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2022年12月19日(月曜日)午前10時

ページID:202212019 掲載日:2022年12月28日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 皆様、おはようございます。それでは、12月19日月曜日午前10時の定例会見を始めます。よろしくお願いいたします。

 さて、もう12月19日で、あと10日で今年も仕事納めということでございます。

(1)2022年を振り返って~愛知県政10大ニュース~​

 ということでありますので、今日の発表事項はですね、まず第1点目は、「2022年を振り返って」ということで、「愛知県政10大ニュース」ということでございます。

 もう各ね、メディアの皆様、それぞれ各社ごとに、国内、海外とかね、ジャンル別に、スポーツとかね、政治とか経済とか、いろいろな分野で10大ニュースをね、今年の10大ニュースを作られておられますが。これからかな。既にというところもこれからのところもあられると思いますが、「愛知県政10大ニュース」は、いつもこのタイミングで出させていただいておりますので、作らせていただきました。

 いつもですね、大体、一つの中身がこうありますので、柱を10本にして、その10大ニュース以外のものも含めて、こういう形で整理をさせていただいておりますので、また御覧をいただき、御参考にしていただけたらというふうに思っております。

 まずはですね、1ページ目が四つございまして、一つ目、左肩からいきますが、順番に、やっぱり左肩から下へいって、また右ということですね。

 まず一つ目が「ジブリパークの開園」でございます。「~夢だけど、夢じゃなかった『ジブリパーク』の開園~」ということで。

 今年3月のエレベーター塔の供用、それから、10月に集中していますが、10月、北口広場、内覧会、稲楼門(とうろうもん)、それからリニモ09編成の追加、ラッピング車両ですね、リニモと愛環(愛知環状)鉄道でのラッピング車両の運行が10月ということであります。それから、10月末から、今もやっていますが、「ジブリパークとジブリ展」を愛知県美術館で。そして、11月1日にジブリパーク3エリア(青春の丘・ジブリの大倉庫・どんどこ森)、1期オープンということでございます。今もですね、毎日毎日多くのお客様でね、盛況といいますか、多くの皆様に喜んでいただいております。

 ということで、1日大体五、六千人ですが、若干、ちょっと当初のスタートなんで、若干といいますか、絞りめでこれでもスタートいたしております。やはり最初はね、やっぱり安全運転でやりたいということでございますので。慣れてきたらもうちょっと増やせるかなという感じもしますが、まずは、今はまずそういうことで堅めにですね、やっていければと思います。

 また来年度、1年後にはこのキャパ(シティ)が倍になるということでありますので、更に発展・進化していくのがジブリパークだということでございます。

 なお、先週の火曜日ですかね、宮崎駿(みやざき はやお)監督のね、「君たちはどう生きるか」というタイトルの映画ができたと。10月の内覧会で星野(康二。ほしの こうじ)社長も「もう何とか先が見えてきました」と言っておりましたが、挨拶では。「宮崎駿監督の絵を描くところは大体できました」と。「じゃあ、あれか、あとは声優さんが声を入れて編集してか」と言ったら、「そうです」と。ただ、そのときは、「じゃあ来年の今頃かね」と言ったら、「そうですね」と言っていたんだけど、まあしかし、7月にできるとは思いませんでしたけどね。楽しみですね。楽しみでございます。相乗効果がね、また出てくるかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 なおですね、ジブリパークについては、もう既に記者クラブにあれしていますが、ジブリパークの予約サイトが、日本語だけっていうやつをですね、年内、25日からか、24日からかな、あれは。26日か。何せこの1週間ぐらいのところで英語の予約サイトをスタートさせてですね、来年3月後半から、4月の分からですね、予約を受け付けると。最初はちょっと限られた数になりますけどね。限られた数になりますが、英語の予約サイトからも、ある部分ですね、受け付けるということにさせていただくということにいたしますので、来年、年が明けての3月の下旬、後半ぐらいから、そういった形で、ある一定の方々が英語の予約サイトで予約して来られる。だとすると、海外の方が多いんだろうと思いますけれども。ということになりますので、また更に発展・進化をしていくということだと思っております。

