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令和2年度 認知症サポーター活動事例紹介研修を開催しました
令和2年度 認知症サポーター活動事例紹介研修を開催しました!
愛知県では、令和2年度から「認知症サポーター(※)活動事例紹介研修」を開催しています。これは、認知症の人やその家族の支援ニーズと 認知症サポーターを繋げる仕組み(チームオレンジ)を構築するための参考として、県内市町村の認知症サポーター活動好事例を広く紹介することで、各市町村におけるチームオレンジ構築の促進を図るものです。
令和2年度は、県民の方を対象として研修会を開催しました。その概要は以下のとおりです。
※認知症サポーター:認知症の人やその家族を手助けする人です。活動例としては、認知症の人の見守りや話し相手、外出支援などが考えられます。
〈活動事例紹介研修の概要〉
○日時
令和2年11月13日(金曜日)14時~16時
○場所
愛知県三の丸庁舎(名古屋市中区三の丸2-6-1)
○受講者
45名
○基調講演
・RUN伴の活動と地域支援の広がり 講師:RUN伴愛知県実行委員会 田中 健次 氏
全国規模で行われる認知症関係の日本最大の催し「RUN伴(※)」について、活動内容や活動に至ったきっかけ、RUN伴を通してできた認知症の人のつながりについてお話しいただきました。
※RUN伴:2011年から始まった、地域住民と認知症の人やその家族、医療福祉関係者がタスキをつなぎ、日本全国を縦断するイベントです。
○取組紹介
・豊明市 講師:豊明市中部地域包括支援センター 有田 通幸 氏
豊明市の住民主体型サポート事業「おたがいさまセンターちゃっと」を活用した認知症サポーターによる暮らしの困りごと支援についてお話しいただきました。
・常滑市 講師:常滑市北中部地域包括支援センター 出口 須美子 氏
常滑市の地域ボランティアである「認知症理解啓発チーム」による高齢者支援活動についてお話しいただきました。
・豊橋市 講師:豊橋市南部地域包括支援センター 朝倉 博子氏
豊橋市の大清水地区で地域住民により行われている「大清水支え合いの会」と「大清水見守りの会」の活動についてお話しいただきました。
〈研修資料〉
※常滑市の研修資料については、掲載しておりません。
〈講演録〉
※常滑市の講演録については、掲載しておりません。
〈受講者アンケートの結果〉
- 受講された方にアンケート調査を行ったところ、受講者の内訳は、「地域包括支援センター職員」や「行政職員」、「社会福祉協議会職員」の方が多く参加されました。
- 市町村において今後チームオレンジを設置する、又は自身が認知症サポーターとして活動する上で知りたいこととしては、チームオレンジの設置・運営について具体的な実践ノウハウを知りたいとする意見が多数ありました。
- 具体的な課題としては、
- 既存のボランティア組織とのすみわけの仕方
- 休眠化している認知症サポーターのチームオレンジへの巻き込み方
- チームオレンジを設置・運営していく際の地域支援推進員の立ち位置や役割
- チームオレンジの規模や活動内容のイメージの明確化
など関心事項が多岐にわたっていました。