ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 知事記者会見 > 年別一覧 > 2022年 > 2023年4月3日(月曜日)午後3時

本文

2023年4月3日(月曜日)午後3時

ページID:202304003 掲載日:2023年4月17日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 それではですね、2023年度、新年度スタートが今日4月3日月曜日でありますので、今年度初めての定例会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 いつもはですね、4月1日に新年度の定例会見というのは、コロナ前は公館でですね、させていただいて、桜をバックに、どういう意味があるかあれですが、皆さんと一緒に記念写真を撮っておりましたけど、皆さんと一緒に記念写真を撮っても、多分使うときはあんまりないんだろうと思いますが、2019年まではそういうふうにやっておりましたよね。慣例だと思いますけど。

 ということと、ただ、2020年の4月からはコロナになりましたので、そういうのはやめて、会見は講堂でやっていたので。なので、その桜での記念写真はなくなりましたけど。今回もですね、コロナということでもありますので、こちらの方の会見室でということにさせていただきました、ということでございます。

 なお、今日はですね、新年度のスタートに重なりましたので、午前中は新規採用職員の入庁式が午前にありましたので、すみませんがちょっと定例会見は午後ということにさせていただきました、ということでございます。

 ということで、年度の当初でありまして、これも慣例でございますが、大変申し訳ありませんが、最初に私から新年度の挨拶をユーチューブでもライブ配信しておりますので、大変恐縮ですが新年度の挨拶をさせていただき、その後ですね、発表事項、コロナ関係というふうにさせていただきます。ちょっと時間がかかりますけど、よろしくお願いいたします。

(1)新年度の御挨拶

 まずはですね、新年度、御挨拶申し上げます。

 さて、昨年度は、愛知県政150周年の節目でありまして、日本が世界に誇るオリジナルコンテンツ、スタジオジブリの作品群を凝縮した「ジブリパーク」が開園を迎え、世界中の皆様に笑顔あふれる日々と新たな感動をお届けすることができました。

 また、国際芸術祭「あいち2022」や世界ラリー選手権などのビッグイベントを成功裏に終えるとともに、「愛知国際アリーナ」、そして「STATION Ai」の新築工事に着手するなど、これまで積み上げてきた愛知の力を礎に、更なる飛躍につながるビッグプロジェクトを着実に前進させ、愛知が「躍進」する1年となりました。

 今年度は、その勢いを更に加速させてまいります。

 先の2月議会では、令和5年度予算として、一般会計2兆9,657億余円、特別会計・企業会計合わせて4兆6,039億余円の予算を議決いただきました。

 今年度、「ジブリパーク」では、「もののけの里」と「魔女の谷」の2エリアが開園します。それに続いて、2024年10月オープンを目指す「STATION Ai」、2025年度の「愛知国際アリーナ」、2026年度のアジア・アジアパラ競技大会の開催、2027年度のリニア中央新幹線の開業、中部国際空港第二滑走路供用開始など、日本の未来を形づくるビッグプロジェクトを成功に導き、跳び上がるウサギのように愛知を更に飛躍させていく、そうした思いを込めて、「『跳躍飛躍』予算」と銘打たせていただいたこの予算を、全力で実行してまいります。

 さて、新型コロナウイルス感染症は、新規陽性者数、病床使用率とも減少傾向であります。国は5月8日から、感染症法上の位置づけを5類感染症に変更することを決定しております。本県といたしましては、5類感染症への位置づけ変更に向けた準備を着実に進め、引き続き、県内の医療提供体制に万全を期してまいります。

 「ジブリパーク」については、今年度の第2期オープンに向けて万全の準備を進め、「ジブリパークのある愛知」の魅力を国内外に発信してまいります。また、映画「猫の恩返し」の猫王の城をモチーフにした遊具の整備や、「ネコバス」をイメージしたモビリティの運行に向けた協議も進めてまいります。

 国内最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」については、2024年10月のオープンに向けて施設整備を進めてまいります。海外のスタートアップ支援機関との連携強化を図りながら、愛知独自のスタートアップ・エコシステムを形成し、愛知発のイノベーションを次々と生み出す「国際イノベーション都市」を目指してまいります。

 さらに、欧州最大級の国際産業展「グローバル・インダストリー」の日本版であるSMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(スマート・マニュファクチャリング・サミット・バイ・グローバル・インダストリー)」について、2024年3月のAichi Sky Expoでの開催に向けてしっかりと支援してまいります。

