収蔵資料
MATERIALS県民の軍隊生活や戦場体験などの資料を展示しています。
当時の人々にとって軍隊に入ることや戦場に立つことがどのようなものであったかを紹介します。
県民の戦争体験 II
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海軍在郷軍人須知
在郷軍人の心得などを記載。帝国在郷軍人とは、平時は民間にあって生業に就いている軍人である。「海軍在郷軍人須知」は帝国在郷軍人会本部が海軍省人事局監修のもとに編さんした本である。在郷軍人として必要な心得が書かれている。冒頭に勅語、勅諭があり、以下在郷軍人の役割が書かれている。
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書簡(夫から妻へ)
夫から妻へ宛てた戦地からの手紙。軍事郵便のため、検閲を受けて発送されることから戦地での様子はわずかだが、気候や日用品の依頼、近況が書かれている。また慰問品の事も書いてあるため、品物が無事に届けられていたことがわかる。
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家族への遺言状
両親へは感謝の言葉を伝え、幼い弟と妹へは親孝行し、兄妹仲良く過ごすことなどの願いが書かれている。
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功六級金鵄勲章
金鵄勲章(きんしくんしょう)は、戦前軍人軍属で武功ある者に与えられた勲章である。功一級から功七級まで7種があった。1890(明治23)年皇紀2550年を記念して神武天皇東征の故事にちなみ制定された。1947(昭和22)年に廃止され、以後身に付けることも禁止されている。
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写真「剣術教練風景」
竹刀や木刀を使っての剣術教練風景。
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宛名広告(ダイレクトメール)
陸軍模範兵講習録の広告。講習教材の広告は徴兵検査で合格となり入営が確実となった人へ送付された。
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砲弾
全長:22.5cm、直径:8.5cm、重さ:6,450g
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海軍正肩章
観兵式など儀式の際着用する制服を正装といい、正装の際、着用する肩章である。五七の桐、桜、碇の飾りや金色の金属製の総(ふさ)(大17・小16)で飾り付けが施されている。
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軍帽(陸軍)
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軍帽(海軍)
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お守り
明治神宮、猿投神社、教王護国寺などの社寺の武運長久・厄除けなどを祈願する多数のお守り札が袋に入れられている。
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支那事変行賞賜金国庫債券
1940(昭和15)年大蔵省が発行し、支那事変(日中戦争)で功績をあげて帰ってきた兵士に報奨金の代わりに交付したもの。額面は300円から30円まで各種あった。1946(昭和21)年、GHQの指令によって無効とされた。
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任命書 陸軍憲兵 伍長
陸軍憲兵伍長への任命書で、右端に氏名、中央に任陸軍憲兵伍長と階級が書かれ、発行年と朱印という簡単なものである。(1940(昭和15)年)
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軍隊手帳
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満州派遣凱旋記念杯
満州への派遣から無事帰国した際に記念に配った杯。杯の内側には、大日本帝国陸軍の軍旗と満州国の国旗、陸軍のマークなどが描かれている。
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陸軍少年兵募集のチラシ
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手袋
樺太転戦時に使用していた手袋。革製(スエード生地)の防寒用手袋。手首の部分が毛皮になっている。
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海軍志願兵適合証書
1944(昭和19)年10月26日呉鎮守府海軍志願兵徴募官により発行されたもの。第一希望:飛行兵、第二希望:水中測的兵、第三希望:水兵と記載されている。
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日本人形
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千人針
戦地へ赴く肉親などのために、武運長久を願い、千人の女性から千個の縫い玉を作ってもらった布。当時、これを身に付けていると敵弾が避けて通ると言われていたことから、出征時に腹巻などとして持参していた。
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應召袋
履歴表・召集令状・勲章・記章など、軍隊生活に必要なものを収納しておくための袋。召集の際に持参した。海軍では応召袋、陸軍では奉公袋と言った。
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充員召集令状
軍隊を戦時態勢に編成するにあたり、諸部隊の要員を満たすため、在郷軍人を召集する令状。
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寄せ書き日章旗
出征兵士の武運長久を願い、親類や知人が寄せ書きして贈ったもの。
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入営命令書
徴集現役兵として入営する部隊や集合場所・日時が書かれた命令書。(名古屋連隊区司令官、1945(昭和20)年)
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記念切手(大東亜戦争二周年紀念)
満州近辺で流通していたと考えられる切手。四分と八分がある。「大東亜戦争貳周年紀念」とあることから1943(昭和18)年頃発行のものと考えられる。
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演習並に査閲召集令状
中島航空金属株式会社田無製作所に勤務していた者に対し、在郷軍人会東京支部長が送った「演習並ニ査閲召集令状」である。表に集合日時が書かれ、裏面に出欠表がある。在郷軍人には一年に数回、演習を行い査閲を受ける義務があった。
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防塵眼鏡
風、砂塵から目を守るための防塵眼鏡。
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正衣(陸軍大尉)
陸軍大尉の正装または礼装用の軍服
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小戦例集
本書は、陸軍の初年兵教育及び召集兵への実戦前教育の資料として編まれたもの。日中戦争における戦闘のうち、代表的な小規模の戦例を50例紹介している。歩兵、砲兵、戦車兵などを兵科別に、「一般の状況」と「戦闘経過」、「観察」を絵図入りで詳述している。太平洋戦争が始まる1941(昭和16)年8月に刊行されている。
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手旗信号法
海軍で採用されていた手旗信号法の図解
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支那事変従軍記章
日中戦争(1937(昭和12)年~1945(昭和20)年)における日本側関係者を讃えるために国から贈られたメダル。「支那事変」は、日中戦争の当時の日本側の呼称である。
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昭和六年乃至事変従軍記章
満洲事変(1931(昭和6)年~1933(昭和8)年)における日本側関係者を讃えるために国から贈られたメダル。
