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スマート林業定着促進プラン~林業経営体の業務合理化を目指して~を作成しました

ページID:0516591 掲載日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

スマート林業定着促進プランについて

プラン策定の背景

愛知県では、2019年3月に策定した「あいちのICT林業活性化構想」に基づき、森林・林業・木材産業におけるICTの活用方法について、中長期的目標に沿って取組を進めてきました。

中期目標は5年程度で取り組む内容を想定しており、2024度が5年目となります。このため2023年度に、これまでの取組内容を振り返るとともに、市町村や林業経営体等へのヒアリングやアンケート調査を行いました。

その結果、森林クラウドシステムなど県がスマート林業の基盤として整備を進めているシステム開発やスマート林業ツールを普及するための実証等については予定どおり進んでいますが、林業経営体に、スマート林業が十分定着しておらず、スマート林業が組織経営の課題解決につながるという認識も低いことがわかりました。

その原因としては、ICT化の目的が明確となっていなかったこと、スマート林業ツールの普及方法が実証に留まり、その効果が十分に林業経営体に伝わらなかったことなどがあげられます。

林業経営体の多くは零細で厳しい財務状況にあり、一度の多くの担い手を増やすことは困難です。このため、現場作業・事務問わず効率を上げて事業量を拡大していくためには、スマート林業ツールの普及と定着が不可欠です。

これらの課題を踏まえて、スマート林業の目的を明確にし、林業経営体へのスマート林業ツールの導入・定着に向けた集中的な取組をプランとしてまとめました。

林業経営体におけるスマート林業の目的

林業経営体の組織経営を含む林業活動における日常的な課題を「スマート林業ツール」を活用しつつ、業務の実施方法(仕組み)を見直して、合理的な考えを学び、業務を合理化する

林業経営体に対するスマート林業ツール普及の進め方

スマート林業ツールの普及を進める上では、林業経営体における「課題は何か」、「課題解決のためのツールとして何が相応しいか、それはスマート林業ツールか」、「費用対効果はどうか」、「課題解決にあたっての目標とスケジュールをどう設定するか」等をしっかり考え、組織全体に浸透させることが重要です。経営上の課題把握やスマート林業ツールの導入・定着には、林業経営体にしっかりと寄り添い、導くコンサルタント等が有効です。

林業経営体ごとに抱えている課題は異なるので、スマート林業ツールの導入を画一的に取り組むことでは高い効果を得られません。そこで、意欲的な林業経営体において、スマート林業ツールによる合理化を成功させてほかの林業経営体に波及させることが望ましいと考えます。

これらの取組に対して、県や市町村は、林業普及指導員による支援・指導、スマート林業の基盤となる森林情報の整備、スマート林業ツールに関する情報提供等の支援を行います。

 

本プランの詳細につきましては、以下のファイルを御覧ください。

スマート林業定着促進プラン~林業経営体の業務合理化を目指して~ [PDFファイル/2.76MB]

<概要版>スマート林業定着促進プラン~林業経営体の業務合理化を目指して~ [PDFファイル/509KB] 

 

※林業あいち2024年3月号(No.828)で本プランの名称をスマート林業推進プランと表記しておりましたが、名称を変更しました。

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