 また、2025年夏のオープンに向けて、アジア最大級のスマートアリーナ「愛知国際アリーナ」の建設を進めるとともに、2026年のアジア・アジアパラ競技大会の準備を着実に進めてまいります。

 さらに、「リニア大交流圏の形成」に向けて、名古屋駅のスーパーターミナル化や県内の鉄道ネットワークの充実・強化、広域道路ネットワークの整備、港湾の機能強化など、社会インフラの整備を着実に進めるとともに、中部国際空港第二滑走路の2027年度の供用開始に向けて、しっかりと取り組んでまいります。

 そして、「人づくり」に全力で取り組み、子ども、若者、女性、高齢者、障害のある方など、全ての人が活躍する「人が輝くあいち」をつくってまいります。

 昨年度導入を決定した中高一貫校の開校に向けて、しっかりと準備を進めるとともに、少人数学級・少人数指導、教育環境の整備など、子どもたちの学力と個性を伸ばす教育を充実してまいります。

 また、2024年4月の移転・開校を目指す岡崎特別支援学校の整備を始め、特別支援教育や障害児者の医療・療育体制の充実など、障害者福祉の充実に取り組んでまいります。

 2014年の初開催から今年10周年を迎える「あいちアール・ブリュット展」について、記念式典や記念展示などを実施し、障害のある方の文化芸術活動を応援してまいります。

 さらに、今年11月にAichi Sky Expoで開催される技能五輪全国大会・全国アビリンピックを支援するなど、産業人材の育成・確保に取り組んでまいります。

 新年度が始まりました。今年度も、グローバル化、デジタル化、SDGsに全力で取り組み、日本一の産業集積・愛知を更に成長させ、県民の皆様全てが豊かさを実感できる、住みやすさ日本一の愛知、全ての人が輝き、多様な文化・スポーツ・歴史を享受できる、未来へ輝く「進化する愛知」をつくってまいります。そのために、しっかりとロケットスタートを切り、今まで以上にスピード感を持って取り組んでまいります。

 県民の皆様、そして県政記者クラブの皆様にも一層の御支援をいただきますよう、心よりお願いを申し上げまして、新年度に当たっての冒頭の御挨拶とさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。

(2)新型コロナウイルス感染症について

(​新型コロナウイルス感染症について​ - 愛知県 (pref.aichi.jp))

 愛知県の新型コロナ感染症の状況でございます。

 本日はですね、4月3日月曜日、本日は108人でございます。というか、今日発表なので、昨日日曜日の数字ですけどね、今日の午前0時に集計いたしますので。ですから、日曜日108人です。県所管分50人、名古屋市36人、豊橋5人、岡崎0、一宮3人、豊田14人で108人です。

 1週間前が79人でありますが、29人増えておりまして(約)1.37倍ということでございまして、(資料の)3の(2)、1週間平均の1日当たり328.7人が、これを入れますと332.9人ということで、330人ぐらいということですね。

 70歳以上の方は9.5パーセント、重症の方0.2パーセントということでございます。

 検査件数も、お手元の資料のとおりということで、少し減ってきておりますが、陽性率も低いということですね。

 そして、入院状況であります。金曜日、ちょっと会見ができませんでしたので、木・金・土・日4日間の変化を申し上げますと、4日間で入院患者全体が24人減って167人、191から167ですね、木・金・土・日4日間で24人減って167。コロナ病床は、171から27人減って144、病床使用率は13.0パーセント、重症の方が1人増えて2人ということですね。愛知病院は3月31日をもって一区切りと、終了ということにさせていただいております。そして、ホテル入所が4日間で1人増えて28人、27から28、自宅療養が343人減って2,052人、落ち着いているということでございます。

 (次の資料は)市町村別のコロナの状況でございます。

 そしてですね、今日は週初めで月曜日なので、5月7日までのPCR無料検査事業(PCR等検査無料化事業)でございますが、610か所でございます。

 それからもう一つは、全国旅行支援「いいじゃん、あいち旅キャンペーン」の状況についてでございまして、1週間で(約)9万1,000人に使っていただいて、(約)3億1,000万(円を御利用いただいた)ということで。

