ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 知事記者会見 > 年別一覧 > 2022年 > 2023年1月4日(水曜日)午前10時

本文

2023年1月4日(水曜日)午前10時

ページID:202301004 掲載日:2023年1月16日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

(1)年頭所感

 それではですね、今日はまずは、年頭会見で(今年)初めての記者会見なので、まず年頭所感から申し上げたいと思います。

 先ほど、(午前)9時からのですね、仕事始め式でも申し上げまして、ほぼ内容が被っておりますが、一応(インター)ネット、YouTube(ユーチューブ)での配信もありますので、すみません、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 それでは、改めて申し上げます。

 改めまして、皆様、新年明けましておめでとうございます。

 2023年、令和5年の年頭に当たりまして、県民の皆様に御挨拶を申し上げます。

 さて、昨年は、愛知県政150周年の節目を迎える中、日本が世界に誇るオリジナルコンテンツ、スタジオジブリの作品を凝縮した「ジブリパーク」が開園を迎えた記念すべき年になりました。

 また、国際芸術祭「あいち2022」、世界ラリー選手権など、ビッグイベントを成功させました。「愛知国際アリーナ」の新築工事の着手、「STATION Ai」の建設工事の着手、これまでに積み上げてきた愛知の力を礎に、飛躍につながるビッグプロジェクトを着実に前進させ、愛知が「躍進」する1年、その礎となりました。

 今年は2023年、兎年(うさぎどし)でございます。

 それではまず、干支(えと)にちなんだ書き初めから御披露いたします。今年は「白兎紫亳」(はくとしごう)、「白兎紫亳」というふうに書かせていただきました。

 この「白兎」は白い兎(うさぎ)、「紫亳」は紫色の毛のことでございまして、白い兎も年を経ると紫色の毛が生えるというふうに、これは白楽天(はくらくてん)の全集にそういうふうに詠(うた)われておりまして、そこから引かせていただきました。そして、その紫色の毛で作った筆が、「紫毫筆」(しごうひつ)といって最高級の筆とされております。このことからですね、イメージをして私がこの四字熟語を作らせていただいたのが、「白兎紫亳」でございます。

 「紫毫筆」のように、職人が素材を選び抜き、匠(たくみ)の技で作り上げた品は、軽く小さな筆でも大きな価値を生み出す。また、豊橋市が全国有数の筆の産地ということもあり、ものづくり愛知を象徴する言葉ではないかと思います。

 職人が「紫毫筆」を作るように、全力で県政に取り組み、愛知県の価値を高め、大きく発展をさせていく1年にしてまいりたいという思いを込めて、「白兎紫亳」というふうにさせていただきました。

 お手元にですね、この一枚紙の解説書がありますので、御覧をいただければと思います。

 1枚目がですね、今私が申し上げました「紫亳」、紫色の毛、その毛で作った筆を指していうと。「紫亳」の出典は、中国・唐代の詩人である白居易(はくきょい)、白楽天の詩に、「紫亳筆」というものがございます。紫亳筆は千万の毛から一本の毛を選び抜くぐらいに厳選して作られており、同じ重さの金のように高価だと記されております。

 ということで、今申し上げたように、「紫亳筆」のように、職人が素材を選び抜き、匠の技で作り上げた品は、軽く小さな筆でも大きな価値を生むということで、職人が紫亳筆を作るように、全力で愛知県政に取り組み、愛知県の価値を高め、大きく発展させていく一年にしたいということでございます。

 ちなみに、豊橋筆(とよはしふで)は、全国2位の生産量、高級筆のシェアは全国の70パーセント。歴史と品質が高く評価され、1976年には経産(経済産業)大臣指定伝統的工芸品にも指定されております。

