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まつ毛エクステンションについて

ページID:0335200 掲載日:2023年2月17日更新 印刷ページ表示

 まつ毛エクステンションは、まつ毛を長く濃く見せるために行うメイクアップ技術で、接着剤(グルー)を用いて、まつ毛に類似した人工毛をまぶたから1~2mmほど離してまつ毛に装着するものです。まつ毛1本に人工毛を1本つけるという技法が主流で、通常2~4週間程度で自然に人工毛が外れますが、専用の薬剤(リムーバー)を用いて外すこともできます。

  まつ毛エクステンションの流行に伴い、消費生活センターなどへ寄せられる危害に関する相談件数が増加しており、まつ毛エクステンションの施術による危害情報が公表されています。
​ まつ毛エクステンションによる健康被害は、「目が痛い」、「目が充血した」、「まぶたが腫れた、かぶれた」、「目がかゆい」といった事例が多く、施術者の知識、技術不足が原因で起こるものと、施術に使用される接着剤などの材料が原因で起こるものがあります。

施術を受けようと考えている県民の皆様へ

 まつ毛エクステンションの施術は、美容師法に定める美容行為に該当します。美容所で、十分に技術のある美容師から施術を受けてください。

 まつ毛エクステンションは、目の周辺への施術であるため、健康被害等のリスクを十分に理解の上、施術を受ける際には、以下のことに注意が必要です。 

  • 健康被害のリスクについて十分な説明を受け、トラブルがあった時の対処方法も十分確認しましょう。
  • もし、施術により目やその周辺に異常を感じた場合は、直ちに皮膚科や眼科などの医療機関を受診し、まつ毛エクステンションの施術を受けたことを告げて診察を受けましょう。
  • まつ毛エクステンションの施術を受けて危害が生じたり、美容師ではない人が施術していると思われたら、消費生活センターへ相談したり、保健所へ情報提供しましょう。

施術をされる営業者の方へ

 まつ毛エクステンションの施術は、美容師法に基づく「美容」に該当しますので、施術者には美容師の免許が必要です。刺激に敏感で感染症などにかかりやすい目の周辺に行うものであるため、施術者には、高度な技術が要求されるとともに、衛生管理や健康被害の予防のための知識も必要となります。​

 また、美容師法では、「美容師は、美容所で美容を行わなくてはならない。」とされているため、届出されていない美容所においてまつ毛エクステンションの施術を行うことはできません。
 新たに美容所の開設を考えている営業者の方は、事前に最寄りの保健所へ相談してください。

愛知県保健所等一覧(名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、豊田市除く)

 

 まつ毛エクステンションの施術に当たっては、次のことに注意し、健康被害の発生防止に努めてください。

  1. あらかじめ顧客の状況に応じて施術が可能であるかを問診票等を用いて確認すること。
  2. 施術の前に、施術中の注意事項や施術後のケア、健康被害のリスク等について、利用者に十分な説明を行い、理解を得ること。
  3. 「理容所及び美容所における衛生管理要領」(昭和56年6月1日付け環指第95号)に基づき、器具の消毒などの衛生管理を徹底すること。
  4. 眼等に異常が生じた場合には、直ちに眼科、皮膚科等の医師の診察を受ける必要があることを利用者に説明すること。

 関連リンク

まつ毛エクステンションの危害(厚生労働省)

 まつ毛エクステンションの危害情報について(厚生労働省)

まつ毛エクステンションで目に傷が…(独立行政法人国民生活センター)

発表情報「後を絶たない、まつ毛エクステンションの危害​」(独立行政法人国民生活センター)

まつ毛エクステンションスクールで「受講終了後すぐ開業できる」と言われた​(独立行政法人国民生活センター)

消費生活相談窓口のご案内(あいち暮らしWEB)