 ただ、(資料にある表)下の「※2」のところでですね、10月11日から12月28日(ま)で3,800円で、1月10日から4月3日までは1,800円ということです。(これまでは)平均して3,000円で試算していたんだなということでありますけれども、ちょっとこの試算を直しましてね、今は平均1,800円なので、1,800(円)で試算いたしますと、本日までの使用した試算が(約)135億円。(先週の試算)140何億円が135億円ということで減りまして、全部で(予算が約)169億円ありますから、33億円ぐらい残っているんですかね。ということでありますから、1週間(約)3億1,000万(円)なので、33億(円の予算が)残っていると。

 だから、団体バス旅行と個人旅行(で予算)というミシン目がありますが、連休のですね、4月29日から5月7日まではこれ、適用になりませんので、そうなりますと、5月いっぱいぐらいはもつのかなという感じですかね。旅行会社、大手の旅行会社はもう多分、利用されて、もうなくなっちゃう、予算いっぱいというところが出てくるだろうと思うんですけれども、全体、事業としては5月末ぐらいまでは何とかもつのかなと。私どもは、6月末までが期限ということにしておりますので、御利用可能な方は御利用いただければありがたいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

 以上、コロナでございました。

 続いてですね、発表事項が2点ございます。

(3)「あいち県民の日」啓発推進のためのロゴマークの募集について

【知事会見】「あいち県民の日」ロゴマーク募集します! - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 まず、最初の1点目、「あいち県民の日」啓発推進のためのロゴマークの募集について申し上げます。

 愛知県では、昨年12月に制定した「あいち県民の日条例」に基づいて、毎年11月27日を「あいち県民の日」とするとともに、11月21日から11月27日を「あいちウィーク」として、「あいち県民の日」にふさわしい様々なイベントを実施することとしております。

 そこで、今年初めての「あいち県民の日」を迎えるに当たり、県民の皆様に広くこの「あいち県民の日」をアピールするため、ロゴマークのデザインを募集することといたしました。

 募集期間は、明日4月4日火曜日から5月22日月曜日までで、愛知県にお住まいの方又は愛知県に通勤通学されている方で、中学生以上の方であれば応募できます。応募いただいた作品の中から、選考委員会における審査により最優秀賞1点を選定いたします。

 ロゴマークの最優秀賞を受賞された方には、11月27日月曜日に開催予定の「あいち県民の日」啓発推進イベントにおいて、私から表彰させていただいて、賞状と副賞の商品券を贈呈いたします。

 また、決定したロゴマークは、「あいち県民の日」Webページやポスター、啓発物など、様々な場面で使用をいたします。多くの皆さんの積極的な御応募をお待ちいたしております。

 ということで、今、私が申し上げたのがこの資料ということで、ロゴマーク募集ということでございます。奮って応募をいただけたらありがたいというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。

 これはですね、「あいち県民の日」の趣旨に沿った愛知の魅力や特色を表現したもので、県民の皆様に愛着を持っていただけるような作品を募集したいと。デザインは、「あいち県民の日」及び「11月27日」という文字が盛り込まれたものとなるということでございますので、そうしたデザインを作っていただいたらありがたいなというふうに思っております。

 こうしたものはですね、ロゴマークは、デザイン等に見識を有する外部委員を含む選考委員会をつくりましてね、そうした皆さんに点数をつけていただいて選ぶということで、最優秀作品は6月中旬に記者発表をしたいというふうに思っております。明日から5月22日まで募集なので、それを審査して6月中旬に発表したいというふうに思っております。それが1点目。

(4)2023年度知事の名刺を使った県産農林水産物のPRについて

【知事会見】2023年度知事の名刺を使った県産農林水産物のPRについて - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 二つ目です。次も、年度初めのものでございまして、2023年度知事の名刺を使った県産農林水産物のPRについてということでございます。

 愛知県では、愛知が誇る全国トップレベルの農林水産物の更なるブランド力強化や、県産農林水産物全体のイメージアップを進め、需要拡大を図っております。

 その取組の一環として、2011年度から毎年、私の名刺に愛知の農林水産物の図案を入れまして、県内外へのPRを行っており、今年度で13年目を迎えます。

 今年度は、産出額等が全国上位である品目や、ブランド化を図っていきたい品目の中から、「なす」、「金魚」、「とうがん」、「米の『愛ひとつぶ』」、「木材」、「はちみつ」の6品目を選定いたしました。このうち、「とうがん」及び「木材」は、今回初めて取り上げます。

