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2023年2月15日(水曜日)午後2時

ページID:202302015 掲載日:2023年2月27日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 それではですね、今日は、午前ですね、8時35分から登庁式をやり、初登庁をやりまして、そして8時50分から職員の皆様へのですね、初登庁の、あれは就任式というのか、御挨拶をやり、ということでございますが、その後、続けてこの就任記者会見ということで、前は確かそうだったかと思いますが、今日は、ちょっと午前中ですね、10時から、トヨタ自動車、トヨタ工業学園のですね、卒業式、修了式がありまして、そちらの方に行ってまいりました。

 いつもは、豊田(章男。とよだ あきお)社長もですね、来られて、豊田社長から修了証、私が私の名前で優秀学生の表彰という形でありましたが、昨日、ああいうことで、(豊田章一郞。とよだ しょういちろう)名誉会長が亡くなられましたので、今日は代理ということでございました。

 ということですが、そういったこともありまして、ちょっと午後にこういうふうにさせていただいたということ、御理解いただければというふうに思います。

(1)愛知県民の皆様へ

 それではですね、私から就任に当たりましての御挨拶、愛知県民の皆様への御挨拶を申し上げたいと思います。

 午前中の職員の皆様への挨拶とこれは相当かぶりますが、これは(インター)ネットでの配信等もありますので、正式な記者会見ということでございますので、ちょっと長くなりますが、お付き合いのほどよろしくお願いを申し上げます。

 まず、愛知県民の皆様へ御挨拶を申し上げます。

 この度、大変多くの愛知県民の皆様に熱い熱い御支持をいただいて、引き続き、知事として愛知県政の舵(かじ)取りを担うことになりました。皆様からいただきました多くの御支援、御声援に心から感謝を申し上げます。

 「日本一元気な愛知をつくる」という決意の下、3期12年間、全力で県政運営に取り組んでまいりました。

 県民の皆様の御理解と御協力をいただき、新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組み、県民の皆様の生命と健康を守るとともに、社会インフラの整備を着実に進め、日本一の産業力を強化してまいりました。その結果、愛知の県内総生産GDPは、12年前の2010年度から21パーセント伸びて41兆円となり、1人当たり県民所得は東京に次ぐ全国2位となりました。あわせて、愛知を支える教育・医療・福祉・女性の活躍・子ども子育て支援・高齢者・障害者福祉など、人づくりを大きく前進させることができました。

 続く4期(目の)4年間は、その勢いを加速して、日本一元気な愛知をつくり、日本の未来をつくってまいります。

 継続は力です。新型コロナ(ウイルス)感染症を克服し、愛知の経済・産業力を更に強くする。若者・女性・高齢者・障害者の雇用・活躍につながり、人づくりが進み、さらにまた地域を元気にするという、愛知の今のいい流れ、好循環を更に前進をさせ、「働くことを軸とする安心社会」を愛知からつくってまいります。

 そうした思いを持って、今後とも各般の施策を行ってまいりたいと考えております。何とぞよろしくお願いを申し上げます。

 それではまず、個別の施策を申し上げます。

 まずは、「新型コロナウイルス感染症の克服」であります。全ての施策を進める上での大前提です。

 県民の皆様の生命と健康を守ることを最優先に、医療体制の整備拡充、検査体制の確保、県民生活・事業活動への支援にしっかりと取り組み、社会経済活動との両立を図ってまいります。

 次に、「『ジブリパークのある愛知』の魅力発信」です。

 世界中の人に愛されるジブリの世界を凝縮したジブリパークを去年11月にオープン。2023年度には、「もののけ姫」のエリア、「ハウルの動く城」、「魔女の宅急便」のエリアの開園をいたします。今の規模を2倍にし、更に強化・発展をさせてまいります。

 スタジオジブリの作品は、現代日本が生んだ最高峰の文化の一つであり、その魅力を世界に発信するジブリパークは、21世紀を代表する文化の拠点であります。世界中から愛知にクリエイティブな人材を集める仕掛けとして、刺激的な街をつくる原動力となるように進化させてまいります。

