ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 知事記者会見 > 年別一覧 > 2022年 > 2023年4月10日(月曜日)午前10時

本文

2023年4月10日(月曜日)午前10時

ページID:202304010 掲載日:2023年4月24日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 おはようございます。

 4月の10日月曜日、2023年度、新年度の第2週ということでございますが、定例会見を始めさせていただきたいというふうに思っております。

(1)2023年統一地方選挙について

 その前に昨日はですね、統一地方選挙の愛知県議会議員選挙、名古屋市会選挙、統一地方選前半戦ということでありました。立候補されね、選挙戦を戦った全ての皆さんにね、心からお疲れ様ということで、健闘をたたえたいと思います。その上で、当選の栄に浴された皆様には、心からお祝いを申し上げます。これで、4年間負託を得たわけでございますから、県民、市民のね、負託、信託をいただいたわけでありますので、しっかりとですね、4年間、その職責を全うしていただきたいというふうに、心からお願いを申し上げたいというふうに思っております。

(2)新型コロナウイルス感染症について

(​新型コロナウイルス感染症について​ - 愛知県 (pref.aichi.jp))

 そしてですね、コロナの関係はですね、今日の状況はまた午後申し上げますが、大分落ち着いてきておりますけれども、しかし、1週間前よりちょっと増えておりますのでね、これは全国的な傾向であります。東京も増えておりますし、こちらも増えておりますので、ちょっと嫌な感じがいたしますが、そうはいってもですね、病床使用率は10パーセントとかですね、入院状況等は落ち着いておりますので、比較的、ほぼほぼ底に来たということではないかなと、この1年で一番低いですからね、ということかなと思っておりますが、詳しくはまた午後の会見で申し上げたいというふうに思っております。

(3)「第2回名古屋モーターサイクルショー2023」について

 そしてですね、私も、金曜日と昨日の日曜日も行ってきましたが、Aichi Sky Expoでの第2回名古屋モーターサイクルショーでございますが、全部でですね、4万2,355人という入場者ということで、3日間でね。1年前が3万6,000人なので、6,000人強増えたということでございまして、非常にバイク好きの方が、自分で運転をして、ツーリングして来られて、去年の規模、展示面積も倍になっておりますけど、それでも人いっぱいでね、日曜日。本当に盛り上がったモーターサイクルショーだったかなと思いますね。

 ただ、展示された各企業のですね、これだという売りのバイクも非常に見栄えがしましたけども、実際、お客さんで乗ってきた方がわーっと5,000台ぐらい止めてあって、そちらの方もほとんど、新品のといいますか、こっちも展示会みたいなものだなと思って見ましたけど、壮観でした。楽しいイベントだったというふうに思っております。こういったものをね、積み重ねていくということが、あの展示場を造った意義なので、しっかりやっていければというふうに思っております。

 さて、それでは、今日、発表事項、2点申し上げます。

(4)「愛知県産業偉人展示施設 基本計画」の策定について

【知事会見】「愛知県産業偉人展示施設 基本計画」を策定しました - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 まず1点目、こちらにパースもありますが、「愛知県産業偉人展示施設 基本計画」の策定についてです。

 愛知県では、2024年10月にオープンを予定しております「STATION Ai」の2階に、本県にゆかりのあるイノベーティブな事業を興した創業者・経営者の業績を伝える「産業偉人展示施設」を整備いたします。

 このたび、コンセプトや展示構成などの施設のイメージを取りまとめた「愛知県産業偉人展示施設 基本計画」を策定いたしました。お手元に配布しておりますA3横の「基本計画の概要」に沿って、ポイントを説明いたします。

 まず、「1 施設の目的」であります。

 本県は、トヨタ自動車の豊田佐吉(とよだ さきち)氏や喜一郎(きいちろう)氏、そしてソニーの盛田昭夫(もりた あきお)氏、名古屋の渋沢栄一(しぶさわ えいいち)と言われる奥田正香(おくだ まさか)氏など、日本を代表する経営者を多く輩出する地域であります。

 そこで、本県にゆかりのあるこれらの創業者・経営者の業績やエピソードを伝えることで、「STATION Ai」に訪れる方々に本県の産業・企業を知っていただくとともに、「STATION Ai」を利用するスタートアップの方々に勇気や励みを与え、子供たちに将来の起業家として夢を育んでもらうことを目的として、施設を整備することとしたということでございます。

 いや、この地域にはこういう起業家がね、明治以来いるんだと、世界的企業を興した起業家、イノベーターがいるんだということをですね、多くの人に知っていただき、また、そこで「STATION Ai」で頑張っている皆さんのね、励ましになればと。あわせてですね、子供たちにそういったことを見ていただくと、隣がね、鶴舞公園ですから、ちょうどいいロケーションではないかと思いますので。という思いで、造るということにいたしました。