 「とうがん」は全国第2位の産出額を誇りまして、豊橋市が主要産地であります。豊橋市の一部地域で生産されている「とうがん」は、「豊橋なんぶとうがん」として、2022年3月に農林水産省から地理的表示GIの登録を受けております。

 次に、「木材」ですが、本県は三河地域を中心に豊富な森林資源を有しており、木肌の色目がよく強度が高い良質な杉やヒノキが生産されております。

 資料の3ページ、別紙2を御覧いただきたいと思います。来年3月までの1年分の名刺イメージと図案を一覧にしております。農産物だけでなく、水産物や林産物をバランスよく取り上げて、各品目を2か月ごとにPRいたします。

 なお、4月からは既に「なす」の図案を入れた名刺を使っておりまして、今後も名刺を使って、愛知の農林水産物をしっかりと応援してまいります。

 林産物もね、木材だけじゃなくて、前、シイタケとかキノコとか、やったことあるね。あと、水産物もいろんな魚、シラスだとかね、アサリだとかね、ウナギだとか、やったことはあります。満遍なくそういったものを、できるだけ行き渡るようにやっていくということでございますね。

 ここにあるように、「なす」が全国6位、「金魚」は全国2位。「金魚」はあれですね、大和郡山、奈良だよね、1番はね。江戸時代にその人たちがこっちに、何か街道を通じてここに来て、弥富の辺で、江戸末期だな、大和のそうした金魚の養殖をやった方が来て、ここで広めたという歴史がありますね。ですから150年、もうちょっと経つのかね。ということですね。

 それから、「とうがん」は全国2位と。「米」はまあ、これはしょうがないわね。「米」はなかなかね、田んぼの面積によりますからね。でも、それでも19位と。「木材」、これ、木材製品だから、こちらの木材加工業も含めてですね、それが全国5位で、「はちみつ」も全国7位と、こういうことでございます。

 しっかりとPRをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)第20回アジア競技大会に関する報道について

【質問】 2026年のアジア競技大会についてお伺いしたいんですけれども、水泳競技についてOCA(アジア・オリンピック評議会)側から、大会の条件に見合わないなどとして、レインボープールの改修若しくは東京(2020)オリンピックで使われた東京の会場への変更の打診があったということですけれども、これについて、知事、どのようにお考えでしょうか教えてください。

【知事】 今、御質問のですね、水泳競技についてということで、一部報道がなされており、これ、先週も報道がなされたんですかね。会場、別会場でということで、先週の半ばか、30日木曜日の一部新聞報道ですかね。今回も新聞報道等で、この週末に東京会場へということでありましたが。

 私どもはですね、私どもというか愛知県、県と(名古屋)市で組織委員会(公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会)を作っておりますが、この大会の組織委員会としては、この名古屋のレインボープールで実施するということで、仮決定をいたしております。

 その際、日本水泳連盟等と協議をしておりますが、確かに今の会場でいろんな、改修とかね、仮設とか、そういったものは他の種目でも要りますけれども、そういったことをやった上でやると、それは必要ですねということはあります。そういうことは御指摘はいただいておりますが、私ども組織委員会としては、このレインボープールで仮設、改修、一部ね、そうしたものをやった上で、レインボープールで開催するということで進めております。

 ということでありますので、OCAとか日本水泳連盟とどういう協議をしているかということは、途中経過のことは申し上げません。でありますが、組織委員会では、このレインボープールで水泳競技を開催するということで仮決定しております。

 そしてまた、一部改修なり仮設といったこともやりながらね、やっていくということになりますので、そういう形で準備を進めているし、準備を進めていきたいというふうに思っております。

【質問】 OCA側からは、そうした東京会場も含めた他会場での開催という打診があったが、組織委員会としては改修という方向で調整していると、そういう理解でよろしいでしょうか。

【知事】 私どもは、そういう打診があったわけではありませんが、レインボープールで改修、仮設で開催していくということで準備を進めているということでございます。個別にどういう協議をしているかは、申し上げないことにいたしております。

 一部報道にある、飛び込み台のところにエレベーターを付けろということは、これは東京オリンピックでもありませんしね、今年夏行われる福岡での世界水泳(選手権2023福岡大会)でもありませんしね、そのことは申し上げておきます。誰が言っているか知りませんけれども、そういうものはないということでございます。

 それでは、今日は以上といたします。