 次に、「リニア大交流圏の形成」です。

 リニア中央新幹線の開業で、東京-名古屋(間)が40分。首都圏・中京圏で5,000万人のメガ・リージョン「リニア大交流圏」を実現します。

 名古屋駅のスーパーターミナル化、道路・鉄道・空港・港湾のネットワーク強化、高速道路網の整備促進、名古屋港・三河港・衣浦港の国際競争力強化、中部国際空港第二滑走路の整備など、インフラ整備を更に進めてまいります。

 次に、「産業首都あいち」です。

 日本一の「産業首都あいち」を、日本の未来を切り拓(ひら)く「国際イノベーション都市」へと進化させてまいります。

 愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」に国際的な産業展示会・MICE(マイス)を誘致・創出。2024年10月にオープンする日本最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」を核として、愛知独自のスタートアップ・エコシステムを形成し、愛知発のイノベーションを創出します。

 次世代自動車の世界一の拠点化を促進、航空・ロボット・ICT・健康・環境などの産業集積の強化、中小企業・商店街の活性化。「産業首都あいち」の産業力を一層強化します。

 次に、「農林水産業の振興」です。

 「あいち農業イノベーションプロジェクト」、スマート農業・林業の推進、県産農林水産物のブランド力強化、(農林水産業の)更なる活性化。中部最大の農業県・愛知の力をパワーアップします。

 また、危機管理の視点に立った家畜防疫体制の強化、水質保全と「豊かな海」の両立に向けた取組をしっかりと進めます。

 そして、「日本一元気な愛知」の基本は、「人づくり」です。「人づくり」に全力で取り組み、子供、若者、女性、高齢者、障害のある方など、全ての人が活躍する、「人が輝くあいち」をつくります。

 教育立県あいち、人材創造あいちの取組です。少人数学級・少人数指導、愛知らしい(併設型)中高一貫校の設置、多様な学びを実現する定時制・通信制高校のリニューアル、ICT化の進展(への対応)、それから空調設備拡充など教育環境の整備、子供たちの学力と個性を伸ばす教育を充実します。私学振興に取り組み、教員の多忙化解消、教員の働き方改革を推進します。

 次に、女性の活躍促進の取組です。(働く場における)女性の定着と活躍の場を拡大をし、女性の起業・再就職の支援、保育環境の充実、男性の育児参加促進に取り組みます。

 次に、子ども・子育て支援です。「子どもが輝く未来基金」による子供の貧困対策を進め、ヤングケアラーへの支援を充実。保育所・認定こども園・放課後児童クラブの拡充、小児救急医療(体制)の充実、児童虐待の未然防止・早期発見・早期対応、総合的な子ども・子育て支援施策の充実を図り、日本一子育てしやすいあいちを実現します。

 医療・健康長寿の取組です。ドクターへリ2機目の運行と、1月から(試行)運用を開始した「重症外傷センター」(指定制度)の(本格)運用、救急医療体制の強化。医師・看護師の確保、そして認知症施策の推進、「あいちオレンジタウン構想」の全県展開、高齢者福祉の充実、歯科医療の推進。医療・福祉の充実で、日本一の健康長寿を実現します。

 障害者福祉の充実・バリアフリー社会(の実現)、新たな特別支援学校・分教室の設置、医療的ケアのための看護師の充実、長時間通学の軽減のためのスクールバスの整備、愛知県医療療育総合センター、医療的ケア児(支援)センターが全県をカバーする体制による障害児者の医療・療育体制の充実。

 次に、産業人材・雇用の取組です。デジタル人材の育成・確保。そして、2023年度の「技能五輪全国大会・(全国)アビリンピック」の支援。2024年度以降もこれは連続開催を目指します。さらに、「技能五輪国際大会」の招致、技能王国あいちを支える産業人材の育成に取り組みます。働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの推進にも取り組みます。