 二つ目がですね、「新型コロナ(ウイルス)感染症への対応」ということで、県民の皆様の生命と健康を最優先に、ありとあらゆる対策を実施をしてまいりました。

 医療提供体制の充実、ワクチン接種の加速、また、「(愛知県)まん延防止等重点措置」、「BA.5対策強化宣言」、「医療ひっ迫防止緊急アピール」ということで、引き続き、今も取り組んでいるということでございます。よろしくお願いいたします。

 そして、右上、三つ目が「愛知県政150周年」でありました。

 11月には、花火イベント、ブルーインパルスの展示飛行がありました。11月27日、県政150周年記念式典を開催いたしまして、1,742の団体(・企業)の皆様に感謝状を贈呈いたしました。名古屋フィルハーモニー(交響楽団)の演奏もありました。

 そして、5月にはですね、故豊田喜一郎(とよだ きいちろう)さんと故盛田昭夫(もりた あきお)さんを名誉県民として推戴させていただきました。

 11月27日を「あいち県民の日」にするという条例も提案しております。

 そして、「あいち市町村フェア」が、昨日、6週連続で(開催して)、閉会をいたしました。6週間にわたってですね、多くの市町村の皆様に御参加をいただき、また、多くの皆様に楽しんでいただいたことに、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。

 そして四つ目、「スタートアップ・エコシステムの推進」ということで、国内外との連携による「愛知発イノベーション」を目指してまいります。

 STATION Aiの整備とPRE-STATION Aiの運営、そして海外、今年はフランス、イスラエルともスタートアップの関係で協定を結んだり連携をしたりということでございます。しっかりと進めてまいります。

 そして2ページ目がですね、五つ目、「産業首都あいちの更なる強化」で、自動運転(実証実験)、スマートシティ(モデル事業)、グローバルインダストリー(日本版)、ロボット産業ということで、先週、(第1回)高校生ロボットシステムインテグレーション競技会を開催をいたしました。

 六つ目、「国際芸術祭『あいち2022』の開催」でございます。

 愛知芸文(芸術文化)センター、一宮市、常滑市、(名古屋市)有松(地区)ということで、32の国・地域から100組のアーティストが参加し、(約)49万人の方に来場していただきました。大いに盛り上がりまして、今年最大の芸術祭になったんではないかと思います。また3年後、しっかりやっていきたいと思います。

 そして、「(あいち)アール・ブリュット障害者アーツ展」も9月に開催。来年が、これが10周年になりますのでね、少し更に盛り上げていければというふうに、いろいろ考えたいと思います。

 七つ目、「『すべての人が輝くあいち』の実現に向けた施策(の推進)」。

 人権条例(愛知県人権尊重の社会づくり条例)を4月に施行し、「(あいち)人権センター」も作る。ヤングケアラーへの支援、中高一貫教育の導入、「(県立)にしお特別支援学校」の開設、来年4月は県立東浦高校の敷地の中に千種聾(ろう)学校の東浦分校(ひがしうら校舎)も開設をいたします。

 また、医療・福祉の充実ということで、県内7か所に医療的ケア児(支援)センターを設置をしたと。国立長寿研(長寿医療研究センター)に第2診療棟が開院をしたと。県も、総事業費50億円ですが、10億円を県が補助をしております。ということでありまして、国・県と連携をして、しっかりとこの長寿研を盛り上げていきたいと思います。東海市に「重心施設にじいろのいえ」が開院をいたしました。これで9か所目ということでございます。

 それから右上、「愛知県新体育館」の着実な整備で、2025年夏のオープンに向けて着工をいたしました。

 そして九つ目、「国内外から注目されるスポーツ大会の開催」。アジア大会(第20回アジア競技大会及び第5回アジアパラ競技大会)、(FIA世界)ラリー選手権、マラソンフェスティバル(ナゴヤ・愛知2022)ということであります。

 「環境首都あいち」の推進で、カーボンニュートラル(CN)プロジェクト、それから水素社会の実装。

 この間、中部電力(株式会社と東京電力フュエル&パワー株式会社の合弁である株式会社JERA(ジェラ))さんの碧南石炭火力(碧南火力発電所)を見て、これはアンモニアですけどね、水素・アンモニアの利用推進ということにいたしましてね、アンモニアの混焼の現場も見させていただきました。