 「2 施設のコンセプト」です。

 『あいちの「スタートアップマインド」に触れ、未来への扉を開くクロスオーバープレイス』として、故きを温ね新しきを知る、未来志向の施設として計画をいたしております。『あいちの「スタートアップマインド」、未来への扉を開くクロスオーバープレイス』ということで、まあ、温故知新ですね、ということでございます。

 でもって、続いてですね、「4 展示の構成」につきましては、資料下段の図のように、四つのステップに分けて展開をいたします。

 偉人の印象的な言葉により施設への興味を喚起するステップ0、愛知の産業史の特色を紹介するステップ1、偉人の観点や着想を紹介するステップ2、新たな出会いや交流を創出するステップ3と、段階的な展示構成となっております。

 2ページを御覧ください。

 「施設のデザインイメージ」でございますが、「潮流」、「連続性」、「流動性」の三つをキーワードとして進めております。

 具体的には、愛知の産業の源泉である「木」、「水」、「土」の素材やモチーフを随所に展開するとともに、「STATION Ai」にふさわしい、先端的なデジタル技術を取り入れた未来的なスペースとして、設計を行っていく予定ということでございます。

 最後に、3ページの「7 展示対象者」を御覧ください。

 展示対象者として、本県出身又は本県に立地する企業の創業者・経営者で、モノづくり愛知にふさわしいイノベーティブな事業を興した企業家54名を選定したということでございます。

 先ほど申し上げました以外にも、ここを見ていただきますとね、3ページ、見ていただきますと、例えばですね、左側の豊田佐吉さん、喜一郎さん、石田退三(いしだ たいぞう)、豊田英二(とよだ えいじ)、豊田章一郎(とよだ しょういちろう)さんと、こういうふうに、この5人は連続して、トヨタ自動車を創業から、一旦経営危機に陥ったところから建て直し、そしてまた今、世界のトヨタに持っていったという、連続していますね、連綿として続くリーダーでございますが。

 ブラザー工業とかね、ヤマザキマザックさん、オークマさん、ソニーの盛田さんね、名誉県民に推薦させて。ノリタケさん、日本ガイシさん、LIXILさんね。

 また、右へ行って、興和さんとかね、カゴメ、敷島パン。そしてまた、中部電力、大同特殊鋼、福沢桃介(ふくざわ ももすけ)さんとかですね。それから、リンナイさん。それから、名古屋鉄道を興したね、この藍川(あいかわ)さん、神野(かみの)さん。それから奥田正香さん。松坂屋、東海銀行の伊藤祐民(いとう すけたみ)さん。日本のワイン王、神谷傳兵衛(かみや でんべえ)さん、などなどですね。ジャンルは非常に、自動車、機械、食品、サービス、インフラなど、幅広いジャンルということにしております。

 今後は、実施設計と展示制作を一体で行うデザインビルド方式により、2024年10月のオープンを目指して整備を進めてまいります。「STATION Ai」の建物の中の一室を使いまして、そこだけ整備費4億円を見込んで、これは県が整備をさせていただくということにいたしております。

 本施設が、多くのスタートアップの皆様や子供たちに利用していただけるよう、関係企業の皆様とも連携をしながら、しっかりと整備を進めていきたいというふうに思っております。

 ということで、これが、施設のイメージのパースということでございますね。いろんな、こうした産業偉人をですね、展示しながら、デジタルを含めましてですね、いろんな意味で、勉強できる、観れる、そうしたものにしたいというふうに思っております。近未来的なデザインイメージにしたいというふうに思っております。

 この産業偉人の展示対象者の選定基準ですが、一つは、本県出身又は本県に立地する企業の起業家又は経営者で(故人)、やっぱりまだ現役の方はちょっとね、やっぱり特定の企業さんのPRというふうに言われてもいけませんのでね、そういう形。もう一つの基準が、モノづくり県愛知を形づくるイノベーティブな事業を興した企業家だという、この2点で選びました。

 選定に当たっては、偉人のエピソード、産業分野のバランス、起業家のDNAの継続性などを考慮し、学識経験者6名から成る委員会で選定をさせていただいたということでございます。

 基本、1社1名ということにしておりますが、やはり会社が、連綿として大きくなっていったということとかですね、会社が統合したとかですね、また共同して創業したといったようなことがあれば、1社から複数名、それは、トヨタ自動車、ブラザー、ノリタケ、リンナイ、名鉄、また中日新聞社、シャチハタということでやっております。なので、産業偉人の関連企業は44社、54人で44社でございますが、その企業さんには個別に説明をさせていただいて、企業さんには好意的に受け止めていただいて、写真、エピソードの提供など、今後の整備に協力いただけると思っております。

 今後はですね、偉人にちなむ物品、写真の貸出しやエピソードの確認など、展示内容の製作に御協力をいただく予定でございます。

 54名で限定かって、そんなことはありませんでね、また、いろいろ御意見、御推薦いただければですね、これは今、デジタルなので、そういう意味では、付け加えていくことは、それはいつでもできますので、そうした形で柔軟に対応していきたいというふうに思っております。先ほどの選定基準に照らしてね、柔軟に対応していきたい、ということでございまして、よろしくお願いをいたします。

