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2022年10月17日(月曜日) 午前10時

ページID:20221017 掲載日:2022年10月28日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 それではですね、10月17日月曜日午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。

 それでは、まずはですね、本日は発表事項からということにさせていただきます。

(1)県内7番目となる医療的ケア児支援センターの設置について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/iryoutekikeajinoshien.html

 まず第1点目です。お手元の資料を御覧ください。県内7番目となる医療的ケア児支援センターの設置についてであります。

 愛知県では、医療的ケア児及びその御家族を支援するため、本年4月に医療的ケア児支援センターとして、中核的機能を持つ「基幹支援センター」と、地域の実情に応じた支援を行う、五つの「地域支援センター」を設置しました。

 この度、東海市で整備が進められてきました重症心身障害児者施設「重心施設にじいろのいえ」がいよいよ12月1日から運営開始されることになりまして、今月22日に開所式及び内覧会が行われます。

 この施設内に、本県として7番目の医療的ケア児支援センターを設置します。

 これまでの県内の重症心身障害児者施設の状況を申し上げますと、2014年4月における設置状況は、4施設・390床でありまして、それも国立及び県立(施設)のみでありました。

 そこで、障害児者の福祉の増進を図ることを目的として、障害者福祉減税基金を設置しました。これにより、民間(法)人による重心施設の設置促進を図ったところであります。

 2014年の基金設置から本年までの8年間に基金を活用し、一宮市に「一宮医療療育センター」、豊川市に「信愛(しんあい)医療療育センター」、本日発表した東海市の「重心施設にじいろのいえ」の3施設・248床の増設の整備を進めてまいりました。

 また、基金以外にも、県立施設として岡崎市に「三河青い鳥医療療育センター」を整備し、名古屋市が開設した施設も含めると、合計9施設・758床と、約2倍の病床数となります。

 これらの整備によりまして、尾張、知多、西三河、東三河に施設が設置され、全県的な支援の体制が整うこととなりました。

 また、「重心施設にじいろのいえ」に設置する支援センターが、知多半島圏域及び西三河南部西圏域を担当することにより、県内全ての障害保健福祉圏域を考慮した支援センターの体制が整うこととなります。

 今回開所する「重心施設にじいろのいえ」を始め、施設整備を進めていただいた社会福祉法人の関係者の皆様の御尽力に心から感謝を申し上げます。

 重症心身障害児者やその御家族の方々には、重心施設の整備によって、入所だけでなく在宅で生活されている方々の外来診療や短期入所といった支援も受けられるようになり、安心して地域で生活いただける環境が整備されるものと認識しております。

 県内にある全ての重心施設では、支援を行うための協力体制として、施設長や各専門職の関係者が集まり、情報交換や課題研究などを行う「重症心身障害児者療育ネットワーク」が構築されており、「重心施設にじいろのいえ」にも、施設開所前から関わっていただいておりました。

 今後も、重心児者に関しまして、全ての関係者が積極的に取り組まれ、専門性の高い支援が更に提供されるよう、県としてもしっかりとバックアップしてまいります。

 ということで、お手元の資料を御覧いただければと思いますが、愛知県では、ここにあるように、社会福祉法人の大同宏緑会(だいどうこうりょくかい)ですね。これは大同病院さんの社会福祉法人でありますが、いよいよですね、(「重心施設にじいろのいえ」が)オープンするということでございまして。この10月22日に開所式と内覧会を行い、この施設自体はいつから。

【福祉局長】 12月1日からです。

【知事】 12月1日でいいんだな。同じでいいんだな。

【福祉局長】 同じです。

【知事】 12月1日から、ここにあるように、「重心施設にじいろのいえ」を12月1日から開所するということで。あわせてですね、この医療的ケア児支援センターも12月1日から、県の委託でですね、スタートをするというものでございます。

 この医療的ケア児支援センターは、この括弧(書き)のところにありますように、2021年9月18日施行の法律(医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律)によりまして、都道府県知事はこの「医療的ケア児支援センターを設置することができる」とされておりまして。