 人権施策の推進です。愛知県人権尊重の社会づくり条例を推進し、人格と個性を尊重し合いながら支え合い、多様性を認め合う、誰一人取り残されることのない社会づくりを進めます。

 続いて、「観光あいち・魅力発信」です。

 「ジブリパークのある愛知」を核としたデスティネーションブランドを確立するなど、観光振興の取組を戦略的に推進。ジブリパークを起点とする周遊観光促進、(ジブリパークの)開業効果を広く波及させます。

 今年の大河ドラマ「どうする家康」、舞台は愛知。三英傑、お城、街道等を活用した歴史観光の推進など、愛知の魅力を磨き上げます。

 次に、「文化・スポーツの振興」です。

 国際芸術祭の開催と発信力の強化、「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」の10周年を契機とした障害者芸術文化活動の一層の充実などに取り組み、文化・芸術都市あいちを実現をします。

 また、2025 年夏のオープンに向け、アジア最大級のスマートアリーナ「愛知国際アリーナ」の建設を進め、2026年の愛知・名古屋での「アジア・アジアパラ(競技)大会」を成功に導きます。そして、愛知国際アリーナを活用した国際的なスポーツ・イベントの誘致、障害者スポーツの推進など、スポーツ王国あいちを更に盛り上げます。

 続いて、「あいちのグローバル展開」です。

 県内企業の海外展開支援、さらに、友好・協力関係にある国・地域との交流の推進、パートナーシップの構築。外国人県民が安心して暮らせる環境の整備、外国人の子供の教育の充実、ウクライナ避難民の(生活)支援を進めます。

 そして、「安全・安心なあいち」が全ての基本です。

 愛知県基幹的広域防災拠点の整備、ペット同行避難の環境づくり、住宅・学校の耐震化、河川・海岸堤防の強化、防災教育の充実。ハード・ソフト両面から防災・減災対策を総合的に推進します。

 県警察、市町村、関係機関の皆様とより一層連携して交通安全対策に取り組み、警察署・交番の建て替え、大府市内の警察署の新設に向けた取組の推進などで防犯力の向上を図り、安全・安心なまちづくりに全力で取り組みます。

 次に、「環境首都あいち」です。

 カーボンニュートラルの実現に向けて、矢作川カーボンニュートラルプロジェクトを始めとした優れた民間アイデアを具体化する取組を推進し、EV・PHV・FCVの導入促進、再エネ・省エネ設備の導入促進などに取り組みます。

 加えて、循環型社会の形成や生物多様性の保全、三河湾の環境再生、SDGsの達成に向けた取組を加速させ、環境首都あいち、SDGs未来都市あいちを実現します。

 次に、「地方分権、行財政改革の推進」です。

 自立した持続可能な中京大都市圏の実現と分権型社会の構築、国から県への権限・財源の移譲、特区・規制改革の取組を推進するとともに、市町村と協働して人口問題対策にしっかりと取り組みます。

 行政DXの推進、公共施設・社会インフラへの民間活力の更なる導入など、引き続き、行財政改革を進めます。

 最後に、「東三河の振興」です。

 東三河県庁を軸に、東三河振興ビジョン2030に沿って、産業の育成強化、魅力の創造・発信、産業・生活を支える基盤づくりを進めます。

 さらに、豊橋工科高校、時習館(じしゅうかん)高校、御津(みと)あおば高校、三谷(みや)水産高校、渥美(あつみ)農業高校など、特色ある学校づくりを推進するなど、東三河の振興に取り組みます。

 最後に、17日間に及ぶ選挙期間中に、愛知県中をくまなく巡らせていただきまして、直接、県民の皆様のお声をしっかり聞かせていただきました。お約束をさせていただきました「日本一元気な愛知をつくり、日本の未来をつくる」、躍動する愛知をつくるための施策を一つ一つ実現に向けて取り組んでまいります。今回の知事選挙でお示した政策集「あいち重点政策ファイル360+1」に掲げた政策を、県民の皆様の御意見をいただきながら、一つ一つ丹念に進めます。