 類似の施設でね、一番あれなのは、私、前、ここでも何回か申し上げておりますが、大阪商工会議所にあります大阪企業家ミュージアムって、あれを、大商の地下1階かな、結構、20年以上前、私、観に行ったときにね、いや、非常にこれはいいなと。明治以来のですね、大阪の産業人、企業人の歴史をわーっとパネル展示ね。当時ですから、そういう、多分作ったのは30年以上前なんでしょうけどね、そういうのはありませんから、デジタルみたいなのはありませんので、ひたすらパネル展示でしたけども。

 繊維ね、紡績会社からですね。関西ですから、私鉄会社ですね、私鉄。あと、ビール。また、朝日新聞、毎日新聞はね、当然、大阪ですから。そうした創業の経過とかですね、本当に、まさに日本の産業史という感じでありましてね。そうしたものをやはり、名古屋、愛知にはないので、この際、そうしたものを造りですね、今、そうそうたる企業も全部、スタートはベンチャー企業、スタートアップ企業だと、それを目指してほしいという意味で、こういう形で造りたいということでございます。

 ということで、このイメージパース自体は、これが、向こうが入り口側からの全景イメージですね。こちら側が、ガイダンス映像のエリアと入り口、ガイダンスということでございまして、また資料を御覧いただければというふうに思っております。

 ということが、まず、第1点目でございます。

(5)革新事業創造事業費補助金の申請受付開始について

【知事会見】革新事業創造事業費補助金の申請受付を開始します - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 続きまして、二つ目です。「革新事業創造事業費補助金」の申請受付開始についてです。

 愛知県は、民間提案を起点として、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」を2022年12月に策定いたしました。そして、この戦略に基づき、産学官金の多様な主体からイノベーション創出に向けたプロジェクトのアイディアを受け付ける「革新事業創造提案プラットフォーム(愛称:A-idea(アイディア)」をWeb上で運用しております。

 今年度からは、「革新事業創造事業費補助金」を創設し、A-ideaで受け付けた提案のうち、県が革新事業として採択した民間主導で行われるプロジェクトの具体化を強力に後押ししていきます。本日から補助金の申請受付を開始しますので、お知らせをいたします。

 補助事業の概要につきましては、記者発表資料の1ページ目を御覧ください。

 補助対象事業は、A-ideaで受け付けた提案のうち、県が革新事業として採択した民間主導で行われるプロジェクトで、「革新事業創造戦略」で定める重点政策分野、健康長寿、農林水産業、防災・危機管理、文化芸術、スポーツ、グリーン・トランスフォーメーション、デジタル・トランスフォーメーションに係る事業といたします。

 補助対象者は、企業や大学、研究機関などです。補助対象経費は、実証研究等、プロジェクトの社会実装に向けた取組に要する経費といたします。

 補助対象期間は、2023年4月1日の土曜日から2024年3月20日までとし、交付決定日よりも前に補助事業に着手する場合、2023年4月1日まで遡及して補助対象とすることが可能です。補助率は2分の1以内、申請者が中小企業の場合は3分の2以内、補助上限額は1,000万円といたします。

 本日4月10日から5月31日まで、補助金の申請を受け付けますので、企業や大学、研究機関などの皆様からの、イノベーションの創出につながるアイディアの提案をお待ちしております。この取組を通じて、民間提案を起点とした愛知発のイノベーションが次々と創出されるように努めてまいります。

 ということでございまして、今、私が申し上げたことが資料に載っておりますので、また御覧をいただければというふうに思っております。

 こうした民間提案を受け付けて、それを実行するというときにですね、ここにあるように、機械の装置導入費とか、展示会等の出展費だとか、研究開発費、施設利用料とか、人件費、旅費、消耗品費、委託費など、そうしたものに使える、この2分の1、中小企業3分の2、1,000万円以内ということで、補助をするということでございます。

 この革新事業創造提案プラットフォームへの提案登録状況は、今、247社が会員登録をしております、4月7日時点ね、金曜日時点で。A-ideaへの提案は19件。19件、こういったのをやったらどうかという提案をいただいております。健康長寿、農林水産業、防災・危機管理などですね、あとDXなどということでございます。

 この事業として選定するポイントは、革新性、必要性、共創性、実現性、インパクトの五つの視点で選定をしていきたいというふうに思っているところでございます。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)2023年統一地方選挙について

【質問】 統一地方選についてなんですが、何点かあるんですが、まず、維新の会についてですね、市議選で1議席獲得しましたが、県議選は全員が落選しました。関西ではかなり、やっぱり力を見せていますが、愛知では伸びなかったように思いますが、その辺、どう見ておられるでしょうか。受け止めをお願いします。

