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産業教育 -変化する時代に対応した産業教育-

ページID:0336639 掲載日:2024年6月6日更新 印刷ページ表示

変化する時代に対応した産業教育

職業学科(職業に関する専門学科)

 職業学科校で習得する基礎的・基本的な知識や技術・技能は、将来、産業界で活躍するために大いに役立つものです。本県では、基礎・基本を重視するとともに、実践的な教育を行い、創造力や問題解決力の育成を図っています。

○各学科のねらい

農業科

農林業の後継者や地域の農業関連産業等の発展に貢献できる人材の育成を目指します。

工業科

製造品出荷額等日本一を誇る「ものづくり王国・愛知」の技術を継承するとともに、新たな時代のものづくり産業を支える人材の育成を目指します。

商業科

ビジネスを通して地域産業の発展を担う人材や起業家精神を身に付けた人材の育成を目指します。

水産科

漁業、養殖業などの水産業の後継者や、地域水産業の発展に貢献できる人材の育成を目指します。

家庭科

衣食住、保育などの生活産業の発展に貢献できる人材の育成を目指します。

看護科

看護師を養成し、地域の看護医療の発展に貢献できる人材の育成を目指します。

福祉科

介護福祉士を養成し、地域福祉の発展に貢献できる人材の育成を目指します。

愛知県産業教育審議会

 国は、農業、工業、商業、水産業その他の産業に従事するために必要な知識、技能及び態度を習得させる目的をもって行う教育(家庭科教育を含む)である産業教育の振興を図ることを産業教育振興法で定めています。その第11条、第12条、第13条及び第14条を受けて、愛知県産業教育審議会条例・同規則によって産業教育審議会が設置されています。

 産業教育審議会は、産業経済界、教育界及び勤労界の学識経験がある20名の委員で構成され、産業教育の振興に関する総合計画を樹立することなど産業教育に関する重要事項について、教育委員会の諮問に応じて調査審議し、教育委員会に建議します。

最近の産業教育審議会

 変化する時代に求められる資質・能力を育成する産業教育の在り方について(平成31年2月8日答申)

職業教育技術認定制度

 本県では職業資格の取得を通じて、「技術・技能に習熟すること」「目的意識をもって充実した学校生活を送ること」「将来にわたって豊かな職業生活を営むこと」を目的として、技術認定制度を設けています。
 この制度は、県内の職業学科に在学する高校生及び特別支援学校の高等部に在学する生徒を対象として、一定条件以上の資格等を取得した場合に知事から顕彰を受ける技術顕彰制度と、県独自で実施する検定試験に合格した場合に知事から合格証書が授与される技術検定制度からなっています。
 令和5年度の顕彰者は5,823名、検定合格者は2,382名でした。

授与式
証書授与式

職業教育技術認定事業リーフレット

令和6年度リーフレット [PDFファイル/550KB]

 

専門高校生海外インターンシッププロジェクト

 本事業は、愛知県の専門高校生8名が、東南アジアの関連企業でのインターンシップや現地高校生との交流活動等の体験を通して、主体的かつ積極的に異文化に接する態度を身に付けるとともに、広い視野に立ったグローバル人材に成長することを目的としています。

グローバルテクノロジーコース
「工業」に関する学科や系列で学ぶ生徒が、本県を拠点にグローバルに製造・販売事業を展開している企業において、事業内容を見学・体験します。

グローバルフードビジネスコース
「農業」・「商業」・「水産」・「家庭」に関する学科や系列で学ぶ生徒が、生産、商品開発、製造、物流、販売といった食に関わる一連のビジネスをグローバルに展開している企業において、事業内容を見学・体験します。

〔令和5年度〕※前回(令和元年度)より4年ぶりに再開。
  1 海外研修期間  令和5年7月30日(日曜日)から8月8日(火曜日)まで 8泊10日
  2 研修先      ベトナム(ハノイ)
  3 研修参加者   グローバルテクノロジーコース:3名(愛知総合工科、豊田工科、碧南工科)
              グローバルフードビジネスコース:5名(稲沢、猿投農林、中川青和、東海樟風、豊橋南)
                           ※引率者2名(工業科教員1名、農業科教員1名)

​​海外インターンシップの現地写真1   海外インターンシップの現地写真2    海外インターンシップの現地写真3​​

​海外インターンシップの様子
(グローバルテクノロジーコース[左]、グローバルフードビジネスコース[中央]、現地学生との交流[右])

男女共同参画事業

 本事業は、男女ともに育児に関心をもち、働く場における女性の活躍について認識を深めるとともに、男女がともに自立して個性と能力を発揮し、社会形成に参画する能力を身に付けさせることを目的としています。

〔令和5年度〕※前回(令和元年度)より4年ぶりに再開。
 男女共同参画の在り方をグローバルスタンダードの視点から包括的に見ることで、将来、本県の男女共同参画を推進するリーダーとなって活躍できる人材を育成することを目的として、「あいち高等学校男女共同参画海外派遣」を実施しました。

 1 海外研修期間  令和5年8月22日(火曜日)から8月26日(土曜日)まで 3泊5日
 2 研修先      オーストラリア連邦(ビクトリア州メルボルン)
 3 研修参加者   生徒4名(千種、瑞陵、春日井、時習館) ※引率者1名(英語科教員)
  4 現地訪問先   主な訪問先
             ・Department of Families,Fairness and Housing
             ・Batman’s Hill on Collins Hotel
             ・Malu Koala&Animal Park      など 

   男女共同参画1  男女共同参画2​​​​

 

