ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 知事記者会見 > 年別一覧 > 2022年 > 2023年1月10日(火曜日)午前10時

本文

2023年1月10日(火曜日)午前10時

ページID:202301010 掲載日:2023年1月20日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 それでは、皆様、おはようございます。1月10日火曜日、昨日は成人の日ということでございまして、3連休明けということで、今日、火曜日午前10時、定例記者会見です。

 今日はですね、発表事項は1点でございまして、お手元の資料を御覧をいただきたいと思います。

(1)第4回世界弓道大会の愛知・名古屋開催決定について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/4th-world-kyudo-01.html

 第4回世界弓道大会の愛知・名古屋開催決定についてであります。

 愛知県では、全国、世界に打ち出せるスポーツ大会を招致・育成をし、地域の活性化につなげる取組を行っております。これはアジア(競技大会)・アジアパラ(競技)大会も同じ、その流れでございますが。

 この度、国際弓道連盟におきまして、第4回世界弓道大会が2024年の2月の29日木曜日、1年後ですね、名古屋市南区、日本ガイシホールで開催されることが決定いたしましたので、お知らせをいたします。

 これまでの大会は、第1回と第3回が東京、第2回がパリで開催されており、愛知県では初めての開催です。

 大会は団体競技と個人競技が行われまして、2018年に東京で行われた前回大会には、団体競技に20の国と地域、個人競技に34の国と地域などから881名が参加をし、このうち311名はフランス・ドイツなど欧米を中心とした海外からの参加者でありました。

 なお、第4回大会では、大会の開催に合わせて国際弓道セミナーや昇段審査なども行われる予定です。

 愛知県は弓道場が多く、競技人口も全国1位ということでありまして。また、名古屋市中区の三輪(みわ)神社に尾張徳川家の矢場(やば)があったことから矢場町(やばちょう)の由来にもなっているということでありまして、愛知・名古屋は弓道にゆかりのある地域でもあります。

 愛知県は、共催として大会の盛り上げに関わるほか、この機会を生かして、城郭(じょうかく)など武家文化ゆかりの観光資源や伝統的工芸品、抹茶などの愛知の魅力を、大会参加者を通じて世界に発信し、地域の活性化につなげてまいります。

 大会の詳細につきましては、今後随時、県からも発信し、大会を積極的にPRをいたします。よろしくお願いします。

 ということで、資料も御覧いただきまして、今私が申し上げたとおりでございまして。前回大会ですね、2018年に行われた前回大会、ですから2018年、次は基本、その後は、ここに書いてありますように、資料にありますように、2010年、2014年、2018年で、4年に1回で、次は、2022年開催予定がコロナ感染症で延期で2024年と。2023年度ということですかね。2024年ということでございます。ということで1年後ですね。

 今年が、(1月)8日の日曜日にスタートいたしましたが、NHK大河(ドラマ)「どうする家康」。私は「どうする家康、舞台は愛知」というふうに続けて言っておりますけれども、今年1年ね、やりますので、大変、そういう意味では前宣伝といいますかね、前景気といいますか、しっかりPRできるんではないかなというふうには思います。

 ちなみに、8日ですね、日曜日夕方ね、主役の松本潤(まつもと じゅん)さんと有村架純(ありむら かすみ)さん、大森南朋(おおもり なお)さん、また山田裕貴(やまだ ゆうき)さん、それから杉野遥亮(すぎの ようすけ)さんね、5人の方。また、キャイ~ンの天野(あまの)さん、岡崎市出身のね、天野さんが司会もやられ、岡崎会場は大変盛り上がったということでございまして。私も参りましてね、皆様には御礼の御挨拶等、NHK関係者にはさせていただきましたが、こういう形でまたこれからもね、しっかり愛知の魅力を全国に発信できる1年にできるのかなと思いますね。

 ジブリパークが去年11月にオープンして、今年1年かけて規模を2倍にいたしますけれども、ジブリパークで世界に魅力を発信、愛知の魅力を発信できると。「どうする家康、舞台は愛知」でですね、愛知の魅力を全国に発信できると。こういうことで二つ絡めてね、明るい話題をわしづかみにして、全国に、世界に発信できればというふうに思っております。その流れの中で、この世界弓道大会もしっかり盛り上げられたら有り難いなというふうに思います。