【知事】 確かに、昨日夜、ずっと開票速報を見守っておりましたが、確かに大阪、すさまじかったですね。改めてですね、勢いといいますか、まざまざと感じたということかなと思います。

 また、奈良県でも、公認候補がね、知事選に当選すると。これはもう前から、やはり保守分裂ということで、その可能性があるというか、高いのではないかというふうに言われておりましたので、何となしに織り込み済みかなという感じはしますが、それにしても、単独の公認候補で通ったということはすごいことだなというふうに思いますし、あと、府議、県議、市議でもですね、大阪は両方とも過半数ですか。ということで、そういう勢いを感じるなというふうに思います。

 ただ、やはりそこはですね、地域の事情ということが色濃く反映しているのではないかというふうに思いますね。やはり大阪は大阪の事情ということかなと。それでもって、やっぱり大阪に隣接する関西で、やはりそうした県議さんもですね、結構、当選されておられるというのはそういうことかなと思います。

 ただ、一方で、こちらの方ではですね、そういった勢いといいますか、そういった雰囲気、追い風というのは、ちょっと感じることはなかったかなと思いますね。やはりそれは地域の事情ではないでしょうか。

 実際、ここで維新の方といってもですね、何となしにちょっとぴんとこないということがあるのではないかなと。それと、県議選、市議選に候補者を出されましたが、ちょっとやはり準備不足というのはあったかもしれませんね。ちょっと期間が足らなかったということはあったのではないかなと思いますね。だから、なので、やはりなかなか浸透が十分しなかったということではないかなと、票の出方を見ると分かりますもんね、やっぱりね。ということではないかというふうに思っております。

 いずれにしてもですね、国政選挙も統一選も、有権者の皆さんへ審判を仰ぐという意味では、国会議員の選挙も県議選もやはり、それぞれやはり選挙の構図というのはそうは変わらないのでですね、そういう中で、愛知県においては、県議、市議とですね、それぞれに有権者が、愛知、名古屋の状況、事情を受け止めて、反映をして、今回の選択をしたということではないかというふうに受け止めております。

 いずれにしても、我々は引き続き、私、2月に審判を受けておりますので、次なる4年間もですね、この愛知県(議)会、名古屋市会の皆さんとまた引き続きですね、連携を取って一緒に仕事をしていくということになろうかと思いますので、引き続きですね、しっかりと仕事をして、県民、市民の皆様にやはりお返しをしていきたいというふうに思っております。

 要は、もうほぼほぼ、この次なる4年間は、私とこの県議さん、市議さんと一緒に仕事をしていくことになりますので、しっかりとね、建設的な議論を積み重ねて、着実に仕事をして、県民、市民の皆さんに、私も2月に公約をお訴えしたこと、あります。今回、県議、市議選でね、皆さん、公約をお訴えしたことがあると思いますので、しっかりそこはね、より良い協議してですね、実現できるように頑張っていきたいというふうに思っております。

 

【質問】 続けて、統一選のことで、河村市長の減税日本は、名古屋市の方で14、県議で3取りました。それについてはどう見ておられるでしょうか。

【知事】 事前に言われていたこと、下馬評で言われていたこと、維新の方が分かれてそれぞれ出しますので、もうちょっと維新の方々が取ってという、事前の下馬評みたいな感じでありましたが、それを覆す形で、維新が伸びずに減税候補が伸びたなということだなというふうに受け止めておりまして、そういう意味ではね、そこはやはり名古屋市民、名古屋市以外ではなかったね。ですから、名古屋市民、名古屋市は、そういう意味では、河村さんは市長ですからね、バックというか、その色というか、その河村さんの影が非常に強かったということかなと思っております。

 ただ、といっても、68議席で14議席ですから、じゃ、そこで、じゃ、名古屋市議会を握れるかといったら、それはそうなりませんのでね。ですから、構図はこれまでと変わらないということでありますから、14議席で、じゃ、議決ができるかって、できませんのでね、それはね。ということでありますのでね。だから、4分の1もないということなので、様々、多数議決も、止めるということもできない、そういう議席だということなので。

 そこはね、やはり地方自治制度は二元代表制ということになっておりますから、やはり議会の皆さんともね、十二分に議論、協議して、調整をして、そして物事を進めていただくと、そういうことが必要ではないかと、そのことは申し上げておきたいなというふうに思っております。

 いずれにしても、選挙でこういうふうな結果が出たわけですから、次なる4年間はそういう、やっぱりしっかりそれを受け止めてやっていくということではないかというふうに思っております。

 

【質問】 最後、一つです。安城市であるとかですね、北名古屋市で組織内候補の、労働組合の候補さんがちょっと落選するという事例もありました。その辺り、新政あいちさん中心にですね、結果はどう見ておられるでしょうか。

