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山地災害から暮らしを守る治山事業
治山事業は、山地災害の発生の危険性が高い集落、市街地等の地域に対し、治山施設の設置や森林の整備を行い、山地に起因する災害から県民の生命・財産を守ります。
また、水需要は生活水準の向上、経済活動の拡大に伴い増大する傾向にあります。本県でも毎年水不足が心配されています。このため、水源地域において、複層林の造成や治山施設の設置により、森林を「緑のダム」として整備し、良質で安定した水資源の確保を図ります。
治山事業は国の補助を受けて都道府県が行うものですが、国の採択基準に満たない小規模な荒廃地等については、全額県費により対策工事を実施しています。その中で特に人命・財産に直接被害を及ぼす恐れのある箇所については、昭和52年度より法人事業税の超過課税を財源とする緊急小規模治山対策事業で実施しています。
山地災害危険地区
あなたの町の山地災害危険箇所がどこにあるのかを知っておくことは、災害に備えるためにとても大切です。
身近に危険な箇所がないかどうか、あらかじめ山地災害危険地区マップなどで確認しておきましょう。 「山地災害危険地区」とは、地形・地質等の自然条件や保全対象等の社会条件により、山腹崩壊危険地区、地すべり危険地区、又は崩壊土砂流出危険地区と判定した地区をいいます。
・山腹崩壊危険地区:山腹崩壊により公共施設・人家等に直接被害を与えるおそれがある地区。
・地すべり危険地区:地すべりにより公共施設・人家等に直接被害を与えるおそれがある地区。
・崩壊土砂流出危険地区:山腹崩壊または地すべりによって発生した土砂等が土石流になって流出し、災害が発生するおそれがある地区。
山地災害危険地区マップ
山地災害危険地区マップは地域ごとに各農林水産事務所のHP(下記のリンク先)及びマップあいちでご覧になれます。