 SDGs、木材利用、また、生物多様性の推進ということで、引き続き今、もう終わったのか、まだやっているのかな、COP15がやってますけどね、カナダで。また次のCOP16、次なる、愛知ターゲット(愛知目標)に代わるですね、30by30(サーティ・バイ・サーティ)か、2030年までに30パーセントの保全区域を設けると。愛知ターゲットは17パーセントでしたのでね、更に盛り上げるということでございますから。来年はトルコでやるということでありますので、またそれに向けて、いろいろ準備をしていければと思います。

 そして、「その他の出来事」で、3ページですが、明治用水頭首工の漏水事故への対応。安心・安全なあいちの実現に向けた取組。それから、農林水産業の振興。名古屋競馬場を4月に移転しました。

 右上、あいち観光戦略。「どうする家康」が来年、NHKの大河(ドラマ)でありまして、盛り上げていきます。交通ネットワークの整備。昨日は、道路関係の完成式典が三つ、3連チャンということでありましたが、着実に進めてまいります。リニアも中部(国際)空港も進めます。国際交流は、フランスのAuRA(オーベルニュ・ローヌ・アルプ地域圏)、また(中国の)浙江(せっこう)大学などとしっかりやっていきます。行財政改革、またウクライナ(避難民)の支援ということで、引き続き、今年こういうことでありましたので、引き続きしっかりやっていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。

(2)「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定(2022年度第2回)について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/0402ricchihozyo.html)

 続きまして、二つ目です。「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定について、今年度2回目でございます。

 今年6月から10月までに申請のあった28件に関しまして、外部有識者の審査会議で、事業の成長性、雇用の維持・拡大等の観点からの審査結果を踏まえまして、28件全てを補助対象といたしました。

 発表資料2ページを御覧をいただきたいと思います。

 それが一覧表でございます。幾つかを御紹介をいたします。

 まず(整理番号)1番は、高度先端分野における投資を支援する「21世紀高度先端産業立地補助金」の案件で、株式会社SkyDrive(スカイドライブ)を補助対象として決定。同社は、空飛ぶクルマeVTOL(イーブイトール)の研究開発を行っております。今回、多人数での搭乗が可能な製品の研究開発を行うため、豊田市内に研究施設を新設する計画でありますので、そこに補助をいたします。

 続いて、整理番号2番から21番までの20件は、県内に立地する企業の再投資を市町村と共同で支援する「新あいち創造産業立地補助金Aタイプ」でありまして、特徴的なものを紹介します。

 まず3番、旭有機材(あさひゆうきざい)株式会社でありまして、同社は1968年に本県に立地し、半導体の製造に不可欠な光により膜を形成する感光材料「フォトレジスト」の原材料などの製造を行っております。近年の半導体需要の高まりを受けて、半導体の高性能化、供給能力拡大に対応するため、江南市の自社敷地内に工場を新設する計画でございます。

 続いて、19番の船橋(ふなはし)株式会社です。同社は、主に熱溶着技術を用いた無縫製生産による防水エプロン等の製造を行っております。今回、医療用防護ガウンや水産用レインウエアなど多種多様な商品の製造を行うため、自社敷地に新工場を建設する計画で、名古屋市と連携して支援を行います。

 これは、新型コロナの最初、2020年の春のときにね、いわゆる医療用ガウンが足らないということで、この船橋(株式会社)さん始めですね、愛知県内のこの協会がありましてね。協会というか組合だ、組合があって、そこに大分、県も補助をして機械を入れたりして、相当あそこでガウンのですね、医療用ガウンの増産をですね、やってもらったということがありまして、今回、そういった形での施設の増強ということでございます。

 続いて、22番から28番の7件は、サプライチェーンの中核をなす分野、成長性の高い企業等の立地を支援する「Bタイプ」でありまして、23番のオートリブ株式会社は、エアバッグやシートベルトの製造を行っております。今回、高いシェアを誇るエアバッグの生産体制を増強するため、知多市に工場を新設する計画です。

