#9110 (短縮ダイヤル)
052-953-9110
(ダイヤル回線・一部IP電話)
月曜日~金曜日
(年末年始・休日を除く)
午前9時~午後5時
緊急時は110番
許すな ストーカー ~悪質なつきまとい等への対策~
愛知県警察本部では、ストーカーに関する相談電話を開設しています。
「ストーカー被害に困っている」「どうしたらいいか判らない」 ・etc・・
ストーカーの問題で困ったときは相談電話をご利用ください
執務時間内~警察本部 人身安全対策課
執務時間外~警察本部 当直
052-961-0888 《ストーカー110番》
ストーカー規制法の成立
平成12年11月24日に施行された「ストーカー行為等の規制等に関する法律」(ストーカー規制法)では、これまで刑罰法令の適用が困難であったつきまといやストーカー行為に対し、警告、禁止命令等の行政上の措置やストーカー規制法違反罪の捜査を行うことでストーカー行為を抑圧させるとともに、被害者の方には身体、自由、名誉、生活の安全と平穏を守るために必要な援助を受けることができるようになりました。
ストーカー被害の相談は、まず警察へ・・・
ストーカー被害に関する問題は、上記相談電話のほか、あなたの住まいを管轄する警察署、近くの交番・駐在所へ証拠となる資料があれば、それを持って相談してください。
相談の内容に応じて、相手方に対する警告や捜査、パトロールの強化、自衛手段の教示等の被害の未然防止措置を講じます。
自分で出来る対策は?
ストーカー対策で一番大切なことは“一人で悩まず、早期に手を打つ”ことです。
1.個人情報の管理はしっかりと
- 電話番号、メールアドレスの管理を確実に自宅の住所や電話番号、携帯電話番号など、気軽に他人に教えないようにしましょう。パスワードは複雑に、また、定期的に変更しましょう。
- ゴミを出すにも気を配って公共料金の明細表等の住所、氏名、電話番号等が明記されているものを捨てるときは、シュレッダー等で裁断してから捨てるようにしましょう。
2.断固拒否の姿勢を見せる
- あいまいな態度をとらない
イヤならイヤと、はっきり拒否の姿勢を伝えましょう。
相手の住所が判っていれば、内容証明郵便で拒否の姿勢を伝えるのもいい方法です。 - 感情的にならない
ストーカーはあなたとの感情的なつながりを求めています。
感情的にならず、冷静に落ち着いて対処しましょう。
3.自分の身は自分で守る
- 危険を感じたら助けを求める。
助けを求めるのは決して恥ずかしい事ではありません。
「このくらいで・・」とは思わずに、身に危険を感じたときには110番してください。 - 携帯電話、防犯ベルを持ち歩く
防犯ベルは鞄の中ではなく、いつでも鳴らせる状態で持ち歩き、携帯電話はいつでも110番できるようにしておきましょう。
一人歩きの時は、携帯電話で誰かと話すふりをするのも効果的です。 - 一人での行動は極力控える
一人で行動する際は、時間帯、人通りや明るさを考慮して移動ルートを考えましょう。
車やタクシーの利用を心がけてください。
4.女性の一人暮らしの場合には・・・
- ドアや窓には二重鍵とドアスコープを
ドアを開ける際には、スコープで相手を確認してください。
宅配人で不審だと思われる場合には、チェーン越しで対応し、荷物はドアの外に置いてもらいましょう。
カーテンは遮光性の高いものを選び、在宅中はカーテンをしっかり閉めて自分が部屋にいることが外から見えないようにしましょう。 - 各種電話サービスを利用する
「ナンバーディスプレイサービス」や「迷惑電話お断りサービス」等の利用も考えましょう。
電話会社に相談すると、あなたのトラブルに合った対応策を教えてくれます。
5.一人で悩まず、相談を
- 自分だけで解決しようとしないこと
相手があなたの知人であれば、自分だけで解決できそうに思うかも知れません。
しかし、ストーカー行為を繰り返す人間にあなたの言葉は届きません。
家族、そして警察に早期に相談しましょう。
被害を放置するとその行為はエスカレートし、やがては重大な犯罪に発展する場合もあります。 - あなたの「心」を大切に
被害を受け続けることにより、あなたの心は自分でも気づかないほど、深く傷ついていきます- いらいらして落ち着かない
- 不安でたまらない、怖くてたまらない
- 無気力で何もする気がおきない
- 人が信じられない
- 眠れない、食べられない
こういった症状になるのはあなただけではありません。
誰にでも起こりうる症状なのです。
苦しみが長く続くようであれば医療機関への相談やカウンセリングを受けるのも、あなたの心を救う一つの手段です。
あなたは決して弱い人間ではありません。
あなたの「心」を大切にしてください。
ストーカー被害者の家族・知人の方へ
ストーカー被害者は、目に見える被害よりも、心理面で遙かに大きな痛手を負っています。
また、大切な人達に危害が及ぶことを恐れて自分の受けている被害を話せずにいる被害者もいます。
ここでは、自分の家族・知人がストーカー被害に悩まされたとき、被害者にどのように接したらよいのかについて、注意するべきところをいくつか紹介しますので参考にしてください。
被害を理解して下さい
他の犯罪被害と違い、「ストーカー被害」は多種多様です。
ストーカーは、被害者以外の人間の目にはごく普通の人間として認識されていることが多く、また、他人からは見えない形で犯行を行うので、被害の実状が他人に理解されにくいのです。
他人には、「たいしたことはない」と映ることが、「例えようのない恐怖感」となって被害者を襲っています。
ストーカーの被害者は、絶え間なく恐怖感と闘っていることをまず理解して下さい。
被害者が悪いのではありません
ストーカー被害は、被害者が悪いのではありません。
「あなたに原因があるんじゃないの」と、安易に被害者を責めないでください。
話を聞いてください
「話を聞くこと」は、問題解決の第一歩です。
特にストーカーは行為が長期化するので、根気よく被害者の話を聞いてください。
被害者は話を聞いてもらうだけで心が軽くなるものです。
安心できる環境を作ってください
被害者は常にストーカーの影に怯え、孤独を感じています。
被害者に「決して一人じゃない」と、安心させ、安全に気を配って下さい。
ストーカーからの電話や手紙が来た場合は、日時等の記録や保管等、証拠化にご協力ください。
心の状態を察して下さい
被害者は精神的ストレスや緊張から、
- 眠れない、食欲不振
- いらいらしたりする
- ちょっとした物音にびっくりする
- ボーとしていたりする
等、普段と違った様子を見せることがあります。
これらは決して、被害者が弱かったり、おかしくなったからではなく、誰でもなりうる症状なのです。
被害者のこうした苦しみが長く続き、また、自分を傷つける恐れがあるときには、医療機関に相談するよう勧めて下さい。
精神科医等の診察やカウンセリングを受けることは、今では一般的なことなのです。
県警内の関係相談先一覧
プッシュホン #9110 |
|
052-954-8897 |
|
0120-67-7830 |
|
052-561-0184 |
|
052-232-7830 |
※各警察署の住民コーナーでも相談を受け付けています。