 それに基づいて、今年度の予算で4月1日からですね、全体のですね、この2ページ目ですね、全体の本部機能のところに、春日井にあります県医療療育総合センターを「あいち医療的ケア児支援センター」といたしまして、基幹(支援)センターね、基幹(支援)センターとして。あとですね、名古屋市西区の「青い鳥(医療的ケア児支援センター)」、そして岡崎の「三河青い鳥(医療的ケア児支援センター)」、そして一宮医療療育センターは「にしおわり(医療的ケア児支援センター)」、そして豊川にですね、「信愛医療(的)ケア児(支援)センター」、それから大同(だいどう)病院さんに「だいどう医療的ケア児支援センター」ということで、5か所やっていただいております。実質、この大同病院さんのところ(社会福祉法人)が、また同じく東海市のですね、この「にじいろ医療的ケア児支援センター」を受け持っていただくということでございまして。1か所と6か所、基幹支援センター1か所と地域支援センター6か所で、7か所ということになるわけでございます。

 そして、そのセンターの業務についてはですね、2ページの下にありますように、基幹(支援)センターと地域(支援)センターでそれぞれこうした役割分担を行いながらですね、全県を対象とした研修とか訪問研修などなどをやりながら、医療的ケア児(者)の皆様のお世話をしていくということになるわけでございます。そういった形でしっかりとやっていきたいと思います。

 ちなみに、愛知県内の医療的ケア児の方は、0歳から19歳の方の人数は、2019年4月1日現在で1,460人ということでございます。医療的ケア児というのは、児童福祉法上、「人工呼吸器を装着している障害児その他の日常生活を営むために医療を要する状態にある障害児」というふうに法律に(規定)されておりますので、そうした重心施設を拠点としながら、そこは医療と、入所と通所というのがありますが、そうしたもので学校と連携しながらですね、日常的にフォローしていくという体制がこれで整うということでございます。

 さらにですね、重症心身障害児者の人数は、この2022年の4月1日現在で、県内では3,665人ということでございます。という状況でございます。

 そして、この障害者福祉減税基金の活用状況で、これは2014年度に30億円を一般財源で計上いたしまして、これまでですね、「一宮医療療育センター」、豊川の「信愛医療療育センター」に使い、それぞれ補助が12億円強と8億円弱で20億円強を使い、春日井の(障害者支援施設)「はるひ荘」ですね、コロニーからの再編整備に伴いまして、あそこに、同じ高蔵寺(こうぞうじ)のところに社会福祉法人養楽(ようらく)福祉会が整備した障害者支援施設「はるひ荘」を作ったときに、それも(約)1億7,000万円補助をし、今回6億8,000万円強補助をしまして、全部でこれで約29億円使ってきましたので、まだちょっとは残っておりますので、引き続きですね、そうした声があれば、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。

 この障害者福祉減税基金を使ってですね、こうした重症心身障害児者施設を、民間の施設を整備したということは、これは大変有意義だったんではないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 そして、資料の3ページが、これはあれですね、重症心身障害児者への支援体制ということで、もともとは2014年4月にこういう状況でありましたが、それを増やしてきて、現在ではその倍になったということでございますね。

 それから4ページ、重症心身障害児者療育ネットワークというのを作って、やっていっております。

 それから参考資料として、こういう形で整備をしてまいりました。

 ということで、よくここまで整備できたかなというふうに思っておりますが、関係の皆様に心から敬意を表したい、感謝を申し上げたいと思っております。

 何でこれは、こういう施設を作るのが難しいかというと、障害児者の方を相手にしますので、やっぱりマンパワーが必要でありましてね。マンパワーが、医師、看護師なり、更にコメディカルな皆様のマンパワーが必要なんで、おいそれとはできないということでありますし。ということでなかなか、これまでは国立と県立しかなかったんですけれども、民間の施設を補助、建設費の大体半分ぐらいを補助することによってですね、作ってきたということでございます。

 まだまだこれはですね、私どもは、そういう意欲があるところにはお声掛けをさせていただきながら、これも引き続きですね、整備して、更に、基本、増やしていきたいというふうには思っておりますので、是非またそうした面で話をさせていただければというふうに思っております。

 これがまず第1点目でございましたと。

(2)愛・地球博記念公園の来園時における公共交通機関(リニモ、鉄道、バス、タクシー)の利用促進について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/transport.html