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遺留品目録・腕時計
戦死した人の遺留品目録と腕時計。戻ってきた遺留品の書類を部隊が作成し、遺族へ届けた。戦局が悪化すると、こうして戦地から遺留品が戻ってくることもままならなくなった。
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防蚊手袋
蚊に刺されることを防ぐための手袋。南方の戦地では蚊に悩まされることが多かったため、蚊取り線香を粉末状にしたものや蚊を防ぐための覆面・手袋が支給された。
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階級章
軍隊内での地位を示すもの。軍服の襟に縫いつけた。この階級章は伍長(星が1つ)と軍曹(星が2つ)のものである。
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弾丸など
戦闘に参加した際に記念として持ち帰った弾丸や榴散弾の破片。箱書から、1942(昭和17)年7月の中国安徽省壽県李山廟付近の戦闘で使用されたものと考えられる。
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軍票
軍票とは「軍用手票」の略称。戦地・占領地において、軍隊が通貨の代用として、食糧や軍需物資を購入する際に使用した紙幣。
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三角巾
戦地で負傷した際に使用される医療用品。ガーゼと三角巾が布にくるまれている。布包の裏には、数量と用法が印刷されている。
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紅白ゲーム
封筒の表に旭日旗が描かれ、紅白ゲームと陣中御慰問と記されている。封筒の中には、ゲームに用いる円盤1枚と紙片2枚も収納されている。紙製のゲームで、戦地の軍人に送るために作成されたもの。
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将校行李
将校が旅行や移動の際、衣類などを入れたもの。
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飛行時計
寄贈者によると、陸軍三式戦闘機「飛燕」に搭載されていた時計で、終戦まで使用していたとのこと。裏に彫書があり、飛行隊名、名前、階級が書かれている。
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ベルト一式(帯剣吊・薬盒・ベルト)
短剣を吊り下げる器具と弾入れ2個がベルトに通してある。
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軍務内務令
軍隊における服務規程と生活などに関するマニュアル。17章362条にわたって様々なことが事細かに規定されている。
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内務の躾
軍隊内での教育の参考として使うために書かれた書籍。陸軍では兵営内で生活することを内務といい、兵営内での生活で気をつけること、日本の歴史の他国に対する優越性、軍人勅諭の解説、在郷軍人の心得など、記載内容は多岐にわたる。琢磨社発行。定価五十銭。
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戦陣訓
1941(昭和16)年1月8日に、陸軍大臣東条英機が陸軍全軍に示達した訓示。戦場で軍人が守るべき徳目が漢文調で書かれている。「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪過の汚名を残すこと勿れ」の一節は「玉砕」や「自決」の一因であると考えられている。
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戦陣訓カルタ
「戦陣訓」の内容にちなんだかるた。「戦陣訓」の文章が読み札になっており、それに対応した絵が取り札に書かれている。
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軍服(海軍)
海軍一等兵曹の上下服(冬用)。右肩にある海軍の臂章から、飛行科の海軍一等兵曹であることがわかる。
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軍服(陸軍)
陸軍の制服。色は「国防色」といわれたカーキ色(暗灰緑色)。戦場では目立たないような服装でいることが重要だったのでこの色になったといわれている。
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軍人傷痍記章
戦闘で傷ついたり、病気になったりした軍人に授与された記章である。赤色の線が十字になっており、矢じりのようなものが4つ、十字の間から突き出ている。中央には日本古代の神話に出てくる軍装の老人が描かれている。裏面には「軍人傷病記章」とある。
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戦傷手指矯正具
戦傷による神経麻痺が原因で屈曲が残る手指を伸展させるために用いた器具。
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衛生兵用医療鞄
戦地で使用していた衛生兵の医療鞄。
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高射砲第一連隊記念盆
漆塗りの盆で、表に高射砲と探照灯が描かれている。裏に「茶谷」の名が記されている。高射砲第一連隊は、1925(大正14)年3月に豊橋で編成され、最終時配置は浜松であった。
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召集解除帰還後の挨拶状
軍隊から帰還したことを報告した葉書。1942(昭和17)年11月27日の日付けになっている。表のあて先は白紙になっているので、未使用のものである。
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海軍精神注入棒
長さ90.5cmの樫の木の棒で緑房付き。訓練中に気合を入れたり、罰則の尻たたきに使用。「バッター」とも呼ばれた。
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訓練用品
実弾と同一のサイズで、火薬が装填されていない砲弾。陸軍の大砲発射訓練で使用された。
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兵語の解
軍隊で使用する用語を解説した冊子。著者は名古屋薬学専門学校の配属将校である。
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識別票
海軍の特殊潜航艇の水兵であることを示す認識票で、上着の腕の部分に付けられていた。
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パラシュート制動索
飛行機に乗る際に着用したパラシュートに付いていた、落下速度を調整するための紐。寄贈者によれば、パラシュートの布地は戦後シャツなどに転用したとのこと。
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靴下
軍隊で支給された綿製の靴下。
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恩賜のたばこ
陸軍士官学校を卒業した際に天皇の名で贈られたたばこ。
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飯盒
軍装品の一つで、煮炊きや水・汁物などの運搬に使用された。
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水筒
軍装品の一つで、水を入れて持ち歩いた。戦場では、安全な水の確保が課題であった。
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徴兵検査通達書
徴兵検査の通知書。徴兵検査のための出頭日時や場所、注意事項などが記載されている。
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千人針
戦地へ赴く出征兵士のために武運長久を願い、千人の女性から千個の縫い玉を作ってもらった布。当時、これを身につけていると敵弾が避けて通ると言われていた。
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演習用手榴弾
軍事練習に参加した際に使用した演習用の手榴弾。