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遺伝子組換え食品について
遺伝子組換え食品
遺伝子組換え食品とは?
食品の高品質化や生産性の向上等を目的に、「遺伝子組換え技術」を用いて開発された食品(品種)で、具体的には日持ちを良くしたトマトや、除草剤の影響を受けないナタネや大豆等があります。
「遺伝子組換え技術」とは、食品として用いられている植物等の性質を人間にとってより有用なものに変えるために、生物から有用な性質を付与する遺伝子を取り出し、目的とする植物等に組み込むといった技術をいいます。
○参考
遺伝子組換え食品の安全性
遺伝子組換え食品については、平成3年12月に厚生労働省が策定した「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」に基づき、厚生労働省の食品衛生調査会による任意の審査を経て、日本で流通が認められてきましたが、平成12年5月1日に「組換えDNA技術応用食品及び添加物の規格基準」が告示され、平成13年4月1日から適用されることになりました。
また、規格基準の告示に併せて、安全性審査の手続き及び製造基準がそれぞれ告示され、安全性の審査が法的に義務付けられました。
厚生労働省では「遺伝子組換え食品Q&A」を作成し、消費者の方々の様々な疑問に対して答えています。
○参考
これまでに安全性評価の確認を行った遺伝子組換え食品
食品では大豆、なたね、じゃがいも、とうもろこし、わた、てんさい、パパイヤなど330品種、食品添加物として73品目があります。(令和4年6月9日現在)
遺伝子組換え食品の表示について
食品衛生法では、平成13年4月から遺伝子組換え食品の表示を義務付けています。また、農林水産省においても、JAS法の品質表示基準により、遺伝子組換え食品の表示を義務化し、平成13年4月から適用しております。
○参考