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虫のはなし-3-ハチ(知多保健所環境・食品安全課)

ページID:0014010 掲載日:2008年4月1日更新 印刷ページ表示

虫のはなし-3-ハチ

はじめに

私たちの周りには多くの虫がいます。保健所に相談がある虫を分類すると、ヒトに対して直接的な被害を及ぼす虫と、そうでない虫の2種類になります。
このシリーズでは、それらの虫の中でも代表的なものを紹介していきます。
第3回目は、夏から秋にかけて相談が多い「ハチ」についてお話します。

ハチ

ハチというと、人はすぐ刺されることを連想しますが、人を攻撃するハチは、ごく一部にすぎません。

わが国で刺される被害がみられる種類は、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3つの仲間です。

スズメバチ

スズメバチの写真

・大型で、体調は10~40mm。黒褐色の地に黄色い斑紋がある。
・性質は極めて激しく、攻撃性が強い。
・過敏症体質の人が刺されると、ショック症状を起こし、死に至ることがある。
・紙のようなものでできた大きな巣を、木の洞や切り株の穴、物陰、地下に作ります。

アシナガバチ

アシナガバチの写真

・大型(14~25mm)だが、体がすんなりと細く、長い足をダラリとのばして飛ぶ。
・体は黒で、黄色または黄褐色の斑紋があります。
・木の枝や軒下に巣をぶら下げます。

ミツバチ

ミツバチの写真

・蜂蜜をとる目的で飼育されたものが野生化したり、巣別れした分蜂が騒ぎを起こすことがあります。
・興奮すると群れを作って襲うことがあります。

ハチに刺されないために

ハチの巣を棒でたたいたり、石を投げたりして、刺激を与えないようにしましょう。

襲われたら、手で追いはらったり、暴れたりしないで、地上に伏せて鎮まるのを待ちます。

ハチに刺されたら

刺された所を冷湿布します。ミツバチなら毒針が残っていないか調べ、あれば抜きます。抗ヒスタミン剤を含むステロイド外用剤などがあれば塗ります。

目の廻りを刺されたり、気分が悪いなど全身症状がある場合やショック症状(冷や汗、ふるえなど)を起こしたら、受診しましょう。

ハチの駆除

  • スズメバチ
    ・夜間に、巣の出入り口に殺虫剤を浸した綿を詰め、殺滅してから巣を除去する。
    ・蜂蜜に殺虫剤を混入し、中毒死させた後、巣を除去する。
  • アシナガバチ
    ・日の出前、日没後の活動しない時間帯に、巣全体をナイロン袋等で包み取り除く。

殺虫剤については、お近くの薬局・薬店等にご相談ください。
なお、スズメバチの駆除については危険ですので専門の駆除業者にご相談ください。
愛知県PCO協会 TEL 052-452-7122

問合せ

愛知県知多保健所
E-mail: chita-hc@pref.aichi.lg.jp