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令和3年度 認知症サポーターステップアップ研修を開催しました
令和3年度 認知症サポーターステップアップ研修を開催しました!
愛知県では、令和元年度から「認知症サポーター(※)ステップアップ研修」を開催しています。これは、「認知症サポーター養成講座」で学んだことを土台に、サポーター活動を行う際に実践の場で必要となる認知症に関する知識や認知症当事者と身近に交流し、必要に応じて手助けをするための対応スキルの修得を目指すものです。
令和3年度は、県民の方を対象として開催しました。その概要は以下のとおりです。
(※)認知症サポーター:認知症の人やその家族を手助けする人です。活動例としては、認知症の人の見守りや話し相手、外出支援などが考えられます。
〈ステップアップ研修の概要〉
○日時
令和4年1月28日(金曜日) 14時~17時
○開催方法
オンライン開催(Cisco Webex Meetings)
○受講者
113名
○講師・プログラム
・認知症への理解を深める
講師:国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長 武田 章敬 氏
認知症に関する理解をより深めるために、認知症の診断・治療の最新の知見、認知症の人やご家族の支援方法等についてお話しいただきました。
・認知症の人への接し方と介護家族への支援
講師:認知症の人と家族の会 愛知県支部代表 尾之内 直美 氏
認知症の人への理解を深めるため、日常生活における認知症の方の症状の特徴とそれに対する介護のコツをお話しいただきました。また、介護家族の現状と家族の心理ステップ、介護家族への寄り添い方のポイントについてもご紹介いただきました。
・認知症当事者の意思決定支援
講師:国立長寿医療研究センター 企画戦略局リサーチコーディネーター 進藤 由美 氏
認知症の人の意思決定支援について、基本的考え方や姿勢、方法、配慮すべき事柄などを、日常における具体的なケースを例に挙げながらお話しいただきました。
〈研修資料〉
〈講演録〉
※尾之内先生については、研修資料のみ掲載します。
〈受講者アンケートの結果〉
・受講された方にアンケート調査を行ったところ、受講者の内訳は、「行政職員」や「地域包括支援センター職員」、「認知症地域支援推進員」の方の受講が多くありましたが、「認知症の人を支えるボランティア」、「認知症の方御本人」、「認知症の方のご家族」のご参加もありました。
・20代から70代以上まで、幅広い年代の方が参加されました。
・ほぼ全ての受講者が「よく理解できた」、「理解できた」として回答がありました。受講者の方の主な感想としては、理解を深めることができ参考になったと回答がありました。行政の受講者からも、今後の自治体におけるステップアップ研修会の参考にしていきたい旨の回答がありました。
・市町村において認知症の人やその家族を手助けする「チームオレンジ」が設置された場合に、「参画したい」と回答された方が、受講者の約3割いらっしゃいました。