 裏面が、白居易、白楽天の詩の抜粋ということでございます。白楽天はですね、唐代中期の漢詩人でありまして、長恨歌(ちょうごんか)などでも有名でございます。李白(りはく)、杜甫(とほ)、韓愈(かんゆ)、白楽天、4人ね、並んで「李杜韓白」(りとかんはく)と呼ばれる唐代きっての詩人ということで、日本にも大変大きな影響を与えたということでございまして、その抜粋ということでございますね。

 ここにありますように、「紫亳(しごう)の筆、繊(ほそ)きこと錐(きり)の如く、利(するど)きこと刀の如し 江南(こうなん)の石上(せきじょう)に老兎(ろうと)有り、竹を齧(かじ)り泉を飲みて紫毛(しもう)を生(しょう)ず 宣城(せんじょう)の筆人(ひつじん)、採りて筆を爲(つく)り、千萬の毛中(もうちゅう)より一亳(いちごう)を揀(えら)ぶ 一亳、輕(かろ)しと雖(いへど)も功は甚(はなは)だ重し (中略) 每歳(まいさい)、宣城より筆を進むる時、兎毛(ともう)の價(あたい)は金の如く貴(たか)し」と、こういうことでございますので、御覧をいただければというふうに思います。

 今年は「白兎紫亳」ということでございました。しばらく公館に飾って、新年のお客様との記念写真に使わせていただきたいと思っております。

 さて、それでは続いてですね、御挨拶を引き続き申し上げたいというふうに思っております。資料を御覧いただければと思います。

 さて、続いて、「新型コロナウイルス感染症対策」であります。

 昨年は、入院病床の更なる確保、新たな宿泊療養施設の開設、検査体制の拡充などの医療提供体制の一層の充実・強化、大規模集団接種会場における「予約なし接種」の実施、高齢者施設の巡回接種促進に向けた県独自の財政支援など、ワクチン接種の加速に全力で取り組んでまいりました。

 今年も、社会経済活動とのバランスを取りながら、感染状況に応じ、必要な対策を速やかに講じてまいります。県民の皆様には、引き続き、御理解と御協力をお願いいたします。

 続いて、「ジブリパーク」です。

 昨年11月1日に開園したジブリパークでは、2023年度は「もののけの里」と「魔女の谷」の2エリアが開園。この2期オープンに向けて万全の準備を進め、「ジブリパークのある愛知」の魅力を国内外に発信をいたします。

 県民の皆様には、新たな感動をお届けするとともに、将来の永(なが)きにわたって、世界中の皆様に愛される公園施設として、しっかりと取り組みます。

 「リニア大交流圏の形成」。

 2027年度のリニア(中央新幹線)の開業により、首都圏-中京圏、人口5,000万人、GDP283兆円の「リニア大交流圏」が形成されます。

 そのインパクトを最大限に生かすため、名古屋駅のスーパーターミナル化、県内の鉄道ネットワークの充実・強化、広域道路ネットワークの整備、港湾の機能強化、社会インフラの整備、中部国際空港第二滑走路の2027年度の供用開始に向けて、取り組んでまいります。

 「産業首都あいち」。

 日本の成長エンジンとして、愛知が今後も日本の活力を生み出していくためには、グローバル化、デジタル化、カーボンニュートラル、SDGsといった時代の波を乗りこなして、イノベーションの創出に挑戦をしてまいります。今年も、海外の有力なスタートアップ支援機関と連携強化を図り、愛知に集積するモノづくり産業と融合した愛知独自のスタートアップ・エコシステムの形成を促進し、愛知発のイノベーションを次々と生み出す「国際イノベーション都市」を目指します。

 その実現に向け、国内最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」の2024年10月オープンに向け、新築工事に着手。オープンまでの間、「PRE-STATION Ai」において、切れ目のないスタートアップの支援を実施をいたします。

 また、民間提案を(起点に)社会課題の解決、地域の活性化を実現するプロジェクト創出を目指す「革新事業創造戦略」に基づく取組を進めます。

 さらに、2024年3月の日本とヨーロッパをつなぐ日本初のB to B製造業向けイベント、「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」(スマート・マニュファクチャリング・サミット・バイ・グローバル・インダストリー)の開催に向けて、しっかりと支援します。

