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愛知県環境保全基金充当事業
基金充当事業について
環境保全基金は以下の事業に充当しています。
- 環境首都あいちを支える人づくりの推進
- 環境学習及びエコアクションの推進
- 地球温暖化対策の推進
- 水環境に関する事業
- 自然環境に関する事業
- 資源循環の推進に関する事業
環境首都あいちを支える人づくりの推進
かがやけ☆あいちサスティナ研究所(対象:大学生)
近い将来、地域の担い手となる大学生が、グローバルな視点を持って、継続的に環境配慮行動を実施することができるように立ち上げたプログラムです。
パートナー企業から提示された環境課題に対し、研究員である大学生が現場での調査や企業担当者とのディスカッションを通して、解決策を企業側に提案し、その成果を広くPRします。
未就学児を対象とした自然体感プログラム(対象:未就学児)
愛・地球博記念公園内にある「もりの学舎」において、人と自然をつなぐ役割を果たす森の案内人「インタープリター」により、幼いうちから自然に触れ、学び、気付きを得る機会を提供する事業を実施しています。
例えば、「もりの学舎ようちえん」では、未就学児とその保護者を対象に、もりの学舎やその周辺で、四季を通して自然体感プログラムを行っています。
あいちの未来クリエイト部(対象:高校生)
高校生が、専門家等からの指導を受けながら、地域の環境に関する調査・研究活動を行い、その結果を取りまとめて教材を作成・活用し、成果を県内に広く発信する活動です。
環境学習及びエコアクションの推進
あいち環境学習プラザ
愛知県環境調査センター内にある環境学習施設「あいち環境学習プラザ」では、体験型学習や実際の環境分析現場の見学等、施設の特色を生かして楽しく環境について学ぶことができ、小中学校の校外学習等としても利用できます。
また、「あいちecoティーチャーによる派遣講座」や「環境学習コーディネート事業」など、環境学習に関する様々な事業を行っています。
もりの学舎
自然体験型の環境学習施設「もりの学舎」では、愛知万博で実施されたプログラムを継承・発展し、土・日・祝日等を中心に様々な環境学習プログラムを実施しています。
また、2011年度からは企業等と連携・協働した学習プログラムも実施しています。
啓発イベントの開催
地球にやさしい身近な環境配慮行動を実践へとつなげるエコアクションを、楽しみながら学ぶことができる県民参加型の啓発イベントとして、2014年度から「Let’s エコアクション in AICHI」を開催しています。
環境学習ステージなどで、子どもから大人までの幅広い層にエコアクションへの理解を深めていただいています。
AELネット環境学習スタンプラリーの実施
県内の環境学習施設や市町村などのネットワークである愛知県環境学習施設等連絡協議会(AELネット)を活用して、県民の皆様に気軽に楽しく「エコアクション」へと踏み出す機会を県内各地で提供しています。
AELネットは「Aichi Environmental Learning Network」の頭文字をとったもので、このネットワークに加盟している施設等が連携して実施する環境学習スタンプラリーでは、環境全般、エネルギー、自然、ごみを減らす3R、水環境などについて学習することができます。
地球温暖化対策の推進
県民一人一人に脱炭素型ライフスタイルへの転換や、製品・サービスの賢い選択(COOL CHOICE)を呼びかける「あいち COOL CHOICE」県民運動を市町村と一体となって展開し、市町村等が開催するイベントへのブース出展や小学生等向け出前講座「ストップ温暖化教室」、県内の小学生とその家族がチェックシートを使って省エネなどのエコアップ行動を実践する「夏休み!おうちでエコアップ大作戦」などを実施しています。
水環境に関する事業
流域モニタリング一斉調査
県民の水環境への関心を高めてもらい、水循環の現状を把握するため、毎年6月5日(環境の日)から9月末までの期間において、「水のきれいさ、水の量、生態系、水辺のようす」を指標に、県民参加による「流域モニタリング一斉調査」を実施しています。調査結果は、参加者が経年変化や地域毎の比較ができるよう取りまとめて公開します。
三河湾環境再生の取組
三河湾は県民に豊かな海の恵みをもたらしてくれる「里海」であり、本県では、多くの人々に三河湾に関心を持ってもらう取組として、「三河湾大感謝祭」、「三河湾環境学習会」、「三河湾環境再生体験会」を開催しています。
生活排水対策
生活排水対策に資する情報を広く県民に発信していくためのホームページ「油ヶ淵電子図書館」を運営しています。
また、流域住民の水環境に対する理解を深めるため、県と市民が連携して油ヶ淵の水質モニタリングを行っています。油ヶ淵モニタリングの結果も油ヶ淵電子図書館で情報発信しています。
自然環境に関する事業
生態系ネットワーク協議会との連携
自然環境分野において、野生の生きものと人が共に生きていける状態を実現するためには、開発などで分断・孤立した生物の生息生育空間を緑地などでつなぎ、豊かな生物多様性をもった地域を作り上げる「生態系ネットワークの形成」が必要となります。
そのため、県では、県民や事業者、NPO、行政といった地域の多様な主体によるコラボレーション(協働)を促すとともに、人々の生物多様性への意識を高めることに努めています。
その具体的な手段の一つが生態系ネットワーク協議会の設立であり、2011年から2016年にかけて県内9地域で設立した9つの協議会に参加している団体等の相互交流を図る「地区間交流会」を、毎年1回開催しています。
東三河エリアにおける環境SDGs推進モデル事業及びSDGs発信
東三河地域の活動拠点2か所を環境SDGs活動の拠点とし、人材を育成しつつ保全活動を実践する。また、SDGsの普及促進と東三河地域の豊かな自然の広報のため、フォーラムでの活動発表、イベントでのブース出展、いらごさららパークのHP・SNSを活用した活動の情報発信を行う。
生物多様性に係る専門家派遣制度
生物多様性保全に配慮した開発事業や保全活動を促進するため、専門家による生物多様性に関する計画・事業等へのアドバイスを行っています。
派遣する専門家は、生態系保全対策に係る知識を有しており、対象事業の取組内容を確認した後、改善・提案を行います。
資源循環の推進に関する事業
県民や事業者に対し、ごみの減量化・リサイクル意識の高揚を図るため、ごみの減量化や3Rの推進を啓発するリーフレットを作成しています。
また、プラスチックごみ問題の現状やプラスチックごみ削減の取組等を楽しみながら学ぶことのできる普及啓発プログラムを作成したり、イベントを開催しています。