 続きましてですね、リニモも含めたですね、ジブリパークへの交通アクセスについて申し上げたいと思います。愛・地球博記念公園の来園時における公共交通機関、リニモ、鉄道、バス、タクシーの利用促進について申し上げます。

 愛知県では、2022年11月1日火曜日のジブリパークの開園に向けて、自家用車での来園を想定し、愛・地球博記念公園駐車場の増設を進めてきました。

 しかしながら、ジブリパーク開園によりまして、愛・地球博記念公園には県内外から多くの来園が予想され、特に開園直後の11月の土日祝日は非常に多くの自家用車利用が見込まれるため、臨時駐車場を開設することとしておりますが、園内駐車場、臨時駐車場ともに非常に混雑することが予想されております。

 このため、リニモや鉄道、バス、タクシーなど公共交通機関での来園に御協力をお願いをしております。また、特に土日祝日の午前中は、リニモ「藤が丘駅」での乗車待ちが発生する可能性があるため、愛知環状鉄道に接続する「八草(やくさ)駅」経由での来園をお勧めをいたします。

 資料の1ページの「1 リニモ・鉄道について」であります。3ページの別添1の資料も併せて御覧ください。

 名古屋方面からお越しのお客様は、リニモ「藤が丘駅」の混雑を避けるため、JR中央線を利用し、「高蔵寺駅」で愛知環状鉄道に乗り換えて、「八草駅」からリニモでお越しください。

 また、栄からは、名鉄瀬戸線を利用し、「新瀬戸駅」で愛知環状鉄道「瀬戸市駅」に乗り換えて、「八草駅」からリニモでお越しください。

 岡崎、豊田方面など三河地方の方々は、愛知環状鉄道に乗り、「八草駅」からリニモでお越しください。

 なお、11月の土日祝日に豊田市内のフリーパーキング加盟駐車場に駐車し、公園内の案内所で駐車券認証を受けると、駐車料金が12時間まで無料になりますので、是非、御利用をいただきたいというふうに思っております。

 ということで、まず、資料の1ページですね、資料の1ページに今私が申し上げたことを申し上げております。

 それとですね、別添1、(資料の)3ページも御覧をいただきますとね、「愛・地球博記念公園へのアクセス(リニモ・鉄道)」ということで、(リニモ)「藤が丘(駅)」で乗り切れればいいんですけども、土日祝日では、万博のときもそうでしたが、乗れないという、そこで待つと。行列になり待つということも、万博のときは夏休みとか何とか、あそこで1時間ぐらい待ったのか。並んだしね。

 ということもありますので、であれば、この(JR中央線)「高蔵寺(駅)」経由、それから大曽根(おおぞね)というか(名鉄)瀬戸線経由、それから反対側のね、岡崎、豊田方面からは(愛知環状鉄道)「八草(駅)」。とにかく「八草(駅)」経由で行っていただくと、こういう形で行きやすいですよということでございまして、これはしっかりPRをしていきたい。

 また、豊田市内の駐車場17か所もですね、これを確保いただいておりますので。それがこちらのこの資料ですね。これは、豊田市さんにもちょっと作っていただきましたが、(名鉄)「豊田市駅」といいますかね、愛環の「新豊田駅」の周辺の駐車場、ここを使っていただいて、万博公園で認証してもらうと12時間まで無料になるということでございまして。ここに4,400台ありますので、これも是非、東から来られる方は是非お使いをいただければということでございます。

 続きましてですね、次に資料2ページの「2 バスについて」であります。4ページの別添資料2も御覧をいただきたいと思います。

 名古屋駅、中部国際空港からは直行バスが運行されます。また、今年11月から来年3月の土日には、豊田市内と愛・地球博記念公園を結ぶバスも運行をされます。

 さらに、名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」の「瀬戸駅前」バス停からも運行されています。なお、これまで土日祝日だけの路線運行でしたが、11月から来年3月まで、平日も運行していただけることになります。

 加えて、岐阜県西濃地方の大野町(おおのちょう)からも、土日祝日などに愛・地球博記念公園までのバスが運行されます。

 ということで、こういうバスがたくさん出るということでございますので、御利用いただければと思います。

 また、名鉄バスセンターからは、11月中の土日祝日は各便、増車の予定があるということでございますので、(インター)ネットなどで情報を御覧いただきながら御活用いただければというふうに思っております。