 そして、次世代自動車、自動運転技術、航空宇宙、環境・新エネルギー、健康長寿、デジタル技術、ロボットなど、今後の成長が見込まれる分野の育成・振興を図るとともに、愛知の産業力を支える中小企業、商店街の振興にもしっかりと取り組みます。

 「農林水産業の振興」です。

 昨年12月に県内で発生した鳥インフルエンザ。速やかに防疫措置を講じました。今後も、影響を受けた農家の皆様に寄り添った支援を行い、風評被害の防止にしっかりと取り組んでまいります。

 鳥インフルは、この年末年始、昨日も2例発生をして、過去最多の全国で54例ということでありまして。まだまだ寒い日が続きますので、要警戒、要注意だと思っておりまして、引き続きしっかりと注視をし、これ以上の感染がないように取り組んでまいります。

 また、県農業総合試験場、大学、スタートアップ等の連携強化により農業分野が直面している課題に挑戦する「あいち農業イノベーションプロジェクト」の推進、ICTを活用したスマート農林水産業の推進、今年3月に小牧市に移転・開場する「畜産総合センター種鶏場(しゅけいじょう)」における名古屋コーチンの生産体制の強化、県産農林水産物のブランド力強化など、農林水産業の更なる競争力の向上に取り組みます。

 この種鶏場はですね、もう長年の懸案でありましたが、昭和13(1938)年より安城の地にありまして、今の建物が昭和48(1973)年からもうすぐ50年になりますが、今は全てウインドレス、窓のない鶏舎というのが常識でございますが、残念ながら、50年近い前には開放形になっていて、そこに網をかけて、石灰を場内に真っ白けになるまでまいてですね、涙ぐましい努力をして毎冬この鳥インフルエンザを防いできておりまして。今まで何とか発生しなかったということでございますが、こんなことをずっとやっとれませんので、リスクが高くてしょうがないので、どっかに移転先がないかということで10年ぐらい前から一生懸命探し、小牧の地、中央高速(中央自動車道)に引っ付いた県有林をですね、一生懸命造成をしてですね、ようやくですね、今年の3月に開場するということでございまして、鳥インフルのリスク軽減と名古屋コーチンの倍増化を目指したいと思っております。

 続いて、「人が輝くあいち」です。

 こうした取組を進め、愛知の未来を創り上げる原動力となるのが「人」であります。子供・若者・女性・高齢者・障害のある方など、全ての人が活躍する社会を実現します。

 「県立高等学校再編将来構想」に基づいて、県立高校の一層の魅力化・特色化、再編を進めます。昨年、導入決定した中高一貫校の開校に向け、準備を進めます。2年3か月後ですからね、2025年4月開校なので、第1期はね。4校、しっかり準備を進めます。

 特別支援教育では、今年4月に、「千種(ちくさ)聾学校ひがしうら校舎」が東浦高校の敷地内に開校します。知多半島で初めての聾学校ということでございます。もう四十数人の生徒さんが行くと、通うということも内定をいたして、準備を進めます。

 そして、翌年2024年4月は、肢体不自由の子供たちのための岡崎特別支援学校を本宿(もとじゅく)から美合(みあい)に全面新築移転をいたします。農大(農業大学校)があって、みあい特別支援(学校)、知的(障害)の特別支援学校があって、その隣に、県の農業大学校の敷地の中を活用して、この肢体不自由の岡崎特支(特別支援学校)を作ります。ということで、大分こちらの街に近い方になりますのでね、便利になると思います。

 そして、同じく知的(障害)の小牧特支、いなざわ特支の校舎の増築、新築もどんどん進めてまいります。

 また、昨年12月に締結した国立長寿医療研究センターや民間事業者との連携協定に基づきまして、デジタル技術を活用して、県民の皆様の健康寿命延伸と生活の質向上に貢献するサービス・ソリューションを創出する「あいちデジタルヘルスプロジェクト」に着手し、誰もが安心して、元気に暮らせる愛知づくりを進めます。

