外国人の皆さまの役に立つ情報

教育

1  日本の教育制度

日本の義務教育は、小学校6年間(6~12歳)と中学生3年間(12~15歳)の9年間です。中学校卒業後、さらに高等学校、大学等へと進むことができます。毎年、4月に始まり3月に終わります。
外国人の場合、国内の小学校・中学校および義務教育学校に就学する義務はありませんが、希望すれば公立の小学校・中学校及び義務教育学校に入学することができます。
公立の小学校・中学校及び義務教育学校では、授業料はかかりません。教科書は無償で配布されますが、給食費、学年費等は必要です。


参考ページ

下のリンク先は、日本の小学校・中学校の入学手続きや学校生活についての情報が書かれたガイドブックです。
言語:英語、韓国・朝鮮語、べトナム語、フィリピノ語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、ウクライナ語

(1) 小学校・中学校

小学校へ新しく入学するのは、4月1日に6歳になっている子どもです。中学校へ新しく入学するのは、4月1日に12歳になっている子どもです。前の年の夏以降、居住地の届け出をしている市町村から、案内の手紙が届くので、手続きをしてください。
公立の小学校・中学校及び義務教育学校には、4月でなくても入学することができます。住んでいる市町村の役所に、入学を希望することを伝えてください。

(2) 高等学校

日本では、中学校を卒業すると、多くの人が高校へ行きます。高校は義務教育ではないので、入学試験があります。試験を受けて合格すると、高校に進むことができます。公立高等学校については、愛知県教育委員会高等学校教育課(電話:052-954-6786)へ、私立高等学校については、直接各学校へお問い合わせください。

(3) 外国人学校

外国人学校とは専ら外国人の子どもの教育を目的としている施設のことを言います。日本の大学によっては、外国人学校卒業者の受験が認められないことがあります。詳しくは、各外国人学校に直接問い合わせてください。

(4) 夜間中学

夕方から夜にかけて授業をします。小学校・中学校を卒業していない人や、いろいろな理由で中学校で十分に学べなかった人が通います。日本の中学校を卒業していない外国人も勉強することができます。夜間中学を卒業すると、高校に入るための試験を受けることができます。
愛知県では、県立の夜間中学が2025年4月に1校、2026年4月に3校開校予定です。

参考ページなど

愛知県内の夜間中学に関する情報が書かれています。

2  教育支援

(1) 就学援助

子どもが学校で勉強するために必要な学用品(制服、ランドセル、文房具)や給食などにかかるお金の一部を受給できます。
小学生・中学生の子どもがいる保護者で、低所得世帯の人が対象です。
詳しくは、住んでいる市町村の役所にお問い合わせください。

(2) 高等学校等就学支援金

受給資格に該当すると、国が、高校生の授業料を助けるお金を出します。返済は不要です。お金を受け取るのは学校です。生徒や保護者が直接受け取ることはできません。申請が必要です。詳しくは在学する学校にお問い合わせください。

参考ページなど

高等学校等就学支援金について、AIが自動で質問に答えます。(24時間365日対応)
多言語(英語、繁体中国語、簡体中国語、韓国語、ベトナム語、ポルトガル語、ロシア語)でも利用できます。

制度について説明したパンフレットを見ることができます。
言語:日本語、英語、ポルトガル語、中国語、フィリピン語

(3) 高等学校等奨学給付金

授業料以外(教科書費、教材費など)の教育費に充当するため、一定の条件に合致した場合、保護者に資金を給付します。返済は不要です。申請が必要です。詳しくは、愛知県高等学校教育課(電話:052-954-6785)か、在学する学校にお問い合わせください。

3  奨学金

奨学金には、次の2つの種類があります。
・給付型:お金を返す必要がないもの
・貸与型:借りるもので、返す必要があるもの
国、都道府県、民間団体のほか、学校が奨学金を出す場合もあります。
愛知県の奨学金は、貸与型です。詳しくは、愛知県高等学校教育課(電話:052-954-6785)か、在学する学校にお問い合わせください。
詳しくは、下のリンク先を見てください。

参考ページなど

愛知県の奨学金制度の概要や、申請方法などが書かれています。

4  参考資料

愛知県が作成したガイドブックを紹介します。

外国につながるのある中学生、高校生の皆さんが、自分の進路を考えるときに活用してほしいガイドブックです。進路に関する情報をまとめています。
(2022年  愛知県多文化共生推進室作成)
言語:ポルトガル語(PDF 0.91 MB)スペイン語(PDF 0.95 MB)フィリピン語(PDF 0.8 MB)日本語(ルビ付き)(PDF 1.1 MB)


進路開拓ガイドブック

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