 そして、加えて「3 タクシーについて」であります。5ページの別添資料3も併せて御覧をいただきたいと思います。

 名古屋市内の「名古屋駅周辺」や「伏見、栄周辺」、「金山周辺」から愛・地球博記念公園へ定額でタクシーが御利用になれます。ということでございまして、こういう形での定額利用ということがございます。

 また、ここにあるようにね、名古屋市内のここで、A、B、Cとこの地区でいくと、これは下道ですけどね、一般道の利用ですから、それで大体1時間ぐらいということでございますが。地下鉄で「藤が丘(駅)」乗り換え、リニモでも、乗換え時間がなければいいんですけど、ちょっと乗換えしてあれすると、やっぱりどうでしょうね、40分ではちょっと着かないと思いますのでね、普通は。そうすると、50分ぐらいかかるとすると、1時間だったら、そうは変わらないかなと。そうするとタクシーだったら、乗り合わせでこの料金ならですね、特に名古屋駅から乗られる方は新幹線で全国から来られる方が多いんではないかと思いますので、その新幹線代から比べれば、十分お得ではないかなというふうに思いますので、そうしたタクシーなんかも御活用いただければというふうに思っております。

 駐車場もですね、北1駐車場は、一般車は満車でもタクシーは入れるんだな。タクシーは入って降ろしていただけますので、そういう意味ではですね、タクシーで来られるということも、是非、御活用いただければと思います。

 また、「豊田市駅周辺」からもタクシーの定額運賃設定があります。5,000円ですね。ということでございます。

 ただ今、御説明した資料3ページから5ページは、交通機関ごとに概要をまとめたものでありまして、この情報は、愛・地球博記念公園のホームページに掲載しますので、来園方法をお考えになるときの参考にしていただきたいと思います。

 詳しくは各交通事業者のホームページを御確認ください。

 愛・地球博記念公園、ジブリパークへお越しいただくお客様には、お住まいの地域や宿泊エリアに応じて、これらの公共交通機関を御利用いただいて、駐車場の混み具合を心配することなく、御来園をいただきたいというふうに思っております。

 ということでございまして、11月の本格オープンに向けてですね、こういうアクセスもしっかりと対応していきたいというふうに思っております。

 臨時駐車場について。臨時駐車場も、愛知学院大学、名古屋商科大学、愛知県陶磁美術館の3か所に、11月の土日祝日の10日間開設をいたします。

 ただ、愛知学院大学は、12日・13日の土日は大学の予定がありますので、その2日間だけは使えませんが、あとは大体1,870台とかですね、1,530台というような形で用意をいたします。園内駐車場が3,120台ですから、1,870台ありますと、ちょうど5,000台、5,000台が用意できるということになりますので、よろしくお願いをいたします。

 それからまた、現在、交通実証実験、MaaS(マース)の実証実験を行っているところでありますが、その一環で、藤が丘駅、万博公園駅(愛・地球博記念公園駅)、八草駅のですね、各駅構内の混雑情報を、アプリ「my route」(マイルート)によりリアルタイムで、9月15日から来年2月(15日)まで提供しておりますので、それも御覧をいただければと思います。

 そして、通常、リニモはですね、利用者は藤が丘方面から(約)8割、八草(方面)から(約)2割ということですので、八草(方面)から来ればそこで混むことはないということでありますので、御利用いただければというふうに思っております。ということでございますね。

 なおですね、昨日・一昨日、土日の状況でありましたが、土曜日はですね、県民の皆様を対象に、土日とも両方とも5,650人のですね、マックスでの御案内状をさせていただきまして、土曜日は県民の方ほぼ。普通は、こういったのは大体、歩留まりというのがありましてね、当日「まあええか」とかいうような形になってですね、100パーセントは普通は来ないんですが、土曜日は、県民の皆様はほぼ100パーセント入場されたということでございまして、ちょっと驚いておりますけれども。日曜日がちょっと、全国から、これは9割ぐらいだったかな、の方が入場されたということですが、駐車場がやはり3,000台ぴしゃっとありましたので、あと、リニモでということも申し上げておりましたんで、駐車場がいっぱいいっぱいになるとかですね、渋滞が起きたということはなかったということでいいんだな。