 女性の活躍促進、ヤングケアラーへの支援、人権施策の推進、デジタル人材を始めとした産業人材の育成、有給休暇の取得促進を始めとしたワーク・ライフ・バランスの推進などにも、引き続き取り組みます。

 続いて、「観光あいち・魅力発信」です。

 ジブリパーク開園は、観光誘客を拡大する絶好の機会です。本県の魅力ある観光コンテンツを最大限に活用し、「ジブリパークのある愛知」として観光のブランド化を推進し、国内外からの誘客につなげます。

 さらに、大河ドラマ「どうする家康」が放送される機会を生かし、全国に向けて「武将のふるさと愛知」をしっかりとPRいたします。

 年末年始は、私が見ていても驚くぐらい、NHKさんがこの「どうする家康」の番組宣伝をばんばかばんと朝昼晩とやっていただいておりまして、私ですら頭にすり込まれておりましてね。舞台は東海地域といってですね、初っぱなが岡崎で、第1回が桶狭間(おけはざま)からとかいうことで、主役の松本潤(まつもと じゅん)さんがばんばか出ておられて、何かどんどん頭にすり込まれていくのがうれしいことだなというふうに思っております。

 舞台は、岡崎、浜松、静岡さんがね、また。かつて、2015年だったかな、家康公が没後400年ということで。没後で家康公400年祭をやるというのもなんだと思いましたが、家康公が亡くなって、あれですね、東照大権現(とうしょうだいごんげん)になられて、亡くなられて神様になられたから、400年祭、祭りでいいのかといって、当時自分で納得しましたけどもね。そのときも、岡崎、浜松、静岡でね、連携していろいろやって、最後締めくくりを岡崎でね、岡崎城の菅生川(すごうがわ)に何か、冬でも、花火じゃないや、違うな、LEDを2万個流したんだな、こういうカプセルに入れて。そんなイベントもやったのを思い出しますが。

 この日曜日、1月8日に第1回ということで、静岡、浜松に行って、最後、夕方に岡崎に来て、岡崎で5時からトークショー、6時からBSの第1回をみんなで見るということでございまして。私ももちろんその会場に参上いたしましてね、松本潤さん、有村架純(ありむら かすみ)さん始め皆様来られますので、またしっかり盛り上げていければというふうに思います。

 ちなみに、あの岡崎市民会館のかいわい、六供(ろっく)のあの地域は非常に昔からの町で狭いので、3時半から道路封鎖をするんですね。一般の車が通ったら危なくてしょうがないのでですね、どれだけ出待ちの人が来るか分からないので、もう止めろというか、万全の警備を敷いてくれという話はさせていただきましたが。ということで、万全の警備で、地元の方にはちょっと御不便をかけますが、御理解をいただければと思います。

 続いて、「文化・スポーツの振興」です。

 昨年4月、アジアパラ(競技)大会の開催も決定をし、アジア競技大会とともに、2026年のアジア競技大会、アジアパラ(競技)大会を名古屋市、組織委員会としっかり連携して準備を進めます。

 世界最高クラスのアリーナ「愛知国際アリーナ」は、2025年夏のオープンに向けて、着実に整備を進めます。

 「あいちアール・ブリュット展」が、2014年の初開催から今年で10周年であります。今後も、福祉・文化芸術の関係者の皆様と連携しながら、より一層の充実を図り、障害のある方の文化芸術活動を支援をいたしてまいります。10周年、ちょっとしっかりやりたいなというふうに思っております。

 「グローバル展開」です。

 幅広い分野でのグローバルなネットワークづくりに引き続き取り組むとともに、既存のネットワークを最大限活用し、世界中から最先端の技術・情報・人材を取り込むことで、愛知の更なる成長を促進します。