【知事】 そうですね。今、言われたところに加えですね、豊橋でもそういったことがありましたですね。ですから、正直言ってちょっと、想定外の結果ではないかなというふうに思いますけれども。選挙の結果が、やっぱり如実に表れているということだと思いますが。

 やはりそういった、これは、労働組合だけじゃなくて、いわゆる自民党系、保守系の団体もそうだと思いますが、やはり組織、団体のですね、グリップといいますかね、そうした選挙での組織力とか、そういったものがやはり力が落ちてきていると、弱ってきているということは、これは今回だけじゃなくて、トレンド的にそれはあるということは、自分自身もそれは肌で感じていますのでね、時代だなと。やっぱりこういったネット社会等々になってきて、情報がいっぱいもうあふれていますから。特定の組織に所属しているからといって、上からというかね、職場でとか、そういった組織の中で命令、伝達、指示があってもですね、なかなかそのとおりにはいかないという時代になってきたということを反映しているのではないかなというふうに思いますね。

 だから、そういう意味ではそこを踏まえてですね、今後、そうした組織の関係の皆さんとかね、そうした関係、関連の皆さんがどういうふうにこの選挙に向き合っていくか、選挙というのは民主主義の一番のベース、基本でありますから、そこにどう向き合っていくのか、そこはよく考えていかなければいけないということではないかというふうに受け止めさせていただいております。

 

【質問】 投票率が過去最低でしたが、どう受け止めていらっしゃるか、原因は何だと思うかお聞かせください。

【知事】 投票率も、これもトレンド的なことですからね、今回だけが急に落ちたわけではなくて、ずーっとトレンド的に減少してきておりますね。

 やはり私の選挙の1月、2月の頭、大寒の、むちゃくちゃくそ寒いときとは違って、これだけ気候のいいときでありますから、本来はですね、特に土日は非常にいい天気だったので、本来であれば、もうちょっと投票に行っていただきたいところでありますし、県の選管、市の選管もね、皆さん一生懸命ね、投票へのPRというのをやったということではありますけれども、残念ながらこういう、トレンド的にこういうふうになってきている。

 やはりね、これは選挙、投票に行くというのは、これはやはり一つのね、習い性というかですよ、投票に行く癖をつけないと、この選挙だからもう行かなくていいやとなるとですね、どの選挙もだんだん行かなくなっちゃうんですね。だから、いろんな各級選挙でですね、やっぱり選挙は、やっぱり有権者として、有権者の権利なんですよと、国民主権の権利なんだということで、投票はまずは行きましょうということをですね、いろんな場面、いろんなチャネルでね、訴えていくと。

 どこの政党とか、どこの候補者というのでは我々は、行政としては言ってはいけませんが、やはり選挙、投票は行きましょうということをやはり言っていかなきゃいかんと、改めてそう思わせていただいているということかなというふうに思っております。

 明らかに、地域を見ると、どこがどうだとは言いませんけれども、投票率によってこれだけ、ある程度投票に行く地域とですね、投票率が非常にいつもいつも低いところとですね、明らかにありますもんね。どことは言いませんけど、地域によって、本当にもうそこは、そのトレンドというのは定着していますもんね。だから、そこはね、やっぱりちょっと、どの選挙をやっても投票率が低いという地域は、やはり少し、もうちょっとやっぱり盛り上げといいますかね、投票へ行きましょうということの周知、PRをね、常にふだんからやっていくということが必要じゃないかなというふうに思いましたね。それはやっぱり、これからの、今後の課題だと思っています。

 

【質問】 もう一点で、今回、県議選で、立憲が12議席から9議席に減少しました。理由はどのようにお考えですか。

【知事】 立憲というよりも、私は、県議会は新政あいちでやっておりますから、新政あいちの議席ということでね、見るべきだというふうに思っております。いわゆる旧民主党系ということですが。ただ、その旧民主党系、新政あいちも合わせて、その議席は減らしていると、32が28ですか。

 ということなので、それは先ほど、明らかに減らしたところは、かつてだったら絶対強かった労働組合の組織内候補の方が、一敗地に塗れているということでございますからね、それは本当に今までちょっと、余り考えられなかった事態だということだと思います。

 それは、やはりいろんな組織の足腰が弱まっていると。それはもう私は、自民党の支持団体の足腰が真っ先に弱まってきているという感じは、私もずーっと、自分、自民党の国会議員をやっている折からしていましたが、今までね、連合愛知、愛知はね、やっぱり連合王国といいますかね、圧倒的な組織力でこれまでの選挙戦をね、制してきた。連合愛知にして、労働組合にして、やはり時代の波がひたひたと足元に押し寄せているということではないかというふうに思っております。

 それともう一つ、やはり県民、有権者の皆さんにとって、新政あいちというのは政党ではありませんのでね、やはり立憲、国民、それから無所属ですね、トヨタ関係の組織内の方々は無所属でやっていますからね。そういうふうにいたしますと、一つの政党、固まりでないということが、県民、有権者にとってはなかなか分かりづらいというところはあるのかなという気がしますね。