 ということで、一応この土日は何とか順調にきたということですが、11月はですね、11月の土日は初っ端(ぱな)からいろいろ、5日・6日もいろんな行事が何か用意されているようでありますし、また、その翌週から、11日・12日・13日からはですね、「(あいち)市町村フェア」も始まりますので、これはなかなかですね、私も少し緊張感を持って対応していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 是非、公共交通機関でお越しをいただきますようによろしくお願いをいたします。

(3)スマートシティモデル事業(追加公募分)の選定結果について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/smartcity-modelproject/smartcity-modelproject2022-2.html​

 最後にですね、3点目、スマートシティモデル事業の追加公募分の選定結果について申し上げます。

 急速な高齢化や環境問題など様々な地域課題の解決を図るため、県内の市町村においては、スマートシティの実現がこれからのまちづくりの重要なテーマとなっております。

 そこで、愛知県では、スマートシティの取組を促進していくため、県内市町村を対象に、ICT等の先進技術を実用化、事業化できる民間事業者等の方と連携することを条件として、スマートシティの取組のモデルとなる事業の公募を4月に開始し、6月に岡崎市、半田市、刈谷市の3市を選定しました。

 この時に選定されなかった市町村を始め、スマートシティの取組を進めたいという意欲のある市町村が他にもありましたので、スマートシティの取組を更に加速するため、9月にスマートシティモデル事業の追加公募を行い、この度、豊橋市、春日井市、大府市の3市を選定いたしました。

 豊橋市では、「ICTを活用した糖尿病予防事業」に取り組んでいただきます。この取組は、豊橋市が認定した健康経営企業の従業員の協力を得て、アプリにより常時、血糖値のモニタリングを行います。そのデータを基に、AIを活用した食事指導などのカウンセリングを行うことで、野菜の適切な摂取など参加者の行動変容を検証いたします。

 続いて、春日井市では、「MaaSアプリを活用した公共交通利用促進と交通行動変容の働きかけ」に取り組んでいただきます。この取組は、MaaSアプリを活用し、デジタルチケット販売や、市のAIオンデマンドバス等の連携を行い、利便性を向上することで、公共交通の利用促進に向けた市民の行動変容や費用対効果を検証します。検証結果を基に、市民が公共交通を継続して利用し続ける仕組みの確立を目指します。

 大府市では、「MR技術を活用した認知症予防意識向上に向けた実証事業」に取り組んでいただきます。この取組は、仮想世界と現実世界の情報を同時にユーザーに提供する最新のMR技術ですね。MR技術というのは、2ページのところに書いてありますが、Mixed Reality(ミックスド・リアリティ)ということで、仮想世界と現実世界の情報を同時にユーザーに提供する技術ということでございます。これを活用した認知症予防意識向上に向けた実証事業に取り組んでいただきます。この取組は、仮想世界と現実世界の情報を同時にユーザーに提供する最新のMR技術を活用した脳トレソフトウェアを使って、ゲーム感覚で「楽しく」を脳トレ体験することで、「認知症予防活動への参加興味」を喚起します。国立長寿医療研究センターからのアドバイスを得ながら、効果を検証し、認知症の予防意識向上に向けた取組を進めます。

 これらのモデル事業を通じて成功事例を創出し、市町村を対象とした成果報告会の開催などにより、その横展開を図りながら、難題解決に向けたスマートシティの取組を県内全域で進めてまいります。

 ということでございまして、資料を御覧いただきますとね、1ページに今申し上げた趣旨。もともと、4月に公募を開始して、6月に3市を選定しましたが、実際八つの市が手を挙げていただきましたので、非常に意欲が高いということで、予算を追加したらやりますかと言ったら、やりたいという方々がおられましたので。これは6月補正だったっけな。