 2023年度のジブリパークの第2期開園、2024年度のSTATION Ai、2025年度の愛知国際アリーナ、2026年度のアジア・アジアパラ(競技)大会、2027年度のリニア(中央)新幹線、中部(国際)空港二本目滑走路(第二滑走路)など、日本の未来をつくっていく大型プロジェクトを丹念に進め、次々に変化する時代の流れに応じて、新たな種をまき、新たな仕掛けづくりに、常に不断に取り組んでまいります。

 そして、グローバル化、デジタル化、SDGsに全力で取り組み、日本一の産業集積・愛知を更に成長させ、県民の皆様全てが豊かさを実感できる、住みやすさ日本一の愛知、全ての人が輝き、多様な文化・スポーツ・歴史を享受できる、未来へ輝く「進化する愛知」をつくってまいります。

 引き続き、750万愛知県民の皆様の幸せのための愛知づくりに、全力で取り組んでまいる所存でありますので、よろしくお願いをいたします。

 2月15日ということでございます。

 ということでメッセージを出させていただきました。また、これを踏まえまして、また2月議会での所信表明等にさせていただければと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 以上が知事就任の記者会見での御挨拶ということでございました。

(2)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 引き続きましてですね、お手元の資料に基づきまして、(新型)コロナ感染症の状況を引き続き申し上げます。

 本日2月15日水曜日は、愛知県で1,814人です。県所管分949人、名古屋市448人、豊橋89人、岡崎100人、一宮92人、豊田136人でございまして、先週が2,737人ですから、923人減って0.66倍、3分の2ですね。ということで、(過去)7日間平均が(資料の)3の(2)で1696.7人ですが、100人以上減りますので、1564.9人、1,500人台になったということでございます。

 あとは、70歳以上が9.4パーセント。重症の方が0.2パーセント。検査件数は、平日は1万件ありますね。それから、入院状況は全体で89人減って880人。コロナ病床は43人減って36.4パーセント。ホテル(入所)が15人減って132人。自宅療養は1,049人減って1万356人という状況でございます。

 あとは市町村別(感染者数)ということでございまして、御覧をいただければと思います。

 そして、引き続きまして、お手元の資料の一番最後に一枚紙がありますが、明日ですね、2月の16日木曜日午後5時半から約1時間ほど、県議会議事堂5階の大会議室におきまして、第46回の愛知県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催をさせていただき、医療関係、経済関係、行政関係の皆様にお集まりをいただきまして、2月19日日曜日を期限といたします「愛知県医療ひっ迫防止緊急アピール」をですね、ここで一区切りとさせていただきますので。

 その延長はいたしませんので、明日、会議をやり、新たにですね、この12月8日から2月19日まで、1回延長しまして2月19日までとなりました「愛知県医療ひっ迫防止緊急アピール」をこれで解除ということになりますから、そうなりますと、その前に戻りまして「厳重警戒」となります。「厳重警戒」での感染防止対策をこのようにいたしますということを、明日ですね、この本部会議をやりまして御意見をいただいて、明日付けでこの対策を発出をさせていただくということにいたします。

 そして、それに向けましての私の「県民・事業者の皆様へのメッセージ」は、今日付けでこのように発出をさせていただくということでございます。ということで、このメッセージを御覧いただきたいと思います。

 愛知県では、12月8日から「(愛知県医療ひっ迫防止)緊急アピール」で、感染拡大の抑制に取り組んでまいりました。

 これまでの取組で、入院患者数は1月初めのピーク時の2分の1以下、70パーセント以上あった病床使用率も30パーセント台に改善をいたしましたので、この「愛知県医療ひっ迫防止緊急アピール」は2月19日までといたします。