 同じように、名古屋市会の方は、立憲・民主中心とはいいながら、彼らは会派が名古屋民主と名乗っていますから、そちらの方がやっぱり、民主党だよというメッセージが伝わりやすかったというのはあるのではないかなというふうには思いますね。

 なので、そこはやはり今後の課題として、私は、新政あいちというのは一つの過渡的な存在といいますかね、受皿といいますかね、だと思いますので、やはりこの新政あいちの固まりの皆様、やっぱり旧民主党の流れの方々ですから、やはり一つの政党という形でね、まとまっていくということが、政治的な力を持つということでは望ましいのではないかなというふうには思いましたね。

(2)知事記者会見のあり方について

【質問】 隣の石川県なんですが、石川テレビさんが制作したドキュメンタリー映画で、知事の映像を無断で使ったんじゃないかという話があって、ちょっと知事が、定例記者会見を石川テレビの社長が出席しないと行わないというようなことを言っている状況があるそうで、それに対して、愛知県では、知事は毎日、コロナ会見もやってくださっていて、結構、記者会見を頻繁にやってくださっていると思うんですが、知事が考える記者会見のあり方ですとか、そういう他県の状況を踏まえて、何かふだん考えていることなどあれば、御意見をお願いします。

【知事】 石川県はちょっと隣ではないんですけれどもね、同じ中部地区ということで受け止めましたけども、確かに中部圏知事会議の仲間ですからね。中部9県をひと固まりとして、私ども仲間としてね、中部圏でやっております。ということなので、非常に身近に隣県、近県ということで感じておりますが。

 そういうことではありますけれども、石川県の馳(はせ)知事がですね、記者会見をここのところやられていないということは、私も報道で知りまして、ちょっとその記事の内容もちょっと読ませていただきましたが、個別のことはね、私がちょっとコメントする立場ではないので、控えたいなと。個別の事情があると思いますのでね、それぞれ言い分があると思いますので、そこは控えたいと思いますが。

 記者会見というのは、こちらの政治側とか行政側の情報提供ではあるんですけれども、いいことばっかりね、こちらの言い分だけ聞いて書いてくれって、そういう場じゃありませんので、私どもから情報提供し、それに関連すること、また関連しないことも含めて、やはり県民、市民の知る権利を担保するという意味でですね、私はこういう機会を捉まえて直接ですね、首長なり政治家なりがですね、政治に携わる者が直接話をするということは、それだけで有意義なことだと思いますね。

 でもって、それはいいこと、悪いこと、ありますよ。私も、このコロナ禍になってからほぼ毎日やってきてですね、この間の選挙だと、全部で都合600回の記者会見と、3年間でということを、どこかの報道が書いていただいていました。確かにそのぐらいになるんだろうなと。1日2回やっている、今日も2回やりますしね。

 なので、これだけやっているところはほかにないんだろうと思いますが、やはりコロナの関係、特に今は落ち着いてきていますけれども、3年前、2年前、1年前ぐらいまではやはり、やっぱり人の命がかかっていることなので、いろんな自粛をお願いしたり、いろんな行動をお願いする場合には、やはり直接私の方から語りかけるというか、お話しするということが、事務方が言うよりもはるか、明らかに効果がありますから、ただ単に文書、紙切れ1枚渡すよりも、会見をして直接県民の皆さんにね、お願いをするというのが明らかに効果があると思いますので、メッセージが伝わると思いますので、ずっとやってきました。

 その際に、コロナ以外のこともいろいろ聞かれています。それは正直言って、面白くない話もありますけれども、それはそれなので、私は、そういうことも含めてですね、やはり定期的に直接こういう会見を開いて、直接やり取りをするということは、やはり県民、市民の皆さんの知る権利を担保する、それがひいては民主主義を担保するということにつながりますので、やはり首長さんとか政治家の自分の都合じゃなくて、都合の悪いときもやっぱり会見すべきということだと思いますね。

 石川県さんは、何か馳さんの公約で、今までやられていなかった定例会見を月1回やりますということだそうですね。それは大変結構なことだと思いますけれども、私、少なくとも定例会見は毎週やって、コロナの会見は毎日やっていますから、それは私は何か、いろいろあっても、基本。今回の件じゃないですよ、今回の件はいろんな個別の事情があるのでコメントは控えますが、やはり基本、会見は開かれた方がいいと思います。一般論としてね。

(3)2023年統一地方選挙について

【質問】 ちょっと再び選挙の話に戻るんですけれども、県議会を見てみると、最大会派、自民党が過半数を維持して、大きく議会の構造は変わらないかと思うんですけど、一部ですね、2月の知事選に立候補されていた候補が当選したり、共産党の候補が議席を奪還したりとですね、一部、県政に異を唱えるような候補の方が当選しました。そのことの受け止めと、また、改めて議会と、少しメンバーが替わるわけですけれども、その議会とどのように向き合っていかれるか、お願いします。