【政策企画局長】 9月の補正です。

【知事】 9月の補正か。9月の補正でやって、その補正予算とは並行的にもう募集をかけておきました。そうしないと年度内に間に合わないのでですね、議決を前提にといいますかね、その条件として、そうした募集をかけておりましたら、今回、この豊橋市が「ICTを活用した健幸なまちづくり事業」、糖尿病の予防事業ということですね。基本、やはり行政だけでできませんので、やっぱり民間企業がこういうふうに入っていただいてね、損保会社(SOMPOひまわり生命保険株式会社)から、(株式会社)タウンドクター、カゴメ(株式会社)さんから(株式会社)八神(やがみ)製作所から、非常に、何といいますかね、バラエティーに富んだコンソーシアムかなと。

 2ページ、春日井市も、「MaaSアプリを活用した公共交通利用促進(と交通行動変容の働きかけ)」ということで、春日井市にね、名古屋大学、名鉄(名古屋鉄道株式会社)さん、(一般財団法人)計量計画研究所といったところで、そういう専門家の皆様に入っていただく。

 大府市さんは、さっきの「Mixed Reality(MR)技術を活用した認知症予防(意識向上に向けた実証事業)」ということで、何といっても国立長寿研(長寿医療研究センター)がありますから、その技術、アドバイスを得ながら、大府市と日本電気(株式会社)、NECさんとでですね、長寿研と組んでやるということで、非常に、何ていいますかね、意欲的な取組ではないかというふうに、意欲的なチャレンジだというふうに思っております。

 それぞれの市が作りましたPR資料ですね、提供資料を付けておりますので、また御覧をいただけたらというふうに思っております。

 大変いいコンソーシアムではないかなというふうに思いますね。ですから、そういった各市の取組を、私どももしっかりとですね、応援をしていきたいと。

 ですから、今年度はこれで6か所そろいましたので、それを具体的にどんどん進めていっていただいて、それをまた横展開をしていければというふうに思います。

 10月中をめどに事業委託契約を締結し、モデル事業を実施をしていきたいと。年度末には成果の報告会を開催をいたします。

 ということで、その成果を更に大いにPRしていただきましてね、県内市町村に横展開できるように、スマートシティの取組をしっかりと後押しをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

(4)新型コロナウイルス感染症について

(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/​)

 以上ですね、報告事項3点申し上げましたが、(新型)コロナの状況はですね、また、午後の会見で本日発表の陽性者数。

 今日は何だ、午後の3時20分か。そうですね、今日は3時から「(愛知県)経済安全保障に関する協議会」がありますので、冒頭に私から挨拶した後に会見に行きます。3時20分を予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。

 その折にコロナの状況を申し上げますが、入院患者さんは、今、コロナ病床で298人まで減っておりまして、やはり入院状況等は落ち着いてきているということでありますが。また新規陽性者数もですね、人口10万人当たりの感染者数は、直近1週間平均で43番目、43番目ということで。この今の状況を見ますとですね、直近1週間の10万人当たりを見ますと、やはり大都市圏域というよりも、いわゆる地方の県が増えているということで。

 先週、国のアドバイザリーボードでの学者さんのレポートでも、やはり地方で増えているので、それがまたこの全国旅行支援などで人の往来が活発になると、また大都市部に帰ってくるんじゃないかというようなこともですね、懸念されますので、そこはしっかりウオッチしなければいけないというレポートがありましたが、実際にこの四、五日といいますか、この1週間ぐらいかな、先週より増えていますんでね、愛知県もね。曜日曜日を比較しますと。リバウンドとまではまだ言い切れないとは思いますが、完全に下げ止まっているということでもありますし、そこはやはり慎重にですね、ウオッチ、注視をしていかなければならない状況だというふうに思っております。

 なので、オミクロン(株)対応、2価ワクチンも始まり、BA.4/5ワクチンももう接種が一部で始まりましたので、ワクチン接種をね、是非お一人でも多くの方に一日でも早くね、していただくようにお願いをしたいというふうに思っております。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)愛・地球博記念公園の来園時における公共交通機関(リニモ、鉄道、バス、タクシー)の利用促進について

【質問】 直行バスの運行が5か所から出るということですが、その中で、(1)から(4)((1)名古屋駅、(2)中部国際空港、(3)豊田市内、(4)尾張瀬戸駅からのバス)については「中部運輸局にて審査中」となっていますけれども、基本的にはこのとおり運行するというふうに見てよいでしょうか。