 ちなみに、愛知県のですね、弓道都道府県連盟登録者数でいきますと、2021年度、愛知県は1万1,214人で1番。東京都が9,241人で2番、神奈川が6,789人で3番、福岡が4番で6,226人、埼玉が5,453人で5番ということでございまして、県別では愛知県が東京よりも2,000人多く、1万1,214人でトップということでございます。東京、神奈川、埼玉、千葉と、首都圏を入れると多分首都圏の方が多いんでしょうけどね。でも、愛知・岐阜・三重、東海三県とか入れるとそこそこあると思いますね。

 ということで、そういう伝統があるということでございまして、大いに期待をしたいというふうに思います。

 ちなみに、(前回大会の個人競技への)海外の参加者は、フランスが60人で、ドイツが45人、スイスが20人、アメリカ19人、イギリス14人ということで、やっぱりヨーロッパが非常に多いということで、フランス、ドイツが多いということでございますね。

 大いに、2024年2月の29日、期待をしたいというふうに思っております。

 ということが発表事項でございました。

(2)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 またコロナの状況は、今日午前0時の数字はまとめてですね、また午後に発表させていただきます。

 基本ですね、今、入院患者が少し減って、2,100人ぐらいかな。重症者が30人ぐらいか。ということでございまして、やっぱり軽症の方ばっかりということ。休みが多かったんで入院が少し、それでもまあ軽症の方が多いので。入院患者さんが2,300人ぐらいまでいったんですけどね、年末年始、一番上で。200人ぐらい減って2,100人ということなので、何とか持ちこたえているという、年末からずっと申し上げてきたとおりということでございますが。

 今日からというか、昨日から本格的に愛知県もね、トヨタ関係も動き出しましたので、始動するということと、昨日、一昨日で成人式、二十歳の集いがありましたので、それで人が大分動いていますのでね、年末年始とこの3連休で。それが明日以降、今日以降どういうふうな感じになるかというのはね、やっぱりしっかり注視をしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

 なお、政府の方、国の方がですね、昨日発表したのですかね。12月30日からの1週間のですね、臨時の空港の水際措置で、中国からのお客様で入国者検査を4,895人にやって、408人の陽性なので、8.3パーセントというのが発表されております。中部(国際)空港にも数便、中国からの(お客様が乗った)便がありましたが、中部(国際)空港はもうちょっと高かったかなと思いますが、いずれにしても、そのまま陽性の方は空港島のホテルで静養いただいているということでございますので、水際措置をしっかりやっているということでございます。

 それからまた、今日1月10日からですね、全国旅行支援がスタートいたしまして、40パーセント割引が20パーセント割引になり、最大1万1,000円が7,000円という形になるということでございます。そういった形になりますが、また引き続きですね、予算は十分ありますので、しっかりとそれは後押しをしていきたいと思います。

 人口10万人当たりの感染者数は、昨日時点で(全国で)25番目、25番目ということでございます。ということでございます。

(3)ジェットスター・ジャパン機の中部国際空港への緊急着陸について

 それから、1月7日の土曜日に、ジェットスター・ジャパン航空機の501便が、成田発・福岡行きが、中部(国際)空港に緊急着陸ということでございました。その後ですね、7日土曜日の18時時点でほぼほぼ平常どおりに戻ったという報告を受けております。

 いずれにしても、国際電話での、何といいますかね、脅迫ということでありますから、事実関係をしっかりとね、つかまえていただいて、厳正に対処していただきたいというふうに思っております。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)ジブリパークの海外個人向けチケットの販売開始について

【質問】 今日の午後からジブリパークの海外個人向けチケットの販売が始まると思うのですが、それに対する知事の受け止めと、期待などがあれば、お願いします。

【知事】 今日1月10日ですから、午後2時からでいいんだな。今日1月10日午後2時から予約の受付が始まります。

 これまでのね、日本語の予約サイトは4月分を先着順でということでございまして。多分、土日祝日とかゴールデンウィーク、春休みは多分、あっという間というかね、瞬殺、秒殺で埋まっていくんだろうと思いますけれども、平日はじっくり入っていきますので、また是非ね、皆様、最初は、今日はちょっとつながりにくいかもしれませんが、気を長くしてといいますか、粘り強くアクセスしていただければ有り難いというふうに思います。

