高いんではないかと思いますので、そういった点ではですね、私どもはしっかりとおもてなしをしていきたいと、受入れをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。