【知事】 バスの(1)から(4)。ああ、これね。中部運輸局(にて審査中)。

 そうです。今、一応、手続的には審査中でありますけど、このようになります。

 

【質問】 結構たくさんのところから直行バスが出るという印象を受けますが、改めて、こういうふうに準備されている狙いを教えてください。

【知事】 やはりですね、このジブリパークがオープンする前からもですね、やはり猿投(さなげ)グリーンロードですね、名古屋高速から、また名古屋の東部から、この名東区からずっと東に行く道路については、あの沿線にですね、この数年前から大型商業施設がオープンしたということなどもありですね、やはり土日祝日は、これまでも土日祝日は渋滞が起きていたと。そして、万博公園でいろんな行事・イベントをやったときも、やはり土日祝日は渋滞が起きていたと。

 さらにですね、いろんな行楽シーズンですね、特にこれから紅葉のシーズンになりますとね、香嵐渓(こうらんけい)などあちらの方に行くということで、また土日祝日は渋滞が起きていたということもありますので。それに万博公園といいますかジブリパークの入園者が上乗せしてくるということになりますとね、やはり長久手市始め地元の皆様からはですね、やっぱり渋滞が大丈夫かという声をね、もうジブリパーク構想を表に出した最初からずっと言われておりますので、私どもは、道路の構造的なハード整備も20億円近くかけてやってきました。

 駐車場整備もですね、既存の駐車場も整備をし、あと、北側にも駐車場を整備をし、そして大学のですね、駐車場も土日にお借りしながら、ピストン輸送でもしながらですね、やるということもやりましたが、基本的にはリニモの公共交通機関と、そしてこのバス、タクシーをね、こうしたものを利用していただきたいということで。特にこの直行バスについては、各バス会社さんなどにもお願いをさせていただきながら、こうして配備、整備をね、進めてきたということでございます。

 (ジブリパークが)11月1日からオープンします。11月はやはり、愛知県はそんなにまだまだ寒くなるような季節でありませんし、11月はやはり紅葉の見頃にもなりますから、行楽シーズンにも重なるということもありますので、やはり念には念を入れてのですね、この対応。リニモに加えて公共交通機関の、輸送能力が大きいという意味で、このバスですね、直行バスの整備、配備も今回させていただきました。

 是非こうした公共交通機関を御活用いただいて、渋滞なく、待ち時間も少なくして、安心・安全で快適にですね、万博公園へお越しいただき、ジブリパークを御利用いただけたら有り難いなというふうに思っております。

 なお、この間の、私は、12日の内覧会も、それからこの15日・16日の土日も朝、内覧会に来られたお客さんをね、お出迎えさせていただきましたが、ちょうどどの日も大変天気がよくてですね、秋晴れで季節的にもさわやか。ちょっと暑いぐらいの日もありましたが、ちょうど10月なので万博公園の中の花壇とかいろんなところも秋の花がいっぱい見頃になっておりますしね、非常に緑も豊かでね、何かしっとりした、落ち着いたといいますか、非常に何か居心地のいい公園になっているなと。

 そこにジブリパークがあるので、居心地のよさとわくわく感を併せ持ったね、自分で言うのもなんですが、いい公園になったなと。大芝生広場でね、たまたまこの土日、15日・16日はイベントがありませんでしたので、大芝生広場は人工芝がぽんぽんと二つあってですね、ステージもあって、そこで親子連れの皆様がね、キャッチボールをやったりボールを蹴っていたり、ちょっとしたテントも張ってごろんごろんしているというのを見ると、本当にほほ笑ましいというか、いいなという感じがしますね。なかなかあれだけの雰囲気を醸し出せる公園っていうのは、もうそう全国的にもないのではないかなと思ってね。

 是非ジブリパークにお越しを、皆様ね、来て楽しんでいただきたいと思いますが、そうでなくてもね、やっぱりあの万博公園に来ていただいてね、その雰囲気を味わっていただいてね、楽しんでいただけたら有り難いなというふうに思っております。