 そしてですね、英語の予約サイトが12月の20日からかな、立ち上げまして、実際に予約を受け付けるのは今日ね、今、御質問があったように、今日1月10日の午後2時からこの予約サイト。3月15日からかな、そして4月までという1か月半分を受け付けますが、ちょうどお昼の12時から1時かな、1時間枠をほんのちょっとだけ受け付けますので、まずはやはり少しずつ少しずつということになりますので、そこは御理解をいただければと思いますが。多分多くのお客様ね、多くの皆様にアクセスしていただけるんではないかというふうに思っておりまして、大いに期待したいというふうに思っております。

 国内のお客様でもなかなか、ちょっとチケットが取りにくいという状況でありますので、3月・4月といいますか、春休みからゴールデンウィークという大変気候のいいときになりますので、また多分多くのお客様がね、またファンの方がアクセスしていただけるんじゃないかと思いますが、そういう中で、海外のお客様、ファンの方からも早く来たいというお声がたくさん来ておりますので、少しずつ少しずつ広げていくと。最初はちょっと、ほんのちょっとの枠ですが、少しずつ少しずつ広げていきたいということでございます。

 旅行商品としてね、大手旅行代理店さんに、海外の旅行枠というのは12月から、これも1月・2月の分、1月以降の分ですが、ほんのちょっとだけ、この旅行商品としてはもう海外便ね、海外のお客様には販売はしておりますけれども、それもほんのちょっとなので、それをもうちょっと多くですが、毎日ほんのちょびっと、そこは空けますので、是非また御利用いただければというふうに思っております。

 なお、どのぐらいというのは、これはジブリさんの方針でそれは言わないということになっておりますので、それはまた御理解をいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 いずれにしてもですね、これで今日午後から英語の予約サイトでの予約受付がスタートいたします。大いに期待をしたいというふうに思っておりますし、海外からのお客様もね、是非、ジブリの世界を楽しんでいただければ有り難いなというふうに思っています。

(2)少子化対策に関する愛知県の施策について

【質問】 岸田総理が異次元の少子化政策を掲げられて、東京都では(18歳以下の子供に)月5,000円程度を支給するとのことですけれども、県として少子化対策にどう取り組むのか、何か具体的な政策を検討しているのか、もしあれば教えてください。

【知事】 私どもは、子ども・子育て支援につきまして、少子化対策につきましては、これまでも全力で取り組んできております。

 子ども・子育て支援対策としてですね、これまで、ちょっと前になりますが、私の最初の選挙の公約にも絡みますけれども、子育て支援減税手当ということで、2014年度に、15歳以下の子供たちに対してですね、1人1万円の支給もさせていただきました。対象が102万人おられましたので、102億円ということであります。

 それから、この2022年度、今年度ですね、またこれも9月議会で補正予算で出しましたが、0歳から15歳の子供たちに対して、児童手当対象児童になりますが、1人1万円の支給ということで、これは対象90万人で、90億円の予算措置を講じ、早いところはですね、やっぱり市町村によって規模がありますから、確か大府市なんかはもう配ったんだね、確かね。年内に配るというところは幾つか配っておられる、支給されておられるようでありますが、やはり大どころ、名古屋市さんなんかは今年度中にですね。やはりシステムを、児童手当のシステムにひもづけしなきゃいけませんので、やっぱりその手間がかかりますから、そうした形で、この1月・2月にはですね、申請なしに、そういった方々はぽんと送りますので、それが行くと。それで90億円ということで、そういった手当は順次ね、随時させていただいております。

 何といってもね、それと少子化対策はとにかく総合対策だと思いますので、一つは、周産期医療についてはですね、医療の体制はしっかりやっていくということで、第3次といいますかね、高度周産期の医療センター(総合周産期母子医療センター)につきましては、これはですね、愛知県が東京に次いで2番目に多いかな。人口比でいえば圧倒的に多いという形で整備もさせていただいております。高度周産期医療センターですね、高度周産期医療センターもしっかり整備をしておりますし、また、市町村の皆様と連携をしてですね、この子ども・子育て支援ですね、乳幼児、それから幼児の対応、それからまた保育サービス、それから待機児童ゼロ作戦も含めですね、保育、そしてまた子育て支援、そして幼稚園、幼児教育への私学助成、そうしたことも含めてですね、総合的に取り組んでおります。