 「安全・安心なあいち」です。全ての基本ですね。

 大規模災害時に県内全域の災害応急活動を後方支援する「愛知県基幹的(広域)防災拠点」の整備、住宅・建築物の耐震化、河川・海岸堤防の整備、引き続き防災対策を着実に進めます。

 愛知県の昨年の交通事故死者数は、一昨年を上回り、依然として多くの方が交通事故の犠牲となっております。悲惨な交通事故による犠牲者を一人でも減らせるよう、引き続き、関係機関一丸となって、交通事故抑止に全力で取り組んでまいります。

 交通事故で亡くなられた方は、昨年はですね、137人ということで、愛知県は確定をし、1年前、一昨年よりも20人増えたということで、大変厳しい状況でございますが、何とかワースト1位ではないと。ワースト2位だということでありますので、4年連続で、ワースト1位というのは避けられたということでございまして。

 今日の午後2時に警察庁の方で確定値を、各県のやつを発表するということでございますが、今のところ、大阪が141かな、大阪府のホームページで。なので、それよりもちょっと少ないということで、ワースト2位ということでございますが、いずれにしても大変厳しい状況、1年前より20人増えておりますのでね、やはりこれは、私どもはしっかりとその原因、状況等を検証、分析をし、また今年もですね、交通安全にしっかり取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 交通安全大使(高齢者交通安全広報大使)にね、松平健(まつだいら けん)さんにもなっていただいて、もう3年連続ですね、お願いしておりますが、また引き続きそうした面、松平さんのお力もいただきながら、交通安全アピールをしていきたいと思います。

 続いて、「環境首都あいち」です。

 昨年12月に改定した「あいち地球温暖化防止戦略2030」に基づいて、徹底した省エネルギーなどの取組に加え、愛知発の脱炭素イノベーションの推進、水素利用の更なる拡大を図り、「カーボンニュートラルあいち」の実現を目指します。

 生物多様性の保全、循環型社会の形成に向けた取組、支える「人づくり」。日本一の産業県として、環境面においてもトップランナーを目指します。

 「東三河の振興」。

 「東三河振興ビジョン2030」に基づいて、東三河県庁を軸に、市町村、広域連合、経済団体等と連携して、産業・農業の振興、魅力の創造・発信、社会インフラの整備、地域の将来を担う人づくりなど、引き続き全力で取り組み、輝き続ける東三河の実現を目指します。

 「地方分権・行財政改革」。

 「ウィズコロナ・アフターコロナへの対応」、「DX推進(の取組)」、「新規施策、環境変化等への対応」の三つの視点から取組事項を追加・充実した「あいち行革プラン2020後半期の取組」に基づいて、引き続き全庁挙げて行財政改革に取り組んでまいります。

 ということでございまして、終わりに当たりまして総括いたします。

 これからも、県民の皆様には、将来も愛知県に住み続け、愛知をより良くしていきたいと思っていただけるよう、愛知県では、引き続き「日本一元気な愛知」、「すべての人が輝く愛知」、「日本一住みやすい愛知」の実現を目指し、全力で取り組んでまいります。

 今年1年が、県民の皆様にとりまして素晴らしい1年となって、笑顔で毎日を送ることができますよう、心から御祈念を申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。何とぞよろしくお願いをいたします。

 ということで、私からの挨拶は以上でございます。

(2)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 それと、新型コロナ(ウイルス)感染症の状況は、また午後ですね。本日の状況は今集計しているところでございますので、申し上げますが、(12月)28日、29日、30日、31日、(1月)1日、2日、ですから6日間のですね、推移で、入院者だけ申し上げますとね、12月28日発表の27日(時点)が2,092、それが2,298で、206人6日間で増えているということでございます。

