ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 埋蔵文化財調査センター > 【展示終了】体感!しだみ古墳群ミュージアム春の企画展『埴輪づくりの「わざ」』へ出土品の貸出を行いました

本文

【展示終了】体感!しだみ古墳群ミュージアム春の企画展『埴輪づくりの「わざ」』へ出土品の貸出を行いました

ページID:0530310 掲載日:2024年6月17日更新 印刷ページ表示

 調査研究課の城ヶ谷です。
 山々では新緑が濃さを増し、つい外に出かけたくなる季節になりました。お出かけ先の一つとして当センターが出土品をお貸ししている博物館・資料館の企画展を紹介します。
 それは名古屋市守山区体感!しだみ古墳群ミュージアム春の企画展『埴輪づくりの「わざ」』です。
 体感!しだみ古墳群ミュージアム県内でも有数の古墳群である志段味古墳群の一角にあるガイダンス施設です。志段味古墳群には国史跡の前方後円墳白鳥塚古墳を始め、4世紀から7世紀頃にかけての古墳33基が所在していますが、もとはその倍以上はあったと考えられています。

今回の展示に貸出した、名古屋市の断夫山古墳から出土した埴輪のかけら2点です。断夫山古墳は熱田神宮の近くにある古墳です。

 『埴輪づくりの「わざ」は埴輪に残された痕跡からどのように埴輪が作られたか、その「わざ」に迫るというものです。
 当センターからは史跡断夫山古墳(だんぷさんこふん)出土埴輪をお貸ししています。お貸しした埴輪はすべて窖窯(あながま)で焼成されたものと思われますが、色調は灰色のものや橙色のものなどバラエティーがあります。表面をよく見てみると、板でなでて調整した跡である「ハケメ」の他に、「タタキメ」「あて具痕」と呼ばれる須恵器づくりに用いられた道具の痕跡が見られるものあります。埴輪はどのようにして作られたのでしょうか。ぜひ、実物をご覧になってください。
 この企画展は令和6年6月16日(日曜日)まで、開かれています。

 **この展示は終了しました**

 詳しくは同館のホームページをご覧ください。 ☞クリック 体感!しだみ古墳群ミュージアム