 この間、御協力いただきました全ての県民の皆様、事業者の皆様、医療関係の皆様に心から感謝申し上げます。

 一方で、新規陽性者数の7日間平均値は1,500人を超える水準にあり、感染のリスクは依然としてあることから、県民・事業者の皆様には改めて、基本的な感染防止対策の徹底と、一日でも早いオミクロン株対応ワクチンの接種をお願いをいたします。

 なお、新型コロナウイルス感染症は、5月8日から感染症法上の分類を、季節性インフルエンザと同じ5類感染症に位置づけることが決定をされました。しかしながら、弱毒化しているとはいえ、季節性インフルエンザに比べますと、感染力は強く、重篤化する可能性もより高いという指摘もありますので、引き続き、県内の医療提供体制に万全を期してまいります。

 オール愛知一丸となって、安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していくことができるよう、皆様一人一人の御理解と御協力をお願いをいたします。

 ということで、このメッセージ、対策は2月の20日月曜日からということでございまして、別紙「『厳重警戒』での感染防止対策」に御協力をお願いしますということでございますが、この「(愛知県医療ひっ迫防止)緊急アピール」から「厳重警戒」での感染防止対策という形で、このように変えますが、変える中身はこの一枚紙に整理しておりますので、御覧をいただきたいと思います。

 実施区域は、愛知県全域。期間は、(2月)20日から。

 変更点はですね、「愛知県医療ひっ迫防止緊急アピール」発出に当たり追記・修正した部分を削除・修正をいたします。

 主な変更箇所です。

 「全般的な方針」、「『マスクの着用』について」ということですが、3月12日までは、原則、屋内はマスク着用、屋外はマスク着用は必要なしですが、3月13日から、原則、屋内外を問わずマスク着用は個人の判断といたします。

 「(1.)県民の皆様へのお願い」ということでございますが、「((1))外出の注意点」は、「(混雑した場所や感染リスクが高い場所への)外出など、感染拡大につながる行動は控える」というところから、「(混雑した場所や感染)リスクが高い場所は、避けて行動」というふうに変わります。

 「(4)基本的な感染防止対策の徹底」ですが、これまで私どもはですね、会食・飲食の際は、「同一グループで同一テーブルに4人までを目安」。「緊急事態宣言」等のときは4人をめどといいますかね、「4人まで」ということにしておりましたが、これは1年半前の秋に緩和するときに「4人までを目安」という形で、そこはですね、少し実質緩めさせていただいて、それがずっときておりますので。4人めどではありません、4人を目安ということにしておりまして、「長時間を回避」し、「『大声で騒ぐこと』はやめる」ということでありましたが、それをやめまして、会食・飲食する際は、「飲食するときだけマスクを外し、会話の際には『マスク会食』を徹底」をしていただくという形で、4人を目安というのも今回は削除いたしましたということでございます。

 そして、裏面で、「2.事業者の皆様へのお願い」も同じく、(「(5)飲食店等に対する協力要請」の)「(同一グループの同一テーブルへの入店案内は)4人までを目安」という人数のところは削除でございます。

 それから、「(6)業種別ガイドラインの遵守等」も、これも(一部)削除です。

 「(10)『業務継続体制』の確保」についても、こうした点(「事業継続計画(BCP)の点検・策定」以外の項目)については削除いたしました。

 それから「3(.その他のお願い)」、「((11))イベントの開催制限等」も、これもですね、(対策がとれない場合は)参加自粛といったような話がありましたが、「イベントに参加する場合は、人との距離(確保)、場面に応じたマスクの着用など、感染防止対策を徹底」してほしいということ。

 それから、「((13))学校等での対応」は、「卒業式は、児童生徒及び教職員は、式典全体を通じてマスクを外すことを基本」という形で、もう既に通知を出したものにさせていただいているということでございます。

