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愛知県埋蔵文化財調査センター 春の特別公開2024を開催します
愛知県埋蔵文化財調査センターでは春と秋の2回、収蔵品の中から逸品を選んで特別に公開しています。
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春の特別公開2024チラシ [PDFファイル/1.65MB]
1 期間
令和6年3月30日(土曜日)~4月12日(金曜日) 午前9時~午後4時
土・日休館 ただし、特別開館日3月30日(土曜日)・31日(日曜日)は開館
2 会場
愛知県埋蔵文化財調査センター
3 入場料・参加料
無料
4 内容
1 展示
春の特別公開2024「収蔵庫に眠る逸品たち4」 2階ホール
今回は縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺物の中から代表的なもの、特徴的なもの、珍しいものを選んで展示します。ぜひ、ご覧になってください。
展示品
縄文土器 深鉢 縄文時代中期
東光寺(とうこうじ)遺跡 額田郡幸田町
胴部には渦巻文(うずまきもん)を基調とする唐草文(からくさもん)が施され、上部には立体装飾的な把手が付けられています。唐草文は長野県中部高地を中心に見られる文様で、県内ではほとんど見られないものです。
弥生土器 細頸壺 弥生時代中期
一色青海(いっしきあおかい)遺跡 稲沢市
口縁部から体部上半にかけて、廉状文(れんじょうもん)など各種の文様が施されています。側面には焼成時についたと思われる黒斑(こくはん)が見られます。
方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)の溝からほぼ完全な形で出土していることから、供献されたものと思われます。
土師器 S字状口縁台付甕 古墳時代前期 廻間(はさま)遺跡 清須市
口縁端部がアルファベットのSのように見えることから、このような名前が付けられました。器壁が数ミリと非常に薄くて軽いのが特徴です。
3世紀頃、伊勢湾沿岸部を中心に分布しますが、九州から関東地方まで広くもたらされ、各地で模倣品もつくられています。
須恵器 杯・高杯・脚付壺 古墳時代中期
惣作・鐘場(そうさく・かねば)遺跡 瀬戸市
杯(身)(写真中央)は焼成が十分でなく軟質です。高杯(写真左)と脚付壺(写真右)はどちらも三方向の透かしを持つ同じような脚が付き、焼成状況もよく似ていることから、同じ窯で同時に焼成された可能性があります。県内で須恵器生産が始まって間も
ない頃の製品と考えられます。
2 イベント
期日
3月30日(土曜日)・31日(日曜日) 特別開館日 *申込み不要・参加無料
内容
展示解説
両日とも 第1回 午前10時30分~ 、第2回 午後1時30分~ の2回実施 2階ホール
体験イベント
火起こし体験 1階 玄関前ピロティー 午前10時~午後4時
壺釣りゲーム 1階 ホール 午前10時~午後4時
5 同時開催
同じフロアで以下の展示が行われています。あわせてご覧ください。 *入場無料
公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
春の埋蔵文化財展「やとみ新発見展゛2024」 2階 収蔵庫C
「名古屋城三の丸遺跡展」 2階 資料管理閲覧室
詳しくは愛知県埋蔵文化財センターのホームページをご覧ください。 ← クリック