【知事】 それは選挙の結果ですからね、そこは受け止めるということですけれども、議会制民主主義というのはやはり、愛知県議会は102の定数がありますから、その定数の中でのですね、最後、議事議案は多数決で決めますから、基本的には枠組みは、大きくどころかほぼ変わらないということで認識していいのではないかというふうに思います。102ですからね。自民、新政、公明及び無所属の方も含めて、基本、私の政策を支持していただいている方々が圧倒的ということでありますから、構造は変わらないということだと思います。

 でもって、これまでもですね、そうした皆さんとのやり取りの中でですね、それは議会の議論だけではありませんのでね、日常的にやはり様々な政策はすり合わせをしています。特に県政ですから、地元の皆さんに直結する仕事、国政のようにばーっとこうやって大きな枠だけ取ってですね、予算の実行はあと県に任せるということじゃないんですよ、うちは。全部、個別のやつを全部張りつけてやっていますから。

 その個別の事業をやっていく上においてですよ、個別の事業とか個別の、今回のコロナ対策とか物価高騰対策、様々な中小企業とか業界対策もやりましたが、全部、個別に具体的に相談してというか、協議してやっていますので、そういう意味ではこれまでもやってきた、これまでと同じようにやっていくと。そのときに、全部こちらの言い分だけ聞いてくれるわけじゃありませんのでね、そこは協議して話合いをしてやっていくということではないかなというふうに思っております。

 なお、1人だとですね、会派にならないので、どういうふうに活動されるか、なかなか県議会は、本会議ではなかなか発言の機会は、1人だと年に1回という感じですかね、今までの慣例だと。なので、そういう中でどういうふうにされるか、そこはそれぞれの皆さんの活動のやり方ではないかなというふうに思いますが。

 いずれにしても、予見をもって判断することは、私、しませんから。また、前からずっと申し上げておりますし、好き嫌いで仕事はやりませんので、いろんな方の御意見はしっかり真摯に、また謙虚に耳を傾けてね、仕事をしていきたいというふうに思っています。

 

【質問】 すみません、今の質問と少しかぶるところはあると思うんですけれども、自民党がまた過半数を58議席で維持したことについては、どのように受け止めていらっしゃいますか。

【知事】 というか、もともとの立候補者の数からしてですね、数と選挙区の事情からして大体、事前の想定の範囲ということじゃないでしょうか。

 私も愛知県内、様々に同志、仲間の皆さんのところは応援に行きましたから、9日間で160か所ぐらい行ったな、自分の選挙と同じか、日によってはそれ以上に激しくやりましたけどもね、それは立候補者の人数なので、それはどこに応援に行ったかといったら、それはあれです、頭数なんて、それは自民党の候補の方のところが一番多いに決まっていますわね、そりゃ。それぞれ、やっぱり同じ選挙区に複数いれば、それは1人行って1人行かんというわけにはいかないので、それは行きますからね。ということなので、そこは想定の範囲ということではないかと思います。

 ただ、その中でも、いろいろ世代交代がありますからね、やはり新たに当選をされた方はね、やっぱりしっかりと一からね、県政をしっかり勉強していただいて、また、会派は構成していますが、県議会議員お一人お一人がそれぞれの選挙区から選出されて、それぞれの選挙区の代表で出てきていますからね、そうでなかったら選挙区制度というのは意味がありませんので、やっぱりその選挙区、まずは県政全体のことはもちろんでありますけれども、選挙区と県政とのね、パイプ役をしっかり果たしていただけるように、まずは新人の方はしっかり勉強していただいて、そして切磋琢磨していただいてね、そして県政全般に、県民の皆さんにやっぱり夢を語っていただけるようなね、そういう県議会議員としてね、活躍をいただくことを大いに期待をしたいと思います。

 私でお役に立てることがあればね、いつでもいろんな話はね、お聞きしたいと思いますし、いろんな話もさせていただければと思います。

3 質疑応答

(1)国の浮体式洋上風力発電の実証候補区域への応募について

 じゃ、ちょっと私から最後にですね、先週末、一部報道でですね、この洋上風力発電について、愛知県が候補地に応募したと、立候補したという報道がありましたので、申し上げたいと思います。

 この点についてはですね、応募はしました。そしてですね、これは国が温室効果ガスをですね、46パーセント削減するということを決定し、そして、私ども愛知県も、昨年末にですね、カーボンニュートラルへの対応ということで、その46パーセント削減を目指すということも決定をさせていただいて、カーボンニュートラルのですね、宣言もさせていただきました。

