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体感!しだみ古墳群ミュージアム『木を加工して、組み合わせる「わざ」』展示へ出土品の貸出を行いました。

ページID:0534823 掲載日:2024年7月4日更新 印刷ページ表示

 調査研究課の城ヶ谷です。
 名古屋市守山区体感!しだみ古墳群ミュージアム夏の企画展示『木を加工して、組み合わせる「わざ」』へ志賀公園(しがこうえん)遺跡(名古屋市)出土木製品と石座神社(いわくらじんじゃ)遺跡(新城市)出土鉄製品をお貸ししました。

名古屋市の志賀公園遺跡から出土したナスビ形曲柄平鍬です。木製なのでもちろん茶色ですが、よく見るとナスに見えてくる、かも?

 志賀公園遺跡から出土した古墳時代中期のナスビ形曲柄平鍬(まがりえひらぐわ)と呼ばれる鍬の身の部分です。「ナスビ形」というのはヘタのついたナスを縦に割ったような形をしていることからこのように呼ばれています。上端部分は柄を縛り付け易いように抉(えぐ)りが入れられています。下部は鉄の歯先を装着するために薄く削られています。

新城市の石座神社遺跡から出土した鉄斧とヤリガンナです。どちらも鉄でできていますが、錆びて茶色になっています。

 石座神社遺跡から出土した古墳時代前期の鉄斧(左の2点)とヤリガンナです。これらの鉄製品を使って木の表面を削ったものと思われます。 
 この企画展示は令和6年9月16日(月曜日・祝日)まで1階展示室で行われています。
 ぜひ、ご覧になってください。
 詳しくは同館のホームページをご覧ください。 ☞クリック 体感!しだみ古墳群ミュージアム