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愛知県住生活基本計画2030
愛知県住生活基本計画2030について
愛知県では2006年に施行された「住生活基本法」に基づく都道府県計画として、2016年度に住まい・まちづくりに関する基本方針となる「愛知県住生活基本計画2025」を策定し、施策を展開してきました。
同計画が策定後5年経過する中で、南海トラフ地震の発生確率の引き上げ、頻発・激甚化する自然災害、新型コロナウイルス感染症の拡大など、県民の生命や健康に関わるリスクが高まっています。
一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機とした新たな生活様式の普及や、2050年を目標としたカーボンニュートラルの実現に向けた取組の加速なども考えられます。
さらに、リニア中央新幹線の全線開業により、人口7千万人規模の大交流圏が誕生することを見据え、国内外から居住地として選ばれる魅力的な地域をめざしていく必要があります。
こうした変化等を踏まえ、県民の住まいや多様なライフスタイルに関するニーズ等に的確に対応し、本県における住まい・まちづくりに関する施策を体系的に展開していくため、「愛知県住生活基本計画2030」を策定するものです。
計画の位置づけ
本計画は、住生活基本法第17条に基づき、本県における県民の住生活の安定の確保及び向上の促進に関する基本的な計画として、国の定める「住生活基本計画(全国計画)」に即して定めるものです。
また、「あいちビジョン2030」等の県の総合的な計画や住まい・まちづくりに関する他の個別計画と調和を図り定めるものです。
計画期間
2021年度から2030年度までの10年間とします。
住まい・まちづくりの基本的な方針
I 安全・安心で「『健やかな暮らし』をまもる」
目標1 危機に備え、命と健康が守られた安心な暮らしの確保
目標2 子どもを安心して育て、子どもが健やかに育つ暮らしの環境づくり
目標3 高齢者の健康で安全・安心な暮らしの確保
目標4 住宅確保要配慮者が安心して暮らせるセーフティネット機能の確保
II 良質で健全な「『住まい』をすみつぐ」
目標5 カーボンニュートラルの実現に向けた住まいの質の向上
目標6 良好な維持管理、適切な評価による健全なストックの形成・循環
III 魅力ある「『豊かなまち』をはぐくむ」
目標7 環境と調和した豊かなまちを育む地域産業の育成・支援
目標8 地域特性に応じた魅力と住みやすさの維持・向上