地域ものづくりスキルアップ講座

 工業に関する全日制県立高等学校が教育課程に地域企業と連携した教育プログラムを組み込むことにより、産業界のニーズを踏まえた実践的な技能習得の仕組みを確立し、本県のものづくり産業の未来を担う人材を育成します。

 

地域産業専門講座

 職業学科を設置する全日制県立高等学校が、地域産業を担う人材育成を図るため、各地域において専門分野に関する専門的な技術・技能等を有する社会人を招へいし、地域産業と連携した専門分野に関する講座を行います。

 

あいちの産業担い手育成事業

 技術革新やグローバル化へ対応できる地域の産業人材の担い手を育成するため、以下の事業を実施します。

先端農業技術者育成事業
(農業科)

 安城農林高校に最先端の技術設備を導入し、地域、関係機関と連携した次世代農業にチャレンジする人材を育成します。

GAP認証事業
(農業科)

 経営力を身に付け、世界を視野に入れたMade in Aichiの食材を生産する農業教育として、GAP認証を取得するプロジェクトを、安城農林高校で実践します。

スマート林業担い手育成事業
(農業科)

 林業科の魅力化と時代の変化に対応した林業従事者を育成するため、スマート林業に関する教育を田口高校に取り入れ、地域産業の持続可能な発展を担う人材を育成・輩出します。

水産業6次産業化担い手育成事業
(水産科)

 三谷水産高校において、商品開発等を通して、水産・海洋資源の持続的な利用や6次産業化、グローバルな資源管理やローカルな里海の環境保全に関する教育を充実します。

地域協働ビジネススキルアップ事業
(商業科)

 商業科の生徒を対象に地域の課題をビジネスの視点でとらえ、現実の経済社会で行われている実際のビジネスを学びの対象とした実践的・体験的な学習活動を行います。

生活産業グローバル人材育成事業
(家庭科)

 家庭科の生徒を対象に、世界的に活躍している人やグローバルに展開している生活関連企業から直接指導を受ける機会を設け、将来、世界で活躍できる人材の育成を目指します。

グローバル介護人材育成事業
(福祉科)

 福祉科の生徒が外国人介護職員や留学生と交流をもつことで、国籍の異なる人とコミュニケーションを図る能力の育成と、海外の介護事情を理解することを目指します。

あいちものづくり文化継承事業
(家庭科)

 家庭科の生徒を対象に、繊維産業の見学や現場実習等を行い、繊維工場の魅力を伝え、地域産業である繊維産業を支える人材を育成します。

高大連携介護力スキルアップ事業
(福祉科)

 福祉科の生徒が、福祉系学部を有する大学において、介護ロボット等の操作を学習し、介護現場において導入が進む介護ロボット等を操作できる人材を育成します。

産学連携地域活性化事業

 SDGsを視野に入れたまちづくりを地域企業と県立高等学校が連携して進めることにより、生徒が地域への愛着を深め、自らのキャリアを考えるきっかけを作るとともに、地域産業を担う人材の育成を図ることを目的としています。

〔令和5年度〕
 就職希望者と商工会会員企業との意見交換会「CAREER Discovery」を新城地区と美浜地区の2か所で開催しました。その後、教員と企業との意見交換会を実施しました。

 1  実施日時  令和5年12月22日(火曜日)午後1時30分から午後4時30分まで
 2 当日の様子  

新城地区:企業12社、生徒120名、教員11名​​​​  美浜地区:企業 7社、生徒 27名、教員 9名

県立愛知総合工科高等学校

 本県の工業教育の中核校として、平成28年4月に開校しました。
 専攻科を平成29年4月に公設民営化し、運営業務を学校法人名城大学に委託しています。

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[名古屋市千種区星が丘に平成28年4月開校]

 愛知総合工科高等学校のWebページへ

 

スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール事業

 文部科学省では、平成26年度から、専門高校において、大学・研究機関・企業等との連携の強化等により、社会の変化や産業の動向等に対応した、高度な知識・技能を身に付け、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成することを目的とする「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」事業を実施しています。

 指定校 県立三谷水産高等学校(平成28年度から5年間)

 水産・海洋資源の持続的利用や六次産業化、グローバルな資源管理やローカルな里海の環境保全の取組等を通して、海洋立国日本の将来を支えるグローカル人材を育成するため、新たな養殖技術の開発や先端機器を活用した海洋調査など、先進的かつ汎用的な研究を行いました。

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 指定校 県立豊田工業高等学校(平成26年度から3年間)

 将来の日本のものづくり産業の柱となる航空宇宙産業・次世代自動車産業を担う中核的専門人材を育成するため、地域、企業、大学等と連携し、グローバルメジャーの一員として活躍できるスーパー技術者の育成を戦略的に推進するための研究開発を行いました。

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地域との協働による高等学校教育改革推進事業

 文部科学省では、Society5.0を地域から分厚く支える人材の育成に向けた教育改革を推進するため、高等学校が自治体、高等教育機関、産業界等と協働してコンソーシアムを構築し、地域課題の解決等の探究的な学びを実現する取組を推進することで、地域振興の核としての高等学校の機能強化を図ることを目的とする「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」を実施しています。

 指定校 県立愛知商業高等学校(プロフェッショナル型、令和元年度から3年間)

 地域産業界等と連携・協働した実践的なビジネス教育を推進するとともに、ビジネスの視点で自ら地域の課題を発見し、課題解決に向けて主体的かつ協働的に取り組むことのできる能力と態度を身に付け、本県産業の発展を担う職業人を育成するカリキュラムの研究を行いました。

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問合せ

愛知県 教育委員会事務局 高等学校教育課

E-mail: kotogakko@pref.aichi.lg.jp​​

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