 ということでありますので、手当があればあるにこしたことはないと思いますが、私どもはやはり折に触れて順次ですね、随時やっているということでありますので。

 また、ですから、先ほど申し上げましたように、2014年度、子育て支援減税手当で102億円、1人1万円。そして2022年度はまた1人1万円、90億円ということで予算措置し、手当をさせていただいております。もうこの1月・2月が一番たくさん、多くの皆様にお届けできるということになるんだろうと思いますので、引き続きですね、こうした手当をしっかりやっていければというふうに思っております。

 また、東京都さんについてのことですが、財源があればですね、そうした形で対応するということは非常に、これはいいことだと思いますが、毎年毎年、東京都で200万人で6万円だと、1,200億円というか。それはしかし、実際のところ、どういうふうに支給していくかということについての事務経費というのは、これは多分、児童手当を超えてかかりますので。

 我々も、9月補正予算のときにやったときにね、18歳までできないかというのも検討しましたがね、そうすると新たなシステムを組まないといかんのでですね。若しくは申請してもらわないといかんと、全員にですよ。要は、15歳までなんですね、児童手当というのは。それも所得制限が960万円ってあるそのシステムを使って、それでもひもづけしなきゃいけないので、またシステムをちょっと、そのひもづけするところにまた組まないといかんのですね。それでもまた一から立ち上げるということになりますとね、これは相当かかるし、時間もかかるということなので、そこのところをどういうふうにされるのか、そこはね、私どもとしてもね、しっかりとそこは注視をしたいというふうに思います。課題はたくさんあるとは思います。

 ただ、それだけの財源があるということに対しては、正直に言って、大変うらやましいなというふうには思いますね。私どもは、総務省の財政力指数でいえば東京に次いでうちは2番目ということになりますが、それでも私どもは交付税をもらっている団体、リーマンショック以来、そうなっていましてね。なかなか独自で、私どもの財政規模でやっぱり、多分これは1,200(億円)じゃ済まないと思いますね。1,300か、1,300ということはないか、1,400とか1,500億円ぐらいはかかるんだろうと思いますが、毎年1,400、1,500億円というのはなかなか、我々の愛知県でもこれはなかなか。ワンショットならね、ワンショットなら、やろうと思えばやれんことはないと思いますが、毎年ということになりますとね、これはなかなか容易ではないなというふうに思いますね。

 ですから、コロナ対策で、2021年度ですか、子育て世帯に5万円支給するということで、これは国が全額財源で、市町村の皆様に直接支給してやりましたが、それで何兆円かかりましたかね。あれで1兆6,000億円から2兆円ぐらいかかったんですね、確かね。なので、そういう財源との絡みからすると、やはりなかなか、東京以外でというのは、なかなかこれは容易ではないなという感じはいたしますね。

 そういう意味では、私どもはやはり随時、折に触れてですね、そういった状況を見て対応する。また、子育て支援対策としては総合的にやっぱり対応していくと。医療、子育て支援、保育サービスを含めてですね、保育サービスを含めて。やはり待機児童をなくしていくということが大変大きなことだと思いますので、そうした面でね、これは愛知県内のね、自治体、特にね、政令市である名古屋市さんとね、しっかりと。これまでも連携してね、やってきましたし、そういったこともしっかりやっていきたいというふうに思っております。

 とにかく総合的にやるということだと思います。

 ですから、東京都は対象がね、0歳から18歳が200万人。私ども愛知県が123万人。人口比でいくと、東京が1,400万人で、うちが750万人でありますので、大体55パーセントよりちょっと少ないぐらいかな、54パーセント。だから、子供の数は多いんだね、うちの方が、割合的には。若いということですね、人口構成ね、非常に。

 ということは、子育て世代がたくさんおられるということで、そういう意味では、社会としては活力があると。やっぱり日本一の産業県なんで、20代、30代、40代、働く世代の皆様が多い、子育て世代が多いということが表れていると思いますが。

 ということで、私どもとしては、やはり周産期医療から子育て支援から保育サービスから幼児教育から、やはり総合的にね、しっかりやっていきたい、そういうふうに思っております。