 ということで28件。また個別には御覧をいただき、部局にまた御質問があればお聞きをいただければというふうに思っております。

 3ページ、4ページは参考で、制度の概要です。

 そして、1ページの表の参考のところを御覧いただきたいと思いますが、ちょっと補足いたしますと、今回の28件の事業分野別内訳は、自動車関連が16件、この四角囲みのとこですね、16件。機械・金属が5件、情報通信が3件、その他、航空宇宙、健康長寿、輸送機械、繊維関連が1件ずつで。地域別では、名古屋が5件、尾張が9件、知多が4件、西三河が8件、東三河が2件でありまして。大企業は3件、中小企業が25件ということでございます。バランスは取れているんではないかなと。

 また、28件の総投資額は538億円余。補助予定額は40億4,000万円余。これは全部、設備は投資が完了してから補助するんだな。違ったっけ。

【経済産業局長】 はい、そうです。

【知事】 そうだよね。

 だから、確定は、確定というか、大体、概算で今これを40億と決めましたが、後で結果を見て、完成した暁に払うということでございます。

 1,900名余の常用雇用者が維持・創出される効果があります。

 2012年度、これでもう11年目になりますが、2012年度からの決定分と合わせますと、補助対象案件は合計で452件、総投資額7,395億円余、補助予定額449億円余、6万6,200名(余)の常用雇用者の維持・創出効果が見込まれるわけであります。

 本県の産業競争力の強化、強靭な産業構造の構築に向けて、今後も、産業空洞化対策減税基金を活用し、企業立地や研究開発・実証実験を支援することにより、「産業首都あいち」の実現を図ってまいります。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 ということで、更に補足いたしますと、最近はですね、今年度はですね、この28件と、第1回が23件で290億円(余)の投資額。今回28件で538億円(余)の投資額で、投資額としては倍近くなっていますが、足しますと51件で、今年度、2022年度は51件の認定件数で、総投資額が829億円で、補助予定額56億円でございまして。これはですね、2018年(度)以降でいくと、2018年(度)が48件、2019年(度)が42件、2020年(度)が、件数がね、26件。2021年(度)が38件で、今年(今年度)が51件でありまして、認定件数としては(今年度の)51件が過去最多でございます。

 要は、2020(年度)、2021(年度)がやはりコロナで少し企業さんが見合わせていたところがあって。2020年度の26件って(今年度の)ちょうど半分ぐらいですからね。それが戻ってきたということではないか。

 総投資額829億円で、2020年度が499(億円)、その前が600億円ぐらいだったのが499(億円)。去年(2021年度)が517(億円)、今年(2022年度)が829(億円)なんで、(今年度は)件数は過去で一番多くて、総投資額はね、初年度の2012年度が、制度ができて待ってましたで1,144億円という投資額があったので、それに次いで第2位。補助予定額は、1件当たりのあれが大きいので、今年度の56億円の補助予定額、これは1位でありまして。

 認定件数51件で1位、(総)投資額829億円で2位、補助予定額56億円で1位ということなので、企業の設備投資は、一旦コロナで2020年度に、半分とは言いませんけど、半分近くといいますかね、五、六割に落ちたところから、去年が戻ってきて、また今年度はどんと戻って、その反動というのがあるかも、反動というか、その分が乗ってきたというのもあると思いますが、いずれにしてもですね、企業さんの設備投資意欲は完全に戻っているということだと思います。

 今の円安、製造業なんかは今の円安傾向(の影響)もあるんだろうと思いますがね。というか、円安効果を、円安をいい方に向けていくためには、やっぱり輸出型産業が投資して輸出を伸ばす。あと、海外からのインバウンドのお客様がね、来て、ちょっと言葉はあれですけど、安い日本をですよ、堪能してもらうと。ちょっと自虐的な言葉かもしれませんが。

 それはそうですね、円安だから。それは海外の人にとっては日本は安くていいわと。前からそう言っていましたからね。海外の、中国の方もね、東南アジアも。日本は本当に宿泊費も物価も安くてええわと。現に海外のホテルへ行ったら、こんな安く泊まれませんのでね、日本の(ように)。円安で3割安くなればもっと安いですから。

