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クビアカツヤカミキリの駆除にご協力ください!
クビアカツヤカミキリとは
2025年3月現在、県内では名古屋市、津島市、稲沢市、愛西市、弥富市、あま市、蟹江町、飛島村で、街路樹のサクラを中心に本種により木が枯れる被害が発生しています。また、瀬戸市、小牧市においても、本種の成虫が確認されています。

クビアカツヤカミキリを見つけたら

似た種のフラスとの見分け方


下)風化した大量のフラス
他にサクラに穿孔することの多い昆虫として、コスカシバやヒメボクトウなどのガ類もいますが、こちらは1ヶ所あたりのフラス排出量が少ない点と、大きさの揃った丸い粒子で構成されている点で区別できます。



中)ゴマダラカミキリのフラス
下)ガ類のフラス
確認情報の登録
また、以下の「外来カミキリムシアンケート」にアクセスし、位置情報をはじめ確認時の状況について登録をお願いします。見つけたその場でご入力いただくと、位置情報の登録にスマートフォンのGPS機能を使用することができ便利です。
防除の実施
被害木を放置すると、成虫が拡散するだけでなく、落枝や倒木が発生する恐れがあるため、木の中にいる幼虫を防除する必要があります。
防除方法としては、掘り取りや刺殺といった物理的防除、スプレー剤や樹幹注入剤を用いる化学的防除などがありますが、それぞれの方法に利点・欠点・注意点がありますので、それらを理解し適切な防除方法を選択することが重要です。また、薬剤を用いる場合、使用対象・使用方法・使用量など、農薬取締法に基づく登録内容を遵守する必要がありますので、お気を付けください。
すでに多数の幼虫による食害を受け、被害が大きい樹木については、枯れる前に伐採する必要があります。伐採した木は、中にいる幼虫を確実に駆除するため、燻蒸あるいはチップ化が必要です。なお、幼虫が中にいる状態の樹木(伐採後)を処分施設まで運ぶ行為は、「生きた状態の特定外来生物の運搬」に該当しますので、行う際には環境大臣が定める要件を満たす必要があります。加えて、切った後の切り株にも幼虫がいる場合があるため、可能であれば抜根、難しければ断面をブルーシートで被覆する、モルタルで固定するといった処置が求められます。
直ちに伐採することが難しい場合は、0.4~4mm目の防鳥ネット等を樹幹にゆるく巻き付けることで、樹木から脱出した成虫が外に拡散するのを防ぐことができます。その場合、2~3日に1回程度の見回りと発見した成虫の駆除が必要です(ネットを巻いたまま放置すると、羽化した成虫がネット内で交尾し、被害が激甚化することがあります)。
各防除方法の詳細等については、以下のページを参考にしてください。
クビアカツヤカミキリに使用可能な農薬の検索はこちら
市町村の担当者・樹木の管理者の方へ
そのようなチラシ・貼紙等を作成するためのクビアカツヤカミキリ成虫やフラスの写真を以下のページに掲載しておりますので、ご活用ください。