 という内容で、こちらに整理をいたしました。赤訂正でやってありますので、また個別については部局にお聞きをいただければと思います。

 そして、これが、そのまとめたものということでございまして。

 ということでですね、愛知県では2月の19日をもちまして、「愛知県医療ひっ迫防止緊急アピール」は一区切り、解除といたしまして、延長はいたしません。そして、2月の20日月曜日からは、元の「厳重警戒」、「厳重警戒」という形に戻りまして、第8波の完全終息に向けましてね、当面の間はですね、当面の間は感染防止対策の徹底を引き続きお願いを申し上げたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上でございます。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 「厳重警戒」への変更についてお尋ねします。国の基本的対処方針に沿ってということだとは思うのですが、マスクの取扱いが3月12日と13日でがらっと変わるということで。知事は、発言にあったようにまだ弱毒化したとは言えないという状況の中で、そういうふうにがらっと変わるということ、国がそういうふうに方針を示しているということ自体を、どのように理解されているでしょうか。まだ弱毒化していないという一方で、対策の一つの肝だったマスクの取扱いを変えるというのは、県民もどのように理解すればいいとお考えでしょうか。

【知事】 今回の、この私どもが示したもののとおりでありまして。

 今回、もう3年に及ぶですね、コロナ対策の中で、これまで八つの大きな山、波が来まして、第8波も去年の秋から年末年始がピークということで、結構大きな山、波であったと思いますが、それがようやく収束を見てきたということでありますし、これまでのトレンドを見ればですね、相当この第8波も収束に近づいてきているということ。

 それから、これまでの感染状況を見ますとね、愛知県でも感染を確認された方は200万人を超え、実質はもっと多いんだろうと思いますし、また、ワクチン接種もですね、60代以上の方も、5回打った方がもう75パーセントを超えて、ほぼほぼ行き渡っているということで、社会全体が集団免疫に近づいているということだと思います。

 それと、第7波・第8波は重症化する方がほとんどおられないということでありますので、そういうことからいたしますとね、私はやはり、こうした下がってきたときにやはり日常の社会経済活動を復活させるということは、私は自然な流れではないかというふうに思います。

 でもって、国の方がそうした形のものを示すということは、別に国の行政官が勝手にやっているわけではなくて、政府の専門家会合、いわゆる医療の専門家、感染症の専門家の皆様の知見を得て、そうした議を経てですね、意見を経て、そうした形にしているわけでありますから、その点を私どもはですね、尊重する、参考にして、適切に対応していくということだと思っております。

 なので、今回も「『厳重警戒』での感染防止対策」ということでですね、この原則も示させていただきましたが、3月13日以降のですね、マスク等の対応については、これは今回はこういう形で、原則、「屋内外問わずマスク着用は個人の判断」ということの一部になっておりますが、また3月の上旬に国の方からもですね、さらに、基本的対処方針を含めてですね、今後の、特に2類(相当)から5類に移行した場合での対応等についての基本的な方針も示されるということでありますので、私どもとしては、マスク着用等の対応については、折に触れてといいますかね、きめ細かく、これも文書で出させていただいて、県民・事業者の皆様の行動の指針、目安にしていただければというふうに思っております。

 なので、これはこれで、「『厳重警戒』での感染防止対策」ということで示させていただきますが、取りあえず個別具体的には、学校のですね、卒業式などへの対応については、もうこの間、先週金曜日、夜になりましたが、出させていただき、この月曜日からお手元に届いていると思いますが、卒業式等へのマスクの対応は示させていただきました。

 次は、学校については、入学式等についてはこうすべきだということについては、また別途出させていただきます。同じような内容になろうかと思いますが、出させていただきますし、3月13日以降どうするかということについても、また別途、文書は出させていただこうというふうに思っております。

 ということでありますので、できるだけきめ細かにですね、対応させていただいて、とにかく口頭ではいけませんのでね、やはり文書で、文書でお示しをさせていただいて、そしてそれを県民・事業者の皆様の行動の指針、目安にしていただければというふうに思っております。

 以上です。

 それではまた、先ほど、今申し上げた会合、明日の午後5時半ということでやりまして。でもって、2月19日日曜日までの今の「(愛知県)医療ひっ迫防止緊急アピール」をですね、一区切りというふうにさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