 そうすると、確かに輸出を伸ばす、インバウンドで海外からのお客様に消費を増やしてもらう、この二つが使えなかったら、ただ単に物価が上がってね、庶民生活が苦しくなるというだけになっちゃいますから。それではいかんので、輸出産業、産業を伸ばす、それからインバウンドでどんとお客様に来てもらうということの二つをですね、やっていかないと、円安効果をね、受けられませんので。

 ということでありまして、今回、この産業空洞化対策減税基金の状況を見るとですね、まあまあまあ、愛知県的にはやはりそういった製造業の投資がですね、完全に戻っているということでありますし、現に足元は人手不足ですからね。早く更に若年労働力、それから外国人の方々にね、もっともっと来てほしいということだと思っております。

 なお、来年度の1回目の審査会議に向けて、既に約15件の具体的な相談を受けておりますので、やはり企業の投資意欲が旺盛だということではないかと思います。引き続き、また2023年度以降もしっかり続けていきたいと思います。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)東海道新幹線の停電による運転見合わせについて

【質問】 昨日、東海道新幹線で4時間にわたって運転見合わせとなり、この地方、愛知県でも多くの方に影響が出たと思います。知事に聞くことではないと思いますが、知事としての御所感をいただけたらと思います。

【知事】 私も報道でね、昨日、日曜日のね、夕刻以降ですかね。新聞はなかったんで、テレビ報道、メディアのネットニュースなどで拝見いたしましたが、架線が切れての停電でしょ。4時間ですよね。だから、利用者の方にはね、大変な御迷惑をお掛けし、本当にお疲れになったことだと思いますので。そのことは、とてもお疲れになったことと推察したいと思いますし、そのことにはですね、何というか、お見舞い申し上げるというのも変ですけれども、大変だったということを本当に推察したいと思います。

 JR東海さんにはね、やはり東海道新幹線というのは、日本の輸送のね、大動脈でありますので、引き続きね、やっぱり安全・安心な運行をね、しっかりやっていただくということで。もちろんこれまでもやっていただいているわけですが、引き続きそうしたことに注力をしていただきたい。そのことをお願いをしたいというふうに思っております。

 ただ、その間に、東京、名古屋、大阪ですか、新幹線を駅に止めての、帰れなくなった人などへのですね、新幹線ホテルといいますかね、仮眠で対応されたということなどですね、対応はしっかりやっていただいたんではないかというふうに思います。

 こればっかりはですね、自然災害とかいろんなことがありますので、全部防ぐということはできないかもしれませんが、とにかく日本の最大の動脈ですから、大動脈なんで、とにかくJR東海さんには、安全・安心な運行管理にね、引き続き万全を期していただくようお願いしたいというふうに思っております。

(2)あいちトリエンナーレ名古屋市負担金請求訴訟判決について

【質問】 先週あったトリエンナーレの関係の判決で、名古屋市長が仮払いをしたいと言っているようですが、実行委員会の方にそういう打診は具体的にあったのでしょうか。また、対応は決まっているのでしょうか。

【知事】 あれはいつでした。私も、金曜日でしたかね、金曜日の午後でしたっけ、話だけなので。今日は月曜日の朝なんで、現段階ではまだ何もないと。私には報告ありませんから。

 これからあれでしょ、具体的にどういうふうなあれをするかを、まず提案を作られるんでしょうかね。その上で、実行委員会ですね、実行委員会。事務局は、だから県(国際芸術祭推進室)と芸文センター(愛知芸術文化センター)なのかな。というか事業団か、県の文化振興事業団(公益財団法人愛知県文化振興事業団)か。ということでやっていると思いますので、そちらの方に具体的な提案があるんだと思いますが、具体的な提案がない段階ではちょっと、良いも悪いも言えないと。

 金曜日に顧問弁護士さんにはね、第一報というか話しましたけど、そんな言葉、一言だけではちょっと、良いも悪いも分からないと。具体的にどういう提案なのかが来ないと、評価も判断もできませんわねということであります。