 それとですね、今回、この11月1日のオープンというのは、あくまでも第1期オープンなんで、来年度ですね、また1年後には「もののけの里エリア」がオープンしますし、来年度末、ですから2024年の2月、3月になろうかと思いますが、年度末までには一番巨大なエリア、「魔女の谷エリア」がオープンいたしますし、そこが一番アトラクション的には大きいんですね。面積的にも大きいし。

 出し物としては、もう建物として、立体の造形物でなくて建物として「ハウルの動く城」があり、それからそれに出てくる「ハッター帽子店」があり、「魔女の宅急便」に出てくる「グーチョキパン屋」があり、キキの部屋(「オキノ邸」)がありですね、それから「アーヤと魔女」の「魔女の家」がありということと、あとレストランも作りますし。

 そういう意味では、あそこが一番エリアとして大きいので、それができたときにも、ちゃんと、渋滞なく、安全・安心・快適にですね、お客さんに来ていただけるということにしないといけないので。今回のこの11月のジブリパーク第1期オープンは通過点だと思いますので、その先を見据えますとね、やはり私どもは、できるだけ快適に来ていただけるような形のね、対応をしっかり作っていきたい。

 そうしませんとね、これから更にいろいろな声を頂いて、このジブリパークはまだまだ発展、進化していくんですよねと言って、この間、12日に私も宮崎吾朗(みやざき ごろう)監督にも言われましたが、それはおいおい考えますということですから、やっぱり考えていきたいと思いますのでね、やっぱりアクセスはしっかり作っていきたい、そういうふうに思っております。

(2)ジブリパーク開園前内覧会の混雑状況について

【質問】 今、ジブリパークの内覧会のお話がありましたが、「ジブリの大倉庫」などの混雑状況はいかがだったでしょうか。

【知事】 特に特筆することの報告は聞いておりませんので。昨日の状況はちょっとまだ報告を受けてないので。

 昨日、朝に行ったときに、「土曜日はどうでした」とジブリパーク社の皆様ね、スタッフの皆様、ジブリの皆様に聞きましたら、確かにですね、写真を撮るエリアについてはやっぱり並ぶと。並ぶし、結構、こう何か、だんご状態になるということですが、人を張りつけて、こうやって交通整理をやりますので、そこをやるとですね、大きな、何ていいますかね、混乱のようなことはなかったと。粛々と皆様は楽しんでやっていただいた。

 ただ、写真を撮るやつはちょっと待っていただかないといけないときはあったと。それはある程度仕方ないかなと思いますが、大体、人を配置して交通整理をやりますとね、順調にといいますかね、大きな、そうした、何ていいますか、混乱もなく、順調にいきましたよということは(報告を)頂いております。

 あと、そうだ、そうだ。それとあれですね、やっぱり最後の出口のところのグッズショップのところは、これはいろいろ。前のジブリのですね、去年のジブリの大博覧会にしても何にしても、私も7月に長野県の「ジブリパークとジブリ展」、今度うちの県美(愛知県美術館)でやるやつに行きましたけど、やっぱりグッズショップのところ、最後のところはですね、皆様は思い出に浸りたいのと、やっぱりこれもこれもという形で結構たくさんお買い求めいただいていたので、特にレジのところが混むと。大分広く作ったつもりですけどね。あれは、普通の美術館とか博物館のジブリ展の何倍かのスペースですからね。普通のところはもっと小っちゃいので。

 なんですけれども、これはちょっと致し方ないところがあるかなと。ちょっと、どういう工夫ができるかあれですが、そんなところがちょっと目立ったぐらいで、あとは、中はですね、非常にスムーズに御覧いただけたんではないかというふうに報告は受けております。

 ただ、11月1日のオープンからは、最初のときはやはり、それも毎日毎日というか、これはもう県民デーは別にして、全国から来られる方で、やっぱりジブリの、最初はコアなファンな方が何倍かのあれを、倍率を乗り越えてやってこられた方でもありますし、それも11月から有料の入場者でありますので。そうなると、結構じっくり見られて、グッズショップなんかでも、結構たくさん買っていかれるとなると、少し時間がかかるかもしれませんけど。

 ですから、それは有り難いことなんで、そうなっても、やはり人を配置して、スムーズにいけるようにね、対応していきたいと思っております。