 それから、コロナ病床は1,224から1,246で22増えて、73.7パーセントの使用率ということでございます。

 ホテルの入所はですね、827から95減って732。今、軽症の方、だから7日間でいいんだな。となると、回転が速いというか、年末年始は検査件数が減って陽性者が減りましたので、7日間過ぎたら自動的に出ていくということなので、減っていると。

 自宅療養も、8,113人減って6万607。6万8,720から6万607。要は、年末年始で病院等が基本、輪番のところを除けば閉まりますので、そうすると検査件数が減って陽性者も減るということなので、自宅療養とホテル入所は減るということの状況でございます。

 また、今日の発表数値を加えて、また午後に発表しますので、よろしくお願いします。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)中部国際空港における2本目の連絡橋について

【質問】 今朝の中部経済新聞に知事のインタビューが載っておりました。中部国際空港に2本目滑走路を造るに当たって、2本目の連絡橋、道路も必要になるということで、もう1本道路を造るとおっしゃっていたと載っていましたが、この件についての進行状況などを教えていただけますか。

【知事】 そういう質問があったので、それはいずれ、その需要がもっと増えてくれば必要になりますねという話はさせていただきました。

 でもって、いろんな頭の体操、シミュレーションはしておりますけどもね。最初の質問の御趣旨が、何か今の橋の2車線を3車線に広げてというような話だったので、いやそれは、それも検討したんですけど、ちょっと広さが足らないのでそれは無理だと。

 新東名(高速道路)ができる前に、岡崎インターから東のね、東の、豊川に至る間のところがいつも、曲がっているので、あそこがいつも渋滞するので、あそこを暫定の3車線にしたことがあるんですね。新東名が通ったからあれを元の2車線に戻しちゃって。あのまま3車線でいいんじゃないかと思ったんですけど、非常にぎりぎりの車線幅でやって。しかし、3車線にすると渋滞が減りましたもんね、あれ。今でもあれでいいんじゃないかと私は思うんですけど、いかんと。

 今、東海北陸(自動車道)と名神(高速道路)のジャンクションの名神のとこね、あれも暫定の3車線にしていますよね。もうしたのかな、あれ。している、するというか、今工事しているとか、どっちかだと思いますが。

 ということで、それもちょっとやれるかと検討したんですが、足らないんですよ、幅が。ということなので、残念ながら、もし仮にですね、将来的に足らなくなると、もう1本、その横にですね、橋を造らざるを得ないんだなということの、そういうシミュレーション、頭の体操はしておりますということを申し上げたんでありましてね。今すぐ必要かというと、なかなかそうはいかないかなと。

 やっぱり特に今コロナでね、需要が落ちていますので、やはり本格的に2本目滑走路、いわゆる今回は内側210メーターにある誘導路を使って、それを暫定的な2本目滑走路にして、今のところは大規模修繕をやるということにいたしますが、将来的に沖を埋めてですね、(約)750メーター離した本格的な2本目滑走路をやった場合には、そのときは当然、需要がぐっと上がっているはずなんで。上がっているはずで、今、もともと13万回、14万回というやつが5割増えますからね。20万回まではいかないけど、18万、19万回というところまでいきますと、当然、橋が一時的には渋滞する可能性がありますので、やはりその場合にはですね、もう1本架けなきゃいかんということで、シミュレーションはしているということです。

 なので、今すぐということには。それは需要が今現段階で足元ではありませんので、今すぐではありませんが、将来的にはそういったことを、シミュレーションはしているという意味でございます。

 早くそうなってほしいですけどね。早くそうなってほしいですけど。なかなかあれですね、まず、12月30日から中国からのお客さんは、日本だけでなくてアメリカもヨーロッパも、ちょっと新型コロナ感染症の検査をするということになっていますのでね。なかなかまだまだ一本調子でこう上がって、お客さんが増えていくということにはなかなかなりにくいかなというふうに思いますね。またこればっかりは、感染症、世界的な感染症を抑え込んでいくということでありますから、これはしっかりやっていきたいというふうに思っております。