 それはそうですね。だって、片や裁判で争うと。しかし、負けるかもしれないから先に払っておきますというのはちょっと、普通の社会常識からしてはちょっと、何か理解に苦しむ対応ではないでしょうかね。だったら、何で裁判やるんですかねと。それも、ほとんど見込みのない裁判をね。最高裁ですからね。ということだと思いますけどね。

 そのほとんど見込みのない裁判をやって、まだけんかをするんだと言っておいて、負けるかもしれないから、これ以上金利を増やしたくないから、ごめんなさいで、お金は先に払っておきますと。それって一体何なんですかねと。

 いや、分かりません。それは実際の具体的な提案が出てから、我々としてはね。我々は勝手に判断することはありませんので、法律的な観点から弁護士さんにちょっと見解を求めて、評価していただいてね、見解を求めて、適切に対応したいと思っておりますので、どういうふうな提案が出てきて、どういうふうに弁護士さんが判断するかということ。というかね、どういうふうな評価というか、どういうふうな見解を出していただけるかということじゃないかなというふうには思いますけどね。やっぱりリーガルチェックをしないとね。

 だけど、それこそ、そんなお金を払ったら、もうそれこそ、裁判所からしたら、そんなの持ってくるなという話になりませんかね、それ。自分の面子(めんつ)だけですか。とにかく自分は納得してないという、その面子だけです。金利が積み重なって嫌だから。

 それは河村氏本人が払えばいいんでしょう。市民に負担をかけないというなら。いや、多分そういう話になるんだろうと思いますがね、議会も含めて。市民感情からしてもそういう話になるんじゃないですか。河村氏お一人が力んでいるわけですから。議会にもかけずにね、決めているわけですから、それは河村氏本人がお払いいただいたらいいんじゃないでしょうかね。市民に御迷惑かけないということなら。

 一連の経過を見れば明らかですよね。河村氏お一人が力んでやっているということだと思います。

3 知事発言

(1)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

 それでは、また午後3時かな、今日の感染状況等を申し上げますが、まだちょっと昨日の夜、夕方の入院状況は、昼ぐらいにまた集計します。

 ちょっとまだこの朝10時の時点では出ていませんが、昨日の午前の状態では、入院者はですね、全体が1,846人で、ほぼ横ばい。コロナ病床が1,136人でありますから、これもほぼ横ばいで(稼働病床使用率は)67.2パーセント。だから、先週の半ばよりちょっと減ったぐらいだな。ということでございますので、まあ土日だからあんまり動かないとは思いますね。という状況。

 ホテル入所も830人で、こちらはちょっと増えているね。自宅療養はやっぱりちょっと、5万9,000までいっていますから、ちょっと増えていますけども。

 いずれにしても、入院状況は、多分ですね、やっぱり50パーセント、入院率が50パーセントを切ると補助金をカットするというのがあるので、コロナ病院は、今、登録が94ですが、フェーズがどんと上がったときに5病院が受けてもいいということなので、今89病院でコロナ病床を回していますが、基本はやっぱり50パーセントぐらいのところまでは患者さんを入れておいて、その辺になると、あとは軽い人ばっかなんで、退院して空いたらまた入れるというオペレーションをしているのかなという感じはいたしますので。そうなると、病床使用率が高いなりに、何とかオペレーションで回していっているという感じかなというふうには思います。

 というのは、毎日、先週も感染者が増えてですよ、増えて、(過去)7日間平均でもう9,000人を超えてもですね、入院患者さんは横ばいで1週間来ているということは、そういうことかなという感じでありますので。

 何とかしばらくは持ちこたえられるかなと、医療体制もね、というふうには思いますが、やはり、午後また申し上げますが、愛知県は「医療ひっ迫防止緊急アピール」を出しておりますので、この年末年始を控えてですね、今週末はクリスマスでもありますし、また年末年始を控えて、人の移動が多くなる時期でありますから、感染防止対策の徹底をね、また今一度よろしくお願いを申し上げます。

 ちなみに、愛知県の人口10万人当たり(の感染者数は)、直近ですが、一昨日の時点では(全国で)27番目ということでございます。