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名古屋コーチン

ページID:0383128 掲載日:2023年9月11日更新 印刷ページ表示

概略

 名古屋コ-チン(品種名は『名古屋種』)は、明治の半ばに、在来の地鶏と中国から輸入された「バフコ-チン」を交配して作出されました。
 卵をよく産み、お肉も美味しいと評判になり、昭和30年代後半まで全国で広く飼育され、日本の養鶏振興に大きく貢献しました。
 昭和30年代後半に外国から経済性に優れた卵用鶏(白色レグホ-ン)と肉用鶏(ブロイラー)の専用種が輸入されるようになり、一時飼育数が激減しましたが、消費者の美味しい「かしわ肉」を求める声の高まりとともに、昭和50年代後半から需要が年々増加しています。
 名古屋コーチンは、ブロイラーの約3倍の日数をかけじっくりと育て、また、十分に運動をさせることで、鶏肉本来の旨みが凝集されています。
 赤味を帯びて適度にしまった肉は、コクがあり旨味が強く、地鶏の王様と称されています。
 また、平成12年春からは卵用の名古屋コーチンの譲渡も開始し、さくら色の美しい卵が愛知県の特産品に加わりました。この名古屋コーチン卵は黄身の濃厚さと舌触りの滑らかさが特徴で、最近では、名古屋コーチンの卵を使ったプリン、カステラ、ワッフル、どら焼きなどのお菓子にも人気が集まっています。
 名古屋コーチンは、農業総合試験場で改良・開発し、畜産総合センター種鶏場を通じて普及を図っています。
NagoyaCochin

幸運のシンボル

 鶏は夜明けを告げることから、中国では吉兆をもたらす動物と考えられています。
また、大相撲の世界では、二本足で立ち地面に手をつかないとの験担ぎから、場所中は鶏肉を食べる力士が多いと言われており、毎年7月に開催される名古屋場所では、優勝力士に名古屋コーチンを贈呈しています。
 この名古屋コーチンも、海部兄弟がどんな苦難にも負けず世に送り出した傑作品であり、昭和の半ばには、あわや絶滅の憂き目に遭うも苦境を切り開き見事に復活した縁起の良い鶏なのです。
 つまり、名古屋コーチンは、開運、必勝のシンボルなのです。
 名古屋コーチンの料理は、親子丼、味噌煮込みうどん、手羽先、焼き鳥、ひきずり鍋など、お肉が主役のイメージがありますが、最近は卵が主役のオムライス、玉子サンド、釜玉ラーメン、プリン、アイスクリームなども人気があり、名古屋コーチンブランドはどんどん拡がっています。
 みなさんも、名古屋コーチンの日には是非名古屋コーチンを食べてみてください。
もしかしたら、開運、必勝、所願成就等々、幸運を手繰り寄せるきっかけになるかもしれません。

名古屋コーチンの日

 名古屋コーチンは、明治時代に旧尾張藩士の海部壮平(かいふそうへい)・正秀(まさひで)兄弟によって作出された地鶏の傑作品で、その優れた肉質や産卵能力が全国で評判となり、明治38年3月10日、日本家禽協会から国産実用品種第1号として認定されました。
 この史実にちなみ、愛知県では(一社)名古屋コーチン協会と共同で、毎年3月10日を名古屋コーチンの日として、地鶏では全国で初めて(一社)日本記念日協会へ登録しました。
 例年、名古屋コーチンの日を基点としたイベントを実施しています。
キックオフイベント
NAGOYA_COCHIN_ANNIVERSARY

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