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【コロナウイルスとは】
コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスがあり、現在流行しているのが「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。
ウイルスは自分自身で増えることができず、粘膜などの細胞に付着して入り込み増えます。健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいますが、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
流水と石けんでの手洗いや手指消毒用アルコールによって感染力を失わせることができます。
【感染経路】
現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
(1)飛沫感染 感染者の飛沫(くしゃみ、咳(せき)、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすとき
(2)接触感染 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。
※感染場所の例:電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなど
(内閣官房HPより抜粋)
県民の皆様におかれましては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の手洗いや咳エチケットなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。
【正しい手の洗い方】
まず、手洗いの前に爪は短く切っておきましょう。また、時計や指輪は外しておきましょう。
(1)流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
(2)手の甲をのばすようにこすります。
(3)指先・爪の間を念入りにこすります。
(4)指の間を洗います。
(5)親指と手のひらをねじり洗いします。
(6)手首も忘れずに洗います。
洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。
くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれません。次のような咳エチケットを心がけましょう。
・マスクを着用します。
・マスクを持っていない場合は、ティッシュ・ハンカチなどで鼻と口を覆います。
・とっさの時は袖や腕の内側で覆います。
・周囲の人からなるべく離れます。
【正しいマスクの着用法】
(1)鼻と口の両方を確実に覆います。
(2)ゴムひもを耳にかけます。
(3)隙間がないよう鼻まで覆います。
厚生労働省・経済産業省・消費者庁の3省庁が特設ページを開設し、国が示す有効な消毒・除菌方法(手や指などのウイルス対策、モノに付着したウイルス対策、正しい清拭消毒の方法など)についてまとめています。
これらの情報を参考に、適切な消毒・除菌を行ってください。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
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多くの方が集まるイベントや行事等に参加される場合も、お一人お一人が頻繁な手洗いや咳エチケットなどの実施を心がけていただくとともに、イベントや行事等を主催する側においても、会場の入り口にアルコール消毒液(※)を設置するなど、可能な範囲での対応を検討いただけますようお願いいたします。
※アルコール消毒液について
消毒する部位に吹き付けるか薬剤を含ませた布で拭き取って使用してください。エタノール(70~80%)やイソプロピルアルコール(70%)の製品が市販されていますので薄めずにそのまま使ってください。
なお、消毒薬の一つである逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)は、一般的にウイルスに対して十分な効果が得られないとされています。
・発熱・その他の症状がある場合は、下記のフローを参考にしてください。 https//www.pref.aichi.jp/soshiki/kansen-taisaku/-hatsunetsusonota.html
・妊娠中ならびに妊娠を希望される方はこちらをご覧ください。
・透析医療機関におかれましてはこちらをご覧ください。
⇒新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報(日本透析医学会)