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【知事会見】あいち生物多様性戦略2030を策定しました!
あいち生物多様性戦略2030を策定しました!
○ 愛知県では、現行の「あいち生物多様性戦略2020」(2013年3月策定)の計画期間が今年度で終了することから、この度、2030年度までに取り組む生物多様性保全の施策の方向性を示す「あいち生物多様性戦略2030」を策定しました。
○ 新たな戦略では、2050年に向けた長期目標「人と自然が共生するあいち」の実現に向け、「生態系ネットワークの形成」と「生物多様性主流化の加速」を両輪とする「あいち方式2030」を推進していきます。
1 「あいち生物多様性戦略2030」について
(1)策定の趣旨
この戦略は、2010年に本県で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)から10年を経た本県の状況を総括し、SDGs(持続可能な開発目標)に合致した生物多様性保全の取組指針として策定するものです。県民、市民団体、事業者、市町村などの多様な主体が生物多様性の保全とその持続可能な利用の促進に向けた様々な取組を進める上での具体的な行動の指針となるものです。
(2)目標年度
2030年度(計画期間:2021年度から2030年度までの10年間)
(3)戦略の主な特徴
○生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)に向けた「ポスト2020生物多様性枠組(愛知目標の次の世界目標)」の検討状況を見据えながら、2050年の長期目標「人と自然が共生するあいち」、2030年目標「生物多様性を主流化し、あらゆる立場の人々が連携して最大限の行動をとることにより、生物多様性の保全と持続可能な利用を社会実装し、その回復に転じる。」を定めています。
○奥山、里地里山、平野、里海・沿岸、河川・水辺、湿地湿原といった本県を代表する生態系ごとに、今後目指すべき姿を示しています。
○「あいち方式2030」を中核的取組方針とし、「全ての主体がコラボレーション(協働)により、生物多様性の保全を進める」という考え方のもとで、人と人とのつながりを育みながら、様々な施策を展開していきます。
○「『あいち方式2030』推進プラットフォームの構築」を始めとして、今後10年間で特に注力して実施する10項目の「重点プロジェクト」を定めています。
2 策定の経緯
本戦略は、庁内の関係局で構成される庁内連絡会議、及び有識者等から構成されるあいち生物多様性戦略推進委員会(委員長:武田穣(たけだゆたか)静岡大学特任教授)により検討を行いました。
2020年1月、2月には、県内3箇所で地域ワークショップを行い、各地域の「伝えたい・残したい自然」やどのように残していくか、県民の皆様からのご意見を頂きました。また、2020年12月1日から2021年1月4日までパブリックコメントを実施し、18人から計65件のご意見をいただきました。
3 戦略の閲覧・配布
本戦略は、下記よりダウンロードしてください。
戦略の冊子は、3月下旬以降に、県内の市町村や公立図書館等へ送付するとともに、希望される方に配布する予定です。冊子の配布を希望される方は、愛知県環境局環境政策部自然環境課生物多様性保全グループまでメール、又は電話でお申込みください。
<配布希望の申込み先>
メール:shizen@pref.aichi.lg.jp
電話番号:052-954-6475(ダイヤルイン)
※ メールの場合、件名を「あいち生物多様性戦略2030の冊子希望」として、氏名、電話番号をご記入ください。
※ 冊子は、自然環境課まで直接取りに来ていただくか、送付先が記入された返信用封筒(A4サイズ))に切手(580円)を貼付して、当課まで送付いただいた方に配布をさせていただきます。配布はお一人様1冊とし、なくなり次第終了とさせていただきます。