 そういう中で、日本一の産業県として、やはり化石燃料に頼るだけではなくて、再生可能エネルギーの導入がこれは必要不可欠だという思いで、様々な施策を検討しております。なので、矢作川カーボンニュートラルプロジェクトもその一つでありますし、これは大々的にやって、全国に横展開、広げていければというふうに思っておりますが、もう一つ、やはり太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーもやってきておりますが、そうした調査もやってきておりますけれども、そういう調査の中で、これは2年前、2021年の予算で調査をやりましたが、豊橋市・田原市沖、渥美外海はですね、全国でも有数の洋上風力発電のポテンシャルが高い地域であるということが認識をされるということでございます。

 一方で、2019年4月、国が「再エネ海域利用法」というものを施行し、洋上風力発電に必要な海域利用のルールが定められたと。既に秋田県、千葉県、長崎県などでは、この法律によって、もう具体的な事業者も公募で決まり、プロジェクトが動き出していると。

 これまではですね、こうした洋上風力発電は、基本、遠浅の海とか港、港湾の中で風が強いところということ、だから東北とかが多いんでしょうけどね、そこで「着床式」、いわゆる海の底に柱を立てて、リグでやっていくということが多かったと、そればっかりで、一部、五島列島が「浮体式」でね、アンカーをつけてということでやっておりますが、この度ですね、国からグリーンイノベーション基金を活用して、より深い海でも設置可能な浮体式の実用化に向けた実証実験の公募がありました。

 渥美外海は全国屈指の漁場であることから、これまでですよ、昨年から漁業関係者の皆様に御説明をさせていただいて、それを何回も重ねさせていただいて、より沖合に設置する浮体式で、1基から2基の実証実験であれば分かったという、そういう条件付で、今回、県漁連のですね、基本、了解をいただきましたので、今回、先月、この3月にですね、国に対して情報提供書ということで応募をさせていただいたところでございます。私ども愛知県から国資源エネルギー庁への、浮体式洋上風力発電の実証候補区域の情報提供というね、応募をさせていただいたと。

 今後は、国が候補海域の要件確認等を行いまして、6月頃に候補海域を複数選定して公表する見込みだというふうに聞いております。その上でですね、その上で候補海域を決めたらですね、6月末に決めたら、その上で、今度は国の方が、その海域について事業者を公募するということになります。23年度中にそれを決めるということだということでございます。

 候補海域の要件としては、実証候補区域の水深が50メーターより深いということとかですね、当然、風がなかったら風力はできませんので、だから50メーターより深くて風があるということと、あと、地元の利害関係者の理解が得られていること、漁業者の方が分かったよと言ってくれなきゃ駄目だよと、こういうことですから。そりゃそうですね、選ばれてトラブルになったら、えらいことになるので。

 ということで、今回、私ども、去年の秋ぐらいから様々に、ずっと情報提供、県漁連の皆さんと話合いをさせていただいて、実証実験ならまあしょうがないかなということで御理解をいただいたということでございます。

 ここの海域はですね、いわゆる再エネ海域利用法が成立して以来ですから、2019年4月ですね、からもうこれで4年になりますが、豊橋市と田原市沖は遠浅で風況がよくて、後背地に電力需要を抱える地域だということで、多くの事業者が関心を寄せていることは事実でございます。いろんな機関が、日本近海のですね、年間吹いている風力のあれを、風況を調べておりますけれども、太平洋側では、この渥美外海が一番吹いているんですね。浅いんです。大体、太平洋はどーんと、こうやってすぐ深くなるところが多いんですが、非常に遠浅だということでありましてね。なので、いろんな事業者が、ここが一番いいと。

 でもって、送電線が短くていいと。要は、渥美のところには渥美火力がありますからね、そこは高圧電線が通っていますので。そういう意味ではですね、需要地にも近いということで、こんな条件はないということで、いろんな事業者が関心を示しておられますが。

 ただ、一方でね、ここ、太平洋側の中では大変有力な漁場だと、好漁場、特にシラスのね、シラスの好漁場でありますので、そういう意味では、そことの調整をしなきゃいかんということでありましたので、様々に私ども、漁業関係者の皆さんと十二分に話合いをさせていただいて、私もね、直接話をさせていただきました。

 ということで、知事さんがそこまで言うならまあ分かったよということですが、でもって、やはり日本一の産業県愛知がね、やっぱりカーボンニュートラルに取り組んでいくということでないとですよ、やっぱり持続的に、この愛知の産業群がね、未来に向かって持続的、サステナブルに産業活動をやっていくことがね、難しくなることも考えられると。そうなっちゃ困るということなので、我々としてはとにかくですね、カーボンニュートラル、脱炭素ということについて、しっかり、とにかく考えられる、ありとあらゆることに取り組みたいんだということを申し上げて、今回、実証実験だったらまあええよという形にしていただき、手を挙げさせていただいたということでございます。

 なので、そうそう、日本近海に有望なところというのはそうありませんのでね、なので、私どもとしては、ここは何としてもね、国の方に選んでいただいてね、事業を進めていければというふうに思っております。

 ということで、この件については以上です。