3 知事発言

(1)住民監査請求の監査結果に基づく政務活動費に係る事務所費の返還請求について

 それと最後にですね、昨日も申し上げましたが、一昨日、勧告をもらいましたが、政務活動費に関する、筒井(つつい)タカヤ議員の政務活動費の返還請求ということでございますが。

 住民監査請求を受けまして、一昨日月曜日に監査委員会(愛知県監査委員)の方から、返還請求を、という内容のですね、監査委員会の報告といいますか、勧告が出ましたので、早速ですね、それを事務的な、部局が段取りをし、今朝、今日の午前中にですね、この筒井タカヤ議員に対しまして、367万5,000円について、事務所の賃借料として政務活動費を充当したのは不適切であるということで、返還請求の文書と納入通知書を送付をさせていただきました。

 この点については、午前中に記者クラブさんに資料配布で資料提供させていただいたとおりということでございます。

 ということでございますので、法律に基づきまして返還請求をさせていただいたということでございますので、これに基づきまして適切に対応していくということだと思っております。

 昨日はここでも質問を受けまして、監査結果についてどう対応するかということでありますので、監査結果につきましては、監査委員の先生方が、法律の専門家の先生方もおられますので、関係人の調査、規定解釈に基づいて判断されたので、いただいた勧告を尊重し、適切に対応していくというふうに申し上げましたので、早速本日、この返還の請求をさせていただいたと、文書でもってさせていただいたということでございますので、御報告をさせていただきます。

 なお、昨日も申し上げましたが、議会の事務局に聞いて従ってやったということを議員が言っておられて、そのことが昨日の新聞には、皆様、各新聞の報道ではそういう形のことが何か強調されて出ているようでございますが、昨日申し上げましたが、それはいささか違うのではないかと。

 別に議会の事務局なり県の職員がこういうふうにやったらいいですよというふうに示唆したことはありませんのでね。それは、別にどなたの事務所を借りても御自由だと思いますけれども、その事務所の賃料の費用を、公費である政務活動費を充てるかどうかですから、充てなきゃいいわけですよね。それも、充てるのを65パーセントから、更にその後90パーセントに上げているんですよね。上げているんですよね、充当する比率を。

 なので、公費を、生計を同一にされる方の名前ではいかんので、その生計を同一にされる方が100パーセント株を持っている会社に公費を、政務活動費という公費を賃料に充てる。一緒ですよね、これはね。

 でも、それを意図してやられたのは誰なのかと。別に県議会の事務局の職員がしたわけでありませんよね。この議員さんが自ら意図してやられたわけですよね。これなら触れずにいけるぞと。どうだと言って聞いて、確かにいかんとは書いていないと、こういうことを言ったということだけなんでしょうけれども、しかし、それは実態を見れば、実質的にはいかんと、駄目だと。実質的には駄目だということで監査委員会が判断をしたということが実態ですよね。

 誰がこの行為を意図してやられたのかと。県の職員がそれを意図して、そういうふうにやったらどうかと言うわけないじゃないですか、それは。報道、昨日の記事はちょっと極めて違和感を覚えて拝見をしましたので、その点は指摘をしておかなければいかんなというふうに思いますね。

 誰が意図してやられたのかと。この議員本人ですよね。でもって、この方がやられたことは、これは不適切であるということなので、私どもは、監査委員会の勧告に基づいて、法律に基づいて、返還の請求を文書でさせていただいたということでございますので、そのように事実関係と実態を正確に、是非、報道をしていただきたいと、そのことをお願いをしたいと思っております。

 誰が意図してやったのかということですよね。そこが一番のポイントじゃないでしょうか。どんぴしゃ、これでいかんと書いていないから、やっちまえとかいう話でやった人が、それがどうしたと言って開き直るというのは、これはいかがなものかというふうには思いましたけどね。ということでございます。

 以上です。