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平成29年度「若者・外国人未来応援事業」を実施しました。
平成29年度、文部科学省の新規事業である「地域の教育資源を活用した教育格差解消プラン」の中の「学びを通じたステップアップ支援促進事業」として、愛知県教育委員会が提案した「若者・外国人未来応援事業」が採択されました。(平成29年7月から平成30年3月まで実施。)
事業の目的
高校中退者等は、就職やキャリアアップにおいて不利な立場にあり、高卒資格が必要であると認識している方が多い一方で、学び直しのための支援体制は十分ではありません。
そこで、学校教育からの切れ目のない学習支援及び相談・助言の実施により、困難を抱えた子ども・若者や外国人の社会的自立を目指します。
無料の学習支援・相談支援事業の実施 (「若者・外国人未来塾」)
1 対 象
中学校卒業後の進路未定者、高校中退者、日本語支援が必要な外国人等
2 内 容
(1) 高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の合格等に向けた学習支援
(2) 福祉、保健、労働、多文化共生等の関係機関等と連携した相談・助言
(3) 外国人に対する日本語学習支援 (愛知県生涯学習推進センターのみ)
(4) 基礎的なパソコン講座 (愛知県生涯学習推進センターのみ)
3 実施場所・委託先・実施時間等(県内3か所)
(1) 愛知県生涯学習推進センター(委託先:特定非営利活動法人あいち・子どもNPOセンター)
ア 相談・助言 週1回(金曜日 14時~15時)
イ 学習支援 週1回(金曜日 15時~17時)
ウ パソコン講座 年間4回(8月、2月)
エ 日本語学習支援 週1回(火曜日 15時~17時)
(2) 豊田市青少年センター (委託先:公益財団法人豊田市文化振興財団)
ア 相談・助言 月2回(第2・第4金曜日 18時~21時)
イ 学習支援 週2回(水・金曜日 18時~21時)
(3) 豊橋市青少年センター (委託先:特定非営利活動法人いまから)
ア 相談・助言 週2回(火・金曜日 19時30分~21時30分)
イ 学習支援 週2回(火・金曜日 19時30分~21時30分)
「若者未来応援協議会」の設置
県教育委員会が主催し、学識経験者の助言のもと、若者サポートステーション、学校、就労支援機関はもとより、福祉、保健、労働、その他関係機関・団体等と、効果的な連携・協働の在り方等を協議します。
学習支援・学習相談 問合せ先
〇 特定非営利活動法人あいち・子どもNPOセンター : 電話 052-232-3655
〇 公益財団法人豊田市文化振興財団 : 電話 0565-32-6296
〇 特定非営利活動法人いまから : 電話 090-9894-8823
平成29年度「若者・外国人未来応援事業」実施報告
【愛知モデル2017の特徴】
<若者・外国人未来塾>
〇 学習支援の実施場所を県内3か所に設置。(名古屋市、豊田市、豊橋市)
・NPO(名古屋、豊橋)及び財団(豊田)に運営を委託。
・それぞれ週2回の実施。
・名古屋会場は、外国人を対象とした日本語学習支援を実施。
・いずれの会場もサポステと連携。
・県や市などの協力により、使用料無料の会場を確保。
<若者未来応援協議会>
〇 3種の協議会を設置
・学習に困難を抱える者は、他の社会的困難(福祉、保健、就労、国籍に関するもの等)を抱えていることも多いため、関係機関・団体と連携し、対象者の掘りおこし及び誘導を図る。
・合同協議会(年2回:委員18名):県レベルでの事業周知と連携・協力体制の構築
・地区協議会(3地区それぞれ年2回:委員各10名程度):地区ごとの支援体制の構築
・研究部会(年2回):事業の評価及びモデル事業としての普及・啓発方策の協議
【成果報告書】及び【3つの地区協議会で作成したリーフレット】
平成29年度愛知県「若者・外国人未来応援事業」成果報告書 [PDFファイル/2.25MB]
推進センター(名古屋)地区リーフレット [PDFファイル/938KB]
※各リーフレット中のイラストは学習支援参加者が協力