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水インフラの空間をフィールドとした実証実験等に着手します
矢作川・豊川CNプロジェクト
愛知県では、矢作川流域・豊川流域をモデルケースとして、“水循環”をキーワードに流域一体でカーボンニュートラルの実現を目指す「矢作川・豊川CN(カーボンニュートラル)プロジェクト」を推進しています。
当プロジェクトの一つの柱である官民連携の取組として、愛知県内の水インフラの空間をフィールドとした実証実験等(全19件)の支援を進めており、フィールドの調整等が整ったものから順次着手することとしています。
このたび、その第1弾として、以下の2件の実証実験等に着手しますので、お知らせします。
※ 矢作川・豊川CNプロジェクトの経緯や概要、施策の進捗状況(これまで開催した協議会の結果)等については、こちらののWebページを御覧ください。
1 今回着手する実証実験等
(1)堤防法面へ設置する太陽光発電設備の開発
提案者(代表企業):パシフィックコンサルタンツ株式会社(東京都千代田区)
(2)マイクロ水力発電システムを活用した環境学習
提案者(代表企業):トヨタ自動車株式会社(愛知県豊田市)
2 実証実験等の概要
(1)堤防法面へ設置する太陽光発電設備の開発
ア 提案者
パシフィックコンサルタンツ株式会社(代表企業)、積水化学工業株式会社、丸栄コンクリート工業株式会社、日本興業株式会社
イ 概要
再生可能エネルギーのさらなる普及に向け、これまで太陽光発電設備の設置場所として検討されてこなかった河川(遊水地)堤防の法面へ、法面ブロックと一体となった太陽光発電設備を設置する全国初となる実証実験を行います。
堤防機能を損なわない設置方法、発電効率やメンテナンス方法の確認などを行います。
(ポイント)
・河川(遊水地)堤防での太陽光発電施設の実証実験は全国初。
※ この実証実験は環境省による「令和6年度水インフラの空間ポテンシャル活用型再エネ技術実証事業」としても採択されています。詳しくはこちらのWebページをご覧ください。
ウ 実施場所
菱池(ひしいけ)遊水地の周囲堤(額田郡幸田町菱池地内)
※ 菱池遊水地は、矢作川水系広田川の洪水を一時的に貯め、下流の浸水被害を軽減する施設です(現在県が整備中)。実証実験は遊水地を囲む堤防(周囲堤)で行います。菱池遊水地についてはこちらのWebページをご覧ください。
エ 実施期間
2025年4月頃~2026年3月頃(遊水地の供用開始前に実施)
オ 問合せ先
愛知県建設局河川課 企画G 川瀬、野村
電話 052-954-6553(内線:2724、2736)
メール kasen@pref.aichi.lg.jp
(2)マイクロ水力発電システムを活用した環境学習
ア 提案者
トヨタ自動車株式会社(代表企業)、岡谷鋼機株式会社、株式会社川本製作所、株式会社オキナヤ、株式会社リバー・ヴィレッジ
イ 概要
未来を担う子どもたちに再エネ創電体験を通じてカーボンニュートラルへの意識や創電技術に関する興味・関心を持ってもらうため、体験型の環境学習を行います。水のエネルギーを使った発電の仕組み等を身近に感じてもらえるよう、ハイブリッド自動車のモーターを転用したマイクロ水力発電機などを教材として活用します。
まずは屋内モデル実施によりカリキュラムおよび実施体制の確認を行い、河川空間等での屋外体験型学習への展開を検討します。
(ポイント)
・地域の主要産業である自動車産業との連携
ウ 屋内モデル実施の日時、対象
2025年1月21日(火曜日)午前11時30分から午後0時15分まで
豊田市立九久平(くぎゅうだいら)小学校(豊田市九久平町寺前3-2)の6年生(42名)
※ モデル実施後の継続的な実施について、引き続き提案者と県等で連携していきます。
エ 屋内モデル実施の取材について
取材を希望する場合は、学校への連絡が必要となるため、「オ 取材連絡票提出先・問合せ先」へ別紙取材連絡票をメールで提出してください。
提出期限 2025年1月16日(木曜日) 午後5時
オ 取材連絡票提出先・問合せ先
愛知県環境局地球温暖化対策課 活動支援G 北川、富田
電話 052-954-6887(内線:5487、3056)
メール ondanka@pref.aichi.lg.jp
このページに関する問合せ先
愛知県建設局河川課
企画グループ
担当:川瀬、野村
電話:052-954-6553
内線:2724、2725
メール:kasen@pref.aichi.lg.jp